- 2023.09.01
軽自動車のアイドリングに不安定を感じたら【3つの対応を解説】
軽自動車のアイドリングは修理できるのかお悩みではありませんか。実は、不安定なアイドリングをそのまま放置していると、さらに大きなトラブルに発展します。アイドリングはエンジンに関係するシステムです。そんなアイドリングが不安定ということは、エンジン関係の部品に何らかの不具合が生じている恐れがあります。
そこで今回は、軽自動車のアイドリングがに不安定だなとを感じたときの対応について解説します。この記事を読むことで、現状の把握から修理までを速やかにおこえるはずです。

アイドリングが不安定だなと実感するタイミング

アイドリングに不安定さを感じるタイミングは次のとおりです。
- 明らかに大きな振動を感じる
- カタカタと異音が発生する
仮に正常な場合でも、アイドリング中は振動や音が発生します。それでもなお気になるような振動や異音が派生しているのであれば、それは不安定だと言えるでしょう。
不安定なアイドリングへの対応3選
アイドリングが不安定だと感じたら、速やかに以下の対応をとりましょう。
業者に点検や修理を依頼する
ガソリン添加剤で内部の汚れを取り除く
売却や廃棄を検討する
業者に点検や修理を依頼する
すみやかに、業者に点検や修理を依頼することをおすすめします。アイドリングの不調となると、プロでないと手が届かないような車の内部に干渉する必要があるでしょう。複雑な部品を素人が触ると、症状が余計に悪化してしまいます。無駄な出費を減らすためにも、速やかに業者に連絡しましょう。
ガソリン添加剤で内部の汚れを取り除く
ガソリン添加剤を注入することで、アイドリングの不安定さが軽減されることがあります。しかし、ガソリン添加剤で不安定さが軽減されるのは、ガソリンタンク内のサビや汚れが原因だった場合のみです。ガソリン添加剤を注入したからといって、不安定さが必ず解消されるとは限りません。
ガソリン添加剤を注入しても改善されない場合は業者に修理を依頼しましょう。
売却や廃棄を検討する
アイドリングの不安定さがあまりにも大きい場合、車の売却や廃棄も視野に入れてください。アイドリングが不安定なまま使用しても修理費用がかさむ一方です。最悪の場合ハンチングを起こしてエンジンが停止する恐れもあるでしょう。乗り換えを検討される方は、売却、廃棄の手続きと同時に新車購入の手続きもする必要があります。
アイドリングに不安定さを感じたら点検したい6つの部品
アイドリングに不安定さを感じたら、以下の6つの部品を点検してみましょう。
点火プラグ
スロットルボディ
イグニッションコイル
インジェクター
エアフィルター
エアフロメーター
自動車の動力源となる「点火プラグ」
自動車は燃料と空気の混合物の爆発によってピストンを回しながら走ります。その際、燃料と空気の混合物への点火に用いられるのが点火プラグです。走行中は常に作動し続けるので、消耗の激しい部品の1つだと言えます。
この点火プラグは劣化すると機能しないことがあり、ピストンを回転させるような満足な爆発を起こせません。そのまま使用し続けていると、いずれは全く点火できなくなり走行やエンジンの始動ができなくなってしまうでしょう。
エンジンの回転数を制御する「スロットルボディ」
スロットルボディとは、燃料と空気を取り込んで一定の量ずつエンジンに送る部品です。スロットルボディの内部には、燃料が燃焼した際に排出される汚れが溜まります。溜まった汚れが詰まりを起こしてアイドリングが不安定になりますが、基本的には汚れを取り除くとアイドリングは安定します。
知識がないと清掃できないので、スロットルボディの清掃は業者に頼むようにしましょう。
点火プラグに電気を送る「イグニッションコイル」
イグニッションコイルは点火プラグを動かすために必要な部品です。火花を発生させる元となる電気を送っています。点火プラグが十分に作動しない原因はこのイグニッションコイルにもあるかもしれません。いずれにせよアイドリングの不安定につながることは間違いないので、早急に修理が必要です。
ガソリンを霧状に噴射する「インジェクター」
