2024.12.04

車から白煙が出たら?煙の原因や対処法、予防する方法などを解説

車から白煙が出たら?煙の原因や対処法、予防する方法などを解説

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車の運転中、マフラーから白煙が出ているのを見て驚いた経験はありませんか?特に初めてこの現象に遭遇した場合、多くの人が「車が壊れたのでは?」と不安になることでしょう。しかし、白煙は単なる水蒸気による一時的な現象のこともあれば、エンジンや冷却系統の深刻な問題を示している場合もあります。

本記事では、車から白煙が発生する原因を詳しく解説し、それに応じた対処法や予防策を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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車から出る白煙は危険?

排気ガス

車から白煙が出ると、多くの人が不安や心配を感じるものです。しかし、白煙には単なる水蒸気のように問題のないものから、重大なトラブルの前兆となるものまで、いくつかの種類があります。その違いを正確に理解することが、安全運転を続けるためには欠かせません。

ここでは、白煙が危険を伴う場合とそうでない場合の見分け方について詳しく解説します。

においのない水蒸気なら問題なし

寒い季節や雨の多い日など、車のマフラーから白煙が出ているのを目にすることがあります。 においを伴わず、短時間で消える場合、心配する必要はありません。それはエンジン内で燃料と一緒に発生した水分が蒸気となり、外気との温度差で凝結しているだけです。

例えば、冬の早朝に車を始動した際、マフラーから白い煙が一時的に出ることがあります。これは、排気管内にたまった水分が加熱されて蒸発したために起こる現象で、特に湿度が高い日や外気温が低い日に頻繁に見られます。

この現象は、エンジンが適切に動作している証拠でもあります。エンジンが温まり、排気管内の水分が完全に蒸発すれば、白煙は自然と消えていきます。長時間にわたり出続ける場合や、においが伴う場合は、別の問題を疑う必要があります。

においのある白煙はエンジントラブルの可能性がある

白煙がにおいを伴っている場合、単なる水蒸気ではなく、 エンジン内部の問題を示している可能性があります。この場合、甘いにおいや焦げたようなにおいがすることがあり、冷却水やエンジンオイルが燃焼している場合に起こります。特に、シリンダーヘッドガスケットの破損や冷却水の漏れが原因となるケースが多いです。

例えば、走行中に甘いにおいと共に白煙が出る場合、冷却水がエンジン内で燃焼している可能性があります。この状況を放置すると、エンジンがオーバーヒートし、内部部品が深刻な損傷を受ける恐れがあります。

また、焦げたにおいを伴う場合、オイル漏れが原因である可能性が高いです。この場合、漏れたオイルが高温のエンジン部品に触れ、燃焼して煙を発生させます。そのため、においが伴う白煙は、早急に車を停止し、プロの整備士に点検を依頼することが大切です。

黒煙の場合は燃料やエアクリーナーに問題がある

白煙ではなく 黒煙が出る場合、それは燃料が完全に燃焼していないことを示しています。この問題は、主に燃料噴射装置の不具合やエアクリーナーの詰まりによって発生します。特にディーゼルエンジン車では、この現象がよく見られます。

例えば、加速時に黒煙が大量に排出される場合、エアクリーナーが詰まっている可能性があります。エアクリーナーが汚れていると、エンジンに必要な空気が供給されず、燃料が適切に燃焼しません。その結果、燃費が悪化し、エンジン内部の汚れが蓄積してしまいます。

また、燃料噴射装置の異常によっても黒煙が発生します。この場合、燃料が必要以上に供給され、エンジン内で燃え切らずに煙となって排出されます。黒煙が発生した場合、早めに整備工場で点検を受けることで、エンジンの寿命を延ばし、燃費効率を改善できます。

車から白煙があがる原因

排気ガス

白煙が発生する原因は多岐にわたり、状況によって異なります。そのため、原因を正しく特定することが、適切な対処につながります。ここでは、白煙の主な原因を解説し、それぞれの状況に応じた具体的な対処法を説明します。

