- 2024.12.04
過走行車の買取相場は?高価買取のポイントやおすすめ業者を紹介
過走行車の買取は、走行距離が多いからといって価値がないと諦めてしまう方も多いのではないでしょうか。実際には車の状態や年式、市場の需要によって買取価格が大きく変わる可能性があります。
本記事では、過走行車の買取相場や高価買取を目指すための具体的なポイントに加え、下取りや廃車として処分してしまう前に知っておきたい高く売却するための方法を詳しくご紹介します。

車の過走行距離はどのくらい?

一般的に「過走行車」とは、走行距離が通常の車に比べて非常に多い車を指します。目安としては 年間10,000km程度が一般的な走行距離とされ、これを大きく超える車が過走行と見なされます。例えば、10年経過した車であれば10万km以上の走行距離が基準となることが多いです。過走行車は、車の寿命や価値が落ちるとされがちですが、実際のところ、その価値は状態や年式、さらには市場の需要によって大きく異なります。
過走行車の買取相場とは
過走行車でも、年式や車の状態次第で買取価格が変動します。過走行車の買取相場は、単純に走行距離だけで決まるわけではありません。車の状態、需要、年式、さらには査定を依頼する業者の得意分野によっても異なります。適切な情報収集と複数業者への依頼が、満足のいく買取価格を得るための鍵となるでしょう。
低年式車の場合
低年式車とは、 製造から10年以上経過している車が該当します。このタイプの過走行車の場合、一般的に買取相場は低めとなります。理由として、古い車は部品の劣化が進んでいるため再利用が難しく、需要も限られているからです。
しかし、低年式でも特定の車種やブランドに人気がある場合、相場以上の価格が期待できることもあります。特に四駆や商用車など、耐久性の高いモデルは海外市場での需要が高いため、思わぬ高値がつくこともあります。
関連記事:走行距離が10万キロ超えの車はあと何年乗れる?中古車購入時のポイントも徹底解説
高年式車の場合
一方で、高年式車とは、比較的新しい年式の車を指します。過走行車であっても、高年式であれば 市場価値が比較的高いことが特徴です。なぜなら、高年式車は故障が少なかったり、走行距離が短いことが多く、足回りの性能の劣化も心配がないためです。最新技術が搭載されており、部品の寿命も長いことが期待されます。特に、ハイブリッド車や電気自動車などのモデルは、過走行であってもその燃費性能や先進技術が評価され、高額で取引されるケースが増えています。
過走行車を買取・処分する方法

