2024.03.29

廃車の部品取りは違法?注意点や部品の処分方法を解説

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車を廃車にする際、使える部品を取り外して売却したいと考える人も多いのではないでしょうか。しかし、廃車の部品取りは違法行為に当たる可能性があり、罰則が科せられることもあります。そのため車を廃車にする際には、部品の取り外しに十分注意する必要があります。

 

本記事では廃車の部品取りの違法性や、注意点について解説します。

 

廃車の部品取りは違法行為?

廃車にする車のなかにも、まだ使える部品があるケースは多いです。そのため廃車にする前に、使える部品を取り出して売却を考えることもあるでしょう。しかし、廃車の部品取りは違法行為に当たる可能性があり、場合によっては罰則もあり得ます。以下では、廃車の部品取りにおける違法性について解説します。

 

廃車の部品取りは「解体行為」に該当する

基本的に廃車の部品取りは、「解体行為」に該当します。簡単に取り外せる部品でも、「取り外す」という行為そのものが解体として扱われます。原則として解体行為をするには、解体業者の許可を得ている必要があります。許可を得ずに廃車の部品取りを一般利用者が行うと、違法行為として問題になる可能性もあるでしょう。

 

そのため解体業者として許可を得ていない限り、廃車の部品取りは避けるべきです。

 

「自動車リサイクル法」に抵触する可能性がある

許可がないにも関わらず廃車の部品取りを行った場合、「自動車リサイクル法」に抵触する可能性があります。自動車リサイクル法は、2000年から施行されています。しかし、長い期間が経っているにも関わらず、自動車リサイクル法を正確に理解している人は少ないのが現状です。

 

もし仮に廃車の部品取りを行い、独自に売却などを行った場合、自動車リサイクル法によって罰せされる可能性もあります。車の走行に影響の出る部品や、車検に必須とされている部品の取り外しは厳禁です。具体的にはハンドル・マフラー・バッテリー・タイヤ・ホイールなどは取り外しができません。

 

廃車にする際には、「まだ使える部品を捨てるのはもったいない」と感じることもあるでしょう。しかし、自分の判断で部品取りを行うことは、法律によって禁止されているため、その点をよく理解しておきましょう。

 

「廃棄物処理法」にあたる可能性もある

廃車の部品取りは、自動車リサイクル法のほかにも、「廃棄物処理法」に抵触するリスクもあります。廃棄物処理法(廃棄法)とは、廃棄物を適正に分別・収集・保管して、処分するための法律です。解体業者はこの廃棄物処理法を守りつつ、解体作業を行っています。

 

一般の利用者が廃車の部品取りを行うと、廃棄物処理法で問題になるケースも想定されます。廃棄物処理法では、廃車の部品取りが車の不法投棄にあたる可能性があります。自分の所有している車であっても、部品取りは違法と判断されるのです。

 

また、器物損壊に該当するケースもあるため、廃車の部品取りは大きなリスクのある行為だと言えるでしょう。

 

廃車の部品取りをした場合の罰則

上記のように、廃車の部品取りはさまざまな法律に違反する恐れがあります。法律には罰則が規定されているため、廃車の部品取りを理由に罰せられるケースも想定されます。リサイクル法に違反した場合には、「1年以下の懲役又は50万円以下の罰金」が科せられる可能性があります。

 

参考:https://www.env.go.jp/content/000049397.pdf

 

また、廃棄物処理法に違反した場合には、「5年以下の懲役又は1,000万円以下の罰金」が科せられるリスクがあります。器物破損の場合には、「3年以下の懲役又は30万円以下の罰金」が科せられます。いずれのケースでも重い刑罰となるため、廃車の部品取りは決して行わないようにしましょう。

 

後から自分で車に取り付けた部品は取り外しても問題ない

廃車の部品取りは違法行為ですが、購入後に自分の手で車に取り付けた部品を外すことは問題ありません。元々車に装備されていない便利アイテムを導入した場合、その部品に関しては取り外しても上記の法律に抵触しません。そのため廃車の部品取りを行うのなら、自分で取り付けたものに限定するのがポイントです。

 

取り外しても問題のない部品について

廃車の際に取り外しても問題ない部品には、さまざまな種類があります。具体的にどんな部品が当てはまるのか把握することで、廃車時の部品取りで法律違反になることを避けられるでしょう。以下では、廃車時に取り外しても問題のない部品について解説します。

