- 2024.02.28
不動車は買取依頼できる?高価買取の方法やおすすめの業者を紹介
自動車としての役割を果たせなくなった「不動車」は、なるべく早く処分することがおすすめです。不動車を放置しているとさまざまなデメリットにつながり、トラブルに発展する可能性もあります。また、不動車はきちんと査定することで高価買取が見込めるケースもあるため、早めに買取依頼を試すのがポイントです。
本記事では、不動車の基本や高価買取してもらうためのポイントを解説します。不動車の処分方法に困っているのなら、ぜひ参考にしてください。

不動車の定義について
不動車の買取を実践するには、そもそも「不動車とはどんな車なの?」という疑問を解消することが重要です。不動車にはいくつかの定義があるため、事前に詳細を確認することがポイントになります。以下では、不動車がどんな自動車を指すのか解説します。
事故や故障によって動かなくなった自動車のこと
事故や経年劣化による故障など、何らかの原因によって動かなくなった自動車は、不動車として扱われます。完全に走れない自動車はもちろん、故障が原因で安全な走行はできないものも、不動車に分類されます。自動車として使用できないものは、不動車と捉えることができるでしょう。
車検が切れて公道を走れない自動車も指す
事故や故障などによって動かない自動車以外にも、車検が切れて公道を走行できないものも、不動車となります。仮に走行することができても、法律上公道の走行が認められていない自動車は、不動車として扱います。
そのため何らかの理由で車検切れのまま放置している自動車がある場合、不動車となるため早急な処分が求められるでしょう。
不動車の放置は罪になる?
不動車の保有や放置は、基本的に罪になりません。きちんと自分の敷地内で管理できていれば、仮に放置を続けても問題はないでしょう。一方で、一般道の路肩などに放置していると、不法投棄となる可能性があります。不法投棄の罪は重く、5年以下の懲役、もしくは1,000万円以下の罰金が課せられます。
路上に不動車の不法投棄をすると、重大な事故につながるリスクもあるため、絶対に避けるようにしましょう。
不動車を放置するデメリットについて
不動車を放置する場合、さまざまなデメリットが付きまといます。ときには不動車の放置が原因となって、トラブルに発展する可能性もあるでしょう。以下では、不動車の放置によって引き起こされる可能性のあるデメリット・トラブルを解説します。
基本的に使用用途がない
不動車となった自動車の多くは、基本的に使用用途がありません。そのためそのまま放置していても、何かメリットが発生することはないでしょう。思い出のある自動車が動かなくなった場合も、そのまま保有し続けるケースがあります。しかし、自動車は場所を取るため、敷地内のスペースが無駄になるデメリットがあります。
使わないものを管理し続けるには多くの労力が必要になるため、日常的な負担となる可能性も懸念されるでしょう。使用用途を見出せない点は、不動車を放置するデメリットの1つです。
保管するだけでもコストがかかる
不動車を保管するだけでも、さまざまなコストがかかります。例えば駐車場を利用している場合には、放置している期間だけ駐車場代が必要です。使い道のない不動車に駐車場代を支払うことには、何もメリットがないでしょう。自宅の敷地内に保管するとしても、清掃やトラブルを防ぐための管理のためにコストがかかります。
これらのコストは基本的に無駄なものとなるため、不動車はなるべく早く処分することが望ましいです。
抹消登録をしていないと自動車税が課税される
自動車としての機能を果たせない不動車であっても、ナンバーを登録している場合には自動車税がかかります。抹消登録を忘れたまま放置していると、毎年不動車のための自動車税を支払う必要があります。仮に不動車であることを理由に使用してない事実があっても、登録している限り自動車税は課税されてしまいます。
そのため不動車になった自動車は、早急に登録を抹消して自動車税がかからないように備えましょう。4月1日時点で登録されたままだと、不動車にも自動車税がかかるため注意が必要です。
車上荒らしなどのリスクがある
不動車を放置していると、車上荒らしなどのトラブルに見舞われる可能性があります。誰も管理していないと判断された不動車は、犯罪のターゲットになるケースも少なくありません。
「貴重なものは何もないから問題ない」と考える人もいますが、車上荒らしが原因となって自動車に火災が発生するなど、別のリスクにつながる可能性もあります。不動車を放置した結果、思わぬ形で被害を被るリスクも考慮すべきでしょう。
放置する期間が長いほど自動車の価値は下がる
不動車を放置し続けると、その期間だけ自動車としての価値は下落していきます。年式が新しい自動車は、仮に不動車であってもそれなりの価格で買取されるケースがあります。しかし、長期間放置してしまうと、年式も古くなって自動車そのものの価値がなくなってしまいます。
不動車であるという点も考慮すると、買取できない可能性も出てくるでしょう。不動車の放置によって価値がなくなってしまう点もまた、1つのデメリットです。買取に出すにしろ、処分するにしろ、不動車は早めに対応することがおすすめです。
不動車は買取してもらえる?
