車のタイヤがパンクした場合の対処法とやってはいけないこと

車のタイヤがパンクしてしまった場合、どのような対処をするかによって、車に与えるダメージやその後にかかる修理費なども大きく異なってきます。この機会に、車のタイヤがパンクした際の正しい対処法と、やってはいけないことを理解しておきましょう。
目次
車のタイヤがパンクした場合の4つの対処法
車のタイヤがパンクしてしまった場合の対処法としては、おもに以下の4つが挙げられます。
1. ほとんど動かさずにカーショップに行ける距離なら修理を依頼
パンクした地点の近くにカーショップがある場合は、そこに修理を依頼するとよいでしょう。カーショップには整備士がいるところもあるので、安心してパンク修理をまかせられます。
ただし、カーショップまで距離がある場合、パンクした状態で走行するのはNGです。この理由については後述します。
2. ほとんど動かさずにガソリンスタンドに行ける距離なら修理を依頼
ガソリンスタンドでも基本的にはパンク修理に対応してもらえますので、パンク地点の近くにガソリンスタンドがある場合は修理を依頼するとよいでしょう。ただし、カーショップと同様に、ガソリンスタンドまで距離がある場合、そこまでパンクした状態のまま走行するのはNGです。
3. スペアタイヤを交換すればすぐに走ることができる
もしあなたの車にスペアタイヤが搭載されており、なおかつ自分でスペアタイヤの交換ができるという場合は、すぐに近くの安全な場所まで移動してからスペアタイヤに交換するのがベストです。交換することさえできれば、すぐに走り出せます。
4. ロードサービスにスペアタイヤの交換やレッカー移動を依頼
カーショップもガソリンスタンドもすぐ近くにはない、スペアタイヤがない、あるいはスペアタイヤはあるものの自分で交換できないといった場合は、任意自動車保険に付帯しているロードサービスを利用するのがおすすめです。
スペアタイヤがある場合はスペアタイヤへの交換を、スペアタイヤがない場合はレッカー車で牽引して移動をしてもらえます。ただし、レッカー移動に関しては無料でやってもらえる範囲に距離制限がありますので、ロードサービスを依頼する前に確認しておいたほうがよいでしょう。
車のタイヤがパンクしたときにやってはいけない3つの行為
車のタイヤがパンクしたときにやってはいけない行為としては、以下の3つが挙げられます。
1. パンクした状態で走らせる
タイヤがパンクした状態で車を走らせると、まっすぐ走れないリスクがあるだけでなく、ホイールにも大ダメージを与えて、修理そのものができない状況にまで悪化してしまうリスクがあります。
カーショップやガソリンスタンドなど、修理を依頼できるところが近くにあるならそこまでの走行はやむを得ませんが、距離がある場合は無理に走行させないようにしましょう。
2. 釘などを引っこ抜いてしまう
タイヤに刺さっている釘などをとりあえず抜いてダメージを抑えようと考える人もいますが、これをやってしまうと一気に空気が抜けてしまうだけでなく、修理の際に修理箇所を探すのに手間取ってしまいます。
3. 路肩などでのスペアタイヤへの交換
スペアタイヤがあり、なおかつそれを自分で交換できるなら交換作業をするのはよい手ですが、「交換作業は必ず安全な場所でおこなう」という大原則があります。
ちょっと路肩に寄せてそこで交換作業をするというような、すぐ横をほかの車が走る環境下で交換作業をおこなうことは、事故などのリスクを高めてしまう行為ですので絶対にやらないようにしましょう。
たとえスペアタイヤがあり、それを交換できる腕を持っているとしても、安全な場所で作業ができないのならロードサービスに依頼するべきです。
ひどいパンクや修理代が高くつく場合は廃車・事故車買取業者を頼るのも手
タイヤのパンク状態があまりにもひどい、修理するにしても高くつきすぎる…というような問題が起こった場合は、事故車や不動車などの損害車の買取業者に買い取ってもらうという手もあります。
どんな状態の車でも、査定や引き取り料など一切無料で買い取ってくれるという良心的な業者もありますので、パンク後の状態がどうしようもなくて困っている、という場合はまず問い合わせだけでもしてみるとよいでしょう。
車のタイヤがパンクした際の対処できることは限られている
車のタイヤがパンクしてしまった場合、素人が対処できることはかなり限られています。基本的にはカーショップやガソリンスタンド、ロードサービスなどを利用してプロに対処をまかせるのが正解と考えておきましょう。
あまりに状態がひどく修理代が高くつきそうな場合は、廃車・事故車買取業者に車ごと買い取ってもらうというのも選択肢の一つです。
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