2021.01.20

冠水(水没)被害に遭った時の対処法は?

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昨今ニュースやテレビで「川の増水、氾濫」という言葉をよく耳にするようになりました。
2018年は西日本豪雨、2019年は東日本豪雨、2020年には九州地方で水害に見舞われ、たくさんの方々が被害に遭われたことをみなさんもご存じかと思います。水害と聞けば「台風の影響」が大きいのでは?と思われる方も多いのですが、台風の上陸数は意外と増えていません。世界的な気候変動に影響を受けるところが大きいと言われている「ゲリラ豪雨」が、ここ数年の水害の要因になっていると考えられます。

今後、いつどこで水害の被害に遭うかは誰にも予測する事ができません。
もし被害に遭ってしまった場合、どのように対応すればいいのかを解説していきます。

冠水車とは

水害の被害により車体の大部分が水につかってしまった車の事を「冠水車」と呼びます。日本自動車査定協会の査定基準では、冠水車は「室内フロアよりも上まで浸水した車」または「浸水の痕が複数ある車」と明確に定義されており、そのような車には「冠水歴」が付けられます。

冠水歴は冠水車がディーラーに持ち込まれた際に付けられるケースもあれば、日本オートオークション協議会が開発した「走行メーター管理システム」に冠水歴有りという履歴が登録されることもあります。どちらにせよ一度冠水歴が付いてしまった車はその先ずっと冠水車扱いとなってしまいます。

「冠水歴有り」にならないケース

水が浸入してしまった全ての車が冠水歴有りになるわけではありません。

  • 室内には水が浸入していないが、エンジンが水を吸ってエンジンだけがダメになってしまった場合。
  • 雨漏りにより水が室内に侵入してしまった場合。

上記の場合、冠水歴車とは見なされないこともあります。しかし、冠水歴有りとなるかならないか、素人による判断は難しいので専門の査定士に相談することをおすすめします。

もし車が冠水してしまったら

保険会社へ連絡

まずはご自身が加入している自動車保険会社に連絡をしましょう。車両保険に加入している場合、保険金が支払われます。ただし、加入内容により保険金が支払われないケースもありますので、もしもの場合に備えてあらかじめ問い合わせをしてみましょう。

エンジンをかけない

フロアマットが濡れたくらいの浸水だから大丈夫、と思ってもエンジンはかけないようにしましょう。水は配線をつたってコンピューターにまで侵入する可能性もあります。また、ハイブリッド車はバッテリーをフロアの下に配置している車種もあり、最悪の場合ショートして火災になるケースもあるので、くれぐれもエンジンはかけないようにしましょう。もし可能であれば、バッテリーのマイナス端子を外しておくとよいでしょう。

レッカーで修理工場に運ぶ

必ず自走で移動させるのではなく、レッカー業者に依頼しましょう。加入している自動車保険にレッカー補償が付いている場合は、保険適用で車を運ぶ事ができます。実費の場合は2~3万円くらいが相場(15km圏内)と覚えておきましょう。

修理する場合の注意点

冠水してしまった車は全て修理できないという事はありませんが、次の注意点を参考に修理をするのかしないのか判断をしましょう。

冠水歴は消せない

修理が完了して普通に乗れるようになっても冠水車扱いとなることを理解しておきましょう。また、修理後に売却する際も冠水車である申告が必要になります。冠水した事実を黙って売却し、その後冠水歴が発覚するとトラブルになるのでご注意を。

完璧に元の状態にはならない

冠水車は完璧には修理できません。水は乾けば見えなくなってしまうため、どこまで浸水していたかを修理業者が判断するのは困難になります。しかし、全ての部品を交換するのも修理代が高くなります。そのため、本来交換が必要だった部品が交換されず、修理後動くようになっても数か月後に止まってしまうという可能性もあることを理解しておきましょう。

錆が出たりにおいが残る場合もある

浸かった水が淡水か海水かによって違いますが、海水が浸入した場合だと見えない部分に錆が出てくる可能性が高く腐食につながります。

また、淡水でも海水でもにおいは残ります。これは、車は密閉空間であり、水が引いた後も湿気がかなり残り、菌の増殖に繋がるためです。この浸水による独特の臭いは芳香剤でも取る事が難しくなります。

冠水車を修理せずに売却できるのか?

結論からいうと、売却することは可能です。
当然ながら年式、車種、どの位まで浸水したかにより金額は大きく違ってきます。また、ディーラーや一般の買取店ではあまりいい金額はつかないでしょう。それは、冠水歴の付いてしまった車を小売りしにくいということや、そもそも冠水車をいくらで買取すればいいのか分からないという理由が挙げられます。

しかし、冠水車を専門に買取している会社もあります。そのような会社は海外に独自の販売ルートを持っています。海外では性能の高い日本車は人気があるため、冠水歴がある車でも気にせずに乗られるらめ、買取専門の会社を探すことで想像以上の価格で売却できた!ということもあるかもしれませんね。

まとめ

冠水被害に遭った時の対処法を簡単に解説しました。
災害の被害に遭わないこしたことはありませんが、未来の事は誰にもわかりません。万が一災害に巻き込まれてしまった場合は、この記事を参考にしてみてください。

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この記事の監修者

澤井 勝樹

「株式会社はなまる」監査役。1975年生まれ。10年近く会計事務所で経理総務全般の経験を積みながら、税理士、行政書士登録。その後、IT系ベンチャー企業のIPOの準備に携わるなど活動。現在はインターネットとクルマの可能性を世の中に伝えたいとソコカラコラムを執筆中。家族・食べること・愛車のセレナが大好き。おもに廃車の手続きや税金に関するコラムを執筆している。

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