- 2026.01.19
【徹底比較】車の下取りと買取、どっちがお得?違いと選び方を分かりやすく解説!


「そろそろ車を買い替えたいけれど、今乗っている車、どうするのが一番損しないんだろう?」
監修・執筆:澤井 勝樹 (税理士・行政書士)
この記事のポイント
- 下取りと買取のメリットとデメリット
- 最適な売り方の判断基準とは?
- 売却手続きの流れと必要書類
ディーラーで新車見積もりのついでに「下取り」に出すべきか、それともCMでよく見る「買取専門店」に持ち込むべきか……。金額が数万、いや数十万円変わるかもしれないとなると、悩みますよね。
結論から言うと、手間を惜しまないなら「買取」、楽さを選ぶなら「下取り」
が基本ですが、実はそれだけで決めると損をしてしまうケースもあります。
この記事では、プロの視点から「下取り」と「買取」のリアルな違い、それぞれのメリット・デメリット、そして「あなたにとってベストな選択」をするための判断基準を徹底解説します。
記事の後半では、よくある疑問に答えるFAQも用意しました。これを読めば、迷いなく、そして損なく愛車を手放せるようになりますよ。
車の下取りとは?ディーラーでの手続きとメリット・デメリット
まずは、新車購入時にもっとも一般的な「下取り」から見ていきましょう。
これはシンプルに「新しい車を買うお店で、古い車を引き取ってもらう」方法です。
下取りの仕組み
下取りの最大の特徴は、「新車購入」と「売却」がセットになっている点です。
下取りされた車の価格は、そのまま新車の購入代金から差し引かれます(頭金の一部になるイメージです)。
ディーラーは引き取った車を自社の認定中古車として販売したり、業者オークションに流したりします。ただ、ディーラーの本業はあくまで「新車を売ること」。
そのため、中古車相場の変動をリアルタイムで追いかけて限界ギリギリの高値を付ける……といった動きは苦手な傾向にあります。
下取りのメリット
「安くなるかも」と言われながらも、下取りが選ばれ続けるには理由があります。
- 圧倒的に手続きが楽担当の営業マン一本で話が進みます。
あちこちの業者と電話したり、何度も査定に立ち会う必要がありません。 - 納車まで車に乗り続けられる。これが意外と重要です。
買取店だと「今すぐ手放せばこの値段」と言われることがありますが、下取りなら新車が納車されるその日まで、今の車に乗り続けられます。
「車がない空白期間」が生まれません。 - 値引きの材料になる「これ以上、新車の値引きは無理です…」という場面でも、「じゃあ下取り額をあと5万頑張ります!」といった形で、実質的な値引きとして調整してくれることがあります。
下取りのデメリット
一方で、金額面ではシビアな現実もあります。
- 査定額が低くなりやすい買取専門店のように独自の販売ルートを細かく持っていないため、標準的な査定額になりがちです。
特に、社外パーツ(カスタム)などは評価されず、逆に「純正に戻す費用」としてマイナス査定になることさえあります。 - 価格の内訳があいまい見積書の中で「新車値引き額」と「下取り額」が調整されやすいため、純粋に車がいくらで売れたのかが見えにくくなります。
「下取りを高く見せて、実は値引きを抑えていた」という数字のマジックが起こりうるのです。

車の買取とは?中古車買取業者に売却するメリット・デメリット
次に、最近利用者が増えている「買取」です。ロードサイドの看板やラジオCMでおなじみの中古車専門店に売る方法です。
買取の仕組み
買取は、次の車の購入とは関係なく、純粋に「その車を売る」取引です。
買取業者は「中古車を仕入れて売る」プロフェッショナル。
国内外への転売ルートやオークション相場を熟知しており、「今、この車は市場でいくらで売れるか」を基準に限界価格を提示してくれます。
買取のメリット
最大のメリットは、やはり「お金」です。
- 高額査定が期待できる人気車種や装備(サンルーフ、本革シート、最新ナビなど)をしっかりプラス評価してくれます。
ディーラー下取りより10万円、車種によっては30万円以上高く売れることも珍しくありません。 - 自分のタイミングで売れる「新車はまだ買わないけど、車検が切れる前に手放したい」「転勤で車が不要になった」など、購入を伴わない売却が可能です。
- 現金化(銀行振込)が早い下取りは新車代金との相殺ですが、買取なら売却代金が指定口座に振り込まれます。次の車の頭金にするもよし、旅行に行くもよし、使い道が自由です。
※防犯上の理由から、現在は「現金手渡し」ではなく「銀行振込」が一般的です。
買取のデメリット
- 業者対応の手間がかかる少しでも高く売ろうとすれば、数社に査定を依頼して比較する必要があります。一括査定サイトなどは便利ですが、登録直後にたくさんの電話がかかってくることも。
- 代車の確保が必要な場合も高く売れるタイミングですぐに手放すと、次の車が来るまで足がなくなってしまいます。代車を貸してくれる業者もありますが、期間や条件は確認が必要です。
下取りと買取の主な違いを徹底比較
ここまでの内容を整理しましょう。「結局、どこがどう違うの?」というポイントを表で比較します。