インジェクターは、燃料を霧状にして燃焼しやすくするための部品です。ほとんどの場合、霧状になる前にフィルターによって燃料内の不純物が取り除かれます。しかし、何らかの原因でフィルターが機能しなくなると、不純物を含んだまま霧状になってしまいます。
不純物がノズルに詰まると、霧状になった燃料が正常に噴射されません。燃料噴射がランダムになるとエンジンが正常に動かず、アイドリングの不安定につながります。
空気をろ過する「エアフィルター」
エアフィルターは、燃料に混ぜる空気をろ過するための部品です。このエアフィルターが汚れなどで詰まると、空気が正常に通り抜けられません。そうなると燃料と空気の割合が狂うため、十分な爆発を起こせなくなります。車を長い年月使用しているとエアフィルターに汚れが溜まるので、定期的に清掃することが必要です。
空気の流入量を測定する「エアフロメーター」
エアフロメーターは燃料と混ぜられる空気の量を測り、ECUという部品へ伝達するための装置です。ECUは吸入した空気の量を認識すると、それに適した量の燃料を出すように指示を出します。エアフロメーターが壊れると、燃料と空気の比率がおかしくなり、アイドリングが不安定になります。
【部品ごとに解説】修理する場合の費用はいくらなのか
アイドリングの不安定さを直すためにはいくら必要なのでしょうか。ここからは、アイドリングの修理費はどのくらい発生するのか部品ごとに解説します。業者ごとに費用は異なりますが、ほとんどは解説している範囲内に収まるでしょう。
点火プラグの修理費
点火プラグの修理費は車の気筒1つにつき1000円ほどです。また、工賃が1万〜1.5万円かかります。軽自動車であれば気筒が3つなので、1.3万〜1.8万円が相場です。同じように気筒数が4つであれば1.4万〜1.9万円、8つであれば1.8万円〜2.3万円となります。なお、点火プラグも質が良いものになればそれだけ価格は高くなるでしょう。
スロットルボディの修理費
スロットルボディの修理費は、修理内容によって異なります。代表的なものだと表のとおりです。
修理内容 |
修理費 |
スロットルボディ内の清掃 |
5000円〜1万円 |
スロットルボディの交換 |
3万〜10万円 |
スロットルボディの修理は車種によって難しさが異なります。複雑な構造であればその分費用は高くなるでしょう。
イグニッションコイルの修理費
イグニッションコイルの修理費は1万円〜3万円です。イグニッションコイルもスロットルボディと同様に車種によって費用が異なります。難しい構造の車種であればその分工賃がかさむでしょう。
出費を抑えたい場合は自分で交換作業を行えますが、一定の知識がないと難しいかもしれません。症状を悪化させて無駄な出費を作らないためにも、業者に依頼することをおすすめします。
インジェクターの修理費
インジェクターの修理費は1.5万〜5万円です。金額に差があるのは部品代の幅が広いからで、工賃にそれほど差はありません。そのため、どの種類のインジェクターを使用するかによって、自分自身で修理費をコントロールできるでしょう。とはいえ、どれだけ安いインジェクターでも1万円以上はかかります。
エアフィルターの修理費
エアフィルターの修理費は3000〜5000円です。エアフィルターは自動車の使用を続けていると汚れたり劣化したりします。どれだけ丁寧に使用していても交換が必要になるので、2.5万〜3万kmほど走行したら交換することをおすすめします。なお、エアフィルターは自分自身で交換することもできますが、不安な方は業者に依頼してください。
エアフロメーターの修理費
エアフロメーターの修理費用は2万〜8万円です。頻繁に交換する部品ではなく、なかには車を手放すまで交換しない方もいます。そのため、交換のタイミングはアイドリングなどの不調を感じたタイミングで問題ありません。なお、エアフロメーターは古い年式のものほど高い傾向にあります。
アイドリングが不安定な軽自動車は売却可能なのか
軽自動車のアイドリングが不安定になってきたので、買取に出したいと考える方もいらっしゃるはずです。では、アイドリングが不安定な軽自動車は売却可能なのでしょうか。ここからは、アイドリングが不安定な軽自動車の買取について解説します。詳しい解説の前に結論からご覧ください。
