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リサイクル預託金ってどんなもの?5つのポイントから紹介します!

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車の所有者が必ず支払わなければならない「リサイクル預託金」。このリサイクル預託金はなぜ支払う必要があるかご存じですか?
本記事では、リサイクル預託金とはどのようなものなのか、5つのポイントから紐解いていきます。

1.リサイクル預託金とは?

リサイクル預託金とは、自動車リサイクル法という法律に基づいて所有者に支払い義務が生じる費用です。その仕組みは「車をリサイクルする際に必要な費用をあらかじめ預けておく」というもので、2005年1月1日より施行されました。
この法律が制定されるまで、車は不法投棄されたり、不適正に処理をされたりと地球環境問題を引き起こしてきました。その対策として定められたのが自動車リサイクル法です。
自動車リサイクル法では、廃車に関わる人や企業それぞれに役割を設けており、車の所有者には「排出者責任」としてリサイクル処理にかかる費用を支払うことが義務付けられています。

2.リサイクル預託金の仕分け

リサイクル預託金は、「シュレッダーダスト料金」「エアバッグ類料金」「フロン類料金」「情報管理料金」「資金管理料金」という5つの要素で構成されいています。
それぞれの料金の違いについて解説していきましょう。

「シュレッダーダスト料金」

シュレッダーダストとは、自動車を破砕した際に発生するプラスチックやガラス、ゴムなどのくずのことです。
このシュレッダーダストをリサイクルするために料金が発生します。

「エアバック類料金」

エアバックとは、事故などの強い衝撃を受けた際に作動する乗客を守るための安全装備です。
展開していないエアバッグはリサイクルする際には意図的に破裂させなければならず、処理には専門の技術が必要であるため、その料金が含まれています。

「フロン類料金」

フロンとは、車のエアコンの中で室内機と室外機の間をグルグルと回る「冷媒」と呼ばれるガスのことです。
フロンはきちんと回収をしなければオゾン層の破壊につながる有害物質となるため、シュレッダーダストやエアバック同様に適正に処理するための料金が必要なのです。

リサイクル預託金は、上記で説明した「シュレッダーダスト料金」「エアバック類料金」「フロン類料金」の3つが多くの割合を占めており、一般的な金額は6,000円~18,000円程度です。

「情報管理料金」

情報管理料金とは、車のデータを管理するための手数料のことです。
情報管理料金の金額は、130円となっています。(2012年4月1日改訂)

「資金管理料金」

資金管理料金とは、自動車リサイクル法を正しく運用するための機関である「公益財団法人自動車リサイクル促進センター」の運営費用のことです。
資金管理料金の金額は、通常(新車時預託)は290円、使用済みの車を引き取る場合(廃車時預託)は410円となっています。(2017年4月1日改訂)

3.リサイクル預託金はどうやって決まるの?

シュレッダーダスト料金・エアバック類料金・フロン類料金は、処理する部品の量によって、自動車メーカーや輸入業者が設定をしているため車種によって金額が異なります。

シュレッダーダスト料金であれば、軽自動車や小型自動車よりもボディの大きな車のほうが高額になったり、エアバッグ類料金であれば、装備されているエアバッグの個数や取り外しやすさによって上下したりします。また、フロン類料金であればエアコンの有無によって金額が変動してくるでしょう。

金額のおおまかな水準は、以下の表にまとめましたので確認してみてください。

上記で記載した料金に「情報管理料金」と「資金管理料金」を足したものがリサイクル預託金となります。

4.リサイクル預託金はいつ発生するの?

リサイクル預託金は”車を所有すると必ず支払わなければいけないもの”です。
したがって原則、「新車購入時」に最初の支払いをすることになります。支払われたリサイクル料金は公益財団法人自動車リサイクル促進センターへ預託され、管理が行われます。

ここで心配なのは新車で購入した車を手放した場合でも、この先ずっと最初のオーナーである自分がリサイクル預託金を負担し続けなければならないのかという点ですよね。
その答えはノーです。リサイクル預託金は、車の最終所有者が負担をすることになっています。つまり、車を売却した際は、次の所有者からリサイクル預託金の相当額を受け取ることができます。

そして、廃車の手続きをしたときに初めてリサイクル預託金を用いて車をリサイクルするのです。
ご自身の車を下取りや買取りに出した際には、リサイクル預託金の返金がされるのかをしっかりと確認しましょう。

5.リサイクル料金の確認方法

新車購入時、リサイクル預託金を支払うと「リサイクル券」という書面が発行されます。このリサイクル券がリサイクル預託金の支払い完了を証明するものとなっているので、車検証と共にダッシュボードなどに入れて保管をしておきましょう。
万が一リサイクル券を紛失してしまった場合は、「自動車リサイクルシステム」のホームページからリサイクル券の代用となる書面の発行が可能です。この発行には、車体番号と登録番号が必要となりますので車検証を確認して手続きを行いましょう。

まとめ

車を所有していると必ず支払っているものの、あまり詳しくは知らないことが多い「リサイクル預託金」。この記事を読んでご理解いただけたでしょうか。

最後に今回説明した内容を以下にまとめました。

1.リサイクル預託金は車を適切に処理するために定められている
2.リサイクル預託金はリサイクルに必要な費用によって構成されている
3.リサイクル料金は処理する量によって定められる
4.リサイクル預託金は最終所有者が負担する
5.リサイクル料金はリサイクル券で確認できる

上記がリサイクル委託金を知るための5つのポイントです。
リサイクル預託金について知らなかったがために、損をすることがないようしっかりと理解しておきたいですね。

この記事を書いた人

現役査定マンとして、事故車や中古車などの買取を行い、車全般に関するノウハウを学ぶ。 おもに、車の買取や詳しい車の豆知識に関するコラムを執筆。

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