2025.06.19

居眠り運転で物損事故を起こしたら?点数や罰金を解説 | ソコカラ

居眠り運転で物損事故を起こしたら?点数や罰金を解説 | ソコカラ

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居眠り運転で事故を起こした場合、事故相手への損害賠償とは別に、道路交通法違反の罰則を受けることになります。
そのため、道路交通法の何条に違反するかによって、違反点数の重さや反則金の額が変わってくるため注意が必要です。

そこで今回は、居眠り運転を避けるために知っておくべき具体的な罰則の内容や、眠気がさす原因、居眠り運転を防ぐ対策等をご紹介します。

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関連記事:過失割合10対0はありえない?!事故に遭わないための防衛運転の大切さについて

関連記事:接触事故が起きた際の対応│注意点や警察を呼ばないリスクとは?

居眠り運転で事故を起こすと道路交通法違反で罰金または刑事罰を受ける

居眠り運転は、道路交通法違反です。
そのため、居眠り運転で事故を起こした場合、道路交通法の内容に従って反則金を取られたり、ときには刑事罰を受けたりすることになります。

まずは、罰則の根拠となる法律の条文と罰則の中身を押さえていきましょう。

道路交通法70条:安全義務運転違反は違反点数と反則金が科せられる

居眠り運転による事故は、「道路交通法第70条」で規定されている安全運転義務違反です。[注1]

日本で車を運転する場合、事故を起こさないように車を安全に操作できる状態でいる必要があります。
「居眠り運転をする」ということは、眠気で瞬間的な判断や機敏な操作ができないということなので、居眠り運転で事故を起こしたら罰則から逃れられません。

なお、道交法70条に違反した場合の罰則は、「違反点数2点」「普通車の場合反則金9,000円」です。[注2]

[注1]e-Gov:道路交通法第70条

[注2]警視庁:交通違反の点数一覧表

関連記事:点数ごとの詳しい処分の流れはこちら

過労運転の基準

過労運転と判断される基準は、明確に法律で定められているわけではありませんが、厚生労働省が定める労働時間に関する基準などが参考になります。

例えば、

  • 連続運転時間の上限(4時間)
  • 運転の中断時間(合計30分以上)
  • 勤務終了後の休息期間(勤務間インターバル9時間以上)

など、長時間の運転や十分な休息を取らないままの運転が、過労運転と判断される可能性があります。

過労運転の罰則

過労運転と判断された場合、以下の罰則が科せられる可能性があります。

  • 罰金
    道路交通法違反として、違反点数と罰金が科せられます。違反点数によっては、免許停止や免許取り消しとなることもあります。
  • 刑事罰
    事故の状況によっては、過失運転致死傷罪などの刑事責任を問われる場合があります。この場合、懲役刑や禁固刑が科せられる可能性があります。
  • 免許取り消し
    過労運転が原因で重大な事故を起こした場合や、過去に違反歴がある場合は、免許が取り消されることもあります。

居眠り運転や過労運転は、重大な事故を引き起こす可能性があり、運転者の人生を大きく左右する結果を招く可能性があります。

十分な休息を取り、体調が万全な状態で運転することが重要です。

関連記事:人身事故の違反点数や罰金は?免停の基準も解説!

物損事故や人身事故の場合でも損害賠償が必要

物損事故や人身事故の場合でも損害賠償が必要

居眠り運転による事故では、物損事故であっても人身事故であっても、損害賠償責任が発生します。
物損事故の場合、損害賠償は主に物的損害に対するもので、相手の車の修理費や、電柱を倒してしまった場合の電柱の修理費用などが含まれます。
一方、人身事故の場合は、物損に加え、被害者の治療費、休業損害、慰謝料など、賠償の範囲が広範囲にわたります。
賠償額は、事故の状況や被害者の損害の程度によって大きく変動し、高額になることも少なくありません。

損害賠償に備えるためには、自動車保険への加入が不可欠です。
対物賠償保険は、相手の物的損害を補償し、対人賠償保険は、相手の身体的損害を補償します。
また、自身の怪我や車両の損害に備えるために、車両保険や人身傷害保険に加入することも重要です。
保険を活用することで、万が一の事故発生時の経済的負担の軽減が期待されます。

居眠り運転による事故を起こしてしまった場合の対処法

居眠り運転による事故を起こしてしまった場合の対処法

居眠り運転による事故を起こしてしまった場合、まずは落ち着いて適切な対応をとることが重要です。

事故発生時の初期対応

  1. 負傷者の救護
    まずは、負傷者の安全を確保し、必要に応じて救急車を呼びましょう。負傷者の容態に応じて、応急処置を施すことも重要です。
  2. 二次被害を防ぐための措置
    事故車両のハザードランプを点灯させ、周囲の交通に注意を促しましょう。可能であれば、三角表示板を設置するなどして、二次的な事故を防ぐための措置を講じます。
  3. 警察への連絡
    事故の状況を警察に報告し、指示に従いましょう。警察は事故の状況を記録し、当事者の過失割合などを判断します。
  4. 保険会社への連絡
    加入している自動車保険会社に連絡し、事故の状況を報告しましょう。保険会社は、損害賠償に関する手続きや、今後の対応についてアドバイスをしてくれます。

