2024.10.18

タイヤがパンクした場合の対処法とやってはいけない3つの行為

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突然のタイヤパンク。ドライバーにとって、それはまさに青天の霹靂。しかし、適切な対処法を知っていれば、車両へのダメージを最小限に抑え、余計な出費も防ぐことができます。そこで今回は、タイヤパンク時の正しい対処法と、絶対にやってはいけないNG行動を分かりやすく解説します。冷静な対処で、トラブルを乗り越えましょう。 事故車買取についてはこちらから

パンクする原因

突然のパンクは、ドライバーにとって大きな不安材料です。その原因は実に様々ですが、大きく分けると次の4つのパターンに分類できます。

①異物が突き刺さる場合

車のタイヤがパンクする原因は様々ですが、最も多いのは鋭利な異物、例えば釘やネジ、ガラスの破片などがタイヤに刺さることです。小さな異物が刺さり、ゆっくりと空気が抜けていく「スローパンク」も決して珍しくありません。気付かないうちに空気圧が低下し、危険な状態に陥ることもあるため、日頃からタイヤの状態をチェックすることが大切です。

②空気圧が足りない場合

車のタイヤは、適切な空気圧を保つことが安全運転の要です。空気圧が不足した状態での走行は、タイヤ内部の構造に負担をかけ、最悪の場合、パンクやバーストといった危険な事態を招きかねません。高速走行時には、特にこのリスクが高まります。摩擦熱によってタイヤが耐えきれなくなり、突然破裂する危険性もあるため、細心の注意が必要です。 安全のためにも、少なくとも月に一度は空気圧をチェックし、規定値を維持しましょう。日々の点検を習慣化することで、思わぬ事故を未然に防ぎ、安心安全なドライブを確保できます。 関連記事 自動車タイヤの空気圧、大丈夫?適切なメンテナンス方法を大公開

③ホイールが変形した場合

縁石にタイヤの側面を擦ってしまうと、ホイールが歪んでしまうことがあります。すると、空気漏れを起こし、パンクしてしまう可能性も。もしぶつけてしまった時は、ホイールの変形がないか、念入りに確認することをおすすめします。

④タイヤが劣化した場合

経年劣化はパンクのリスクを高めます。タイヤの寿命は、概ね3年から5年と言われています。早めの交換が安全運転につながります。信頼できるお店で定期的な点検を受け、必要に応じて交換しましょう。 さらに、走行距離5,000km毎にタイヤのローテーションを行うと、偏摩耗を防ぎ、タイヤの寿命を延ばす効果が期待できます。安全で快適なドライブのために、タイヤのメンテナンスは欠かせませんね。

パンクは自分で見極められる!

突然のタイヤパンクは、危険な事故につながるだけでなく、車のホイールにもダメージを与えてしまいます。そのため、早期発見と迅速な対処が不可欠です。特に、気づきにくいスローパンクは注意が必要です。もし、以下の様な兆候が見られたら、タイヤの点検を怠らないようにしましょう。安全なドライブを続けるためにも、日頃から車の状態に気を配ることが大切です。 ・車から、いつもと異なる音が聞こえてきた ・運転中にステアリングが重く感じ、操作に困難を覚える ・運転中、車体が振動する ・なかなかスピードが上がらず、ブレーキも効きにくい状態 ・カーブを曲がる際に、体が不安定で踏ん張りが利かないと感じる ・タイヤの形状が、本来の姿とは異なって見える ・肉眼で異物の刺入を確認できる ・タイヤのサイドウォールに、不自然な膨らみが見られる ・空気が抜けていて、明らかにへこんでいるのが見て分かる 関連記事 タイヤの整備は万全?整備不良による事故を未然に防ぐには

タイヤの交換時期を示すスリップサインとは

タイヤの交換時期を判断する明確な基準があります。それは「スリップサイン」と呼ばれる、タイヤ溝の深さを示す目印です。タイヤ側面の三角マークから溝底へと伸びる目印が、摩耗によって溝と繋がる状態になった時、スリップサインが出現したことを意味します。この状態は、タイヤ溝の深さが1.6mmになったことを示し、グリップ力が著しく低下している危険な状態です。 スリップサインが出ているタイヤは、制動距離の増加や、雨天時のスリップ事故リスクが大幅に高まります。そのまま走行を続けると、道路運送車両法違反に該当するだけでなく、車検にも不合格となります。安全な走行を確保するためにも、1ヶ所でもスリップサインが出現したら、速やかにタイヤ交換を行うことが必要です。安全運転のため、定期的なタイヤ点検を心がけましょう。

