2025.08.18

水没した車の対処法|今すぐ確認すべき注意点と対処法を解説

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大雨による洪水が頻発している昨今、多くの車が水没による冠水被害をうけています。水害で車が水没したら、外見上乾いていても使用を控えてください。エンジンをかけただけでエンジンが壊れてしまったり、ショートして出火してしまう可能性があります。

ここでは、水没車になってしまった場合の対処法を具体的に説明します。

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水没時の注意点と対処法!水害に巻き込まれたら車を触らずに業者を呼ぶ

水没時の注意点と対処法!水害に巻き込まれたら車を触らずに業者を呼ぶ

一般財団法人日本自動車査定協会の中古自動車査定基準では、水没車や冠水車を「集中豪雨や洪水などによって、車内のフロアよりも上に浸水した車、またはその痕跡があり、商品価値が下がると見込まれる車」と定義しています。つまり、車内のカーペットが濡れているだけでも「水没車」と判断されることが一般的です。

水没時の対処法は、とにかく自分では手出しをしないことです。特に、電気自動車やハイブリッドカーなど、高電圧のバッテリーを搭載している車は、周辺がまだ濡れている状態で近づくと、それだけで感電してしまうリスクがあります。水没車は、ロードサービスなどに頼み、整備工場でチェックしてもらいましょう。

水没からの脱出方法:ドアが開かない場合の対処法

水没からの脱出方法:ドアが開かない場合の対処法

水没事故に遭った際、車内に閉じ込められるという事態は、非常に恐ろしいものです。特に、水圧によってドアが開かなくなるケースがあります。そのような状況下でも、冷静さを保ち、適切な方法で脱出することが重要です。

まず、ドアが開かない場合は、焦らずに他の脱出方法を試みましょう。最も有効な手段の一つは、窓を割ることです。車の窓ガラスは強化ガラスでできており、簡単には割れませんが、脱出用のハンマーや、シートベルトカッターに付属しているタング(金属製の先端)などを使って、ガラスの角を叩くことで割ることができます。窓を割る際には、飛散するガラス片に注意し、顔や体を保護するようにしましょう。

もし脱出用の道具がない場合は、ヘッドレストを利用することもできます。ヘッドレストの金属部分を窓ガラスの角に当て、強い力で叩きつけることで、ガラスを割ることが可能です。

ヘッドレストを取り外して使用すると、より力を込めやすくなります。ただし、ヘッドレストを使用しても、必ずしも窓ガラスが割れるとは限りません。ヘッドレストを使用する際は、ガラスの破片で怪我をしないよう、顔や体を保護してください。

脱出に成功したら、速やかに車から離れ、安全な場所に避難してください。水没した車は、感電や二次的な事故のリスクがあるため、不用意に近づかないようにしましょう。

冠水時の運転方法:走行可能な水位と運転の注意点

水害に見舞われた際、どうしても車で移動しなければならない状況もあるかもしれません。しかし、冠水した道路の走行は非常に危険を伴います。安易な走行は車の故障だけでなく、思わぬ事故につながる可能性も否定できません。

まず、走行可能な水位の目安ですが、一般的にはマフラーの高さ以下が安全とされています。マフラーよりも水位が高い場合は、エンジンに水が入り込み、走行不能になるリスクが高まります。また、車の電気系統がショートし、走行中に停止してしまう可能性もあります。

冠水した道路を走行する際には、いくつかの重要な注意点があります。まず、速度を極力落とし、徐行することが重要です。水しぶきを上げながらの走行は、対向車や歩行者への視界不良を引き起こし、事故のリスクを高めます。次に、ギアはローギアまたはセカンドギアを選択し、エンジンブレーキを積極的に利用することです。急な加速やブレーキは避け、一定の速度を保つように心がけましょう。

水没の程度とリスク

水没の程度とリスク

車が水没被害にあった場合、エンジンの故障や漏電、悪臭、パーツの破損・腐食などのリスクが発生します。

水没による車の被害は、水没の程度によって大きく異なります。ご自身の車の状況を正確に把握し、適切な対処を行うためには、水没のレベルごとのリスクを理解しておくことが重要です。以下に、水没レベル別のリスク評価を解説します。

