- 2023.08.09
カーバッテリーの回収方法について|買取のコツについても解説
車に乗っているとカーバッテリーが劣化し、交換する必要が出てきます。不要になったカーバッテリーをどう処分すべきなのか、どこで回収してもらえるのか分からないケースも多いです。
本記事ではカーバッテリーの交換タイミングや回収方法、寿命を延ばすためのポイントなどを解説します。カーバッテリーの処分に困っている場合には、ぜひ参考にしてください。

カーバッテリーの交換タイミングは?
カーバッテリーは使用するほど劣化していくため、定期的な交換が必要です。安全に車に乗るためにはカーバッテリーの交換タイミングを事前に把握し、計画的な交換が求められるでしょう。以下では、カーバッテリーの交換タイミングについて解説します。
カーバッテリーは3年程度で交換が必要

一般的にカーバッテリーは、3年程度で交換が必要になるといわれています。品種によって多少の差はありますが、2〜3年程度使った場合には交換を視野に入れると良いでしょう。カーバッテリーは化学反応を繰り返すことで、少しずつ中身が劣化していきます。車の使用頻度によって化学反応の回数も変わるため、一概にカーバッテリーの交換タイミングを決めることは難しいです。
そのため1つの目安として、3年程度での交換を考えておくことがおすすめです。
メンテナンスの一環としてカーバッテリーのチェックが重要
カーバッテリーは車のメンテナンス時に、チェックすべき項目の1つです。カーバッテリーが劣化していないか確認し、必要に応じて早めの交換を実施します。カーバッテリーは定期的に交換する部品であるため、普段のメンテナンスでは簡単な確認で済まされてしまうケースも多いです。しかし、故障や想定以上のスピードで劣化していることも考えられるため、メンテナンス時にはしっかりとチェックしておくと良いでしょう。
カーバッテリーの寿命を延ばす方法
カーバッテリーは使い方次第で、寿命が延びる可能性があります。逆に乗り方によっては寿命を縮めるケースもあるため、事前に最適な使い方を把握しておくことが重要です。以下では、カーバッテリーの寿命を延ばすための方法について解説します。
アイドリングを長めに行う
カーバッテリーの寿命を延ばすには、アイドリングを長めに行うのが1つのポイントです。普段から意識して行うことで、カーバッテリーを長く使用できる可能性が高まります。また、アイドリングストップ搭載車は、アイドリングストップを繰り返すとバッテリーに負荷がかかり、寿命が短くなりやすいです。
ライトを使う夜間走行を控える
ライトを使用していると、カーバッテリーへの負担が大きくなって劣化が早まります。そのため普段から夜間走行でライトを点けっぱなしにしている場合、通常よりも早いタイミングでカーバッテリーの交換が必要になる可能性があります。
運転の機会を定期的に設ける
カーバッテリーの寿命を延ばすのなら、定期的に車を運転する機会を設けるのもポイントです。長期間乗らなかったり、短い距離しか運転しなかったりといった使い方では、カーバッテリーの寿命が縮まる可能性があります。運転の機会が少ないと、それだけバッテリーに充電する時間が減り、放電の時間が長くなります。放電する期間が長いと充電不足に陥り、バッテリー上がりを引き起こすケースも懸念されます。
バッテリーはこまめに点検する
カーバッテリーは目安である3年にこだわらず、こまめに点検して状況を確認する必要もあります。点検することでカーバッテリーの劣化に早く気づき、適切なタイミングで交換できる可能性が高まります。メンテナンスの一環としてカーバッテリーをチェックする習慣をつけて、問題がないことを確認しつつ運転する方法がおすすめです。
カーバッテリーの交換を考える目安
カーバッテリーの交換を考える際には、いくつか目安となる要因があります。以下で紹介する症状がみられた場合には、平均よりも短い期間でもカーバッテリーの交換が必要になる可能性があります。下記を参考に、カーバッテリーの交換を考える目安をチェックしてみてください。
エンジンがかかりづらい
エンジンがかかりづらい状況が続いている場合、カーバッテリーが劣化している可能性があります。カーバッテリーの寿命が十分に残っている場合には、すぐにエンジンがかかります。しかし、カーバッテリーが劣化している場合、セルを回してもエンジンがかかるまで時間が必要になります。
いつもよりもエンジンのかかり具合が悪くなったと感じたら、カーバッテリーの寿命が疑われます。エンジンの具合はつい見落としがちとなるため、意識して適正な時間で駆動するかチェックしてみましょう。
走行中にライトが暗くなる
走行中にライトが暗くなる場合にも、カーバッテリーに問題がある可能性があります。普段よりも道が暗く感じる場合には、カーバッテリーが劣化してライトに十分な電気が供給されていないケースが想定されます。ライトの明るさに違和感を覚えたら、カーバッテリーの交換を試してみると良いでしょう。
ライトが暗くなると、普段みえているものが確認しづらくなるため、事故の原因になり得ます。些細な変化でも目には大きな影響が出ているため、ライトの暗さに気づいたら早急な対応が求められます。
パワーウインドウがスムーズに動かなくなる
パワーウインドウがスムーズに動かなくなる症状も、カーバッテリーの劣化が影響しているケースが多いです。パワーウインドウの動きが遅くなり、ぎこちなさが目立つようになったら、カーバッテリーの交換が検討されます。
充電できなくなる
カーバッテリーへの充電ができなくなったら、交換のサインになります。充電ができなければカーバッテリーとしての役割を果たせないため、交換や処分が必要です。
カーバッテリーを回収してもらう方法

