フロントガラスの修理・補修は自分でできる?

車に乗っていてフロントガラスにひびが入ったり割れたりすることはめったにないので、いざトラブルが起こると慌ててしまうかもしれません。
フロントガラスのリペアは自分で行える場合もあります。本記事では、フロントガラスの修理・補修方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
自分でリペアできるキズとできないキズ
フロントガラスのキズというと、飛び石がすぐに思い浮かぶでしょう。それほど大きなキズにならないので自分ですぐに修理できそうですが、実は自分で修理できるキズとそうでないものがあります。それぞれの違いについて見ていきましょう。
自分で修理・補修できる可能性があるキズ
自分で修理や補修ができる可能性があるのは、2cm以下のキズです。2cm以下のキズであれば応急処置をすぐに行い、そのあと自分でフロントガラスを交換するという方法もあります。
キズができて間もないタイミングであることも大切です。飛び石があたってしばらくすると、ホコリやゴミが入ってしまい応急処置がうまくいかなくなります。
自分で修理・補修しない方が良いキズ
もしキズの大きさが2cmを超えているのであれば、自分では修理できないでしょう。一見すると応急処置で問題なさそうに見えても、温度変化や走行の振動によってどんどんヒビが大きくなっていく恐れがあります。
また、小さなヒビや穴であっても、フロントガラスの縁にできたものに関しては修復は難しいでしょう。
フロントガラスの応急処置・修理の方法
フロントガラスにキズがついてしまったら、応急処置をして、そのあとの対応を考えなければなりません。
応急処置の方法などを詳しく紹介します。
フロントガラスの応急処置方法
フロントガラスにヒビが入ってしまった場合でも、通常はしばらくそのまま走行することが可能です。
車のフロントガラスは2枚のガラスの中間に樹脂版が挟まっているという構造になっています。ガラスが飛び石などによって少し割れても、破片が樹脂版に張り付くためそれ以上ヒビが広がりにくいのです。
もちろん小さなヒビや穴であっても、そのままにしておくのは危険です。できるだけ早くシールなどを貼って、キズにホコリやゴミが入らないよう応急処置をしましょう。
応急処置後は、可能なら修理業者に修理を依頼してください。
自分でフロントガラスを修理・補修する方法
フロントガラスの修理や補修、交換は自分で行うことも可能です。自分で補修や交換をすれば、費用を最小限に抑えることができるでしょう。
ホームセンターなどでは、フロントガラスの応急処置用のシールが販売されています。フロントガラスのリペアキットやキズ修理セットもインターネット上などで簡単に購入できます。
工具や知識、経験があれば、自分でフロントガラスを購入して交換する方もいます。ただし、プロと比べると出来上がりに差が出てしまうのは避けられません。フロントガラスの交換の際にしっかり取り付けていないと、走行中に外れてしまう恐れもあるので注意が必要です。
プロに任せればより安心
フロントガラスの修理や交換をプロに任せれば、安心して愛車に乗り続けることができるでしょう。
たとえばディーラーでは純正のフロントガラスが販売されており、品質も安心です。整備工場に車を持って行けば、純正品だけでなくさまざまなオプションの付いたフロントガラスに交換することもできます。
プロにフロントガラスの修理・交換を依頼すれば、自分では気づかなかった不具合を教えてくれる可能性もあります。期日通りに間違いなく修理・交換が終わっているという安心感もあるでしょう。
フロントガラスの修理にかかる費用
フロントガラスがひび割れてしまった場合、やはり気になるのは費用でしょう。自分で修理・交換すれば費用が安くなるように思いがちですが、一概にそうともいえません。
応急処置に用いるキットは高くても数千円程度で、フロントガラスを交換する場合でもガラス代だけで済みます。しかし、もし仕上がりに納得できずプロに依頼した場合や、フロントガラスがしっかり取り付けられなかった場合には、さらに費用がかさむこともあります。
一方でプロに依頼した場合、ヒビを直す程度であれば1万円〜1万5,000円ほど、もしフロントガラスを交換するのであれば工賃を含めて5万円〜10万円程度でしょう。
ただし、上記はあくまで目安です。フロントガラスの交換の工賃は、ディーラーや整備工場によっても大きく異なりますので、相談時に費用をしっかり確認しておくとよいでしょそう。
フロントガラスのリペアはプロに見てもらうのがよい
フロントガラスの小さなキズであれば、自分で応急処置を施して終わりにしてしまいたくなるかもしれません。しかし、仕上がりによってはキズが広がって状態が悪化する可能性もあります。一度ディーラーや整備工場に持って行ってどう対処したらよいか尋ねてみるのが賢明です。
安全に愛車に乗り続けるためにも、フロントガラスの小さなキズを軽視しないようにしましょう。
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