- 2023.10.31
自動車のバッテリーを回収してもらう方法とは?故障車におすすめの依頼先や注意点を解説
自動車のバッテリーは、使うほどに消耗していくパーツです。そのため定期的に交換し、安全に自動車を使える状態に保つ必要があります。使えなくなったバッテリーは回収を依頼し、廃棄してもらいましょう。しかし、「どうやってバッテリーを回収してもらえばいいの?」と悩んでいる人も多く、対応に苦慮するケースも珍しくありません。
そこで本記事では、自動車のバッテリーを回収してもらう方法と、おすすめの依頼先などを解説します。

自動車のバッテリーは処分する必要がある?
そもそも自動車のバッテリーは、持ち主が処分・回収依頼をする必要があるのでしょうか。以下では、自動車のバッテリーを処分する必要性について解説します。
自動車のバッテリーは持ち主の手で処分する
自動車のバッテリーは、持ち主が自主的に処分する必要があります。バッテリーの寿命がきたら、適切な処分方法を実施するために、回収などの対応を依頼します。自動車を使用する限り、バッテリーは消耗してやがて使えなくなります。使用不可能になったバッテリーは交換しないと、自動車の運転ができません。
そのため処分方法を事前に確認し、基本的な流れを把握して準備しておくと良いでしょう。バッテリーが切れてから処分方法を考えることになると、冷静さを失ってしまい、正しい対応ができないケースも懸念されます。
自動車のバッテリーは自治体で回収されない
多くの製品は自治体が回収を担っていますが、自動車のバッテリーに関しては対応していません。そのため自治体の粗大ゴミ・特殊ゴミなどに出す形では、バッテリーを処分できません。自動車のバッテリーが使えなくなった場合には、自治体以外の業者などに回収を依頼する方法が一般的です。
バッテリーのほかにも、ガソリン、タイヤ、50ccを超えるオートバイなども回収されないケースが多いです。自動車関係の消耗品・部品で自治体に回収されないものの種類を、この機会に確認しておくと良いでしょう。
自動車のバッテリーはどこで回収してくれる?
自動車のバッテリー回収は、さまざまな業者が対応しています。回収業者によって依頼方法やコストなどが変わるため、事前に各サービス内容を確認が必要です。以下では、自動車のバッテリー回収サービスを展開している業者を紹介します。
ディーラー・カーショップ
ディーラーやカーショップなどの販売店では、バッテリーの回収も実施しています。自動車の部品購入やメンテナンスのついでに、バッテリーを回収してもらうことが可能です。基本的にディーラーやカーショップでのバッテリー回収は、無料〜数百円程度のコストで収まります。
また、新品のバッテリーを購入した際に、交換と同時に無料で古いバッテリーを回収してくれることも多いです。バッテリーの寿命が近い場合には、ディーラーやカーショップに出向いて新品と交換する方法も考えられます。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドに持ち込むことでも、バッテリーの処分ができます。給油している待ち時間を使って、廃棄するバッテリーの回収を依頼する方法もあります。ガソリンスタンドも回収コストが安く、無料〜数百円程度で済む場合がほとんどです。
自分の手でバッテリーを持ち込む必要がありますが、ガソリンスタンドは自動車を利用する限り欠かせないサービスであるため、回収を依頼する機会は多いでしょう。しかし、完全セルフのガソリンスタンドでは、バッテリー回収に対応していないため注意が必要です。
不用品回収業者に依頼する
さまざまな不用品を回収している業者に、バッテリーの回収を依頼できるケースがあります。リサイクル店などが実施している不用品回収のサービスを利用する方法でも、スムーズにバッテリーを処分できます。カーショップやガソリンスタンドとは異なり、持ち込みが必要ない点がメリットです。
直接自宅に訪問してくれるため、その場で引き渡すだけで回収作業が終了します。また、ほかにも不用品がある場合には、まとめて回収してもらえるのも特徴です。
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【岡山県】TRUSTCORP(トラストコープ)では、遺品整理・生前整理・特殊清掃・不用品回収などを行っています。遺品整理では故人への供養を行い、丁寧に作業が特徴です。
