- 2023.11.02
15年乗った古い車は買取可能?乗り続けるデメリットと買取時のポイントも解説
15年乗った車には愛着もあり、「まだまだ乗り続けたい」という気持ちが強い人も多いでしょう。しかし、15年乗った車はさまざまな部分が劣化している可能性があり、快適に使い続けるのは難しいケースもあります。そのため買取に出して、新しい車に乗り換える方法も検討されます。
本記事では、15年乗った車に乗り続けるデメリットと、買取時のポイントを解説します。15年乗った車を手放すことを考えている人は、ぜひ参考にしてください。

15年乗った車はまだ使える?
そもそも「15年以上車に乗り続けても大丈夫なの?」と、不安を覚える人もいるでしょう。車には買い替えの目安があり、一般的にはそのタイミングで新車に乗り換えることが多いです。以下では、15年乗った車がまだ使えるのか、いつが買い替えのタイミングになるのか解説します。
車の買い替えは「10年10万km」が1つの目安
一般的に車は、「10年10万km」を超えたあたりが、買い替えの目安といわれます。10年以上・10万km以上乗り続けている車は、買い替えを検討する段階に入っていると考えられます。そのため15年乗った車を使用している場合、一般的には買い替えの時期に入るでしょう。もちろんあくまで目安であるため、15年以上乗り続けることも可能です。
しかし、買い替えのタイミングが分からずに乗り続けている場合には、「10年10万km」を1つの区切りにしてみる方法もあります。
15年以上経つとこまめなメンテナンスが必要になる
15年以上乗っている車を使い続ける場合、これまで以上にこまめなメンテナンスが必要になると予想されます。しっかりとメンテナンスができれば、故障を防いで安定して乗り続けられる可能性が高まります。なかには修理や部品交換によるレストアを繰り返し、数十年前の車に乗っている人もいます。
しかし、逆にいえば15年以上乗った車をこれからも使う場合には、こまめなメンテナンスが欠かせない作業になります。車にかける作業量が増えるため、プライベートから必要な時間を捻出する必要があります。メンテナンスの時間が取れない場合には、買い替えが検討されるでしょう。
13年を超えた車は税金が高くなる
15年以上車に乗ることは可能ですが、税金面での負担が重くなる点には注意が必要です。現在国内では13年以上使った車は、エンジンの劣化などによって、環境への負荷が大きくなると定義されています。そのため13年を超えた時点から、自動車税が高くなる制度が導入されています。具体的には普通車は15%、軽自動車は20%の税率が加算されます。
永久抹消登録するまで税金はかかるため、仮に使っていない車にも高い税率が課せられます。税金面の負担増を考慮して、13年目を目安に買い替える人も多いです。
15年以上車に乗り続けるためのポイント
15年以上車に乗り続けるためには、いくつかのポイントを踏まえて運転・整備をする必要があります。新車に乗るのとはまた違った工夫が求められるため、事前に15年以上前の車を乗りこなす準備をすることが重要です。以下では、15年以上車に乗り続けるためのポイントを解説します。
消耗品は定期的に交換する
15年以上前の車に乗り続けるには、消耗品をこまめに交換することがポイントです。15年以上乗っていると、さまざまな部分が劣化していると考えられます。車が劣化していると簡単なことで故障につながる可能性が高まるため、メンテナンスをかねた消耗品の交換を定期的に実施する方法がおすすめです。
例えばオイルフィルターは1年に1回、エンジンオイルのメンテナンスは半年に1回、タイヤは2〜3万kmの走行を目安にチェック・交換することが推奨されます。古い車は思わぬトラブルに見舞われる可能性が高いため、細かいメンテナンスで状況を把握するように努めましょう。
自分の車を任せられる業者・担当者を探す
15年以上前の車に乗るのなら、信頼できる業者・担当者をみつけることも重要です。古い車の安全性を保つには、専門知識と高い技術を持つ人のサポートが欠かせません。自分だけで修理やメンテナンスを担当する人もいますが、それには多くの時間と労力がかかります。プロと比較して完璧といえるメンテナンスも難しいため、多くのリスクを抱えるでしょう。