車のタイヤがパンクした場合の対処法4選

車のタイヤがパンクしてしまった場合の対処法としては、おもに以下の4つが挙げられます。

1.自分で対処できるか判断する

タイヤがパンクしたら、どうすればいいのでしょうか? 自分で対処できる方法は、大きく分けて2つあります。 一つはスペアタイヤに交換する方法、もう一つはパンク修理キットを使う方法です。いずれの方法も、車外での作業となるため、安全面を第一に考えることが大切です。周囲の安全を確認し、作業に取り掛かりましょう。 もし車にスペアタイヤが搭載されており、なおかつ自分でスペアタイヤの交換ができるという場合は、すぐに近くの安全な場所まで移動してからスペアタイヤに交換するのがベストです。 交換手順は下記の通りです。 車のタイヤ交換は、決して難しい作業ではありません。昔に比べると減りましたが、一部の自動車教習所では今でもその方法を指導しています。慣れないうちは数時間かかることもありますが、基本的に個人でも十分可能な作業です。しかし、もし作業に失敗すると、車は動かなくなってしまい、最悪の場合、重大な事故につながる危険性もはらんでいます。そのため、少しでも不安を感じたら、迷わずロードサービスを利用することをおすすめします。 しかし最近の車はコスト削減のため、スペアタイヤ、特にテンパータイヤを省略する傾向にあります。代わりに搭載されているのがパンク修理キットですが、正直なところ、このキットの使用はおすすめしません。なぜなら、状況によってはホイール自体が修復不可能となり、交換が必要になる可能性があるからです。 数千円で済むはずのパンク修理が、ホイール交換の必要性から数万円規模の費用に膨れ上がるリスクも決して低くありません。パンク修理キットは、文字通り最後の手段として、あくまで緊急時のみに限定して使用するべきでしょう。 応急処置の手順は下記の通りです。 いくつか注意すべき点がありますが、詳細な手順については、お手持ちの取扱説明書をご覧ください。応急処置を終え、空気漏れがないことを確認したら、お近くの整備工場でパンク修理を依頼しましょう。

2.車関連のお店へ持ち込む

パンクした地点の近くにカーショップがある場合は、そこに修理を依頼すると良いでしょう。カーショップには整備士がいるところもあるので、安心してパンク修理を任せられます。ただし、カーショップまで距離がある場合、パンクした状態で走行するのはNGです。 ガソリンスタンドでも基本的にはパンク修理に対応してもらえますので、パンク地点の近くにガソリンスタンドがある場合は修理を依頼すると良いでしょう。ただし、カーショップと同様に、ガソリンスタンドまで距離がある場合、そこまでパンクした状態のまま走行するのはNGです。この理由については後述します。

3.パンク修理かタイヤ交換を依頼する

点検の結果次第では、パンク修理またはタイヤ交換となります。もし、損傷が軽微で路面に接する部分のみであれば、タイヤの劣化状態に問題がなければパンク修理が可能です。しかし、摩耗やひび割れが著しい場合、あるいは損傷が大きい場合は、タイヤ交換をご検討いただくことになります。なお、走行性能を維持するためにはタイヤの左右バランスが重要です。そのため、4本同時交換を強くおすすめいたします。

4. ロードサービスにスペアタイヤの交換やレッカー移動を依頼

カーショップもガソリンスタンドもすぐ近くにない、スペアタイヤがない、あるいは、スペアタイヤはあるものの、自分で交換できないといった場合は、任意自動車保険に付帯しているロードサービスを利用するのがおすすめです。 スペアタイヤがある場合はスペアタイヤへの交換を、スペアタイヤがない場合はレッカー車で牽引して移動をしてもらいます。自動車保険に加入していれば、多くの場合、保険会社指定の修理工場へのレッカー移動は無料です。しかし、ご希望の修理工場が指定工場ではない場合、無償でけん引可能な距離に制限がある場合もあります。 具体的には、「○○キロメートルまで無料」といった形で、保険会社によって無料範囲が異なります。無料範囲を超える距離の場合でも、保険が適用される可能性がありますので、まずは保険会社にご相談ください。