 

ドライブレコーダー

昨今は防犯目的のために、ドライブレコーダーを取り付ける車が増えています。ドライブレコーダーは走行に影響がなく、購入後に取り付けられる部品であるため、廃車時に部品取りをしても問題ありません。ドライブレコーダーは次の車にも装着できるため、取り外して再利用する方法も考えられます。

 

特に高価なドライブレコーダーを購入した場合には、廃車にする前に取り外しておくとよいでしょう。

 

ETCの部品

ETCに関連する部品も、廃車時に部品取りをしても問題ありません。こちらもドライブレコーダーなどと同じく、取り外しても車の走行に影響が出ません。高速道路の通行料金をスムーズに支払うための部品になるため、車検時にも必須とはされていないのです。そのため廃車の際には取り外して、再利用することも検討されます。

 

ETC関連の部品は配線が複雑なケースもあるため、取り外しが難しい可能性もあります。その場合には自動車の修理工場や電装業者に依頼して、取り外してもらう方法もあります。解体業者にも取り外しを依頼できますが、専門家ではないため保証がきかない点に注意が必要です。

 

カーナビ

今や多くの車に標準搭載されているカーナビですが、後付けしたものであれば廃車時に取り外しが可能です。カーナビはあると便利ですが、なくても走行自体に支障はありません。そのため廃車の際に取り外して、保管することも検討されます。

 

そのまま次の車に取り付けることも可能ですが、最初からカーナビがついている場合には、売却する方法もあります。カーナビの需要は高く、古いものでも値がつく可能性があるため、売却価格を調べてみる価値はあるでしょう。

 

サンバイザー・サンシェード

日差しを遮るためのサンバイザーやサンシェードも、廃車時に取り外せる部品です。簡単に取り外しが可能なため、廃車の際にサッと回収することもできます。一方で、日に当たる部品であるため劣化しているケースも多く、再利用が難しいこともあります。

 

サンバイザーやサンシェードを取り外す際には、劣化具合を見て再び使うべきか判断するとよいでしょう。

 

オーディオ系の部品

DVDプレイヤーやオーディオ機器なども、後付け可能な部品の1種です。車での長期移動が多い場合、後からオーディオ系の部品を追加するケースも多いです。これらの部品もまた走行に直接的な影響を及ぼさないため、法律に抵触せず取り外しが可能です。

 

部品によっては車以外の場所で使用できる可能性があるため、廃車時には忘れずに取っておくとよいでしょう。

 

廃車にする際には部品取りをせず業者に任せる

車を廃車にする際には、部品取りをせずそのまま業者に任せるのがおすすめです。廃車のプロフェッショナルである業者に任せておけば、法律上のトラブルに巻き込まれることなく必要な手続きを済ませられます。以下では、車を廃車にする際に業者に任せるメリットなどを解説します。

 

業者に任せることで問題なく廃車にできる

廃車を専門的に行っている業者に依頼することが、問題を起こさずに車を処分する1番の方法です。専門業者は法律はもちろん、さまざまなパターンにおけるノウハウを持っているため、最適な手段で廃車をサポートしてくれます。

 

廃車の手続きには煩雑な作業や多くの書類が必要になるため、それらを代行してくれる業者に依頼することで、多くの手間を削減できます。忙しくて廃車手続きができない場合にも、廃車の専門業者に依頼することを検討してみましょう。

 

業者によっては廃車でも買取可能なことも

廃車の専門業者によっては、車を買取してくれるケースがあります。廃車買取の専門業者であれば、独自のルートを活用して廃車となる車にも価値を見出せます。そのため廃車にする予定なら、まずは買取業者に依頼して査定してもらうのがおすすめです。

 

業者のシステムや廃車となる車の車種・状態などによっては、高価買取が実現できる可能性もあります。高価買取によって得たお金は、次の車の購入資金などに回せるため、経済的なメリットを得られるでしょう。

 

自分で廃車にすることも可能

車の廃車は、自分の手で行うことも可能です。車を解体したうえで、必要な手続きを行って書類を提出することで、業者に頼らずに作業を完了させられます。自分のスケジュールに合わせて廃車手続きができる点はメリットですが、すべての作業を行う必要があるため、負担は大きくなります。

