- 2020.08.04
車検に落ちてしまった場合はどうすればいい?

車検は、1回落ちてしまっても再検査を受けられます。といっても、落ちた原因を改善しなければまた落ちてしまうので、車検に落ちる理由や改善後にどのような手順を踏んで再検査をすればよいのかをご説明します。

車検に落ちる4つの主な理由
車検に受かるには、定められた基準を満たす必要があります。ここでは、車検に落ちてしまう主な理由をご紹介します。
1. 整備基準を満たしていない
車検の合格基準はとても細かく定められていますが、意外にも引っかかってしまうことが多いのがヘッドライトです。ヘッドライトについては、角度などの基準が定められているため、日々の走行などでずれてしまったり、ヘッドカバーの黄ばみで光量が低かったりすると車検に落ちてしまいます。
2.違法なパーツが付けられている
最近は少なくなったものの、違法パーツによって車検に落ちることもあります。たとえば、車高が低すぎたり、エアスプリングを外していたり、マフラーが太すぎて地面からの高さが守られていなかったりすると違法改造とみなされる可能性があります。
改造するつもりがなくても、断熱やUVカットのために貼ったカーフィルムの透明度が低すぎて基準となる80%の透明度がない、という理由でも車検には通りません。
3.必要な書類が揃っていない
基本的なことですが、車検を受けるには必要な書類があります。車検証と自賠責保険証、そして納税証明書の3点が揃っていないと車検自体を受けられません。
※そもそも、車検証と自賠責保険証は、車載しておかないと違反になってしまいますので、注意しましょう。
4.駐車違反やスピード違反などの違反金を支払っていない
道路交通法の改正によって、特に厳しくなったのが駐車違反者に対する罰則です。駐車違反をすると違反金の納付が命じられますが、命じても納付しない人も少なくありません。
そこで施行されたのが車検拒否制度で、違反金を支払っていないと車検証の返付が受けられないのです。返付が受けられないと車検が通ったという証明がないので、たとえ車検場では合格した車であっても公道を走ることができません。
車検に落ちたあとの再検査を受ける3つの手順
車検に落ちても、通らなかった原因を改善すれば再検査を受けることは可能です。ここでは、合計3回まで受けられる再検査についてご説明していきます。
1.車検に落ちた理由を改善する
当たり前ですが、車検に落ちた理由を改善しなければ再検査をしても落ちてしまうので、まずは落ちた理由を改善しましょう。
書類の不備ならきちんと揃える、カーフィルムの濃度が濃すぎるのであれば剥がすなど、すぐに対応できそうな場合はその日に改善するのがベストです。再検査では、通らなかった項目だけの検査となるので、時間に余裕があればその日のうちに再検査を通すことができます。
2.落ちた理由がすぐに直らない場合は限定自動車検査証をもらっておく
車検が切れるまでに余裕があれば、後日でも不適合箇所を改善して再検査を受ければ問題ありません。しかし、車検が切れる日など、ぎりぎりで車検不合格となった場合、公道を走って帰ることができない可能性もあるので、再検査を受けるまでの限定自動車検査証を発行してもらいましょう。
車検に落ちた日から15日以内であれば再検査となるため、かかる費用も1,300円に抑えられます。15日を過ぎるとすべての項目を一から検査するため、検査手数料が新たにかかってしまいます。
3.自分で対応できない場合は専門業者に相談する
新しい車であれば、基本的に車検を通すのは難しいことではありません。しかし、年式が古かったり事故車だったりすると、車検の合格基準を満たすことが難しいのが実情で、再検査を受けても受からないことも少なくありません。
また、車検費用を抑えるには、再検査までに車検基準に合格できる車に仕上げておくことが重要です。自分で対応できない場合は、車検に詳しい専門業者に相談しましょう。
車検に落ちた理由によっては買取を検討するのもおすすめ
車が古いために整備が必要だったり、事故や水没などで故障箇所が多かったりする場合は、お金をかけて整備をして車検を通してもすぐに乗ることができなくなってしまうかもしれません。
このような場合は、新しい車に乗り換えたほうがよい場合もあります。
自分で見極めることが難しいようであれば、専門の買取業者に相談して、プロに判断してもらうのがおすすめです。

この記事の監修者
浅野 悠
中古車査定士【元レーシングドライバーの目線を持つ、クルマ査定と実務のプロ】 1987年生まれ。「クルマ買取ソコカラ」の小売事業部門を統括する責任者。 学生時代はレーシングドライバーとして活動し、ドライビングテクニックだけでなく、マシンの構造や整備に至るまで深い造詣を持つ。現在はその専門知識を活かし、JAAI認定 中古車査定士として車両の適正な価値判断を行うほか、売買契約や名義変更などの複雑な行政手続きも日々最前線で指揮している。 「プロの知識を、誰にでもわかりやすく」をモットーに、ユーザーが直面するトラブル対処法や手続きの解説記事を執筆。
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