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【広島県】【岡山県】【山口県】エコリサイクルセンターは、環境に配慮した不用品回収・リサイクル企業です。不用品、粗大ごみ、家具、家電用品、事業所ごみなどの、回収・処分・引き取り・買取を行っています。遺品整理やハウスクリーニングも手がけています。環境に配慮し、回収したものはできるだけリサイクルして、循環型社会へ貢献しています。
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自動車の買取業者を利用する
自動車の買取業者も、車の買取時にバッテリーも回収してくれます。車を廃車・売却する予定なら、買取業者に依頼することで、バッテリーの回収作業もまとめて済ませられます。クルマ買取サービス「ソコカラ」なら、どんなに古い自動車でも10,000円以上の買取保証がついています。
査定から買取までの流れもシンプルなため、手軽に自動車とバッテリーの処分が可能です。「古すぎて値段がつかないかも」といった心配が不要なため、お気軽に査定をお試しください。
自分で処分するのはNG
自動車のバッテリーは、自分で処分することはできません。自分の手で正当な手順を取らずに不法投棄すると、法律違反として罰せられる可能性があります。もし不法投棄による処分をした場合、5年以下の懲役、もしくは1千万円の罰金が科されます。バッテリーを回収してくれるサービスは、先に挙げたように複数あります。
自分で直接処分する必要はないため、法律を守って正しく回収作業を依頼しましょう。また、バッテリーには鉛や希硫酸など有害なものが使われているため、素人の取り扱いは危険です。万が一の事故もあり得るため、安全面も考慮して自分の手で処分する方法は避けましょう。
自動車のバッテリーを処分する際の注意点
自動車のバッテリーを処分・回収する際には、いくつかの注意点があります。事前に注意点を把握し、安全かつ正しい方法で回収してもらうことが重要です。以下では、自動車のバッテリーを回収してもらう際の注意事項を紹介します。
バッテリーを取り出す際には火気厳禁
バッテリーを処分・回収するために車から取り外す際には、「火気厳禁」です。バッテリーからは微量の水素ガスが発生しているため、火が近くにあると爆発の危険があります。仮にタバコを吸いながらバッテリーの取り外しを行うと、大けがをするリスクが考えられます。どのような状況であっても、「火気厳禁」というルールを守りましょう。
持ち運びの際には液漏れに注意
バッテリーを持ち運ぶ際には、液漏れにも注意が必要です。本体を傾けると、中なかの液体が不規則に揺れて、外にこぼれ出る危険があります。また、経年劣化で電解槽の蓋が外れてしまい、液漏れが起きることも考えられます。バッテリーの取り外し時と持ち運び時には、平行になるように意識し、液漏れが発生しないように丁寧に扱いましょう。
バッテリー液は希硫酸という強い酸性の液体なので、触れると火傷や炎症の原因になります。もし触れた場合にはすぐに洗い流し、病院で医師の指示にしたがって治療する必要があります。
絶縁テープをバッテリーの端子に巻きつける
バッテリーは自動車から取り外しても、電池として機能します。そのため端子に金属や電気が触れると、発火のリスクがあります。無防備に取り外したバッテリーを放置していると、思わぬ事故につながる可能性も捨て切れません。取り外したバッテリーの端子には絶縁テープを巻き、電気を遮断することが回収時のポイントです。
通電しない状態にしてから、ガレージなど外部からの衝撃が発生しづらい場所に保管しておきましょう。回収の際には先ほど解説した液漏れと火気に注意して、慎重に運び出します。
解体は絶対にしない
バッテリーは重いため、持ち込みの際に解体して軽くしようと考える人も多いです。しかし、バッテリーの解体には多くの危険があり、けがの原因にもなり得ます。特別な知識のある・なしに関わらず、バッテリーの解体はしないように注意しましょう。自動車からバッテリーを取り外したら、先の絶縁テープなどの処置をしたうえで、そのまま回収先に持ち込みます。
自動車のバッテリーはいつ処分する?