レベル1:タイヤの一部水没

タイヤの一部が水に浸かった程度であれば、エンジンへの浸水の可能性は低いと考えられます。ただし、ブレーキや足回りの部品に水が浸入し、機能低下を引き起こす可能性があります。このレベルでは、念のため専門業者に点検を依頼し、ブレーキの効き具合などを確認することをお勧めします。

レベル2:床面浸水

車内の床まで水が浸水した場合、電気系統への影響が懸念されます。シートや内装材が水に浸かることで、カビや異臭の原因にもなります。このレベルでは、バッテリーやECU(エンジンコントロールユニット)など、重要な電子部品が水に浸かっていないか確認が必要です。専門業者による徹底的な点検と、必要に応じた部品交換、内装のクリーニングが必要となるでしょう。

レベル3:ダッシュボードまで浸水

ダッシュボードまで水が浸水した場合、車の電気系統はほぼ全滅状態となる可能性が高いです。エンジンやトランスミッションなど、主要な部品への影響も避けられません。修理費用が高額になる場合が多く、車の価値によっては、買い替えも検討する必要が出てきます。

レベル4:完全水没

車全体が水没した場合、修復は非常に困難です。エンジンや電子部品の腐食が進み、車の機能は著しく損なわれます。水没した期間が長いほど、修復の可能性は低くなり、買い替えが現実的な選択肢となるでしょう。

このように、水没の程度によってリスクは大きく異なります。ご自身の車の状況を正確に把握し、適切な対処法を選択するために、専門業者による詳細な点検を受けることを強く推奨します。

関連記事:車が冠水・水没した場合に車に残るダメージと故障しやすい箇所

水没車の対処法

水没時はロードサービスなどに連絡して回収してもらう

  • ロードサービス
  • 車両保険の保険会社
  • 車を購入したお店またはディーラー

などに連絡して回収してもらうことをおすすめします。

業者が来るまで待てない、しばらく業者を呼べないといった事情がある場合は、ギアをニュートラルに入れ、車を後ろから押して動かしましょう。大規模な水害の場合、近隣の整備工場に大量の車が運び込まれるため、修理に時間がかかります。

通行の邪魔にならない場所や、安全な場所に車を動かしておき、修理や整備の準備ができるまで保管しておくのもひとつの手です。例えば、高台の駐車場や、浸水のリスクがない場所に移動させましょう。もちろん、自動車に触っても問題ないか、安全確認を行ってから移動させましょう。

水没後の車の対処法

1. 修理をして乗り続ける

軽微な浸水であれば、修理をして乗り続けるという選択肢もあります。しかし、水没車の修理費用は高額になる傾向があるため、まずは専門業者に見積もりを依頼し、費用を確認してから判断しましょう。

2. 買取業者に売却を依頼する

修理費用が高額になるくらいなら「車を買い替えたい」「安全な車に乗りたい」と考える方もいるでしょう。水没車の買取は、浸水被害の状況によっては難しい場合もありますが、軽度であれば買取できる可能性があります。

たとえ修理して乗り続けたとしても、目に見えない部分に水没の影響が残っている可能性も否定できません。水没による影響が少しでも考えられるなら、思い切って車を買い取ってもらい、新しい車に乗り換える方が安心かもしれません。

3. 廃車にする

車内への浸水が著しく、エンジンがかからない状態であれば、廃車という選択が最善策となります。廃車買取業者やディーラー、スクラップ業者などに依頼すれば、適切な処理が可能です。費用を抑えたい場合は、専門の廃車買取業者がおすすめです。

水没車の修理と買い替えの判断基準

水没車の修理と買い替えの判断基準

水没した車の修理費用は、水没の程度や車の状態によって大きく変動します。高額な修理費用が発生する場合、車の価値と比較して、修理すべきか、それとも買い替えるべきか悩むこともあるでしょう。ここでは、修理と買い替えの判断基準について解説します。