古い車のメンテナンスも問題なく担当できる整備士やお店をみつけ出し、安全性を保証してくれる存在を確保することも、15年以上前の車を継続利用するポイントです。
車の保管方法を工夫する
15年前の車に乗り続けるのなら、普段の保管方法から工夫する必要もあります。紫外線や雨風を直接浴び続けると、錆などによって車の劣化が進行します。外に駐車している場合、目にみえる部分はもちろん、その内部も激しく劣化し始めている可能性があります。なるべくガレージなどに保管して、車の状態が良い状態で保てるように備えるのもポイントです。
屋根付きの駐車場を探すなど、現在の駐車方法を変更することも検討してみましょう。
万が一に対応できる備えをしておく
15年前の車は、突然故障する可能性も高いです。乗っている側も車の不調に慣れてしまっているため、故障の前兆を見逃してしまうケースも多くなります。そのため15年以上乗っている車を使用する際には、突然故障したとしても、素早く修理・買い替えができるように準備しておくことが重要です。
自分の車の状況を理解している整備士を探したり、どこで修理するかあらかじめ決めておいたりと、さまざまな準備が考えられます。修理費などのコストをまかなえるように、金銭面で備えるのもポイントです。
15年以上の車に乗るデメリット・注意点とは?
15年以上前の車に乗ることには、いくつかのデメリットが考えられます。乗っている最中にトラブルに見舞われる可能性があったり、コスト面や機能面で不満を感じたりするケースもあるでしょう。以下では、15年以上前の車に乗るデメリットや注意点を解説します。
修理回数やコストが増加する
15年前の車はさまざまな部分が劣化しているため、修理回数が増えやすいです。せっかく直したのに、また故障するといったサイクルに陥ることも珍しくありません。修理にかかる時間が増えれば、結果的に乗車回数が減り、車の有効活用が難しくなります。また、1度に複数の部分を修理・交換した場合、コストも大きくなる点がデメリットです。
ほかの出費と重なると、修理費用を簡単には賄えない可能性も出てくるでしょう。修理による負担が増加することは、事前に承知のうえで乗り続ける必要があります。
性能面で最新車種と差が出てくる
昨今の新車にはさまざまな技術が採用され、使いやすさ・乗り心地が向上しています。電気自動車などが注目を集めているなか、さまざまな魅力を備えた車種も増えています。
例えば車の運転サポートする「ASV(先進安全自動車)」や、走行ルートの調整や決定を担う「プランニング技術」、より正確性の高い位置情報の把握が可能となる「SLAM(スラム)」など、多くの最先端技術が搭載され始めています。特別な思い入れがある車でない限り、買い換えた方が精神的にも燃費などのコスト面でも、メリットがあるケースが多いでしょう。
安全面に不安が出てくる
15年前の古い車を使う場合、安全面に不安が出てくるケースが多いです。目にみえない部分が劣化している可能性が高く、前触れなく故障して走行できなくなる事例もあります。走行中にトラブルが発生すると、解決までに時間がかかることも考えられます。そもそも安全面が保証されていないと、命の危機に遭遇するリスクもあるでしょう。
少しでも運転していて危険を感じる場合には、買い替えの準備を進めるのがおすすめです。
ほかの車に迷惑をかける可能性もある
トラブルの可能性が高い15年以上前の車に乗り続けるということは、ほかの車や人に迷惑をかけるケースも想定されます。正確な運転ができずに衝突事故を起こしたり、他者を危険にさらしたりする可能性もあり得ない話ではありません。車のトラブルによって事故が発生すれば、賠償金などの支払いが必要になることもあります。
周囲への安全面を考えるうえでも、メンテナンスが難しい場合には車の買い替えを検討すべきでしょう。
時間とともに買取価格買値が安くなる
15年以上車に乗り続けると、部品や外装に劣化が生じます。乗り続けると、劣化具合はさらに進行し、修理が難しいレベルにまで達するケースもあります。結果的に買取価格がさらに下がり、新車の購入に使える金額が減る可能性も懸念されるでしょう。買い取りで得た金額を新車の購入費にあてたい場合には、早めに売却を決断するのもポイントです。
15年以上乗った車は買取に出せる?