 

また、廃車手続きは平日の昼間にしかできません。そのため日中に休みが取れない場合には、自分で対応するのが難しくなるでしょう。

 

廃車対応をしてくれる業者はいくつかある

車の廃車を対応してくれる業者は、いくつか種類があります。例えば中古車の買取業者や、廃車買取の専門業者などが挙げられます。それぞれの業者には独自の強みがあり、車によっては廃車になるものでも値段がつきます。そのため車を廃車にする際には、業者選びをしっかりと行うのがポイントです。

 

車を廃車にする際の業者の選び方

車を廃車にする際には、業者選びが重要です。具体的にどのような業者を選ぶべきなのかを把握することで、お得に廃車を処分できます。以下では、廃車手続きを依頼する際の業者の選び方について解説します。

 

廃車の買取実績が多い業者を選ぶ

廃車の買取実績が多い業者を選ぶことで、安心して処分が可能です。過去に多くの車を廃車にしてきた業者であれば、誠実な対応に期待できます。トラブルになったり、利用者の不利になることを隠れて行われたりする可能性も低いでしょう。買取実績は業者のホームページなどで、具体的な数値を確認できるケースが多いです。

 

具体的な買取例が確認できる業者を選ぶ

廃車の買取を依頼する場合、具体的な買取例を確認できる業者を選びましょう。いくらでどのような廃車を買い取ったのかがわかれば、ある程度買取の目安を立てられます。また、一般の相場と乖離していないか確認もできるので、優良業者を選ぶ基準にもなるでしょう。

 

具体的な廃車の買取例も、ホームページで確認できることが多いです。

 

口コミが充実している業者を選ぶ

廃車の買取をするのなら、口コミが充実している業者を選ぶことで安心して依頼ができます。口コミでの評価が高い業者であれば、満足のいく査定額の提示や、廃車のサポートに期待できるでしょう。口コミは実際にその業者を利用した人の意見となるため、細かな情報まで収集できる可能性もあります。

 

その業者を深く知るきっかけにもなるので、事前に口コミをチェックするのもおすすめです。優良な口コミに関しては、業者のホームページで確認できることもあります。

 

買取に費用がかからない業者を選ぶ

車を廃車にする際には、さまざまな費用がかかります。例えば不動車を移動させるためのレッカー代、廃車手続きの代行費用などが発生します。そのため廃車の買取ができても、費用の方が高くつくケースもあり得ます。一方で業者によっては、買取時にかかるあらゆる費用を無料にしていることもあります。

 

査定費用・移動費用・手続きの代行費用が無料であれば、買取金額をそのまま受け取れます。なるべく費用がかからない業者を選ぶことも、お得に廃車手続きをするコツです。

 

スムーズに査定・買取依頼ができる業者を選ぶ

車の保管環境などによっては、早々に処分したいケースも多いです。そのためスムーズに査定から買取依頼までを行える業者を選ぶことも、基準の1つになります。査定や買取の手続きに時間がかかると、その間使わない車の駐車場代などがかかる可能性もあります。また、時間がかかると自動車税の還付金が少なくなる恐れもあります。

 

スピーディに対応してくれる業者を選ぶことも、廃車の買取時におけるポイントになります。

 

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まとめ

廃車の部品取りは、基本的に違法となっています。後から自分で車につけた部品であり、かつ走行に影響しないものであれば問題はありませんが、それ以外の部品を取ると罪に問われる可能性もあります。そのため廃車の部品取りは避けて、専門業者に依頼するのがおすすめです。

 

廃車の車種や状態次第では、高価買取も可能です。「ソコカラ」では廃車となる車も高く買取できるので、ぜひこの機会に簡単査定からお試しください。

 

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この記事の監修者

澤井 勝樹

「株式会社はなまる」監査役。1975年生まれ。10年近く会計事務所で経理総務全般の経験を積みながら、税理士、行政書士登録。その後、IT系ベンチャー企業のIPOの準備に携わるなど活動。現在はインターネットとクルマの可能性を世の中に伝えたいとソコカラコラムを執筆中。家族・食べること・愛車のセレナが大好き。おもに廃車の手続きや税金に関するコラムを執筆している。

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