- 2020.09.25
自動車税の計算方法と仕組みについて
日本では、自動車を所持しているだけで毎年税金が発生します。
この税金は、自動車税あるいは軽自動車税と呼ばれます。
購入時期を問わず毎年決まった時期に支払うため、工夫次第で節税も可能です。
今回は、自動車税の計算方法と仕組みについて解説します。

自動車税の計算方法
自動車税は、総排気量や用途によって細かく定められており、毎年4月1日時点で自動車を所持している方に課せられます。
年度の途中で車を購入した場合、排気量によって定められている1年分の税額に対して、翌年3月までの残りの月分を1ヵ月単位で分割して計算するのが一般的です。
なお、2019年10月1日より消費税が10%になったことに合わせて、自動車税も軽減措置が取られるようになりました。
そのため、増税前と後では税額が異なります。
また、そのほかにも自動車税には優遇措置があります。昨今普及しているエコカーに関しては、大幅な優遇措置が適用されます。
排気ガス規制に対して何%抑えられたかによって支払う税額は変動し、およそ50~75%の大幅な減税が適用されます。
一方で、環境に負荷が大きい自動車に対しては重い課税額が設定されています。新車登録してから一定の年数が経過してしまった自動車に対して適応され、13年経過したガソリン車やLPG車、11年経過したディーゼル車にそれぞれ15%増税となります。
排気量ごとの自動車税
それでは、排気量ごとの自動車税の金額を見ていきましょう。なお、下記にご紹介する自動車税は、2019年10月1日より前に自動車を購入した場合に課税される金額です。

(単位:円)
例として、いくつか見ていきましょう。
総排気量3リットルの自動車だと、1年間分の自動車税は51,000円です。
総排気量2.5リットルの自動車で、6月に購入した自動車の場合9ヵ月分の自動車税となるため、33,700円です。
このように、購入時期によって自動車税は異なります。
2019年10月からの自動車税の変更点
2019年10月1日以降の場合、自動車税はやや軽減されます。
以下の表を参考にしてください。

(単位:円)
支払う税額は異なりますが、仕組みは2019年10月1日以前の自動車税と同じです。
総排気量3.8リットルで10月に購入した自動車の場合、27,200円となります。
自動車税の仕組みを把握しておきましょう
自動車を利用するなら、自動車税は絶対に関わってくる税金です。
毎年決まった時期に支払う必要があるため、今購入したらいくら払わなければならないのか確認しておきましょう。
また、自動車税は月割りであるため、月末よりも月初に購入することをおすすめします。

この記事の監修者
浅野 悠
「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。
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