| 比較項目 | ディーラー下取り | 買取業者への売却 |
| 価格の傾向 | 低め(新車値引きとセット) | 高め(市場価格を反映) |
| 手間・手続き | 非常に楽(ワンストップ) | 手間あり(複数社対応など) |
| お金の受け取り | 新車購入額から値引き | 銀行振込で現金化 |
| 車の引き渡し | 新車納車と入替でOK | 契約後すぐ(1週間〜1ヶ月程度) |
| 有利な車種 | 自社メーカーの車 | 人気車、装備充実車、旧車など全般 |
価格と手間のトレードオフ
ざっくり言えば、「時間をお金で買うのが下取り」「手間をかけてお金を得るのが買取」という図式です。
下取りは、新車契約のハンコを押すついでに手続きが終わります。
一方、買取は「他のお店にも見てもらっています」と交渉することで、数万円、時には数十万円の差額を生み出すことができます。
この「差額」と「労力」を天秤にかけることが重要です。
どんな車が得意か?
実は、車の状態によっても向き不向きがあります。
買取が強いのは、やはり人気車です。SUVやミニバン、あるいは海外で需要があるハイエースなどは、驚くような高値がつきます。
逆に、年式が15年以上古かったり、ボロボロで動かないような車は、買取店では「値段がつきません」と言われることも。そういった価値の低い車は、新車購入の「おまけ」として引き取ってくれる下取りの方が、処分費用がかからず有利なケースもあります。
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どっちを選ぶべき?あなたに最適な方法の判断基準
「理屈はわかったけど、結局自分はどうすれば?」という方へ。以下のチェックリストで、自分に合うスタイルを確認してください。
【下取り】がおすすめな人
- とにかく時間がない、面倒なことは嫌い。
仕事が忙しく、休日に何社も査定を受ける時間がないなら、迷わず下取りです。 - 納車日まで今の車に乗りたい。
通勤や送迎で車が必須なら、代車の手配などを気にしなくていい下取りが安心です。 - 10年以上前の古い車や、不人気車に乗っている。
買取店で「査定0円」と言われそうな車でも、ディーラーなら新車販売の一環として数万円で下取ってくれることがあります。
【買取】がおすすめな人
- 1円でも高く売りたい。
これが最大の動機なら、買取一択です。特に年式が新しい車や人気車種は、ディーラーに出すと損をする可能性が高いです。 - 社外パーツ(ナビ、アルミホイール等)を付けている。
こだわりのカスタムも、買取店ならプラス査定してくれる確率が高いです。 - 売却金を自由に使いたい。
次の車の資金にするだけでなく、手元に現金を残したい場合は買取を選びましょう。
車を高く売るための実践的なアドバイス
下取りにするか買取にするか決めたら、次は「少しでも高く手放す」ためのテクニックです。
難しいことはありません。誰でもできる準備で査定額は変わります。
査定前にやるべき「3つの準備」
- 「臭い」と「ゴミ」の徹底除去洗車も大切ですが、プロの査定士が気にするのは「内装」です。
特にタバコやペットの臭いは大きなマイナスポイント。
消臭スプレーを使用し、車内の私物やゴミは完全に下ろしておきましょう。
「大切に乗っていた」という印象点が、査定士の心理にプラスに働きます。 - 純正パーツの準備もしカスタムしている場合、外した純正パーツ(タイヤ、マフラーなど)があれば必ず伝えましょう。
「純正に戻せる」ことは大きな価値になります。 - 傷は直さない!これが意外な落とし穴です。
小さな傷を直してから査定に出そうとする人がいますが、修理代以上に査定額が上がることはまずありません。
慣れないタッチペンで補修して汚くなるより、そのまま出した方がマシです。
買取なら「相見積もり」が必須
買取を選ぶ場合、1社だけで決めるのはNGです。
A社で100万円と言われた車が、B社では120万円になることは日常茶飯事です。
「他社さんでも見てもらっています」と伝えるだけで、業者は「じゃあウチはこの金額で!」と競争してくれます。最低でも2〜3社比較することをおすすめします。
売却手続きの流れと必要書類
最後に、いざ売るとなった時に慌てないよう、手続きと書類について確認しておきましょう。車には「普通車」と「軽自動車」があり、必要な書類が少し異なります。
普通車と軽自動車で違う「印鑑」
もっとも大きな違いは「印鑑」です。
- 普通車:実印と「印鑑登録証明書」が必要です。市役所などで取得しておく必要があります。
- 軽自動車:認印でOKです(実印でも可)。印鑑証明書も基本的には不要です。
共通して必要な書類
これらは車のダッシュボード(グローブボックス)に入っていることが多いはずです。
- 自動車検査証(車検証)
- 自賠責保険証明書
- 自動車税(または軽自動車税)納税証明書※紛失しているケースが多いので要注意!最新のものを確認してください。
- リサイクル券
これらの書類が揃っていないと、いくら高い査定が出ても契約・引き渡しができません。早めに確認しておきましょう。
よくある質問と答え(FAQ)
