- 2020.11.26
車を選ぶ際のポイントは排気量?馬力?それともトルク?

車の排気量や馬力という言葉は、車好きでなくても聞いた事がありますよね。新しい車を購入する際、参考にする方もいらっしゃるかもしれません。しかし、排気量も馬力も大きければ良いというものではありません。
排気量と馬力の基本的な関係について理解し、自分に合った車を選ぶ参考にしてみてください。

排気量と馬力の基本的な意味を確認
排気量と馬力の関係について理解するには、それぞれの意味を理解する事が大切です。ここでは、排気量と馬力の説明だけでなく、トルクという言葉の意味についても紹介します。
排気量とは
エンジンの内部には、シリンダーと呼ばれる筒状の構造をした部品があります。シリンダー内をピストンが往復して、ガソリンと空気の混合気が爆発することで動力を得ています。このシリンダー内のピストンが往復している部分の容積が排気量で、複数ある全てのシリンダーの排気量を合計したものを総排気量と呼んでいます。
つまり排気量の大きいエンジンは、たくさんの混合気を爆発させられるため、大きな力が出せるのです。ただし、たくさんのガソリンを一気に燃焼させているので、燃費が悪くなるというデメリットもあります。
馬力とは
車のエンジンの場合は、「ねじりの強さ×回転数」が馬力になります。ねじりの強さというのは、タイヤを回転させる駆動力(トルク)の事です。強い力を高い回転数で出せるエンジンほど、馬力のある車というイメージです。
馬力には、仏馬力と英馬力がありますが、日本では1999年以降、仏馬力を仕事率(出力)の単位に使っています。
また、仏馬力の単位は通常「PS」で表記されますが、車のカタログ等では「kw(キロワット)」と表記されているものもあります。kwとPSの関係は、「1PS=0.7355kw」なので、必要に応じて単位を変換すると確認できます。
トルクとは
トルクは、上でも少し触れましたが「ねじりの強さ」の事です。あくまでもイメージですが、トルクが太い車は、急な坂道でも難なく登ってくれるので非常に快適です。
一方、トルクが細い車は、非力な面があるのは確かですが、バイクのように高回転でエンジンを回す楽しさがあります。
車好きで、エンジンの特性に詳しい方は、馬力や排気量よりも、トルクの数値や走行性能が分かるトルクカーブを重視しているものです。いきなり理解するのは難しいかもしれませんが、今乗っている車のエンジン特性について調べると理解が深まりますね。
総排気量と馬力とトルクの関係
総排気量と馬力、トルクでは、馬力に意識が向きがちな人も多いと思いますが、必ずしもそうではありません。その理由について確認していきましょう。
馬力が大きければ「速い車」というのは間違い
馬力がある車を速い車というイメージで捉えている人がいますが、必ずしもそうではありません。サーキット走行をしたり、最高速度が何km/hかを競うのであれば、確かに馬力は大切な指標になります。
しかし、日常的に使用する場合、馬力よりもトルクが太い車が適しています。逆に、4~5人乗って高速走行する場合やワインディングをストレスなく楽しみたいなら、馬力重視でも良いでしょう。
このように求める車によって、重視すべき仕様が異なるのです。
トータルで力のある車を選ぶときはトルクバンドを確認する
エンジンのトータルでの特性を見るときは、トルクバンドを確認します。トルクバンドは、エンジンが最も効率よく力を発揮できる回転域のことで、エンジン性能曲線の最大トルク発生回転数から下降し始める回転数までを指します。
トルクバンドが広い車は、最大トルクを出せる回転数の領域が広いので、優れたエンジンだと言えます。逆に最大トルクが大きかったとしても、瞬間的にしか力を発揮できない車だと非力さを感じるかもしれません。
あまり車に詳しくない方にとっては、エンジン性能曲線だけで判断するのは非常に難しいと思いますが、少なくとも馬力だけが指標ではないという事が分かるでしょう。
トルクバンドが広くて安定している車は電気自動車
ガソリン車と比べると、モーターで駆動する電気自動車は、トルクバンドがとても広い特徴があります。ガソリン車と比べて「エンジン音を楽しめないので物足りない」と感じる人もいますが、モーターによる加速性能は、エンジンとは異なる楽しみがあります。
車の買い替えを検討する時は、ガソリン車と電気自動車を乗り比べて比較し、発進時や低速時のスムーズな加速を楽しむのも良いものです。両車を乗り比べてエンジン性能曲線も比較すれば、トルクや馬力などに関する理解も深まるでしょう。
まとめ
トルクや馬力、排気量などの用語を詳しく調べていくと、次第に車についての理解が深まり、新しい楽しみ方に出会える事があります。新しい知識を元に自分の求める走り方ができる車を探してみてはいかがでしょうか。
車に関する知識はまだまだたくさんありますので、ぜひ他の記事も併せて参考にしてみてください。

この記事の監修者
澤井 勝樹
税理士・行政書士 【法律と税務のプロが、クルマの手続きをわかりやすく解説】 1975年生まれ。約10年間の会計事務所勤務を経て、税理士・行政書士登録。IT系ベンチャー企業のIPO(新規上場)準備に携わるなど、企業法務・財務の第一線で活躍。現在は「株式会社はなまる(クルマ買取ソコカラ)」の監査役として、経営の適正性をチェックする立場にある。 複雑になりがちな「廃車手続き」や「自動車税・重量税」などの法律・行政手続きについて、専門家の知見を活かした正確かつ噛み砕いた解説に定評がある。プライベートでは愛車の日産セレナでドライブを楽しむ、家族想いのパパドライバーでもある。
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