2021.01.21

【2020年】安全な車ランキング(予防安全性能アセスメント)

安全な車ランキング

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警察庁によると令和元年の交通事故発生件数は381,002件であり、事故発生率は平成16年のピーク時(952,720件)から約60%減少しています。しかし、毎年多くの交通事故が発生していることは変わりありません。人が車を運転している以上、事故や衝突を全て防ぐことは難しいでしょう。しかし、誰にでも起こりうる事故や衝突を少しでも予防できればどうでしょうか。現在では、技術の進歩および企業努力により安全装置を搭載している車が多く開発されています。

本記事では、車の安全性はどのように評価されるのか、また安全性が高評価されているのはどのような車なのかをご紹介します。

安全な車の判断基準

安全な車を判断する際に参考になるのが、独立行政法人自動車事故対策機構が行っている『自動車アセスメント』、通称JNCAPです。

JNCAPはアメリカで実施されているNCAPを参考に1995年から開始され、安全な車選びの環境整備、安全な車の開発促進および普及促進を目的とし、安全技術について試験を行い、評価する事業です。

自動車事故対策機構は毎年、事故後の被害軽減度を点数化した『衝突安全性能アセスメント』と、事故を事前に予防する性能を点数化した『予防安全性能アセスメント』に分けて安全性能が高い車をランキング形式で公表しています。

今回は、事故を未然に防ぐことを目的とした予防安全性能アセスメントに特化してご説明します。

予防安全性能アセスメントの評価基準

先述の通り、予防安全性能アセスメントは事故を未然に防ぐ技術を点数化するものです。
評価は主に、①衝突被害軽減ブレーキ ⓶車線逸脱抑制 ⓷後方視界情報 ⓸高機能前照灯 ⑤ペダル踏み間違い時加速抑制装置性能 の5つに分けて評価されています。

この5つの評価基準の内容と評価点数について詳しく見ていきましょう。

衝突被害軽減ブレーキ

衝突被害軽減ブレーキは追突前に警告音を出したり、自動ブレーキをかけたりすることで被害を軽減するものです。

カメラやレーダーで前方の車との距離を常に検出し、前方の危険を察知するとドライバーに警告音で危険を知らせます。その後もブレーキ操作がなく、このままでは衝突すると判断した場合、自動的にブレーキがかかり衝突時の被害を軽減するというシステムです。

【評価点】

 衝突被害軽減ブレーキ・・・・・・・総計112点
 ⅰ対車両・・・・・・・・・・・・・32点
 ⅱ対歩行者・・・・・・・・・・・・計80点
   昼間・・・・・・・・・・・・・25点
   夜間(街頭あり)・・・・・・・40点
   夜間(街頭なし)・・・・・・・15点

車線逸脱抑制装置

車線逸脱抑制装置とは、車線からはみ出した際に、警報を発したり車の動きを制御したりするものです。
この装置により、車線外にはみ出して建物に衝突したり、対向車との正面衝突するような事故を防いだりすることができます。

ただし、ウィンカーやハンドルを操作している場合や停車中の車を追い越す場合など、意図的に車線変更を行う際は作動しないものとなっています

【評価点】

 車線逸脱抑制装置・・・・・・・・・16点

後方視界情報

後方視界情報とはバックするときに運転手が確認しにくい視界情報をバックビューモニターに映し出す装置のことです。

【評価点】

 後方視界情報・・・・・・・・・・・6点

高機能前照灯

高機能前照灯とは、夜間走行時に対向車線の交通状況によって自動的に前照灯の照射範囲を切り替える機能のことです。
高機能前照灯は「自動防眩型前照灯」と「自動切替型前照灯」の2種類があります。

自動防眩型前照灯
 基本的にハイビームで照射し、先行車や対向車が来たときは部分的に減光する機能

自動切替型前照灯
 先行車や対向車を認識し、自動的にハイビームとロービームを切り替える機能

【評価点】

 高機能前照灯・・・・・・・・・・・5点

ペダル踏み間違い時加速抑制装置

ペダル踏み間違い時加速抑制装置とは、誤発進を抑制する機能です。

前方や後方に障害物があるにも関わらずペダルを強く踏んでしまったときに、警告や減速することで事故を防ぐものです。
超音波のセンサーなので、透明なガラスにも反応します。

【評価点】

 ペダル踏み間違え時加速抑制装置・・2点

安全な車ランキングTOP10

予防安全性能アセスメントの評価基準はご理解いただけましたでしょうか?

ここからは、2020年5月27日に自動車事故対策機構より発表された、上記6項目・141点満点で採点を行った結果のランキングのTOP10をご紹介します。
4車種が満点とという結果でした。

第1位・141.0点(100点):アルファード/ヴェルファイア(トヨタ)【後期】

第1位・141.0点(100点):セレナ/ランディ(日産)

第1位・141.0点(100点):NX(レクサス)

第1位・141.0点:UX(レクサス)

第5位・140.2点:ES(レクサス)

第6位・139.8点:Cクラス(メルセデス・ベンツ)【後期】

第7位・137.0点:RAV4(トヨタ)【後期】

第8位・132.0点:デイズ/デイズ ハイウェイスター(日産)およびeKワゴン/eKクロス(三菱)【後期】

第8位・132.0点:アコード(ホンダ)

第10位・131.4点:フォレスター(スバル)

いかがでしょうか?

今回はTOP10までをご紹介しましたがTOP15まで拡げるとさらに軽自動車が増え、N-BOXやN-WGN・タントがランキングに入ってきます。

かつて、普通車に比べて頑丈ではないというイメージを持たれていた軽自動車も近年では安全性能が向上し、安全な車として高い評価を得ていることは興味深いですね。

【まとめ】進化していく安全性能

ランキングの評価基準は時代に合わせて変化します。

衝突被害軽減ブレーキに関しては、現在の対車輌・対歩行者だけでなく2021年には対自転車を、2023年には交差点についての項目が追加されることが決まっています。

また、2020年からは今まで別で評価がされていた予防安全性能アセスメントと衝突安全性能アセスメントが統合されます。
これにより、事故を予防する機能と事故が起きてからの被害軽減機能が同時に評価され、さらに精度の高い点数が開示されると期待が高まっています。

車の購入を考えられている方は、一度希望の車種に関してJNCAPの安全性能評価を参考にしてみてはいかがでしょうか。


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この記事の監修者

浅野 悠

「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。

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