- 2024.12.25
バッテリー交換にかかる費用目安!自分で交換する方法や交換時期も解説!
車のバッテリーは、車の機能を維持する上で欠かせない重要なパーツです。しかし、バッテリーの寿命は永久ではなく、いずれ交換が必要になります。突然のバッテリー上がりを防ぐためにも、適切な時期に交換し、日頃からメンテナンスを行うことが大切です。
本記事では、バッテリー交換にかかる費用や交換時期の目安、交換方法、さらにバッテリーの寿命を延ばすポイントなど、車のバッテリーに関する情報を詳しく解説します。

車のバッテリー交換にかかる費用目安

車のバッテリー交換には、バッテリー本体の価格や交換作業にかかる工賃、さらには古いバッテリーの廃棄費用など、さまざまな費用が発生します。これらを把握することで、不意の出費を避け、適切な選択が可能となります。
バッテリー本体
バッテリー本体の価格は、車種や使用するバッテリーの種類によって異なります。一般車用バッテリーの場合、5,000円〜15,000円程度が相場です。一方で、アイドリングストップ車やハイブリッド車用のバッテリーは性能が高いため、20,000円〜50,000円程度になることもあります。事前に車の仕様に適合するバッテリーを確認しておくことが大切です。
バッテリー交換の工賃
交換作業にかかる工賃も見逃せないポイントです。ガソリンスタンドやカー用品店、整備工場などで交換を依頼する場合、工賃は1,000円〜3,000円程度が一般的です。ただし、車種によって作業が複雑な場合や、特別な工具が必要な場合には、工賃が高くなることがあります。
古いバッテリーの廃棄費用
古いバッテリーの廃棄には環境配慮が求められ、専用の処理が必要です。多くの店舗では、交換時に廃棄処理を依頼できますが、その際の費用は500円〜1,000円程度が相場です。一部の業者は無料で引き取ってくれることもあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
バッテリー交換にかかる費用は、バッテリー本体、工賃、廃棄費用の合計として考える必要があります。これらを把握し、信頼できる業者を選ぶことで、安心して車を使用し続けることが可能です。
関連記事:自動車のバッテリーを回収してもらう方法とは?故障車におすすめの依頼先や注意点を解説
車のバッテリーの交換時期
車のバッテリーの寿命は通常2~5年と言われていますが、使用状況や環境により交換が必要なタイミングは異なります。定期的な点検とともに、いくつかの兆候を見逃さないことが大切です。
エンジンがかかりにくい
エンジンの始動に時間がかかる、もしくはかからない場合は、バッテリーの性能低下が疑われます。特に寒冷地でこの症状が現れた場合は、バッテリーが寿命を迎えている可能性が高いため、早急な交換が必要です。
停車時のヘッドライトが暗い
停車中やアイドリング時にヘッドライトの明るさが低下する場合は、バッテリーが十分に充電されていない可能性が考えられます。この状態が続くと、さらなる電力供給不足を引き起こし、車の他のシステムにも悪影響を及ぼすことがあります。
アイドリングストップが作動しない
アイドリングストップ機能が装備されている車で、この機能が正常に動作しないことも、バッテリーの劣化が原因であることが考えられます。専用の高性能バッテリーを使用している場合でも、長期間の使用で性能が低下することもあります。
パワーウインドウやワイパーの動きが鈍い
パワーウインドウやワイパーの動きが遅く感じる場合、電力不足の兆候である可能性があります。特に雨天時にワイパーの動きが不安定になると安全運転に支障をきたすため、早めの対策が求められます。
バッテリー液の変色
バッテリー液が変色している場合は、劣化が進行している可能性が高いです。通常、透明な液体が使用されていますが、茶色や黒色に濁っている場合は交換を検討する時期です。
これらの兆候が現れたら、車の点検や整備を行い、必要であれば早急にバッテリー交換を行いましょう。バッテリーの劣化を放置すると、車の故障や事故のリスクが高まるため、日頃から注意を払う必要があります。
車のバッテリーを交換する方法