【結論】売却自体は可能なことがある
アイドリングが不安定な軽自動車でも売却自体は可能なことがあります。しかし、軽自動車の状態によっては、思っていた売値に届かないことがあるかもしれません。そのため、軽自動車を下取りに出して新しい車の購入費に充てる前に、見積もりを出してもらいましょう。
万が一、廃車となる場合も、手続きを無料で行ってくれる業者を選ぶことをおすすめします。
場合によっては部品ごとの買取になる可能性も
軽自動車の状態によっては、自動車としての買取ではなく、部品ごとの買取になる可能性もあります。その際は、部品ごとの買取を行っている業者を選んでください。場合によっては、自動車として買取ってもらうよりも高い売値がつくかもしれません。
なかには、修理をしてから自動車として買取に出すという方もいらっしゃるでしょう。しかし、売値が修理費を上回るとは限りません。
売却の際は見積もりをとる
アイドリングが不安定な軽自動車を買取に出す際は、必ず見積もりをとりましょう。見積もりを出さずに売却をすると、知らないところで損をするかもしれません。
例えば、相場よりも低い価格で買い取られるなどのデメリットがありますです。そのようなトラブルを未然に防ぐためにも、複数の業者から見積もりを出してもらいましょう。ある程度の相場がわかったら、どの業者に買い取ってもらうかを判断してください。
アイドリングが不安定なまま放置していると

アイドリングが不安定なまま放置していると以下のようなトラブルが起きます。
- エンストを起こしてしまう
- バッテリーが上がってしまう
アイドリングの不調は、比較的規模が小さいため、放っておいても問題ないと思ってしまいます。しかし、アイドリングはエンジンに関係するシステムなので、放っておくと思わぬトラブルを引き起こすかもしれません。トラブルを回避し、無駄な出費をなくすためにも事前に確認しておきましょう。
エンストを起こしてしまう
アイドリングが不安定なまま放置していると、エンストを起こしてしまいます。これは、エンジン関係の部品に不具合があることが原因です。止まっている状態でエンストするのであれば被害は最小限ですが、走行中にエンストしてしまうと重大な事故に発展するかもしれません。
はじめは小規模の不調でも放置していると症状が悪化するので、アイドリングに不安定さを感じたら必ず業者に連絡しましょう。
バッテリーが上がってしまう
アイドリングが不安定の際、エンジン周りが正常に働いていないことが多いです。そのため、バッテリーの電気が徐々に足りなくなります。その状態でエアコンなどを使っていると、そのうちバッテリー上がりを起こす恐れがあるでしょう。
バッテリーが上がると電装品が使えなくなるだけでなく、エンジンがかからないという自体に陥ります。深刻なトラブルを未然に防ぐためにも、アイドリングの不調は見逃さないようにしましょう。
まとめ
軽自動車のアイドリングに不安定さを感じたら以下の部品を確認しましょう。
- 点火プラグ
- スロットルボディ
- イグニッションコイル
- インジェクター
- エアフィルター
- エアフロメーター
もし、自分で確認する方法がわからないのであれば、業者に依頼し指示をあおいでください。間違っても、知識のないまま修理を試みようとしてはいけません。なお、ガソリン添加剤を用いることで、症状が緩和することがあります。その理由は、ガソリンタンク内の汚れやサビがとれたからです。
しばらくして、アイドリングの不調が再発するのであれば、速やかに業者に連絡しましょう。なお、車買取サービス「ソコカラ」では、アイドリングが不安定になった軽自動車の買取も実施しています。アイドリングの不調で諦めている方も、一度ご相談ください。軽自動車に詳しいスタッフが、査定から手続きまで迅速に対応させていただきます。
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この記事の監修者
浅野 悠
「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。
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