タイヤがパンクしたときにやってはいけない3つの行為

車のタイヤがパンクしたときにやってはいけない行為としては、以下の3つが挙げられます。

1. パンクした状態で走らせる

タイヤがパンクした状態で車を走らせると、まっすぐ走れないリスクがあるだけでなく、ホイールにも大ダメージを与え、修理そのものができない状況にまで悪化してしまうリスクがあります。カーショップやガソリンスタンドなど、修理を依頼できるところが近くにあるならそこまでの走行はやむを得ませんが、距離がある場合は無理に走行させないようにしましょう。 関連記事 そのままにしておくと危険?タイヤのひび割れのリスク

2.釘などを抜いてしまう

タイヤに刺さっている釘などをとりあえず抜いてダメージを抑えようと考える人もいますが、これをやってしまうと一気に空気が抜けてしまうだけでなく、修理の際に修理箇所を探すのに手間取ってしまいます。

3.路肩などでのスペアタイヤへの交換

スペアタイヤがあり、なおかつそれを自分で交換できるなら交換作業をするのはよい手ですが、「交換作業は必ず安全な場所で行う」という大原則があります。 ちょっと路肩に寄せてそこで交換作業をするというような、すぐ横をほかの車が走る環境下で交換作業をおこなうことは、事故などのリスクを高めてしまう行為ですので絶対にやらないようにしましょう。 たとえスペアタイヤがあり、それを交換できる腕を持っているとしても、安全な場所で作業ができない場合は、ロードサービスに依頼するべきです。

パンクがひどく修理代が高い場合は廃車・事故車買取業者を頼るのも手

タイヤのパンク状態があまりにもひどい、修理するにしても高くつきすぎる…というような問題が起こった場合は、事故車や不動車などの損害車の買取業者に買い取ってもらうという手もあります。 どんな状態の車でも、査定や引き取り料など一切無料で買い取ってくれるという良心的な業者もありますので、パンク後の状態がどうしようもなくて困っている、という場合はまず問い合わせだけでもしてみると良いでしょう。

タイヤがパンクした際に対処できることは限られている

車のタイヤがパンクしてしまった場合、素人が対処できることはかなり限られています。基本的にはカーショップやガソリンスタンド、ロードサービスなどを利用してプロに対処を任せるのが正解と考えておきましょう。 あまりに状態がひどく修理代が高くつきそうな場合は、廃車・事故車買取業者に車ごと買い取ってもらうというのも選択肢の一つです。

まとめ

この記事では、車のタイヤがパンクした場合の対処法とやってはいけないことについて解説しました。タイヤのパンク、それはドライバーにとってまさに緊急事態。しかし、慌てずに適切に対処すれば、大きなトラブルを回避できます。 主な原因は、鋭利な異物との接触、空気圧の不足、そしてタイヤの経年劣化。これらの原因を解消するために、日頃から空気圧のチェックをこまめに行い、タイヤローテーションを定期的に実施することが重要です。 さらに、タイヤの摩耗が著しい場合は、早めに新品への交換を検討しましょう。安全なドライビングは、日々の小さな心がけから生まれます。万が一の事態に備え、適切な知識と準備をしておきましょう。 また、タイヤが大きく破損し、修理費用が高額になりそう…そんなお困りの状況に直面した時は、廃車・事故車買取のプロ、ソコカラにご相談ください。高額な修理費用を負担せずに、スムーズに車を手放すお手伝いをいたします。まずはお気軽にお電話ください。簡単無料査定で、あなたの車の価値を確かめましょう。 無料オンライン査定はこちら

参考:徳島のタイヤ/ホイールの廃棄処分・回収方法|エコリサイクルセンター

参考:山口のタイヤ/ホイール廃棄処分方法!回収サービス|エコリサイクルセンター

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      この記事の監修者

      浅野 悠

      「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。

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