- 2021.01.20
愛車が冠水したときはどうする!?

皆様は日本国内で発生する「水害」についてどうお考えでしょうか。
2018年と2019年だけでも日本を襲った台風・豪雨の数は5件。発生場所は九州・中四国・北関東とさまざまで、気候の変化などの影響により、今後どの地域で冠水の被害が発生してもおかしくない状況となっています。
水害発生時には住宅や公共施設はもちろんのこと、皆様の愛車も冠水の被害に遭う可能性が極めて高いです。万が一、愛車が冠水してしまった時にどのようなことに気を付けなければならないのかを自動車の構造を基に考えてみましょう。

車が冠水したら何が起こる?
自動車は基本的に降水による浸水は防ぐことができるよう設計されていますが、下からの浸水に対してはそこまで強くありません。そのため、洪水や豪雨で道路が冠水するとあらゆる場所から浸水する可能性が高くなります。
「浸水した自動車は危険だ」と何となくわかっていても、実際に浸水すると自動車はどうなってしまうのかを知る機会はなかなかありませんよね。まずは、自動車はどのようにして浸水するのか、また浸水することでどのような影響があるのかをご説明しましょう。
エンジンに水が入る
最も気を付けるべき点は「エンジンへの浸水」です。
エンジンへの浸水はエンジンストップを引き起こすだけでなく、最悪の場合「ウォーターハンマー」という現象によってエンジンが破壊され、二度と使えなくなってしまう場合があります。
まずはエンジンへの侵入経路を確認しましょう。
エンジンへの浸水経路は大きく分けて2つあります。
1. エアクリーナーからの浸水
1つ目はエアクリーナーからの浸水です。
自動車はエンジンでガソリンを燃焼させことで走行しますが、ガソリンを燃焼させるために空気の供給が必要になります。外気を直接吸い込むと不純物が多くエンジンの機能低下につながってしまうため、ろ過装置としてエアクリーナーが設置されています。エアクリーナーは車種によって設置されている場所が異なりますが、ほとんどの車種はエンジンルーム上部に設置されていることが多く、エンジンに直接つながっています。自動車が浸水すると、空気の吸い込みと同時に多量の水が吸気口からエアクリーナー、そしてエンジン内部へ流れ込み、その結果、空気不足になりエンストしてしまいます。
車内浸水している場合、ボンネット付近まで冠水している可能性が高いため、くれぐれもエンジンをかけないようにしましょう。
2. マフラーからの浸水
2つ目はマフラーからの浸水です。
マフラーは車の後ろ側下部に設置されている煙突のようなもので、主に排気ガスを排出する役割を担っています。マフラーに浸水すると、排気ガスが逃げられなくなりエンジン内に滞留します。前述の通り、エンジンはガソリンを燃焼させているため、排気ガスが溜まるとうまく燃焼されずエンジンが止まってしまうのです。ただし走行時は絶えず排気ガスが排出されているので、多少の雨などでマフラーが詰まることはありません。マフラーからの浸水は走行時よりも停車時の方が気を付けなければなりません。マフラーは低い位置に設置されているため、車のフロア以上の浸水が確認された場合は絶対にエンジンはかけないでください。
車内に水が入る
エンジンへの浸水以外に「車内への浸水」も気を付けなければなりません。現在の自動車はほとんどがコンピューター制御されており、それらは車内に設置されていることが多いです。また近年主流となっているハイブリッド車のバッテリーも車内に積み込まれていることが多く、修理金額を考えるとエンジンへの浸水よりも重大な損傷となりかねません。
では、コンピューターやバッテリーは車内のどこに設置されているのでしょうか。
答えは私たちの「足元」です。一概には言えませんが、ほとんどが助手席のフロアカーペットをめくった先や、トランクフロアに設置されています。またそれらをつなぐ配線はフロア全体を取り囲むように設置されています。
つまり、コンピューターやバッテリーは車内が少し浸水しただけで被害を受ける可能性があるということです。もし、浸水した電子部品に通電してしまうと回路がショートし、感電や発火などの二次災害を引き起こす可能性がありますので、車内への浸水を確認した場合は、くれぐれも通電しないようにしましょう。
もし水害被害に遭ってしまったら
ここまで、自動車が浸水した場合の影響についてお伝えしてきました。一見すると被害がないように見えるかもしれませんが、選択を間違えると車が使用できなくなったり、二次災害を引き起こしてしまったりする可能性も多分にあります。
冠水事故は命にかかわることもあるということを十分に理解し、実際に水害被害に遭ってしまった場合は、まず命を最優先に行動してください。その上で愛車の処理はプロの業者へご依頼することをお勧めします。
株式会社はなまるでは、様々な状態の損害車を取り扱っており、水害被害のお車の買取り多数実績があります。レッカー手配や廃車処理の代行も承っておりますので、お困りの際はお気軽にお問い合わせください。

この記事の監修者
澤井 勝樹
税理士・行政書士 【法律と税務のプロが、クルマの手続きをわかりやすく解説】 1975年生まれ。約10年間の会計事務所勤務を経て、税理士・行政書士登録。IT系ベンチャー企業のIPO(新規上場)準備に携わるなど、企業法務・財務の第一線で活躍。現在は「株式会社はなまる(クルマ買取ソコカラ)」の監査役として、経営の適正性をチェックする立場にある。 複雑になりがちな「廃車手続き」や「自動車税・重量税」などの法律・行政手続きについて、専門家の知見を活かした正確かつ噛み砕いた解説に定評がある。プライベートでは愛車の日産セレナでドライブを楽しむ、家族想いのパパドライバーでもある。
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