- 2020.12.02
アイドリングストップとは?効果やデメリットなどを解説します!
アイドリングストップは、ほとんどの車に搭載されている機能のひとつです。
運転中に自動的に作動するため、あまり気にしていないという方も多いでしょう。
アイドリングストップにはさまざまな効果やメリットがある一方で、デメリットもあるため、しっかりと把握しておくことが大切です。
この記事では、アイドリングストップの概要やメリット・デメリットを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

アイドリングストップとは自動的にエンジンを停止させる機能
アイドリングストップとは、信号待ちなどで一時停止したときに、自動的にエンジンを停止させる機能のことです。
アイドリングストップによって、エンジンを無駄に動かすことを避けられるため、燃料の消費を抑えられます。
アイドリングストップのシステムや仕様は、メーカーや車種によって異なりますが、走行中にブレーキを踏んだタイミングで作動するのが一般的です。
アイドリングストップが作動するとエンジンは停止しますが、ブレーキから足を離したり、ハンドルを回したりすると、エンジンは再び動き出します。
機能の名称はメーカーによって異なる
多くのメーカーがアイドリングストップ機能を搭載した自動車を開発していますが、機能の名称はメーカーや車種によって異なります。
たとえば、「ストップ&スタートシステム」や「i-stop」などが代表的な名称です。
アイドリングストップによって得られる2つの効果
アイドリングストップによって、さまざまな効果やメリットを得られます。
ここでは2つの効果を紹介しますので、ぜひチェックしておきましょう。
1.ガソリン代の節約につながる
ガソリン代を節約できることは、アイドリングストップの大きな効果のひとつです。
自動車は、たとえ停車しているときでも、エンジンがかかっていると燃料を消費してしまいます。環境省によると、約10分間のアイドリングによって、130cc程度の燃料が消費されます。[注1]
アイドリングストップによってエンジンを停止させることで、長期的に考えると、かなりの量の燃料を節約できるでしょう。
[注1]環境省:大気環境・自動車対策
https://www.env.go.jp/air/car/ecodrive/susume.html
2.排出ガスや騒音を抑制できる
自動車からの排出ガスを抑制できることも、アイドリングストップの効果といえるでしょう。
排出ガスによる大気汚染や地球温暖化は深刻な問題です。
自動車は生活に欠かせないものではありますが、信号待ちなどで停止している間は、無駄な排出ガスを出さないように配慮することが大切です。
また、アイドリングストップは、騒音の抑制にもつながります。
夜間に運転するときや、静かな住宅地を走行するときなどに役立つでしょう。
アイドリングストップによる3つのデメリット
アイドリングストップには、運転中に違和感を抱く、バッテリーの消耗が早まる、エアコンが止まってしまう、といったデメリットもあります。
それぞれのポイントについて、順番に見ていきましょう。
1.運転中に違和感を抱くケースもある
エンジンが再始動するまでの時間は0.3〜0.4秒と短いものではありますが、人によっては違和感を抱く場合もあるでしょう。
車種によっても異なりますが、アイドリングストップが頻繁に作動すると、煩わしく感じることもあります。
アイドリングストップが面倒な場合は、運転席周りのスイッチを操作してキャンセルしておくのがおすすめです。
2.バッテリーの消耗が早くなってしまう
バッテリーの消耗が早まることも、アイドリングストップのデメリットのひとつです。
エンジンを何度も再始動させる必要があるため、バッテリーの負担も大きくなってしまうのです。
オルタネーターやセルモーターの負担も大きくなってしまうでしょう。
3.エアコンも停止してしまう
エンジンと同時にエアコンが停止してしまうことも、デメリットのひとつです。とくに夏場や冬場にエアコンが止まると、困ってしまうこともあるでしょう。
エンジンが停止してもエアコンだけは動き続ける自動車もありますが、その分、バッテリーの消耗が早くなってしまいます。
アイドリングストップをうまく活用してガソリン代を節約しよう!
今回は、アイドリングストップの概要やメリット・デメリットなどを解説しました。
アイドリングストップを活用することで、ガソリン代を節約できる、排出ガスを抑制できる、といったメリットを得られます。
ただ、バッテリーの消耗が早くなってしまう、エアコンも止まってしまう、というデメリットもあるため注意しましょう。
必要に応じてアイドリングストップをキャンセルするなど、うまく付き合っていくことが大切です。

この記事の監修者
澤井 勝樹
「株式会社はなまる」監査役。1975年生まれ。10年近く会計事務所で経理総務全般の経験を積みながら、税理士、行政書士登録。その後、IT系ベンチャー企業のIPOの準備に携わるなど活動。現在はインターネットとクルマの可能性を世の中に伝えたいとソコカラコラムを執筆中。家族・食べること・愛車のセレナが大好き。おもに廃車の手続きや税金に関するコラムを執筆している。
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