15年以上乗った車の所有者は、「古いからもう買取できない」と諦めてしまうケースも多いです。しかし、車の状態や買取に出すサービス次第で、高価買取になることも珍しくありません。以下では、15年以上乗った車を買取に出せるのか解説します。
15年以上前の車も買取可能
15年以上前の車であっても、状態や車種によっては高価買取も狙えます。車の状態が良く、きちんとメンテナンスが行われていれば、買取価格も高くなりやすいです。大切に乗ってきた車であれば、15年以上経ってから買取に出しても、問題なく値段がつくケースに期待できます。そのため15年というタイミングをきっかけに、買取に出すことも検討されるでしょう。
15年以上乗った車はどこに買取に出す?
一般的に「ディーラー」「カー用品店」「廃車専門業者」「車買取業者」などに、買取を依頼することになります。まずはそれぞれの業者で見積もりを取り、買取金額を比較することが重要です。15年以上前の車となると、業者によっては買取ができないケースも考えられます。
いきなり車を持ち込むのではなく、Webや電話で簡単に査定を行い、査定金額を明確にしたうえで売却先を決めるのがポイントです。古い車であっても、車買取業者であれば、高額査定が提示される可能性が高いです。少しでも高く売りたい場合には、車買取の専門業者に依頼すると良いでしょう。
15年以上乗った車を買取する際のコツ
15年以上乗った車を買取に出す際には、高価買取をしてもらうためのコツがあります。少しでも買取価格が高くなれば、新車の購入負担が軽減されます。以下を参考に、15年以上乗った車を買取に出すときのポイントをチェックしてみてください。
実際の買取実績を確認する
車の買取を依頼する際には、その業者の買取実績を確認しましょう。どんな車がいくらで買取されたのかは、ホームページなどに掲載されています。自分が使っている車と近い車種・条件を確認し、買取金額の目安をつけるのがポイントです。あらかじめ買取金額の目安がつけば、新車への買い替え時に使えるお金の目処も立てやすくなります。
引取費用や手続き費用が無料のサービスを選ぶ
車の買取時には、契約の段階でさまざまな費用を請求されるケースがあります。例えば持ち込みでない場合には引取費用がかかったり、事故車や故障車は処分費用を請求されたりする可能性があるでしょう。結果的に費用がかさんで、買取価格がほとんど残らないこともあります。
そのため15年以上乗った車の買取時には、引取費用などが無料のサービスを選ぶのがポイントです。
15年乗った車も「ソコカラ」なら高額買取が可能!
クルマ買取サービス「ソコカラ」なら、15年乗った車も高額買取が可能です。「ソコカラ」は丁寧かつ誠実な査定によって、その車の価値を正確に把握して価格をつけます。15年以上前の車でも、状態が良いものや特別な価値のあるものは、高価買取で対応しています。また、「ソコカラ」は事故車や故障車の買取もしています。
走行中に故障してしまった場合にも、そのまま買取が可能です。引取費用は完全無料となっているため、全国どこからの買取依頼にも対応できます。15年以上乗った車の買取を検討する際には、高額買取が可能な「ソコカラ」にまずはご相談ください。
まとめ
15年以上乗った車は、多くの部分が劣化している可能性があります。故障率も高いため、なるべく早めに買取に出し、新車に乗り換えることが推奨されます。しかし、15年以上乗った車を高額で売却するには、さまざまな工夫が必要です。15年以上前の車ならではの特徴を理解したうえで、高価買取が可能なサービスに依頼することがポイントになるでしょう。
クルマ買取サービス「ソコカラ」は、15年以上乗った車にも、適正価格をつけられます。「古い車だから買取できない」という結果にはならず、どんな車で最低10,000円以上の買取保証があります。Webから簡単に買取査定が可能なので、まずはお持ちの車がどのくらいの買取価格になるのか、ぜひ「ソコカラ」のホームページでお試しください。

この記事の監修者
浅野 悠
「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。
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