事故で損害を受けた車や、災害で被災した車…。
「廃車にするしかないのか…」
そう考えている方もいらっしゃるかもしれません。
もしくは、買い取ってくれる業者があることは知っているけど、損傷がひどくて値段がつかないんじゃないかという不安を抱く方もいるかと思います。
事故車の買取査定額は、見た目の損傷具合とは別に、パーツの価値によって決まる場合もあるのです。
今回は、“車のパーツ”に焦点を絞ってご紹介いたします!

車のパーツにはどんなものがある?
パーツの価値がある事故車の査定に関しては、一つひとつのパーツをチェックし、全てのパーツの合計金額で買取価格が決まることがあります。
車のどんなパーツが主にチェックされるのでしょうか。
ここでは【トヨタ ハリアー】を例に挙げてご紹介します。
トヨタ ハリアーの場合
- ドア
- バックドア
- エンジン
- トランスミッション
- ヘッドライト
- フロントバンパー
- リアバンパー
- 純正アルミホイール
この8種類のパーツは、比較的高値で取引されるパーツです。
聞いたことのあるパーツもあると思いますが、このパーツたちが一体どのくらいの値段で取引されるのか、なかなか想像しにくいと思います。
先程挙げたパーツにはどれくらいの価値があるのか、価格順に見てみましょう。
ここでは中古で流通しているものを例に上げていきます。
【例】 28年式 トヨタ ハリアー
- エンジン 約20万円
- ランスミッション 約20万円
- バックドア 約10万円
- ヘッドライト1個あたり 約9万円
- ドア1枚あたり 約7万円
- フロントバンパー 約2~3万円
- アルミホイール1本あたり 約2万円
- リアバンパー 約1万5千円
多少価格は前後しますが、一番高値で取引されるのはエンジンとトランスミッションのようです。
エンジンやトランスミッションの損傷が無ければ、高値で買い取ってもらえる可能性があります。
まとめ
一見、廃車にするしかないと思われる車でも、高い値段で取引される理由の1つがお分かりいただけましたでしょうか。
「車」としての価値だけでなく、パーツとしての価値が高い場合もあります。
壊れた車を見ると「廃車しかないか」「むしろスクラップにお金がかかるのかな?」と、いろいろ考えてしまうかもしれません。
ただ、事故の状況次第では思っている以上の値段がつくこともあるので、お車のことでお困りでしたら車買取業者に一度相談してみることをお勧めします。

この記事の監修者
浅野 悠
「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。
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