2020.09.18

お得に車を解体するには?上手な業者の活用方法を徹底解説!

車の解体

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どれだけ大事に乗っていても、車は気付かないうちに劣化するもの。また災害や事故に遭い、長年乗ってきた愛車がボロボロになった姿を見るのはなんとも寂しい気持ちになりますよね。しかし、どうしても手放さなければならないという状況もあるでしょう。

近年、車を廃車するという認識は一般的になりましたが、そもそも、「廃車する」という言葉には様々な意味が含まれているということをご存じでしょうか。 ここでは、廃車の意味や得られるメリット、手続きの方法についてまとめてみました。不要になった車を処分したい、廃車や解体を検討している、という方はぜひ最後まで読んでみてください。

「廃車する」ってどういうことを指すのか?

まずは、混同されやすい廃車に関する言葉の意味を詳しく解説していきましょう。

解体と廃車の違い

車としての価値がなくなれば最終的には無造作にばらされる。廃車=解体、という相関関係を思い描かれる方も多いかもしれません。しかし、実は厳密に言うと廃車と解体は決してイコールではありません。
かつて「廃車」と言えば、解体業者によって使えるパーツが外され、プレスして鉄の塊にした後に産業廃棄物として埋め立て地に埋められるという作業すべてを指していました。しかし、2005年に施行された自動車リサイクル法により、現在は使えるパーツはそのままに、使えないものでも樹脂や金属資源としておよそ98%再利用されるようになりました。この作業工程が現在では「解体」と言われています。
では、現在「廃車」はどういう意味で使われているのでしょうか?
車は解体をしても【正式な手続き】を行わなければ、まだ所有しているとみなされ、車が手元にないにも関わらずずっと自動車税を支払い続けなければならないことになります。この【正式な手続き】こそが「廃車」と呼ばれる工程です。
つまり、「解体」という作業を完了させるために欠かせない手続きが「廃車」なのです。
解体と廃車がイコールではないということを理解いただけましたか?

廃車の種類

「解体という作業を完了させるために欠かせない手続きが廃車」ということはご説明したとおりですが、廃車手続きをするためには必ずしも解体をしなければならないというものではありません。
廃車手続きの中で、車の解体が必要なものと必要でないもの、それぞれの手続きについてご紹介していきましょう。

一時抹消登録

まずは、車の解体をせずに一時的に公道を走行できない状態にする「一時抹消登録」手続きです。長期間車を使用しない場合や、私道のみで車を使用する場合にこの手続きを行うことで、手続きの翌月から年度末までの残存期間に応じて自動車税が還付されるだけでなく、翌年からは課税対象外となります。
※軽自動車は自動車税の還付はありません

永久抹消登録

次の手続きは、車の解体が必須であり、永久に登録情報を抹消する「永久抹消登録」です。長い間放置していて故障してしまった場合や事故や災害に遭ってしまった場合など解体し二度と乗らない状態にすることを決めた車に行う手続きで、「廃車」と聞いてイメージされるのはこの永久抹消登録ではないでしょうか?この手続きを行うことで、自動車税が還付され、さらに車検の残存期間に応じて自動車重量税の還付も受けることができます。

さらに細かく説明すると、この永久抹消登録にも2種類の手続き方法があります。

永久抹消登録と解体届出

陸運支局での手続きを一度で完了したい場合は先述の永久抹消登録を行います。解体業者へ車を引き取ってもらい、適正な解体処理が完了すると「移動報告番号」と「解体登録記録日」の連絡が来ますので、必要書類を揃えて手続きに向かいます。一度の手続きですべて完了するというメリットもありますが、解体が終わるまで手続きができませんので、時間を要するというデメリットもあります。
もう一つの方法が、一時抹消登録を先に行い、車の解体処理をしてもらった後に廃車手続きを行う「解体届出」です。手続きを二度行わなければいけないデメリットはありますが、解体されるのを待っている間の自動車税は課税されず、還付金の金額が多くなる可能性が高いというメリットがあります。

以上が、廃車手続きの説明です。

廃車するにはどんな方法があるのか?