修理費用の見積もり

まずは、専門業者に見積もりを依頼し、修理費用の総額を把握しましょう。修理費用には、部品代、工賃、そして水没車の特殊な作業費用などが含まれます。

車の価値の評価

車の価値は、年式、走行距離、車の状態、そして市場価格などを考慮して評価されます。一般的には、車の査定額が修理費用を上回る場合は修理、下回る場合は買い替えを検討するのが妥当とされます。

水没車の査定への影響

水没車は、中古車としての価値が低くなるため、査定時に減額されるのが一般的です。日本自動車査定協会では、水没の程度に応じて、査定価格から差し引かれる減点率を定めています。

水没した範囲と減点率

・フロアシートまで:30%以内
・クッション上部まで: 40%以内
・ダッシュパネル上部まで:50%以内

参考:水没車の減点率(一般財団法人 日本自動車査定協会)

車両保険の適用

車両保険に加入している場合は、水没による損害が保険の適用範囲内であるか確認しましょう。保険金が修理費用をカバーできる場合は、修理を選択肢に入れることができます。

買い替えのメリット・デメリット

買い替えることには、最新の安全装備や燃費性能を持つ車に乗れる、保証期間が長いなどのメリットがあります。一方、新たな車の購入費用が発生するというデメリットもあります。

修理のメリット・デメリット

修理することには、愛着のある車に乗り続けられる、修理費用が車の価値を上回らない限り費用を抑えられるなどのメリットがあります。一方、修理後の車の信頼性、修理期間中の不便さ、将来的な故障のリスクがあるというデメリットもあります。

最終的な判断は、専門家への相談も視野に入れ、慎重に判断することが重要です。専門業者や保険会社とも相談し、最適な選択肢を見つけましょう。

関連記事:修理?廃車?車が水没してしまった時の対処法

水没車の無料査定と買取:スムーズな売却のために

水没した車は、通常の車とは異なり、売却する際に注意すべき点があります。ここでは、水没車の無料査定の流れと、スムーズな売却を実現するためのポイントを解説します。

無料査定の依頼

水没車の売却を検討する際は、事故車買取専門業者に無料査定を依頼しましょう。一般的な中古車買取業者では、水没車の査定に詳しくない場合があるため、事故車買取に特化した業者を選ぶことが重要です。

査定に必要なもの

査定に必要な書類は、

  • 車検証
  • 自賠責保険証明書
  • 印鑑証明書
  • 身分証明書
    などです。車の状態によっては、修理の見積書や事故状況を証明する書類が必要になる場合もあります。事前に確認しておくとスムーズです。

高価買取のポイント

  • 複数の業者に見積もりを依頼する
    複数の業者から見積もりを取ることで、より高い価格での売却が可能になります。
  • 車の状態を正確に伝える
    水没の状況や、修理・交換した部品などを正直に伝えることで、査定の信頼性を高め、トラブルを避けることができます。
  • 付属品を揃える
    取扱説明書やスペアキーなどの付属品を揃えておくことで、査定額がアップする可能性があります。
  • 売却時期を検討する
    車の需要が高まる時期、例えば新生活前の2-3月やボーナス時期の6-7月、11-12月などに売却を検討すると、高価買取が期待できます。

売却の流れ

  1. 無料査定の申し込み
  2. 車の状態の確認と査定
  3. 買取価格の提示
  4. 契約
  5. 車の引き渡しと必要書類の手続き
  6. 代金の支払い

水没車の売却は、通常の車の売却とは異なる点が多くあります。専門業者に相談し、適切な手続きを踏むことで、スムーズな売却を実現しましょう。

関連記事:水没車(冠水車)でも買取可能?|損をしないための知識と高額査定のコツを徹底解説!

まとめ

水没車は専門業者にチェックしてもらいましょう。まず水没したら、ドアが開かない場合は窓を割り、安全な場所に避難してください。冠水した道路では、マフラー以下の水位を目安に徐行し、ローまたはセカンドギアで走行しましょう。

水没レベルによってリスクが異なり、修理か買い替えか、車の価値と修理費用を比較して判断しましょう。売却する際は、事故車買取専門業者に無料査定を依頼し、複数の業者から見積もりを取りましょう。

車の状態を正確に伝え、付属品を揃え、売却時期を検討することで高価買取が期待できます。

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この記事の監修者

浅野 悠

「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。

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