車のバッテリー交換は、専門業者に依頼する方法から自分で行う方法までさまざまな選択肢があります。それぞれの方法には特徴があり、車の種類や個々の状況に応じた選択が重要です。
カー用品店に依頼する
カー用品店は、バッテリーの購入から交換作業まで一括で対応してもらえます。専門のスタッフがいるため、短時間で安全に作業が完了します。また、多くの場合は廃棄処理も含まれているため、手間が省けるのがメリットです。全国チェーンの店舗は事前予約なしでも対応可能なことが多く、急なトラブルにも対応しやすい点が魅力です。
ガソリンスタンドに依頼する
ガソリンスタンドでのバッテリー交換も手軽な方法です。特に地域密着型のスタンドは柔軟に対応してくれることが多く、給油のついでに点検から交換まで依頼できます。ただし、取り扱っているバッテリーの種類が限られることがあるため、事前に確認しておくと安心です。
ディーラーに依頼する
ディーラーでのバッテリー交換は、車種に適したバッテリーを正確に選定してもらえるため、信頼性が高いのが特徴です。純正バッテリーの取り扱いが多く、車の保証に関するアドバイスも受けられます。一方で、他の方法と比べて費用が高めになる傾向があるため、予算に注意が必要です。
民間整備工場に依頼する
民間整備工場は、ディーラーよりも費用を抑えつつ、プロの技術で交換してもらえる選択肢です。地域の工場は個別の相談にも応じてもらえる場合があり、古い車や特殊な車種にも柔軟に対応できることが多いです。信頼できる工場を見つけることで、コストと品質のバランスが取れたサービスが受けられます。
自分でバッテリーを購入して交換する
自分でバッテリーを購入し交換する方法は、費用を最も抑えられる手段です。インターネットやカー用品店で適合するバッテリーを購入し、手順を守って交換作業を行います。必要な工具や安全対策を揃える必要がありますが、作業に慣れると短時間で完了します。
ただし、取り扱いを誤ると車やバッテリーにダメージを与える可能性が考えられるため、初心者には慎重な作業が求められます。
自分で車のバッテリーを交換する方法
自分で車のバッテリーを交換する方法は、費用を抑えたい方にとって魅力的な選択肢です。正しい道具を準備し、手順を守れば、安全かつ効率的に交換が可能です。
自分で車のバッテリーを交換する際に必要な道具
バッテリー交換には、専用の工具や安全装備が必要です。まず、バッテリー端子を緩めるためのスパナやレンチが必須です。また、バッテリーを持ち上げる際には、滑り止め付きの手袋を使用することで手を保護できます。
さらに、バッテリー液が漏れる可能性も考慮し、安全メガネを用意しておくと安心です。これらの道具を揃えることで、スムーズに作業を進めることができます。
自分で車のバッテリーを交換する手順
まず、車を平らな場所に停車させ、エンジンを完全に停止します。次に、バッテリーのマイナス端子を外してからプラス端子を取り外します。この順番を守ることで、ショートのリスクを防ぐことができます。
古いバッテリーを慎重に取り外し、新しいバッテリーを正しい向きで設置します。その後、プラス端子を先に接続し、最後にマイナス端子を締めます。作業後は端子がしっかり固定されているか確認し、不要な工具や廃棄バッテリーを片付けて完了です。
車のバッテリーの種類
車のバッテリーは車種や機能に応じていくつかの種類に分類され、それぞれに特徴と用途があります。自分の車に合ったバッテリーを選ぶことが、車の性能を最大限に発揮するために大切です。
一般車用バッテリー
一般車用バッテリーは、従来型のガソリン車やディーゼル車に広く使用されています。コストパフォーマンスに優れ、標準的な電力供給を行うのが特徴です。日常使いの車であれば、このタイプが最も適しています。
アイドリングストップ車用バッテリー
アイドリングストップ機能を搭載した車には、専用のバッテリーが必要です。このタイプは頻繁なエンジンの始動と停止に耐えられるよう、充放電性能が強化されています。停車中に機能が作動しない場合は、交換時期の可能性があります。
ハイブリッド車用バッテリー
ハイブリッド車用バッテリーは、エンジンとモーターを効率的に動かすための大容量バッテリーです。車の駆動やエネルギー回生に深く関わるため、性能が劣化すると燃費が低下します。このため、定期的な点検が大切です。
関連記事:ハイブリッド車のバッテリー交換時期はいつ?プリウスを例に徹底解析!
輸入車用バッテリー
輸入車には、その車種に特化したバッテリーが必要です。ヨーロッパ車は高電圧のバッテリーが多く採用されており、日本車用とは異なる基準に基づいて設計されています。正規品を選ぶことで、車のパフォーマンスを維持できます。
車のバッテリー寿命を延ばすポイント

車のバッテリー寿命を延ばすためには、日常的な使い方やメンテナンスが重要です。これらを意識することでバッテリーの性能を最大限に発揮し、突然のトラブルを防ぐことができます。
定期的に車を走らせる
車を長期間使用しない場合でも、定期的にエンジンをかけて走行することでバッテリーの充電を維持できます。特に、通勤や買い物などで短い距離しか運転しない場合、高速道路を利用して20〜30分程度の走行を心がけると効果的です。この習慣により、自然放電を抑え、バッテリーの劣化を遅らせることができます。
定期的なメンテナンス
バッテリーの状態を定期的にチェックすることも大切です。端子部分が汚れていると電力供給が不安定になるため、専用のクリーナーで清掃を行います。また、定期点検はバッテリーの充電状態や劣化の進行具合を確認できるため、早期交換の判断が可能です。これにより、突然のトラブルを防ぐだけでなく、車全体のコンディションも良好に保てます。
バッテリー上がりを防ぐ
ライトやエアコンなどの電装品の使い方にも注意が必要です。エンジンを切った状態で長時間使用するとバッテリーに負担がかかり、性能低下の原因となります。また、車を駐車する際にはライトの消し忘れを防ぐため、電装品をオフにする習慣をつけることが大切です。
バッテリーの寿命を延ばすためには、定期的な走行、適切なメンテナンス、電力消費の管理がポイントとなります。これらを実践することで、バッテリー交換の頻度を減らし、安心して車を使用できます。
関連記事:バッテリーが上がってしまう原因って?普段から注意しておくべきポイントも解説
車の買取ならソコカラがおすすめ!
車のバッテリーは車の安全性や快適さを支える重要なパーツであり、適切なメンテナンスや交換が欠かせません。本記事では、バッテリー交換にかかる費用、交換時期の目安、交換方法、さらには寿命を延ばすポイントについて解説しました。
また、車のバッテリー交換は重要なメンテナンスの一つですが、バッテリーの寿命が近づいている場合、車全体の寿命も見直すタイミングかもしれません。特に年式が古い車や修理費用が増加している場合、新しい車への買い替えを検討することで、長期的にコストを抑えられることがあります。
その際、車の売却は信頼できる業者に依頼するのが重要です。「ソコカラ」なら簡単な手続きで高価買取が可能です。「ソコカラ」は、車を売却する際の手間を最小限に抑え、安心して次のステップに進めるようサポートします。ぜひ一度ご相談ください。

この記事の監修者
浅野 悠
「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。
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