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車のエンジントラブルで発生率が高いといわれている「オーバーヒート」。
オーバーヒートした車を走行させると、エンストして危険なうえ、高額な修理費用がかかるか、車の買い替えや廃車になる可能性もあります。おかしいな、と感じたら早めの対処が大切です。
この記事では、オーバーヒートが起きたときの症状と原因、修理にかかる費用の目安について解説します。
オーバーヒートはエンジンの熱が冷却性能を超えると発生する
「オーバーヒート」とは、エンジンの熱が冷却性能を超えてしまったときに起きるトラブルのことをいいます。
エンジンは、車を動かすために非常に高温ですが、それと同時に、冷却水によって温度の上昇を抑える仕組みです。しかし、何らかの原因によって、エンジンの温度の上昇に対して冷却水が対応できなくなることがあります。これがオーバーヒートです。
オーバーヒートなのか確認するには水温計をチェック
オーバーヒートかどうかをチェックするには、エンジンではなく水温計を見て判断します。水温の適温は70~95℃程度です。Hを振り切ってランプが点灯している、または95℃を超えている場合は、オーバーヒートしていると判断してもよいでしょう。
オーバーヒートしたときに出る症状
次に、オーバーヒートが起こったときに出る症状をみていきましょう。
オーバーヒートの初期症状
この段階で修理をすれば、車が受けるダメージも費用も抑えられるでしょう。おかしいな、と感じたら早め早めに対処してください。
1.水温計がHに近い
2.いつもよりスピードが上がらない
3.エンジンの回転が安定しない
4.アクセルを踏むと異音がする
5.エンジンルームから甘い匂いがする(冷却水が漏れている)
オーバーヒートの中期症状
この段階になると、ほとんどの方が異変に気付きます。まだ大丈夫、という段階ではありません。放置せず、早めに対処しましょう。
1.水温計がHを振り切ってランプが点灯している
2.アイドリングできない・アクセルを踏まないと止まる
3.エンジンルームから水蒸気が発生している
オーバーヒートの末期症状
ここまで放置すると、エンジンが焦げ付き、大きなダメージを受けます。このまま走行するのは大変危険ですので、絶対にやめましょう。
1.焦げた匂いがする
2.水温計がCになる
3.エンジンから異音がする
4.エンジンがかからない
5.ボンネットから発煙する
オーバーヒートが起こってしまう4つの原因
オーバーヒートが起こる原因はさまざまです。ここでは、オーバーヒートはなぜ起こるのか、その原因を解説します。
1. 冷却水の漏れ・不足
先述したとおり、エンジンは冷却水によって温度の上昇を抑えられています。そのため、冷却水の漏れや不足によって、オーバーヒートが起こることがあります。単純に冷却水が不足しているなら補充するだけで済みますが、ラジエーターなどの故障が原因で冷却水が不足しているケースもあります。
応急処置として水道水を入れる方法があるようですが、内部がサビたり、凍結の原因になるため、おすすめしません。
2. ウォーターポンプの不具合
ウォーターポンプは、エンジンのオーバーヒートを防ぐためにあります。冷却水を循環させているのがウォーターポンプで、ここが故障してしまうと、当然冷却水を循環できません。結果、エンジンが高温になり、オーバーヒートを起こす原因となります。
3. 冷却用電動ファンの不具合
冷却用電動ファンは、ラジエーターを冷やすために走行風を発生させています。冷却用電動ファンの不具合により、風を発生させられなくなると、オーバーヒートが起こる確率は格段にアップします。
4. サーモスタットの不具合
サーモスタットは、エンジンを冷やす冷却水の温度を一定に保つ役割をもっています。サーモスタットが不具合を起こすと、冷却水は90℃前後に保つことができなくなり、オーバーヒートを起こしてしまいます。
オーバーヒートが起きた際の修理費用
実際にオーバーヒートが起きた際の修理費用について説明します。
修理の依頼先や状態によっても異なりますので、あくまで目安としてお考えください。
修理する箇所 | 修理代 |
冷却水の交換・補充 | 1~3,000円 |
ラジエーターの交換 | 2~8万円 |
ラジエーターホースの交換 | 1~2万円 |
ウォーターポンプの交換 | 6~7万円 |
サーモスタットの交換 | 6千~1万5,000円 |
冷却用電動ファンの交換 | 2~10万円 |
エンジンの交換 | 20万円以上 |
オーバーヒートを防ぐには、定期的な点検が大切
何度もいいますが、オーバーヒートを放置したまま走行すると、最悪エンストや車両火災などに繋がりますので大変危険です。
オーバーヒートを防ぐには、定期的な点検が大切ですが、気付かないうちに不具合や故障が起こっているケースもあります。
なるべく初期症状、中期症状の段階で対処すれば、車が受けるダメージや修理代を抑えることができます。異変を感じたら早めに対処をしましょう。
この記事の監修者
浅野 悠
「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。
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