その後の手続き

警察による実況見分や、保険会社とのやり取り、被害者との示談交渉など、さまざまな手続きが必要となります。
これらの手続きは、専門的な知識が必要となる場合もあるため、弁護士などの専門家に相談することも検討しましょう。
また、事故を起こした原因を深く反省し、二度とこのような事故を起こさないように、安全運転を心がけることが大切です。

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居眠り運転の主な原因は過労や睡眠不足

居眠り運転の主な原因は過労や睡眠不足

居眠り運転の原因は、単なる過労や睡眠不足だけではありません。

様々な要因が複合的に影響し、居眠り運転を引き起こす可能性があります。

過労

居眠り運転の背景には、様々な要因が絡み合っていますが、中でも長時間の労働や肉体的な疲労は、その主な原因として挙げられます。

現代社会では、仕事や生活の中で知らず知らずのうちに疲労が蓄積しやすく、それが運転時の集中力低下や判断力の鈍化に直結することが少なくありません。

特に、連日の残業や夜勤明けなど、慢性的な睡眠不足が続いている状態での運転は非常に危険です。

体は疲労困憊しているにもかかわらず、本人は「まだ大丈夫」と思い込んでいるケースも多く、その認識のずれが居眠り運転へと繋がるリスクを高めます。

肉体的な疲労は、単に体が重いといった感覚だけでなく、脳の機能にも影響を及ぼし、眠気を誘発する直接的な要因となります。

したがって、運転する機会がある方は、自身の体調管理に最大限の注意を払う必要があります。少しでも疲労を感じたら、無理をせず休息をとるようにしましょう。

これは、自身の安全だけでなく、同乗者や周囲の車の安全を守るためにも極めて重要な行動です。疲労がピークに達する前に適切な休息を挟むことで、居眠り運転という最悪の事態を未然に防ぐことができます。

生活習慣の乱れ

居眠り運転の大きな要因の一つとして、不規則な睡眠時間や睡眠不足が挙げられます。

現代社会では、仕事やプライベートの都合で、毎日同じ時間に寝起きすることが難しいと感じる人も少なくありません。

しかし、睡眠時間がバラバラになったり、必要な睡眠量を確保できなかったりすると、体のリズムが乱れ、日中の活動時間帯に強い眠気に襲われやすくなります。

特に、慢性的な睡眠不足は、脳の機能低下を招き、集中力や判断力を著しく鈍らせます。

たとえ短い時間でも、睡眠が足りていない状態が続くと、体がそれに慣れてしまい、自分では疲れていることに気づきにくくなることもあります。

これが、運転中に突然強い眠気に襲われ、居眠り運転に繋がる危険性を高める原因となるのです。

飲酒

飲酒後の運転は、集中力や判断力を低下させ、居眠り運転のリスクを高めます。

飲酒運転は絶対にやめましょう。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)などの病気

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が止まる病気で、日中の眠気を引き起こし、居眠り運転のリスクを高めます。

SASの対策としては、専門医による診断と治療(CPAP療法など)が必要です。

服用している薬の副作用

眠気を催す可能性のある薬(風邪薬、抗ヒスタミン薬、精神安定剤など)を服用している場合も、居眠り運転のリスクが高まります。

薬を服用する際は、医師や薬剤師に相談し、運転への影響を確認しましょう。

高速道路催眠現象

長時間の単調な運転や、高速道路特有の単調な風景は、ドライバーの集中力を低下させ、眠気を誘うことがあります。

高速道路催眠現象を防ぐためには、こまめな休憩を取り、換気を良くし、眠気を感じたら無理せず休憩施設で仮眠をとることが重要です。

居眠り運転の原因を理解し、それぞれの原因に応じた対策を講じることで、居眠り運転のリスクを低減し、安全な運転を心がけましょう。

参考記事:【医師監修】ナルコレプシー(居眠り病)の症状とは?当てはまる場合は医療機関に相談しよう|WENELL(ウィーネル)

今日からできる!居眠り運転の予防は「軽い運動」や「ツボの刺激」

居眠り運転は、重大な事故につながりかねない過失です。もらい事故と違って、自分が気をつけていれば十分に避けられる事故なので、軽い運動を含めたリフレッシュ方法も知っておきましょう。

