2020.06.29

スピードメーターが車検でチェックされる理由

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車を運転しているとき、必ず目にするのがスピードメーターです。そのメーターの針が50キロを指しているとき、本当に実際の速度が50キロなのか、正しい速度を指しているのか、と疑問に思ったことはないでしょうか。

車検においてもスピードメーターの機能はチェックされますが、もしメーター表示の速度と、実際の速度との間に違いが生じたら、車検は不合格となるのでしょうか。今回は、このスピードメーターと車検の関係について解説していきますので、ぜひチェックしてみてください。

スピードメーターが車検でチェックされるのは誤差が生じるから

スピードメーターが車検でチェックされるのは、針が指している数値と実際の速度には誤差が生じるからです。誤差が小さい場合は問題ありませんが、大きくなるとスピートを出しすぎて事故につながる危険性もあります。それを防ぐために、車検においてスピードメーターがチェックされるのです。

では、スピードメーターは車検でどのようにチェックされるのでしょうか。以下2つのポイントで解説します。

1.スピードメーターが車検で不合格になるのは誤差の許容範囲を超えた場合

スピードメーターに誤差が生じることは、前提とされています。そのため、多少の誤差であれば合格となるのですが、許容範囲を超える誤差が出ているときには不合格となるのです。

スピードメーターに誤差が生じることは、前提とされています。そのため、多少の誤差であれば合格となるのですが、許容範囲を超える誤差が出ているときには不合格となるのです。

具体的には、2006年(平成18年)12月31日以前に製造された車については、スピードメーターの速度が時速40キロと表示されている場合、実際の速度が時速30.9キロ~44.4キロであれば、誤差の許容範囲とされています。

2007年(平成19年)1月1日以降に製造された車の場合は、スピードメーターに時速40キロと示される場合、許容範囲は時速30.9キロ~42.55キロです。

実際の検査方法としては、検査ができる専用のローラー上に車検対象の車を乗せ、車のスピードメーターが時速40キロを表示するまでアクセルを踏み込みます。そのとき、テスターが実際の速度とメーター表示にどのくらい誤差があるのかを調べるのです。先ほど述べた許容範囲を超えていると判断される場合は、車検は通りません。

2.スピードメーターがよほど壊れていない限り車検は通る

車検におけるスピードメーター検査の許容範囲は、かなり広く設定されています。実際には時速31キロなのに、スピードメーターの表示が時速40キロでも合格します。

スピードメーターの表示が実際の速度よりも過大である場合(実速は時速35キロなのに、スピードメーターが時速40キロとなっている場合など)、約9キロもの違いがあってもよしとされます。

車検前に知っておきたいスピードメーターの仕組みを解説

そもそも、スピードメーターはどのようにして速度を測定しているのでしょうか。ここでは、スピードメーターの基本的な仕組みについて解説します。

1.スピードメーターは車速センサーで速度を計測

小学生のときに算数の授業で習った通り、速度は「距離÷時間」で計算できます。速度は、ある時間にどれだけの距離を進んだのかが分かれば、把握できるわけです。

スピードメーターで表示される数値も、この原理を応用しています。車の速度を測る車速センサーが、トランスミッションの回転周期に比例した電気信号をスピードメーターの表示システムに送信し、それが時速に数値化されて表示されるのです。

メーターがアナログの場合は、電気信号を電流信号に変換して速度計の針を動かし、デジタル表示のときは電気信号をカウントし、数値化して表示します。つまり、走行中の一定時間内におけるトランスミッションの軸の回転数=軸の外周を何周するかを測定することで、速度が分かるという仕組みなのです。

2.スピードメーターの表示速度と実際の速度には誤差が存在

トランスミッションの回転数を測る装置は、タイヤの車軸に付いています。タイヤが回れば、自動的に速度も測定できるわけです。ところが、タイヤの外周は、タイヤによって微妙に違います。車速の計測システムは、純正のタイヤを使用して走行しているときを想定して設定されていますが、タイヤの外周が変わると提示される速さにズレが起こるのです。

タイヤの外周が変わっても、トランスミッションの回転に直結するタイヤの軸の外周は変わりません。そこで誤差が生じてしまいます。タイヤの外周が短くなればメーター表示よりも実際のスピードは遅く、外周が長くなればメーター表示よりも実際のスピードは速くなるわけです。

たとえば、タイヤは使っているうちに摩耗していきますが、それにより外周がわずかに短くなるでしょう。タイヤに入っている空気の量によっても変化します。こうした影響によりどうしても誤差が発生するため、メーター表示50キロ=実際の速度50キロとはいえないのです。

スピードメーターの許容範囲を超えたズレはアウト

スピード―メーターはタイヤの車軸に取り付けられている車速センサーが作動することで機能するという仕組みです。しかし、タイヤの摩耗や空気圧の変化などによりタイヤの外周の長さが変わると、実際の速度とスピードメーターの表示速度に誤差が生じるという問題があります。

車検ではこうした誤差が生じることを前提としており、表示されている速さと実際の速さとのズレの範囲を設定していて、その範囲内であれば原則として合格です。

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この記事の監修者

澤井 勝樹

「株式会社はなまる」監査役。1975年生まれ。10年近く会計事務所で経理総務全般の経験を積みながら、税理士、行政書士登録。その後、IT系ベンチャー企業のIPOの準備に携わるなど活動。現在はインターネットとクルマの可能性を世の中に伝えたいとソコカラコラムを執筆中。家族・食べること・愛車のセレナが大好き。おもに廃車の手続きや税金に関するコラムを執筆している。

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