- 2020.12.04
フロントガラスの修理・補修は自分でできる?
車に乗っていてフロントガラスにひびが入ったり割れたりすることはめったにないので、いざトラブルが起こると慌ててしまうかもしれません。
フロントガラスのリペアは自分で行える場合もあります。本記事では、フロントガラスの修理・補修方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

自分でリペアできるキズとできないキズ
フロントガラスのキズというと、飛び石がすぐに思い浮かぶでしょう。それほど大きなキズにならないので自分ですぐに修理できそうですが、実は自分で修理できるキズとそうでないものがあります。それぞれの違いについて見ていきましょう。
自分で修理・補修できる可能性があるキズ
自分で修理や補修ができる可能性があるのは、2cm以下のキズです。2cm以下のキズであれば応急処置をすぐに行い、そのあと自分でフロントガラスを交換するという方法もあります。
キズができて間もないタイミングであることも大切です。飛び石があたってしばらくすると、ホコリやゴミが入ってしまい応急処置がうまくいかなくなります。
自分で修理・補修しない方が良いキズ
もしキズの大きさが2cmを超えているのであれば、自分では修理できないでしょう。一見すると応急処置で問題なさそうに見えても、温度変化や走行の振動によってどんどんヒビが大きくなっていく恐れがあります。
また、小さなヒビや穴であっても、フロントガラスの縁にできたものに関しては修復は難しいでしょう。
フロントガラスの応急処置・修理の方法
フロントガラスにキズがついてしまったら、応急処置をして、そのあとの対応を考えなければなりません。
応急処置の方法などを詳しく紹介します。
フロントガラスの応急処置方法
フロントガラスにヒビが入ってしまった場合でも、通常はしばらくそのまま走行することが可能です。
車のフロントガラスは2枚のガラスの中間に樹脂版が挟まっているという構造になっています。ガラスが飛び石などによって少し割れても、破片が樹脂版に張り付くためそれ以上ヒビが広がりにくいのです。
もちろん小さなヒビや穴であっても、そのままにしておくのは危険です。できるだけ早くシールなどを貼って、キズにホコリやゴミが入らないよう応急処置をしましょう。
応急処置後は、可能なら修理業者に修理を依頼してください。
自分でフロントガラスを修理・補修する方法
フロントガラスの修理や補修、交換は自分で行うことも可能です。自分で補修や交換をすれば、費用を最小限に抑えることができるでしょう。
ホームセンターなどでは、フロントガラスの応急処置用のシールが販売されています。フロントガラスのリペアキットやキズ修理セットもインターネット上などで簡単に購入できます。
工具や知識、経験があれば、自分でフロントガラスを購入して交換する方もいます。ただし、プロと比べると出来上がりに差が出てしまうのは避けられません。フロントガラスの交換の際にしっかり取り付けていないと、走行中に外れてしまう恐れもあるので注意が必要です。
プロに任せればより安心
フロントガラスの修理や交換をプロに任せれば、安心して愛車に乗り続けることができるでしょう。
たとえばディーラーでは純正のフロントガラスが販売されており、品質も安心です。整備工場に車を持って行けば、純正品だけでなくさまざまなオプションの付いたフロントガラスに交換することもできます。
プロにフロントガラスの修理・交換を依頼すれば、自分では気づかなかった不具合を教えてくれる可能性もあります。期日通りに間違いなく修理・交換が終わっているという安心感もあるでしょう。
フロントガラスの修理にかかる費用
フロントガラスがひび割れてしまった場合、やはり気になるのは費用でしょう。自分で修理・交換すれば費用が安くなるように思いがちですが、一概にそうともいえません。
応急処置に用いるキットは高くても数千円程度で、フロントガラスを交換する場合でもガラス代だけで済みます。しかし、もし仕上がりに納得できずプロに依頼した場合や、フロントガラスがしっかり取り付けられなかった場合には、さらに費用がかさむこともあります。
一方でプロに依頼した場合、ヒビを直す程度であれば1万円〜1万5,000円ほど、もしフロントガラスを交換するのであれば工賃を含めて5万円〜10万円程度でしょう。
ただし、上記はあくまで目安です。フロントガラスの交換の工賃は、ディーラーや整備工場によっても大きく異なりますので、相談時に費用をしっかり確認しておくとよいでしょそう。
フロントガラスのリペアはプロに見てもらうのがよい
フロントガラスの小さなキズであれば、自分で応急処置を施して終わりにしてしまいたくなるかもしれません。しかし、仕上がりによってはキズが広がって状態が悪化する可能性もあります。一度ディーラーや整備工場に持って行ってどう対処したらよいか尋ねてみるのが賢明です。
安全に愛車に乗り続けるためにも、フロントガラスの小さなキズを軽視しないようにしましょう。

この記事の監修者
澤井 勝樹
「株式会社はなまる」監査役。1975年生まれ。10年近く会計事務所で経理総務全般の経験を積みながら、税理士、行政書士登録。その後、IT系ベンチャー企業のIPOの準備に携わるなど活動。現在はインターネットとクルマの可能性を世の中に伝えたいとソコカラコラムを執筆中。家族・食べること・愛車のセレナが大好き。おもに廃車の手続きや税金に関するコラムを執筆している。
メーカーを選択してください
国産車
トヨタ
レクサス
日産
ホンダ
マツダ
スバル
スズキ
三菱
ダイハツ
いすゞ
光岡自動車
日野自動車
UDトラックス
三菱ふそう
輸入車
メルセデスベンツ
AMG
BMW
アウディ
フォルクスワーゲン
オペル
ポルシェ
スマート
キャデラック
シボレー
ジープ
ハマー
GMC
フォード
リンカーン
クライスラー
ダッジ
テスラ
ロールスロイス
ベントレー
ジャガー
ランドローバー
ルノー
ロータス
ローバー
ボルボ
マセラティ
ミニ
プジョー
フェラーリ
ランボルギーニ
フィアット
ヒョンデ
シトロエン
サーブ
アルファロメオ
アバルト
アストンマーティン
MG
BYD
トライアンフ
その他・不明
車種を選択してください
車種
関連記事
-
-
- 事故車のお役立ちコラム
- 2024.09.26
人身事故の違反点数や罰金は?免停の基準も解説!
-
-
-
- 自動車のお役立ちコラム
- 2025.01.16
【図説】バッテリー上がり時の適切な充電方法
-
-
-
- 自動車のお役立ちコラム
- 2024.09.10
車のエンジンがかからない!電気はつくのに…その原因と対処法を徹底解説
-
-
-
- 事故車のお役立ちコラム
- 2025.01.07
動物を轢いて逃げたらどうなる?飼い主がいた場合の対応も徹底解説
-
-
-
- 事故車のお役立ちコラム
- 自動車のお役立ちコラム
- 2024.09.26
軽い事故・人身事故の違反点数はどのくらい?加算される違反点数や処分の流れを解説
-
-
-
- 故障車のお役立ちコラム
- 2024.11.01
ハンドルを切ると異音がする原因と対処法について詳しく解説!
-