役目を終えたカーバッテリーは、回収して処分してもらう必要があります。回収方法はいくつかあり、もっとも簡単な手段を選ぶことで余計な手間を省けます。以下では、カーバッテリーを回収してもらうための方法を解説します。
カー用品店に回収を依頼する
不要になったカーバッテリーは、カー用品店に持ち込むことで回収してもらえます。大手カー用品店ではカーバッテリーの回収も店頭で行っているケースが多いため、持ち込むことでそのまま処分してもらえます。カー用品店によっては、カーバッテリーの回収を無料で実施していることもあります。これは回収したカーバッテリーをリサイクルして、社内で再利用できることが理由です。
一方で、一部カー用品店では、カーバッテリーの回収時にコストがかかることがあります。有料か無料かは事前に確認し、持ち込んでから揉めないように注意しましょう。また、有料の回収でも、新品のカーバッテリーに交換することで、そのまま古いカーバッテリーを無料回収してもらえるケースもあります。
ガソリンスタンドに回収を依頼する
カーバッテリーはガソリンスタンドでも、回収してもらえます。カーバッテリーを直接持ち込むことで、カー用品店と同じように無料で回収してくれるケースがほとんどです。しかし、こちらも有料での回収の場合があるため、事前の確認が重要となります。ガソリンスタンドは車で入りやすい場所にあるため、簡単にカーバッテリーを持ち込めるのがメリットです。給油のついでにカーバッテリーを持ち込んで、その場で回収してもらう方法も可能です。
一方で、ガソリンスタンドによってはカーバッテリーの回収に対応していない店舗もあります。例えばセルフのガソリンスタンドの場合、カーバッテリーの回収作業を実施していないケースが多いです。事前に持ち込むガソリンスタンドの詳細を確認し、カーバッテリーの回収に対応しているか把握しておきましょう。
リサイクル業者に回収を依頼する
カーバッテリーは、リサイクル業者に依頼することでも回収してもらえます。リサイクル業者も廃棄するカーバッテリーを換金できるため、積極的に買取を実施しています。カー用品店やガソリンスタンドとは異なり、回収ではなく「買取」になる点が特徴です。数百円程度ですがお金になるため、有料で回収されるよりはお得になります。
カーバッテリーの買取相場は、使用されていた車種によって異なります。軽自動車の場合には500円前後、普通車の場合には1,000円前後、バイクの場合には500円前後が相場になります。また、リサイクル業者はカーバッテリー以外の製品も買取してくれます。カーバッテリーを持ち込むついでに不用品を処分すれば、買取金額も増えます。自宅にいらないものが溜まっている場合などには、カーバッテリーの回収とついでに引き取ってもらうのも1つの方法です。
買取業者に買い取ってもらうことも可能
カーバッテリーは、車の買取業者に買い取ってもらうことも可能です。新しいカーバッテリーに交換するときや、車そのものを引き取ってもらう際に、まとめて回収を依頼できます。車の買取業者は査定のプロであるため、カーバッテリーの状態も含めて車の買取価格を査定します。車の買い替えを検討している場合には、カーバッテリーの回収だけでなく車の買取も依頼することが検討されるでしょう。
自治体はカーバッテリーの回収を請け負っていない
自治体はカーバッテリーの回収を行っていないため、粗大ゴミのように処分することはできません。カーバッテリーは特殊ゴミに分類されるため、自治体では扱えない決まりになっています。カーバッテリーのなかには危険な物質も含まれているため、素人が回収することは事故につながります。そのため自治体はカーバッテリーの回収を行わず、専門店への持ち込みを推奨しています。
カーバッテリーを自分で処分することは違法
カーバッテリーを自分の手で処分すると、法律違反として罰せられる可能性があります。カーバッテリーにはさまざまな危険物質が使用されているため、知識・技術のない人が扱うと人体に悪影響を及ぼす可能性があります。肌に触れればただれることもあり、目に入ると最悪失明するケースも想定されます。危険性を考慮して、決して自分で処分しないように注意しましょう。
また、カーバッテリーを不法投棄した場合も、法律違反となり5年以下の懲役若しくは1千万円の罰金が科されます。カーバッテリーを回収してくれる場所はたくさんあるため、自分の手で処分するメリットはまったくありません。きちんと所定の店舗や業者に依頼して、正式に回収してもらいましょう。
カーバッテリーの買取を依頼する際のコツ

