車のドアから異音がする原因と修理費用の目安

車のドアから異音がする場合に考えられる原因をご紹介します。
比較的心配の少ない異常であれば、簡単な対策だけで解決できます。
しかし、ドアの歪みやサスペンションの異常など、すぐに修理業者に相談したほうがよい異常もあります。
この記事では、ドアの異音について詳しく解説いたします。
目次
ドアから異音がする5つの原因
ドアから異音がする原因は5つ考えられます。
詳しく見ていきましょう。
原因1. ドアヒンジやドアチェッカーの異常
ドアの開閉時にギシギシ音がするのは、ドアのヒンジやドアチェッカー周辺に異常がある場合がほとんどです。
原因として一番考えられるのは、ヒンジやドアチェッカーの潤滑油が減ったことです。潤滑油がなくなると、ドアがきしみます。
ドアのヒンジやドアチェッカーの潤滑油が減っている場合は、潤滑油を差せば直ります。
原因2. 潤滑油の中に塵などが混入している
もし異音が大きければ、潤滑油の中に塵などが混入している可能性もあります。この場合は潤滑油をろ過するか、全部抜いてしまって新しい潤滑油を入れれば解決します。しかし、普通はそこまでやる必要はないでしょう。
原因3. 衝撃によるドアの歪み
車のドアをどこかにぶつけた場合は、その衝撃でドアが変形して、開閉がスムーズにできなくなっていることも考えられます。
ドアをぶつけたために異音がする場合は、素人ではどの程度の損傷かわからないので、修理業者に依頼するほうがベターです。
原因4. ドアの傷や錆
ドアが歪んだままだとわずかな隙間から雨水が入って、錆や故障を引き起こしている可能性もあります
もしドアの表面に傷やへこみがある場合は、その部分の塗装が剥げて雨水が浸水し、錆の原因になることがあります。
わずかな傷でも錆はどんどん広がるので、早めに対策を取りましょう。
原因5. 走行中の異音はサスペンションの異常の可能性もある
稀にサスペンションなどの足回りに異常があるために、ドア付近から異音がすることもあります。
この場合の異音は、走行中にずっと聞こえています。明らかにドアの故障とは異なるため、すぐ専門業者に見てもらったほうがよいでしょう。
ドアの修理にかかる費用
ドアの修理にかかる費用は500円程度から10万円程度と、修理内容によりさまざまです。
潤滑油を差すだけなら500円〜
ドアのヒンジの異音は、前述したように潤滑油を差せばほとんど直ります。潤滑油を差すだけなら自分でもできますが、修理業者に依頼した方がベターです。
ドアの修理は約2~3万円以上
ドアをぶつけたために異音がする場合は、ドアのへこみを直さなくてはなりません。
へこみを直す場合は、約2~3万円から修理できますが、修理する範囲により異なります。もしもドアをまるごと交換する場合には、車種に応じてドア1枚につき約10万円~の費用がかかります。
車両保険に入っていれば、保険を適用して修理することも可能です。
ドアのへこみや傷を放置しておくと、雨水による錆の発生で、思わぬ修理代がかかることもあります。ドアのへこみはすぐに修理しましょう。
安全な走行のためにはドアからの異音を放置しないこと
車のドアから異音がするのは、ヒンジやドアチェッカーの潤滑油切れであることがほとんどです。
この場合は、潤滑油を差せば音がしなくなります。
走行中の異音はサスペンションの異常の可能性もあります。速やかに修理業者にみてもらうようにしましょう。
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