エンジンオイルが劣化している

白煙は、エンジンオイルが劣化すると、発生することがあります。特に、エンジン内部の部品が摩耗している場合、 オイルが燃焼室に漏れ込み、燃焼することで白煙が発生します。この現象は「オイル上がり」や「オイル下がり」と呼ばれる状態に分類されます。

オイル上がりとは

オイル上がりは、 エンジン内部のシリンダーやピストンリングが摩耗していることで発生します。エンジン内部の圧力が弱まり、オイルが燃焼室に侵入してしまうためです。そのため、加速時などに多くの白煙が見られる場合、オイル上がりが原因と考えられます。

例えば、長距離走行が続く車や年式が古い車でこの症状が発生しやすいです。オイル上がりが起きると、エンジン内部の摩耗がさらに進行し、エンジン全体の寿命が短くなる恐れがあります。

オイル下がりとは

オイル下がりは、 バルブシールの劣化が原因です。バルブシールが硬化すると、エンジン停止中にオイルが燃焼室に流れ込むことがあります。この状態では、特にエンジン始動直後に発生するのが特徴です。

例えば、朝のエンジン始動時に白煙が一時的に発生し、その後収まる場合、オイル下がりが疑われます。この現象を放置すると、エンジンオイルの消費量が増加し、エンジン内部の部品が摩耗してしまいます。

関連記事:車のオイル漏れが起こってしまう原因と修理にかかる費用

エンジン内でオーバーヒート状態になっている

白煙は、エンジンがオーバーヒートしている場合、冷却水が蒸発して発生することがあります。冷却水の不足やラジエーターの故障、冷却ファンの不具合が主な原因です。

例えば、走行中にエンジン温度計が通常よりも高い値を示し、白煙が上がる場合、冷却水が不足している可能性があります。この場合、速やかに車を停め、冷却水を補充するか、整備士に点検を依頼する必要があります。

車両火災が起きている

白煙が大量に発生し、焦げたようなにおいがする場合、車両火災の可能性もあります。エンジンオイルの漏れや配線のショートが原因で火災が発生することがあります。

例えば、エンジンルームからの白煙に加えて異臭が伴う場合、火災の初期段階の可能性があります。この場合、ただちに車を安全な場所に停車させ、車から離れた後に消防に連絡することが大切です。

車から白煙が上がったときの対処法

排気ガス

車から白煙が発生した場合、その場で適切に対処することが、トラブルの拡大を防ぐことに繋がります。状況によってはそのまま走行を続けることが危険な場合もあり、 早急な対応が求められます。特に、エンジン内部や冷却系統が問題な場合は、無理に運転を続けるとさらに深刻な故障につながることがあります。

例えば、エンジンオイルの点検や冷却水の補充など、運転手自身で対応可能なケースもありますが、明らかに異常がある場合は、専門家の助けを借りることが最善策です。ここでは、白煙が発生したときにとるべき具体的な行動について、分かりやすく解説します。

オイルの点検を行う

白煙が発生した場合、まずエンジンオイルの状態を確認することが大切です。エンジンオイルが不足している場合や、劣化が進んでいると、オイルが燃焼室に侵入し白煙を発生させます。オイルの量や状態をチェックすることで、トラブルの原因を特定する手がかりになります。

例えば、オイルレベルゲージを確認してオイルが規定値を下回っている場合、補充が必要です。また、オイルの色が通常の透明な琥珀色ではなく、黒ずんでいる場合は劣化のサインです。この場合、オイル交換を検討するべきです。適切な点検と対応を行うことで、エンジンへのダメージを未然に防ぐことが可能です。

故障の時はレッカーサービスに連絡する

白煙が止まらず、エンジンや冷却系統に明らかな異常がある場合は、無理に走行を続けるのは避けましょう。無理な走行は、トラブルをさらに悪化させる可能性があります。このような場合には、速やかにレッカーサービスを呼び、 専門家に対応を依頼するのが最善策です。