定期的に軽い運動やストレッチをする

車の運転中、特に長距離運転では眠気に襲われることがあると思います。

そんな時は無理せず、一度車を安全な場所に停めて、積極的に体を動かすことが大切です。運転席に座りっぱなしだと血行が悪くなり、余計に眠気を誘発してしまいます。

眠気を感じたら、または眠くなる前に定期的に軽い運動やストレッチを取り入れましょう。

具体的な方法としては、車から降りて、その場で軽く飛び跳ねたり、手足を大きく伸ばすストレッチが非常に効果的です。

体を動かすことで血行が促進される

これらの運動には、いくつかのメリットがあります。特に、下半身の大きな筋肉を動かすと、全身の血流が良くなり、脳への酸素供給も活発になります。これにより、体が活動的な状態になり、眠気が解消されやすくなります。

軽い運動でも体温が上昇する

体温が上がると、脳は覚醒状態へと移行しやすくなり、集中力も高まります。さらに、体を動かすことで気分転換にもなり、単調な運転による疲労感を軽減する効果も期待できます。

運動のついでに、コーヒーや紅茶を飲んでカフェインを摂取するのも良いでしょう。カフェインは覚醒作用があり、眠気覚ましの効果をさらに高めてくれます。

ただし、カフェインの効果が出るまでには時間がかかるため、運動と合わせて早めに摂取することをおすすめします。

仮眠を取る

長時間の運転中に眠気を感じたら、それは体からの大切なサインです。無理をして運転を続けると、集中力の低下や判断ミスにつながり、重大な事故を引き起こすリスクが高まります。

そんな時は、無理をせずに仮眠を取ることが、安全運転を継続するための最も効果的な方法です。

「時間がもったいない」と感じるかもしれませんが、たった15分程度の短い仮眠でも、脳をリフレッシュさせ、眠気を大幅に軽減する効果があります。

もちろん、1時間ほど時間を確保できれば、より深く眠ることができ、すっきりとした状態で運転を再開できるでしょう。

少し横になるだけでも、心身の疲労回復に繋がり、覚醒状態を促します。短時間でも質の良い仮眠を取ることで、その後の運転の集中力や判断力が向上し、結果的に効率的で安全なドライブに繋がります。

仮眠をとるときの注意点

仮眠をとる際には以下の点に注意しましょう。

  • 安全な場所で停車する
    幹線道路の路肩や交通量の多い場所での仮眠は危険です。サービスエリアやパーキングエリアなど、安全に停車できる場所を選びましょう。
  • 車内環境を整える
    シートを倒して楽な姿勢になり、ブランケットやクッションがあれば利用すると良いでしょう。夏場は熱中症に注意し、冬場は寒さ対策をしっかり行いましょう。
  • 深すぎない仮眠を心がける
    長時間の仮眠は、かえって体がだるくなる「睡眠慣性※」を引き起こすことがあります。アラームをセットし、あくまで「仮眠」にとどめることがポイントです。
    ※睡眠慣性:睡眠から目覚めた直後に、一時的に意識がはっきりしない状態のこと。特に、深い睡眠から目覚めた際に強く現れ、ぼーっとしたり、体がだるく感じたりすることがあります。

眠気覚ましのツボを刺激する

ひとつのツボだけでなく、複数のツボを組み合わせて刺激し、十分に眠気が覚めたと感じたら運転を再開すると良いでしょう。

自分と周囲の人を交通事故から守るために居眠り運転を予防しよう

居眠り運転で事故を起こすと、道路交通法違反として罰則が科せられます。

特に道交法70条の安全運転義務違反に該当し、違反点数2点、普通車の場合反則金9,000円が一般的です。

また、過労運転と判断された場合は、さらに重い罰金や免許停止・取り消し、事故状況によっては過失運転致死傷罪などの刑事罰(懲役刑や禁錮刑)に問われる可能性もあります。

事故を起こした場合、物損・人身を問わず損害賠償責任が発生し、相手の車の修理費や治療費、休業損害、慰謝料などが請求されます。

高額になるケースも多いため、自動車保険への加入が不可欠です。

もし居眠り運転で事故を起こしてしまったら、まず負傷者の救護、二次被害の防止、警察と保険会社への連絡を冷静に行いましょう。

居眠り運転の主な原因は、過労や睡眠不足のほか、睡眠時無呼吸症候群(SAS)などの病気、薬の副作用、高速道路催眠現象、生活習慣の乱れ、飲酒などが挙げられます。

予防策としては、運転前の軽い運動やストレッチ、仮眠、眠気覚ましのツボ刺激などが有効です。

居眠り運転は避けられる事故なので、これらの対策を実践し、安全運転を心がけましょう。

愛車が事故をしてしまったら

居眠り運転は、あなたの人生を大きく変える危険な行為です。

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この記事の監修者

浅野 悠

「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。

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