廃車手続きに必要な書類
廃車手続きに必要な書類は、お客様のご状況手続きの種類によって異なります。こちらでは、廃車手続きに必要な書類や手続きの種類、普通自動車の場合と軽自動車の場合の違い、廃車手続きをすることによって受けられる税金の還付などについてご紹介いたします。
監修者情報:澤井 勝樹・株式会社はなまる監査役(税理士・行政書士)
廃車の手続きは自分でできる?費用はかかる?
廃車手続きは一時的に廃車する「一時抹消」であれば自分で行った方が安く済むこともありますが、自分で行うと解体費用や時間がかかり、かなりの負担になってしまいます。
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それでは廃車の手続きの流れを簡単に説明いたします。
普通自動車の廃車手続きの種類
普通自動車の廃車手続きには「永久抹消」「一時抹消」「解体届出」「輸出抹消」の4種類があり、廃車にする目的や状況によって行う手続きが変わります。
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永久抹消
永久抹消とは、普通自動車の登録情報を完全に抹消する手続きのことです。永久抹消を行った普通自動車は再登録が出来なくなり、二度と使用することができなくなります。
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輸出抹消
輸出抹消とは、普通自動車を輸出する場合に行う手続きのことです。輸出抹消は、転勤や長期出張などで海外に移住する際、日本で使用していた普通自動車を海外へ持って行く場合などに行います。
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一時抹消
一時抹消とは、普通自動車の登録情報を何らかの事情により一定期間のみ抹消する手続きのことです。一時抹消は主に、海外転勤、長期出張、入院などで普通自動車を長期間使用しない場合に行います。
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解体届出
解体届出とは、一時抹消後に解体した普通自動車の登録情報を完全に抹消する手続きのことです。解体届出を行った普通自動車は再登録をすることが出来なくなり、永久に利用することができなくなります。
軽自動車の廃車手続きの種類
軽自動車の廃車手続きには「解体返納」「一時使用中止」「解体届出」「輸出予定届出」の4種類があり、廃車にする目的や状況によって行う手続きが異なります。
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解体返納
「解体返納」とは、軽自動車の登録情報を完全に抹消する手続きのことです。解体返納を行った軽自動車は再登録が出来なくなり、二度と使用することができなくなります。
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一時使用中止
「一時使用中止」とは、軽自動車の登録情報を一定期間のみ抹消する手続きのことです。一時使用中止は主に、海外出張や長期入院などで長期間使用しない軽自動車がある場合に行います。
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解体届出
「解体届出」とは、一時使用中止の手続き後に解体した軽自動車の登録情報を完全に抹消する手続きのことです。解体届出を行った軽自動車は再登録が不可能となり、永久に使用することができなくなります。
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輸出予定届出
「輸出予定届出」とは、軽自動車を輸出する際に行う手続きのことです。輸出予定届出は、長期出張や転勤などで海外に移住する際、日本で使用していた軽自動車を海外へ持って行く場合などに行います。
廃車手続きをすると還付される税金の種類
廃車手続きをすることで、自動車税や自動車重量税の還付金、自賠責保険料の解約返戻金を受け取ることができます。
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自動車税
廃車手続きを行うと、その時点から自動車税は課税されなくなり、廃車手続きが完了した翌月から3月までの残存期間分が月割り計算で還付されます。
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自動車重量税の還付
自動車重量税は、廃車にする車が自動車リサイクル法に基づいて適正に解体された場合、廃車手続きが完了した翌日から車検証の有効期間満了時までの残存期間分を分割計算した金額が還付されます。
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自賠責保険料の返戻
自賠責保険は廃車時に解約手続きを行うことで、有効期限の残存月数に応じて解約返戻金を受け取ることができます。
廃車手続きを行う場所について
廃車手続きを行う場所は、普通自動車と軽自動車で異なります。
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普通自動車の廃車手続きを行う場所
普通車の廃車手続きは、現住所を管轄する運輸支局にて行います。 全国の運輸支局はこちらからご覧いただくことができます。
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軽自動車の廃車手続きを行う場所
軽自動車の廃車手続きは、現住所を管轄する軽自動車検査協会にて行います。全国の軽自動車検査協会はこちらからご覧いただくことができます。
澤井 勝樹
「株式会社はなまる」監査役。1975年生まれ。10年近く会計事務所で経理総務全般の経験を積みながら、税理士、行政書士登録。その後、IT系ベンチャー企業のIPOの準備に携わるなど活動。現在はインターネットとクルマの可能性を世の中に伝えたい。家族・食べること・愛車のセレナが大好き。おもに廃車の手続きや税金に関するコラムを執筆。