事故車・廃車に関するお役立ち情報をお届け|株式会社はなまるの情報コラム

廃車にした車はその後どうなるの?

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簡単に修理できないほどの事故や突然の災害での水没で、大切な車を手放すことになったとき、愛車がその後どうなってしまうのか気になりますよね。
事故で大きな損傷を受けたり、水害により完全に水没してしまったりした車は、一般的に「スクラップ」という意味での「廃車」をイメージする方が多いのではないでしょうか。
しかし、どんな状態になってしまっても、すべての車がスクラップされて鉄くずになるわけではありません。
では、スクラップされる以外にどのような道があるのでしょうか?詳しく解説します。

車はリサイクルされる

事故車や故障車、水没車など乗り続けることができないと判断され、スクラップにする場合でも、まだ使えるパーツは取り外してリサイクルされます。
また、過走行車や年式の古い車など日本国内では需要がなくなってしまったけれど、まだ使用することができる車は、そのまま海外へ輸出されてまた新しいユーザーに使用されたり、工場や私有地などの敷地内を走る専用車として利用されたり、希少価値のある車であればコレクションとして展示されたりします。
このように、不要になって手放した車もさまざまな形でリサイクルされ、再び役に立っているのです。

車の処理方法によって手続きが異なる

先述の通り、不要になった車がたどる道はさまざまであり、どのように処理されるかによって必要な手続きが異なります。
手続きには「永久抹消登録」と「一時抹消登録」の2種類の方法があり、スクラップすることになった場合は「永久抹消登録」、輸出したり敷地内で専用車として利用したりコレクションとして展示される場合は「一時抹消登録」を行います。
それぞれの手続きについて見ていきましょう。

永久抹消登録

スクラップせざるを得ない状態の車の場合は、「永久抹消登録」をします。軽自動車の場合は「解体返納」と呼ばれます。
車を解体し永久に登録を抹消するため、二度とその車は利用できなくなります。解体してくれる業者に車を引き取ってもらい、業者から解体の完了報告があれば永久抹消登録の手続きができます。手続きは、解体したことを業者から報告された日(解体報告日)から15日以内に手続きをしなければなりません。
また、盗難や災害によって車を紛失してしまった場合も、永久抹消登録の一種である「滅失・用途廃止」の手続きを行うことになります。

一時抹消登録

スクラップしない場合は、「一時抹消登録」をします。軽自動車の場合は「一時使用中止(自動車検査証返納届)」と呼ばれます。
中古車として引き取ってもらう場合や海外赴任などで長期間車を利用しない場合、乗らずにコレクションとして置いておきたい場合なども、一時抹消登録を行うと良いでしょう。
一時抹消登録をすると、車を持ち続けていても自動車税や重量税、自賠責保険の保険料などの維持費がかかりません。再び使用したい場合は、「中古新規登録」をすることで公道を走ることができるようになります。

解体後のリサイクルについて

永久抹消登録をする車は解体され、再利用可能な部品はリサイクルされます。リサイクルされるものは、次のように細かく分かれています。

金属部分

車のボディ部分の大半を占める鉄やアルミ、ステンレス、銅などの金属はスクラップにされ、それぞれ別の製品として再利用されます。

エアバッグ類

事故のときなどに衝撃を緩和してくれるエアバッグ類は、解体業者から自動車製造業者等に引き渡すことが義務付けられおり、自動車製造業者によって再資源化施設で適切に処理されます。

フロン類

カーエアコンの冷媒として使われているフロン類は、適切に処理しないとオゾン層破壊や地球温暖化の原因となるため、きちんと回収するよう定められています。フロン類の回収業者によって回収され適切に処理されます。

シュレッダーダスト

破砕された車の中から鉄などの金属資源や非鉄金属を取り除き、後に残った樹脂やゴムなどのクズのことをシュレッダーダストと呼びます。適切に埋め立てることが定められていますが、最近はシュレッダーダストを原材料に戻したり、熱源として再利用する技術が開発されています。

状態の良い部品

解体の際、状態の良い部品は取り外して中古パーツとして販売されます。中古パーツは、事故で車が損傷した際に交換部品として使用され、資源の有効活用と廃棄物の減少につながります。

まとめ

中古車として引き取ってもらえないほどひどく損傷していても、車はあらゆる部分をリサイクルすることができます。適切に解体処理を行うことは車にとっても環境にとっても重要なことなのです。
また、まだ使用できる状態ではあるが、さまざまな事情により手放さざるを得なくなった場合でも、海外で新しいユーザーを乗せて走っているかもしれません。大切に乗っていた愛車を手放すことになっても、安心して引取業者へ引き渡しましょう。

この記事を書いた人

広報部として、日々車に関するあらゆるノウハウを学ぶ。 おもに、車に起きるトラブルの対処法やお役だち成功など、車の豆知識に関するコラムを執筆。

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