まともに走らない不動車は、「買取事業者でも買取できない」というイメージを持つ人も多いです。そのため早々に処分を決定し、廃棄してしまう事例も珍しくありません。以下では、不動車の買取についての詳細を解説します。
不動車も買取が可能
自動車としての機能を失った不動車であっても、買取できるケースは多いです。自動車にはさまざまな部品や金属が詰め込まれているため、それだけでも十分な価値があるのです。そのため仮にまったく動かない不動車でも、自動車という形を成しているだけで、ある程度の買取価格がつくことがあります。
不動車だからと早期に処分せずに、まずは買取査定を試してみるのもおすすめです。
解体業者に依頼して処分してもらう方法もある
不動車の状態や買取業者の方針によっては、買取が拒否されるケースもあり得ます。その場合には解体業者に依頼して、自動車を処分してもらう方法が検討されます。しかし、解体業者に依頼する場合、解体費用がかかります。処分のためにお金がかかると、どうしても対応を後回しにしてしまいがちになるでしょう。
そのため最初から解体業者に依頼するのではなく、まずは買取業者に査定してもらうのがおすすめです。複数の査定を依頼することで、買取してくれる業者に出会える可能性が高まります。特に不動車を買取している実績のある業者を中心に、査定を頼んでみるのがおすすめです。
不動車でも業者によっては高価買取が実現する
不動車のようにまともに動かない自動車は、多くの場合安い価格での買取となります。放置することによるデメリットが多いため、「安くても処分できればよい」と考えることも多いでしょう。しかし、不動車でも業者によっては、高価買取を実践しているケースがあります。
不動車の状態や車種など、さまざまな要因が条件にマッチすれば、高価買取が実現することもあります。そのため「不動車=高く売れない」という固定概念は一旦捨て去り、少しでも高価買取してくれる業者を探すことがポイントです。
不動車の買取目安について
不動車の買取を依頼する際には、ある程度の相場目安を確認しておくのも重要です。具体的な目安があれば、どこで買取を依頼すべきか判断しやすくなるでしょう。以下では、不動車の買取目安について解説します。
古い自動車は数万円程度が相場になる
不動車の年式が古い場合、数万円程度が相場になります。先の解説通り、古いほど自動車の価値は下がりやすくなるため、早めに査定してもらうことが高価買取につなげるコツです。具体的には年式の古いもの、走行距離が多いものなどは、自動車としての価値がつかない可能性があります。
それでも数万円程度の値がつくことはあるので、積極的に買取依頼をするのがおすすめです。
完全に動かない自動車も1万円前後の価格がつく場合も
完全に動かない不動車の場合でも、1万円前後の買取価格がつくケースがあります。例えば事故で水没していたり、修理しても走行の見込みがないほど壊れていたりしても、鉄クズとしての利用価値はあるため、多少の値がつくことは珍しくありません。一般的には1万円前後を基準にして、買取価格が算出されるでしょう。
不動車の買取を依頼する際のポイント
不動車の買取を業者に依頼する際には、高価買取してもらうためのいくつかのポイントを把握しておくのが重要です。事前にポイントを踏まえて準備ができていれば、不動車の買取価格を高められる可能性があります。以下では、不動車の買取を依頼する際のポイントについて解説します。
事前に自動車の清掃をしておく
不動車を買取に出す際には、車の中と外を清掃しておくのがおすすめです。長年放置していた不動車や、使い古した不動車の場合、自動車が汚れている場合があります。そのままでも買取に出すことは可能ですが、査定時の評価が下がる可能性は否めません。
また、荷物などがそのままになっていると、査定がスムーズに行えない可能性もあります。できる範囲で構わないので、自動車の内外部は清掃しておくとよいでしょう。
無理に動かして状態を確かめる必要はない