ここでは、車の売却に関してユーザーから寄せられることの多い質問に回答します。
Q. ローンが残っている車でも売却できますか?
A. はい、可能です。
ただし、売却金額でローンを完済できるかどうかがポイントです。
買取金額がローン残債を上回れば、差額を受け取れます。逆に下回る場合は、不足分を現金で支払うか、次の車のローンに上乗せする(組み替える)手続きが必要になります。買取店やディーラーが手続きを代行してくれるケースがほとんどですので、まずは相談してみましょう。
Q. 自動車税は戻ってきますか?
A. 実質的に戻ってくることが多いですが、受け取り方が異なります。
自動車税は4月1日時点の所有者が1年分を前払いしています。年度の途中で売却した場合、未経過分の税金は「還付」される権利があります。ただし、買取や下取りの実務では、「査定額に未経過分の税金を含める」という形で処理されるのが一般的です。見積書に「自動車税還付相当額」が含まれているか、必ず担当者に確認しましょう。
Q. 車検が切れそうですが、通してから売った方が高く売れますか?
A. いいえ、そのまま売った方がお得なケースが大半です。
車検を通せば確かに査定額は少し上がりますが、車検にかかった費用(10万円〜)以上に査定額がアップすることは稀です。車検切れギリギリでも、あるいは切れてしまっていても、そのまま査定に出すことをおすすめします。
Q. 契約後のキャンセルはできますか?
A. 原則として難しいと考えてください。
契約書にサインをして車両を引き渡した後のキャンセルは、多くの業者で不可、あるいは高額なキャンセル料(違約金)を請求される契約になっています。
契約を結ぶ際は、「本当にこの金額で売っていいか」を最終確認し、約款のキャンセル条項もしっかり読んでからサインしましょう。
まとめ:下取りと買取、あなたに合うのはどっち?
今回は、車の手放し方として迷いやすい「下取り」と「買取」の違いについて解説しました。
選び方はシンプルです。
- 手間なくスムーズに乗り換えたいなら「下取り」
- 少しの手間で数万〜数十万円得したいなら「買取」
今の車がどれくらいの価値があるのか、まずは一度、買取店で査定を受けてみるのがおすすめです。
「えっ、こんなに高く売れるの?」と分かれば、ディーラーでの交渉も強気で進められますし、そのまま売却して次の車の予算を増やすこともできます。
大切な愛車です。
納得のいく価格と方法で手放して、気持ちよく次のカーライフをスタートさせてくださいね!
本田圭佑さんのテレビCMでおなじみソコカラなら、ピカピカの中古車はもちろん、年式10年以上、10万キロ以上走行、事故車・故障車などどんな車も高価買取いたします!電話か、出張か高い方の査定を提案するソコカラ独自の2WAY査定で愛車をどこよりも高く買取ります。さらに査定・引取・手続きぜんぶ丸投げ、ぜんぶ無料!ぜひお気軽に「ソコカラ」(TEL:0120-590-870)にご相談ください。

この記事の監修者
澤井 勝樹
税理士・行政書士 【法律と税務のプロが、クルマの手続きをわかりやすく解説】 1975年生まれ。約10年間の会計事務所勤務を経て、税理士・行政書士登録。IT系ベンチャー企業のIPO(新規上場)準備に携わるなど、企業法務・財務の第一線で活躍。現在は「株式会社はなまる(クルマ買取ソコカラ)」の監査役として、経営の適正性をチェックする立場にある。 複雑になりがちな「廃車手続き」や「自動車税・重量税」などの法律・行政手続きについて、専門家の知見を活かした正確かつ噛み砕いた解説に定評がある。プライベートでは愛車の日産セレナでドライブを楽しむ、家族想いのパパドライバーでもある。
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