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クルマのシートを汚してしまった場合の対処法

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マイカーをお持ちの方で、ペットの粗相や食べこぼし、タバコ臭などシート汚れにお困りの方は多いはず。今回はそんな時の対処方法として、
①自分で洗剤などを用意して清掃する
②業者さんにシートクリーニングを頼む
の2つの方法をご説明します。是非参考にしてください。

①、②それぞれの方法のメリット・デメリット

自分で洗浄する場合のメリット

・作業代がかからないので費用が安い。
・洗剤など、一度用意してしまえば好きな時に出来る。
・掃除機や粘着クリーナーなどは家の掃除道具を転用出来る。

自分で洗浄する場合のデメリット

・最初に道具類と資材の準備に費用がかかる。
・汚れの種類によっては時間をかけても完全には綺麗にならない場合もある。
・手間と時間がかかる。

スチームクリーナーなどの家電道具を揃える場合は別ですが、基本はご自宅で使用されている清掃道具が転用できますし、専用洗剤などの資材費もそこまで高額ではありません。

一度で使い切るわけではないので、2回目以降は不足した資材の補充代だけで済みますし、汚れが気になった時はいつでも作業が可能です。また作業内容自体は難しくありませんので、汚れの程度によっては思ったより簡単にキレイにする事が可能です。

反面、汚れの種類や程度によっては完全に落とし切れなかったり、スチームクリーナーなどを買わなければならなくなったり、何種類もの洗剤を試すなどの手間や費用がかかってしまうケースもあります。完璧な仕上がりにこだわりたいなら業者さんに頼んだ方が良いでしょう。

業者さんに頼む場合のメリット

・対応業者は多く、比較的簡単に頼める。
・業務用機材だからこその高い洗浄効果が期待できる。
・除菌や抗菌、消臭など業務用機材ならではのプラスアルファの処理も可能。
・洗車やバッテリー交換などそのほかの作業も同時に頼める。

業者さんに頼む場合のデメリット

・費用が高い。(2.5万円~5万円程度、車両サイズや汚れの種類・程度による)
・場合によっては作業日数に数日を要する。

専門家にお願いをするので仕上がりについては言うまでもありませんし、除菌や消臭など業者さんならではの処理も可能です。またシート以外の気になる箇所も併せて見てもらえるのでトータル的な点検とリフレッシュが可能です。

ただし勿論費用はかかります。専用機材と資材を使用しますし、工賃(作業代)もかかりますので汚れの程度によっては思ったよりも高額になる事もあります。また業者さんの繁忙期などは想定を上回る日数を要するなどの可能性もあります。

汚れの程度や大きさによっては、まずご自身で出来る事を試してみてからでも遅くはありません。

それぞれのメリットとデメリットはご理解いただけましたでしょうか?
次に具体的な方法について、代表的なものを挙げておきます。

①、②それぞれの具体的方法例

自分で洗浄する方法例

①必要な道具を準備します。シートや汚れの種類と程度から最適な物を用意して下さい。

 例)スチームクリーナー 5,000円~20,000円位 充電式が便利
   シートクリーナー  1,000円位 シート素材によって種類あり
   中性洗剤      500円位 汚れの種類によっては食器洗剤なども可
   重曹        500円位 霧吹きに重曹水を入れて使います
   掃除機       5,000円~ ご家庭で使用しているものでOK 
   粘着クリーナー   500円位 ご家庭で使用しているものでOK
   タオル/雑巾

②掃除機や粘着クリーナーを使い、ホコリや砂を取り去ります。
 ※ホコリや砂が舞うので、マスク着用や窓を開けるなどの対策を。

➂シートクリーナー・中性洗剤・重曹水で拭く。
 ※ゴシゴシと擦り過ぎると傷つくので注意してください。 
 ※スチームクリーナーがあればスチームクリーナーで洗浄。

④水拭きする。
 ※洗剤類の拭き残しが無いよう、数回繰り返してください。

➄乾燥させる。
 ※湿ったままだとにおいとカビの原因になります。
  日当たりなどを意識して、十分な乾燥を。
  必要によってはドライヤーや扇風機などを使用してください。

業者さんに依頼する方法例

①お願いをする業者さんに状態を伝え、見積もり金額を確認する。
 ※出来れば複数社から見積もりをもらいましょう

②日程や一緒にお願いする作業を打合せて、当日車を引渡し。
 ※シートクリーニングはカーディーラーやコーティング業者さん、
  ガソリンスタンドなど多くの業者さんでお願いする事が出来ます。

金額や一緒に受けたい作業の内容によってどこに依頼するのか選んでください。前述の通り、2.5万円~5万円位が一般的な料金として多数掲載されています。
たくさんありますので色々と探されることをお勧めします。

以上、2つの方法についてご紹介させていただきました。

汚れの程度や希望する仕上がりで使い分け

それぞれのメリット・デメリットをもとに、予算や状態などにあわせてその時々でご自身に適した方法を選択していただければと思います。

汚さない為の予防策とメリット

シートの汚れ解決にはどちらにしてもお金や時間がかかる事はよくご理解いただけたかと思います。出来る事ならそうなる前に、面倒くさがらずにこまめな拭き取りをして、汚れが広がったり深く染み込んだりすることを防ぎ、最小限の出費で抑えられるように気をつけましょう。

また汚してしまった後の対処よりも汚さない為の予防に取り組むことが先決です!
ペットを乗せる方やお子様が小さい時期、仕事で機材などを積まれる方などシートを汚すリスクが高い時には、市販のシートカバーを付けるなどちょっとした事をするだけで、クルマの売却時の評価点が上がり、結果高く買い取ってもらったという事例は多数あります。

どうしようもない状態なら…

最後にもう一つ。あまりにも状態がひどい場合には、解体業者さんや中古パーツ屋さんにて中古シートを購入し、シートごと付け替えるという方法もあります。運転席、助手席はもちろん、後部座席も可能です。
自分では探せないという方なら、割高にはなりますが修理業者さんにお願いすれば中古シートを探すところからやってくれます。
しかし、当然費用は上がりますし、経年による劣化は個体ごとに違うので多少他のシートとは色合いが違ったりする場合もありますので注意が必要です。
くれぐれもこうなる前の早めの対処を心掛けましょう!

この記事を書いた人

「株式会社はなまる」監査役。1975年生まれ。10年近く会計事務所で経理総務全般の経験を積みながら、税理士、行政書士登録。その後、IT系ベンチャー企業のIPOの準備に携わるなど活動。現在はインターネットとクルマの可能性を世の中に伝えたい。家族・食べること・愛車のセレナが大好き。おもに廃車の手続きや税金に関するコラムを執筆。

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