過走行車を所有している場合、どのように買取や処分を進めれば良いか悩む方も多いでしょう。過走行車は一般的に査定額が低くなりがちですが、適切な方法を選べば満足のいく結果を得られる可能性があります。
ディーラーに持ち込む
まず考えられるのは、ディーラーに過走行車を持ち込む方法です。ディーラーは、下取りとして過走行車を引き取ってもらえる場合があります。ただし、過走行車は新車購入時の下取り条件で査定額が低くなりやすいことが特徴です。
特に、走行距離の多い車は次のユーザーへの販売が難しいため、 ディーラーは買取価格を低く抑えられる傾向にあります。そのため、ディーラーに持ち込む際には、他の買取業者と査定額を比較しておくことをおすすめします。また、メーカーの認定中古車プログラムがある場合、条件によっては多少高い査定額を期待できるかもしれません。
さらに、過走行車をディーラーに持ち込む際は、整備記録や修理履歴などの書類を準備しておくことをおすすめします。特に定期点検の記録や部品交換の履歴は、車の管理状態を示す重要な証拠となり、査定額アップにつながる可能性があります。また、ディーラーによっては同じメーカーの新車を購入する予定がある場合、特別な下取りプログラムを適用してくれることもあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
カーショップや中古車販売店に依頼する
カーショップや中古車販売店に依頼するのも選択肢の一つです。これらの業者はディーラーに比べて 過走行車でも積極的に買い取る傾向があります。特に、海外市場で需要が高い車種であれば、思わぬ高値が付くこともあるでしょう。
これらのショップは、車の状態だけでなく、人気車種や市場の需要を考慮して査定を行います。そのため、複数の店舗で査定を依頼することで、より高い価格を引き出すことが可能です。また、オンライン査定を利用すれば、手間を省いて効率的に価格比較ができます。
特に、カーショップの中でも過走行車の買取を専門としている業者を選ぶと、適正な査定額を期待できます。これらの業者は過走行車特有の価値を理解しており、一般的な買取店よりも高額な査定額を提示することがあります。
また、カーショップの中には、過走行車を専門に取り扱うことで独自のネットワークを持っている業者もあります。そういった業者は、過走行車の価値を適切に見極める経験が豊富で、一般的な買取店では気づかないような価値を見出してくれる可能性があります。
特に商用車やトラックなどの業務用車両の場合、過走行は当然という考えのもと、走行距離よりも車両の状態や整備状況を重視して査定を行うことがあります。このように、業者選びにおいては、その業者の専門性や得意分野を事前にリサーチすることで、より有利な条件での買取が期待できます。
下取りも活用する
新車購入を予定している場合、現在の車を下取りに出すのも有効な方法です。特に、ディーラーでの下取りは購入時の値引きに組み込まれることが多いため、 実質的に高額な査定額を得られるケースもあります。例えば、下取り価格が低くても、新車の値引き額と組み合わせることでお得感を感じられる場合があります。
ただし、下取り価格が提示される際には、必ず細かく内訳を確認することが大切です。また、過走行車の場合、特定の車種や年式であれば他の方法で売却したほうが有利になることもあるため、慎重に検討しましょう。
下取りを選択する際は、新車購入時の総額での判断が重要です。例えば、査定額が10万円でも、新車購入時に30万円の値引きがあれば、実質40万円の価値があると考えることができます。また、過走行車の場合は特に、商談時に「過走行だから価値がない」と一方的に価格を下げられてしまうことがありますので、事前に他業者での査定額を確認し、それを交渉材料として活用することをお勧めします。下取り査定時には、整備記録や事故歴の有無なども価格に影響するため、これらの情報を正確に伝えることで、より良い条件を引き出せる可能性があります。
廃車にする
走行距離が極端に多く、査定額がほとんどつかない場合は、廃車を検討する必要があります。廃車とはいえ、リサイクルパーツとして価値がある場合も多く、 専門の廃車買取業者に依頼することで少額ながらお金を受け取ることが可能です。特に、エンジンや金属部品に価値がある場合、リサイクル市場での需要が価格に反映されます。
廃車手続きは複雑に思えるかもしれませんが、多くの業者が無料で手続きを代行してくれるでしょう。また、廃車買取業者によっては車の引き取り費用も無料のところが多いため、費用をかけずに処分できます。
廃車の際には、車両に付属する貴重な部品を事前に取り外して個別に売却することで、より多くの収入を得られる可能性もあります。例えば、ナビゲーションシステムやオーディオ機器、アルミホイールなどは中古パーツとして需要が高く、状態が良ければ高価格で売却できることもあります。
ただし、部品の取り外しには専門的な知識と工具が必要で、素人が行うと部品を傷つけたり、危険を伴う可能性があります。そのため、部品の取り外しと売却を検討する場合は、必ず専門業者に相談することをおすすめします。また、取り外した後の車体の処分方法についても、事前に確認しておくことが重要です。
過走行車でも高価買取してもらえる方法
車を売却する際に、過走行車であってもできるだけ高い価格で買い取ってもらいたいと考えるのは自然なことです。しかし、過走行車は一般的に市場価値が低く見られる傾向があります。そこで、以下の方法を試すことで、過走行車でも高価買取を目指すことが可能です。
なるべく多くの業者に査定してもらう
まず大切なのは、 複数の業者に査定を依頼することです。一つの業者だけに査定をお願いすると、その業者が提示する金額が適正なのか判断できません。複数の業者から査定を受けることで、相場を把握し、最高値を引き出すチャンスが広がります。無料で査定してくれる業者が多いため、手間を惜しまずに比較することが大切なポイントです。
特に、一括査定サービスを利用すると、複数の業者に同時に査定を依頼できるため効率的です。オンラインで手軽に査定額の比較ができ、業者間の競争によってより高い買取価格を引き出せる可能性が高まります。
海外輸出できる業者を選ぶ
次に、海外輸出に対応している業者を選ぶことも有効な方法です。日本車は海外での人気が高く、特に中古車市場が活発な国では高値で取引されることがあります。国内では価値が下がりがちな過走行車でも、海外では需要がある場合が多いからです。このような業者は 国内市場では評価されない車でも適正な価格をつけてくれる可能性が高まります。
輸出に強い買取業者は、国内では評価されにくい過走行車でも、海外市場での需要を見込んで高値で買い取ることがあります。ただし、輸出に関する法規制や手続きに精通している業者を選ぶことが重要です。
車内外をきれいにしておく
査定前には車内外を徹底的に清掃することを忘れないでください。見た目が良い車は第一印象で高評価を得られやすく、業者の査定額にもポジティブな影響を与えます。特に内装は購入希望者に直接的な印象を与えるため、汚れや臭いを取り除くといいでしょう。洗車やワックスがけも査定額アップのための基本的な対策と言えます。
また、エンジンルームの清掃も重要です。エンジンまわりの汚れを落とすことで、メンテナンス状態の良さをアピールでき、査定額アップにつながることがあります。特にオイル漏れなどの痕跡がないことを確認することが大切です。ホイールやタイヤの汚れも丁寧に落としましょう。足回りの状態は査定時の重要なチェックポイントとなるため、きれいにしておくことで、より詳細な査定が可能になります。
こまめにメンテナンスを行う
車の状態を良好に保つことも、高価買取を狙うためのポイントです。過走行車であってもエンジンやブレーキ、タイヤなどの主要な部品が良好な状態であれば、業者に高く評価される可能性があります。 整備記録や点検記録が残っていれば、車を適切に管理していた証拠として提示でき、信頼感を与えることができます。
また、エンジンオイルやフィルター類の交換履歴なども査定時の重要なチェックポイントとなるため、日頃からの細やかな整備が重要です。
車の売却ならソコカラ
過走行車とは、平均的な年間走行距離(約10,000km)を大きく上回る車を指しますが、その買取価格は車の状態や市場需要に左右されます。低年式車は劣化や需要の少なさから相場が低めですが、特定車種や海外市場向けでは高値になる場合もあるでしょう。一方、高年式車は最新技術や耐久性が評価され、高額買取の可能性があります。
過走行車の買取を成功させるには、複数業者で査定を比較し、特に海外輸出対応の業者を検討するのが効果的です。また、定期メンテナンスや車内外の清掃で査定額アップが期待できます。
特にソコカラでは、オンライン査定の活用が有効です。10,000円以上の買取保証も!自社オークションと全国に物流拠点を持つソコカラなら、過走行車でも高価買取が期待できます。ぜひ無料オンライン査定をお試しください。

この記事の監修者
浅野 悠
「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。
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