不動車を買取時に、無理に動かして状態を確かめる必要はありません。放置していた不動車を無理に動かしたことで、劣化していた部品が故障するなどのトラブルが発生する可能性もあります。それは結果的に買取価格を落とすことになるため、デメリットにしかなりません。
不動車は下手に動かさず、簡単な清掃のみで査定に出すことをおすすめします。
修理費が高い場合にはそのまま査定に出す
自動車の外装についているわずかな傷や、バッテリーの交換などによって、査定価格が高くなる可能性はあります。そのため不動車の状態次第では、多少の修理を加えてから買取査定に出すことも検討されます。しかし、高額の修理費がかかる場合には、無理に直す必要はありません。
買取価格よりも修理費の方が高くつくケースも考えられるため、修理したことで損をする可能性もあります。修理にかかった時間も考慮すると、大きな損失になることも懸念されます。そのため状況によっては修理をせずに、そのまま買取に出すのも1つの方法です。
廃車にするなら1月に買取に出すことで自動車税が還付される
不動車を廃車にする場合、1月に出すことで自動車税の還付金が7,500円返ってきます。そのため自動車税をすでに納付している場合には、買取に出すタイミングを事前に考えておくのがポイントです。自動車税の還付と合わせて高価買取がつけば、納得のいく価格での売却が実現するでしょう。
不動車は廃車になる可能性も高いため、自動車税の還付に合わせて売却することも考えてみてください。
引取費用などのコストがかかるか確認しておく
不動車を買取に出す際には、引取費用(レッカー費用)などが発生するか確認しておきましょう。買取業者によっては、不動車の査定時に工場などに運ぶため、レッカーを利用するケースがあります。そのときにかかる費用は、依頼者が支払う契約になっていることも多いです。
仮に多少の買取価格がついても、レッカー費用などによってプラサウマイナスゼロになるパターンもあります。不動車は公道を走れないため、どうしてもレッカーの利用が必要です。そのコストを誰が支払うのは事前に確認し、トラブルにならないように備えましょう。
不動車の買取なら「ソコカラ」にお任せ!
不動車の買取を検討しているのなら、廃車高価買取を実践している「ソコカラ」にお任せください。「ソコカラ」はどんな状態の自動車でも、買取を実施しているサービスです。すでに動かない不動車でも、問題なく査定・買取が可能です。
自社オークションと自社物流網を持つため、中間マージンをカットし、その分を買取金額に上乗せできるのが「ソコカラ」の特徴です。不動車でも高価買取ができるため、まずはお気軽に査定のご相談をいただければと思います。査定はホームページの査定フォームから、最短20秒で簡単に試すことも可能です。
また、「ソコカラ」は不動車を移動する際の引取費用も、完全無料となっています。そのほか、査定や手続き費用も無料なので、コストをかけずに不動車の処分を進められます。この機会に不動車でも高価買取を実現できる「ソコカラ」に、ぜひ1度お問い合わせください。
まとめ
不動車は自動車として使用できないため、早めに処分する必要があります。つい億劫になって処分を後回しにしてしまいがちですが、不動車の放置にはさまざまなデメリットがあるため、なるべく早く対応することが望ましいでしょう。また、不動車は買取業者に依頼することで、買い取ってもらえる可能性があります。
「ソコカラ」では廃車の高価買取実績も豊富なので、安心して不動車の買取をお任せいただけます。査定スピードにも自信があるため、すぐに処分したい人にもおすすめとなっています。不動者の処分方法に困っているのなら、まずはお気軽に買取について「ソコカラ」にご相談ください。

この記事の監修者
浅野 悠
「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。
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