廃車手続きをする場所は?初めての方に詳しく紹介

廃車手続きは、単に車を解体すれば終わりではありません。車の戸籍に当たる「車籍」の抹消手続きも必要です。
この記事では、廃車手続きを行う場所や具体的な手順、初めての廃車手続きなら廃車買取業者への依頼をおすすめする理由を解説します。
目次
廃車手続きでは管轄の陸運支局(運輸支局)で“抹消登録”が必要
車を廃車にする方法は下記の2種類があります。
永久抹消登録:
車の解体と車籍の抹消の両方を行う廃車方法。二度と同じ車に乗らないときに行う。なお、軽自動車の場合は解体返納という。
一時抹消登録:
車体は残し、車籍の抹消のみを行う方法で、自動車税などが発生しなくなる。長期出張のように一定期間、車に乗らないときに行う。なお、軽自動車の場合は一時使用中止という。
以上の事務手続きは、陸運支局(運輸支局)で行います。
なお、軽自動車は、軽自動車検査協会で手続きが必要です。
廃車手続きの具体的な流れ
ここでは車の解体を行う廃車手続き(永久抹消登録)の具体的な流れを解説します。
“自動車リサイクル法”の認可を受けた解体業者を探す
解体業者を探す際は、自動車リサイクル法の認可を受けているか確認しましょう。認可されていない業者が解体を行うと違法となり、1年以下の懲役あるいは50万円以下の罰金が課せられるためです。[注1]
もし、認可を受けている業者が分からないときは、各都道府県庁のホームページなどに掲載されているため確認しましょう。もしくは、市役所の環境部などでも確認できます。
また、解体するときはナンバープレートを忘れずに返却してもらいましょう。
[注1]環境省,「よくある質問 知っておきたい自動車リサイクル法」(参照日:2021.01.26)
永久抹消登録に必要な書類をそろえる
永久抹消登録では下記の書類が必要ですので準備します。
- 自動車検査証
- ナンバープレート(2枚)
- 所有者の印鑑登録証明書
- 所有者の実印
- 手数料納付書
- 永久抹消登録申請書(解体届出書)
- 使用済自動車引取証明書
ナンバープレートの返却
陸運支局(運輸支局)や、軽自動車検査協会に着いたら、まずは車のナンバープレート前後2枚を返却します。
返却方法は窓口やナンバープレート返納機を利用し、ハンコや返納済みシールがもらえるので、手数料納付書に貼り付けます。もし、分からない場合は担当者に確認しましょう。
また、抹消登録と合わせて住所移転などの手続きが発生するときは、別途、収入印紙を購入することもあるため、現金も用意しておきましょう。
永久抹消登録申請書に必要事項を記載し窓口に書類一式を提出する
永久抹消登録申請書に内容を記入し、必要書類と合わせて窓口に提出します。
また、上記と合わせ、自動車税の抹消申告が必要な場合もあります。
自動車重量税の還付がある場合は、振込先の口座番号や本人確認書類、マイナンバーなどが必要になりますので、あらかじめ還付の有無を確認しておくと安心です。
以上で自動車の廃車手続きは完了です。
廃車買取業者でも廃車手続きが可能
以上のように、廃車手続きを個人で行うと、時間も手間もかかり、書類に不備があると、何度も訂正が必要です。
また、車体が動かないケースでは、個人でレッカー車の手配も必要です。
そのため、もっと手軽に廃車手続きをしたいなら、廃車買取業者に依頼するのがおすすめです。
廃車買取業者では、下記のように廃車手続きに係る作業を一括してまかせられます。
- レッカー費用、廃車手続き費用が発生しないケースがある
- 引き取りから陸運局の手続きまで全て無料で対応してもらえるケースがある
- 査定は基本無料
自動車検査証などの必要書類をそろえれば、あとは委任状で手続きをまかせられるため、初めての廃車手続きでも安心です。
動かない車や事故車の廃車もまかせられる
また、廃車買取業者では、事故車や水没車でも買い取りができるため、中古販売業者では対応できない車でも問題ありません。
一般的には廃車しか方法がないように思える車でも、専門業者では海外への販売やリサイクルなどいくつもの処理方法があるため、買い取りが可能なのです。
そのため、廃車手続きを検討しているなら、一度、廃車買取業者にも相談するのがおすすめです。
初めての廃車手続きなら廃車買取業者にまかせるのがおすすめ
廃車手続きを個人で行う場合、解体業者への依頼や、陸運局での事務処理など、面倒な手続きを全て行わなければいけません。
廃車買取業者なら、廃車でも買い取ってもらえる可能性があるだけでなく、面倒な手続きを一括してまかせられます。
もし、初めての廃車手続きで不明点が多い場合は、廃車買取業者にまかせるのがおすすめです。
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