プロの整備士に車を点検してもらうことで、さらなる故障や事故のリスクを減らすことができます。

車から白煙を予防する方法

白煙の発生を防ぐためには、日常的なメンテナンスが大事になります。特に、定期的なオイル交換や冷却系統の点検を行うことで、白煙の発生を未然に防ぐことができます。車の不具合は放置すると修理費用が高額になるため、事前の対策が経済的にも大きなメリットです。

また、日頃の点検や整備を通じて、車全体の状態を把握しておくことは、突然のトラブルを避けるためにも有効です。ここでは、白煙の発生を予防するための具体的な方法について、誰でも実践できる内容を詳しく紹介します。

定期的なメンテナンスを行う

車の白煙発生を予防する 最も基本的な方法は、定期的なメンテナンスを行うことです。エンジンや周辺部品は、使用を続けるうちに少しずつ摩耗し、トラブルの原因となることがあります。これを防ぐためには、定期的な点検が欠かせません。

例えば、エンジンオイルや冷却水の交換、エアクリーナーの清掃などを適切な頻度で実施することで、エンジン内部の摩擦や汚れを軽減し、燃焼効率を保つことができます。半年に一度程度の点検を行うことで、小さな異常を早期に発見し、深刻なトラブルを防ぐことが可能です。

また、メンテナンスを怠ると、白煙の原因となるオイル漏れや冷却系統の不具合に気づかず、修理費用が高額になるケースもあります。適切なケアを習慣化することで、白煙だけでなく車全体の性能維持にもつながります。

オイルを交換する

エンジンオイルの交換は、白煙予防に直結するメンテナンス項目です。走行距離や使用頻度に応じて適切なタイミングで交換することで、エンジンの摩耗を防ぎ、性能を保つことができます。

例えば、一般的には3000km〜5000kmまたは3か月〜半年に一度のオイル交換が推奨されています。これを怠ると、劣化したオイルがエンジン内部に汚れを蓄積させ、燃焼不良を引き起こす可能性があります。適切なオイル交換を習慣化することで、エンジンのトラブルを大幅に減少させることができます。

エンジンを交換する

エンジン全体の交換は、 根本的なトラブル解決策として有効です。特に年式が古い車や走行距離が多い車は、エンジン内部の部品が劣化していることが多く、修理より交換が合理的な場合があります。

例えば、エンジン交換には一度に高額な費用がかかりますが、新しいエンジンを導入することで燃費効率が向上し、車の性能が回復します。また、長期間にわたる安定した使用が可能になるため、結果的にコストパフォーマンスが良い選択となることがあります。

エンジンやオイル交換の費用

エンジン交換やオイル交換の費用は大きく異なりますが、それぞれの目的に応じて適切に対応することが大切です。 エンジン交換は数十万円単位の出費が必要ですが、新しいエンジンにより長期間安定した性能を得られます。一方、オイル交換は数千円〜一万円程度で行える手軽なメンテナンスです。

例えば、オイル交換を怠ったことでエンジン内部が損傷し、結果として高額な修理費が発生することもあります。適切な費用をかけて定期的なメンテナンスを行うことは、長期的なコスト削減につながる重要な投資といえます。

車の売却ならソコカラ

今回は、車から白煙がでる原因や対処法について解説しました。車から白煙が出た場合、その原因を正確に特定し、迅速かつ適切に対処することが大切です。白煙はただの水蒸気の場合もあれば、エンジン内部の深刻なトラブルを示していることもあります。

また、白煙の発生を未然に防ぐためには、日常的な点検や整備を欠かさないことが大事です。オイル交換や冷却水の補充など基本的なメンテナンスを習慣化することで、車の寿命を延ばし、安全で快適な運転を続けることができます。車を長く大切に使うためにも、メンテナンスの重要性を忘れずに日々のケアを行いましょう。

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この記事の監修者

浅野 悠

「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。

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