2026.06.16

【専門家監修】免許返納は何歳で?年齢目安とチェック方法。返納後の支援制度も解説

Japanese informational banner about the age to surrender a license, noting expert supervision and post-surrender support; green bottom strip emphasizes ongoing explanations.

「最近、運転中にヒヤリとする場面が増えた」

「家族から『そろそろ運転をやめたら?』と心配されるようになった」

もしそう感じているなら、それは運転免許の自主返納を考える良いタイミングかもしれません。
しかし、「何歳で返納すべきか」「返納後の生活が不便にならないか」といった不安はつきものです。

この記事では、免許返納を検討する際の「年齢の目安」をはじめ、客観的な運転能力のチェック方法、返納のメリット・デメリット、具体的な手続き方法を網羅的に解説します。さらに、車買取の専門家視点から「返納後の愛車のお得な手放し方」についてもお伝えします。

【この記事の執筆監修】車買取ソコカラ 中古車査定士:浅野

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免許返納を考える「年齢の目安」とは?

免許返納

「何歳になったら免許を返納しなければならない」という、法律上の義務(強制的な年齢制限)はありません。あくまでドライバー自身の意思による「自主返納」が原則です。

しかし、一般的には「70歳〜75歳」を機に免許返納を検討・決断する方が急増します。その理由は、加齢に伴う身体能力の低下と、免許更新時の制度にあります。

【表】年齢別:運転免許更新時の要件まとめ

以下の表の通り、70歳を超えると免許更新のハードルが段階的に上がります。これを機に自身の運転能力を見つめ直す方が多いのです。

年齢の目安更新時の要件・義務返納を検討するきっかけ
70歳〜74歳高齢者講習の受講が義務化実車指導で自身の衰え(反応の遅れ等)を自覚した時
75歳以上認知機能検査が追加で義務化検査に不安を感じた時、または結果が芳しくなかった時
75歳以上(※)運転技能検査(実車試験)が義務化
※過去3年間に特定の違反歴がある方
試験に合格できず、更新ができなかった時

※2022年の道路交通法改正により、一定の違反歴がある75歳以上のドライバーには「運転技能検査」が義務付けられました。

自身の運転能力を客観的にチェックする方法

ハンドル

安全運転を続けるためには、ご自身の能力を客観的に把握することが重要です。
以下のポイントに複数当てはまる場合は、返納のサインかもしれません。

視力・動体視力

夜間の運転が見えづらい、標識の発見が遅れる

判断力・記憶力

よく知っている道で迷う、アクセルとブレーキの足の移動がスムーズにいかない

反応速度

急な飛び出しに対して、すぐにブレーキを踏めない(ヒヤッとする)

70歳以上の「高齢者講習」や75歳以上の「認知機能検査」は、まさにこの能力を客観的に測る絶好の機会です。結果を真摯に受け止め、無理のない決断を下しましょう。

参考記事)免許返納のメリットは?注意点や手続き方法まで詳しく解説!

免許返納のメリット・デメリットを理解する

メリットデメリット

免許返納は生活に大きな変化をもたらします。メリットとデメリットを比較して、事前に心構えをしておきましょう。

メリット(プラス面)デメリット(マイナス面)
交通事故の加害者・被害者になるリスクがなくなる
・車の維持費(ガソリン、保険、車検代等)が浮く
・「運転経歴証明書」で様々な割引特典が受けられる
・家族の心配や不安を解消できる
移動手段が制限され、不便になる
・公共交通機関が少ない地域では死活問題になる
・「運転できない」という喪失感や心理的負担
・家族に送迎を頼む負担が発生する

最大のメリットは「取り返しのつかない重大事故のリスクをゼロにできること」です。デメリットである移動手段の制限については、後述する支援制度を活用することで大きくカバーできます。

免許返納の手続きと費用について

免許返納の手続きは非常にシンプルです。

手続き場所

・運転免許センター、運転免許試験場、お住まいの地域の警察署

必要なもの

・運転免許証(返納する現物)

・申請用写真1枚(縦3.0cm×横2.4cm / 運転経歴証明書を希望する場合)

・印鑑(認印でOK)

費用

免許の返納自体は「無料」です。
ただし、特典を受けるための「運転経歴証明書」の交付には手数料1,100円
がかかります。

免許返納後の生活を支える支援制度(運転経歴証明書)

高価買取のポイント

免許を返納した際、絶対に申請しておきたいのが「運転経歴証明書」です。これは身分証明書として使えるだけでなく、提示することで以下のような様々な特典(シニア特典)を受けられます。

公共交通機関

・バスやタクシーの運賃が10%割引など

商業施設

・スーパーでの買い物割引、配送料の無料化

自治体の支援

・タクシー券の交付や、コミュニティバスの無料パス配布など

※特典内容は各自治体や協賛企業によって異なります。「〇〇市 免許返納 特典」で検索するか、市役所の窓口で確認してみましょう。

家族に免許返納を促すためのコミュニケーション術

もし、あなたがご家族の運転を心配して返納を勧めたい場合は、頭ごなしに「危ないから免許を返しなさい」と否定するのはNGです。

長年運転してきた誇りを傷つけないよう、まずは「最近、車に擦り傷が増えたね」と事実をベースに心配している気持ち(共感)を伝えましょう。
その上で、「市からタクシー券が出るみたいだよ」「一緒に買い物に行く日を増やそうか」と、返納後の生活への不安を取り除く代替案(解決策)をセットで提案するのが効果的です。

返納後の車はどうする?不要になった車の賢い手放し方

免許を返納して車に乗らなくなった場合、放置せずに早めに車を手放すこと(売却や廃車)を強くおすすめします。乗らなくても、所有しているだけで毎年の自動車税や駐車場代がかかり続けてしまうからです。

「古い車だから」「傷だらけだから」と諦めて廃車費用を払う必要はありません。
『車買取ソコカラ』のような専門の買取業者に依頼すれば、年式が古い車や走行距離が多い車でも、パーツとしての価値や海外輸出の需要を見出し、原則1万円円以上で買取(費用負担なし)をしてくれるケースがほとんどです。

免許返納の手続きとあわせて、車の買取査定も早めに進めておくことで、経済的にもスムーズに新しい生活へ移行できるでしょう。
廃車の賢い手放し方を知りたい方は廃車売却完全ガイドも合わせてお読みください。

まとめ:後悔しない免許返納のために

運転免許の返納は、「いつか」ではなく「今、安全なうちに」決断することが大切です。

年齢による法律上の義務はありませんが、70歳の高齢者講習や、日々の「ヒヤリハット」を一つの目安としてみてください。

免許を手放すことは寂しいかもしれませんが、交通事故のリスクから解放される安心感は計り知れません。「運転経歴証明書」の特典や、車の買取による資金化などを賢く活用し、安全で豊かなこれからの生活をスタートさせましょう。

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この記事の監修者

浅野 悠

中古車査定士【元レーシングドライバーの目線を持つ、クルマ査定と実務のプロ】 1987年生まれ。「クルマ買取ソコカラ」の小売事業部門を統括する責任者。 学生時代はレーシングドライバーとして活動し、ドライビングテクニックだけでなく、マシンの構造や整備に至るまで深い造詣を持つ。現在はその専門知識を活かし、JAAI認定 中古車査定士として車両の適正な価値判断を行うほか、売買契約や名義変更などの複雑な行政手続きも日々最前線で指揮している。 「プロの知識を、誰にでもわかりやすく」をモットーに、ユーザーが直面するトラブル対処法や手続きの解説記事を執筆。

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