実際に不要な車を処分しようと考えたとき、その方法は3つあります。

  1. 自分で解体をしてくれる工場に持ち込む
  2. ディーラー等の販売店に依頼する
  3. 廃車買取業者に依頼する

どの方法を選択しても、最終的には廃車処理を行ってもらえます。
では、どう判断すればいいのでしょうか?それぞれの特徴から最適な方法を探してみましょう。

自分で解体してくれる工場に持っていく方法

この方法は業者を仲介しないため、余計な費用はかかりませんが、かなり骨が折れます。ただ、「手間がかかっても、自分の手で処理したい!」という方のためにその手順をご紹介します。

(1) 解体業者を探す

インターネットで検索するとたくさんの解体業者がヒットすると思います。ただし、トラブル回避のため個人からの依頼を断る業者が多いこと、また国から許可を受けている解体業者でなければその後の手続きができない可能性があるので注意が必要です。

(2) 一時抹消登録手続きをする

この工程は省略することも可能ですが、解体が完了するまで期間を要する場合もあります。解体を待っている間も税金は課せられますので、一旦一時抹消登録手続きを行い、税止めすることをおすすめします。
手続きが完了すると「登録識別情報等通知書」が発行されます。この書類は最後の解体届出の手続きに必要となりますので、大事に保管しておきましょう。

(3) 解体業者に車を引き渡す

まずは、車をどのように引き渡すかを決めます。道路を走行可能な車であれば自分で業者まで持ち込むことができますが、故障している場合や事故に遭って走行不可能な場合は、業者に引き取りに来てもらわなければなりません。後者の場合、基本的に引取費用がかかりますし、加えて解体手数料がかかる可能性もあります。この2点は必要経費として覚えておいた方がいいでしょう。

(4) 永久抹消登録(解体届出)手続きをする

解体業者から「移動報告番号」と「解体登録記録日」の通知が来たら陸運支局へ行き、永久抹消登録(一時抹消登録済の場合は解体届出)を行います。車検の残存期間が1ヶ月以上ある場合は自動車重量税の還付を受けることができますので、こちらの申請もお忘れなく。
ここで注意が必要なのが、陸運支局は平日の10時~17時しか開いておらず、さらにお昼休みがあるということと、手続きは解体されてから15日以内に行わなければいけないということです。

以上が自分で解体してくれる工場に持っていく方法ですが、実は費用も手間も時間もかかって大変だということを理解いただけたのではないでしょうか。お仕事で忙しい方にはあまりおすすめしない方法ですね。

ディーラー等の販売店に依頼する方法

この方法はいたってシンプルで以下の2ステップだけ。

  • ディーラーに問い合わせる
  • 車を引き取ってもらう

解体の段取りや煩雑な手続きも代行してくれます。手間も時間もかかりませんし、馴染みのお店だとトラブルが起きる可能性が低く安心感もあります。しかし、残念ながらこの方法は高額な手数料が必要となります。手数料の内訳は、引取費用・解体費用・手続きの代行費用となっており、その金額は1万円~8万円にもなります。費用を考えるとためらってしまいますね。

3. 廃車買取業者に依頼する方法

最後は、時間も手間も費用も節約できる可能性が非常に高い方法です。
こちらの方法もディーラーに依頼する場合と同様、2ステップで完了します。

(1) 廃車買取業者に問い合わせる

インターネットで検索すると、比較サイト等もたくさんありますので、お住いの地域や買取実績を参考に業者を決めて査定の依頼をしましょう。

(2) 車を引き取ってもらう

業者が決まったら、引き取りにきてもらう日程を決めます。車を引き取ってもらった後は永久抹消手続きを待つだけです。

廃車買取業者に依頼をする場合のデメリットをあえて挙げるとすれば、たくさんの業者が存在するため、どこに依頼するのが一番いいのか迷ってしまう点でしょう。
ただ、廃車買い取り業者は車の価値を「動くかどうか」という点で決めるのではなく、一つ一つの部品の価値を見て決めるため、どのような状態の車でも等しく価値を見出してくれます。費用と手間と時間がかからないというメリットだけでなく、思わぬ買取価格が付いてお金をもらえて得をする可能性もあるのです。

「車の解体」の意味を把握して一番良い廃車方法を選択しよう

車の解体について

  • 単純に不要な車を処分するだけでなく、資源を再利用するために行われているということ
  • 一言で廃車と言っても手続きには種類があること
  • 手続きすることで受け取れる還付金があること
  • 廃車する方法にも種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあるということ
  • 廃車にはお金がかかる方法と、かからない方法があるということ

以上のことをご理解いただけましたか?
仕組みを理解することで、最善の廃車方法を見つけられると思います。

あなたの大切な愛車を最後まで活用する参考になれば幸いです。

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この記事の監修者

浅野 悠

「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。

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