カーバッテリーを買取してもらう際には、いくつかのコツがあります。少しでも買取価格を上げるためにも、以下のコツをぜひ参考にしてください。
実績のある業者に回収を依頼する
カーバッテリーの買取時には、実績のある業者に依頼するのがポイントです。すでに多くの実績を持つ業者であれば、安心してカーバッテリーの買取を任せられます。買取後にトラブルとなる可能性も低いため、余計な心配をせずにカーバッテリーの交換ができます。実績のない業者や悪質な業者は、無料回収なのに何らかの理由でお金を請求するケースがあります。
トラブルに巻き込まれることを未然に防ぐためにも、まずは実績のある業者選びから始めましょう。
余裕を持って買取を依頼する
カーバッテリーの買取を依頼する際には、余裕のあるスケジュールを組むことも重要です。すぐにでもカーバッテリーを交換しなければならない状況だと、業者の言い値で回収となるケースが多いです。あらかじめカーバッテリーの交換を済ませて、不要品を持ち込む形にしておくことで、余裕を持って買取交渉ができます。
「一般廃棄物処理業許可」と「古物商許可」の免許を持っているか確認する
カーバッテリーの買取業者は、「一般廃棄物処理業許可」と「古物商許可」の免許を取得している必要があります。これらの資格がないのにカーバッテリーの買取をしている場合、違法性が指摘される可能性があります。買取を依頼した自分にも何らかのデメリットが発生する可能性があるため、やはり実績のある業者を選ぶのが重要です。
車の買取と同時に行うのもおすすめ
カーバッテリーの買取と車の買取を、同時に行う方法もおすすめです。そもそも車の買取を検討していた場合には、カーバッテリーの交換が良いきっかけになります。車ごと引き取ってもらえれば、カーバッテリーを交換する手間を省けます。車の買取を検討している人は、カーバッテリーとの同時買取の依頼もご検討ください。
車の買取なら「ソコカラ」にご相談を!
車の買取を検討しているのなら、車買取サービス「ソコカラ」にご相談ください。「ソコカラ」は1998年に創業してから、累計で77万台以上の車を取り扱ってきた実績があります。プロによる査定で車の価値を判断し、適正な価格での買取を実施しています。自社物流の確立や自社オークションの運営などを行っているため、さまざまな車を高価格で買取できます。
長年乗ってきた車の買取も可能なので、この機会にぜひ車買取サービス「ソコカラ」での無料査定をお試しください。
まとめ
カーバッテリーがダメになってしまったら、回収してもらう必要があります。回収方法は複数あるため、自分の生活圏内でやりやすいパターンを選ぶと良いでしょう。自分で処分することは違法なため、その点は十分に注意してください。
カーバッテリーおよび車の買取を検討しているのなら、車買取サービス「ソコカラ」の利用がおすすめです。99%の買取保証と、廃車手数料0円が特徴の「ソコカラ」では、さまざまな車の買取を実現しています。まずは無料オンラインでの査定から、お車の価格をぜひチェックしてみてください。
おすすめサイト:粗大ゴミ回収本舗 粗大ゴミ回収本舗は、不用品や粗大ゴミの回収を専門とするサービスで、関東全域、特に東京、神奈川、埼玉、千葉エリアに対応しています。リーズナブルな価格設定と迅速な対応が特徴で、家庭や企業問わず、多くの利用者に支持されています。
参考:京都市の店舗や事業所の事業ごみ一般廃棄物の定期回収なら|ごみの窓口@京都


この記事の監修者
浅野 悠
「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。
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