自動車のバッテリーは、ある程度の目安をつけて回収を依頼できます。バッテリーの寿命と交換を考えるべき症状を把握していれば、スムーズに交換と回収が済ませられるでしょう。以下では、自動車のバッテリーを交換・回収すべきタイミングを解説します。
2〜3年程度が目安になる
自動車のバッテリーは、だいたい2〜3年程度で交換が必要になります。バッテリーは 化学反応を繰り返すことで、だんだんと正常に使えなくなります。自動車に乗る機会が多いと、それだけバッテリーのなかで発生する化学反応の回数が増えるため、寿命も平均より短くなるケースがあります。
基本的には車の購入や前回のバッテリー交換から2〜3年を目安に、回収を依頼すると良いでしょう。
バッテリーの寿命が近いときのサイン
通常2〜3年でバッテリーは寿命になりますが、使い方次第でさらに短い期間で交換が必要になることもあります。自動車のバッテリーは寿命が近づくと、さまざまな症状が出るのが特徴です。例えばエンジンがかかりづらくなる、走行中のライトが暗くなる、パワーウインドウの動きが鈍くなるなど、使用中に実感できる症状が多いです。
バッテリーを充電しても上記の症状が改善しない場合には、寿命がきているため交換・回収が必要だと考えられるでしょう。
バッテリーの過放電は寿命を縮める
自動車のバッテリーは長期使用だけでなく、放置しすぎる「過放電」も寿命を縮める原因になります。バッテリーは使っていない場合にも自然に放電するため、長期間使用しないのも良くありません。目安としては、1〜3か月ほど乗らない場合、過放電になりやすいと考えられます。
そのほか、エンジンを停止しているのにライトをつけていると、過放電によってバッテリー上がりを起こす可能性があります。自動車のバッテリーの寿命を伸ばすには、適度に乗車して過放電を防ぐのもポイントです。
バッテリーは買取依頼も可能?
自動車のバッテリーは、買取依頼に出すことも可能です。回収時にバッテリーの状態が良ければ、多少なりとも値がつく可能性があります。以下では、バッテリーの回収時における買取について解説します。
買取で値段がつく可能性もある
廃棄するバッテリーは、買取依頼が可能な場合もあります。使用できないバッテリーにも材料としての価値があるため、業者次第では数百円程度の値段がつくケースも考えられます。あまりに高額な買取価格は難しいですが、まだ使用期間の短い状態の良いバッテリーなら、それなりの値に上がることもあります。
バッテリーの状態を確認し、まだ問題なく使えるようなら、買取を依頼するのもおすすめです。バッテリーの買取はリサイクル業者や廃品回収業者、自動車の買取業者が対応してくれます。
バッテリーの買取価格は下落している
リサイクル業者や廃品回収業者などは、バッテリーを買い取ってくれるケースがあります。しかし、「バーゼル条約」によって危険な廃棄物を外国に持ち込む方法が規制されているため、高値での買取は難しいのが現状です。今後も買取価格が高騰する可能性は低いため、ある程度の価格帯で収まると予想されるでしょう。
一方で、自動車買取を専門としている業者なら、車と同時にバッテリーも買い取り可能です。車の買取金額とあわせることで、それなりの価格になると期待できるでしょう。複数回バッテリーを交換している場合、自動車のさまざまな部分が劣化している可能性もあります。
そのためバッテリーだけを回収してもらうよりも、まとめて買取に出す方がお得になるケースも考えられるでしょう。この機会にバッテリーの回収とあわせて、自動車の買取も検討してみてください。
バッテリーおよび自動車の処分なら「ソコカラ」にお任せ!
バッテリーの回収と自動車の買取なら、クルマ買取サービス「ソコカラ」のご利用がおすすめです。「ソコカラ」は廃車や事故車まで、さまざまな車を高価買取できるサービスです。10年以上乗った車や10km以上走った車も、高価買取を行えます。業界トップクラスの買取実績を誇り、これまでに多くの車を高額で買い取ってきました。
もちろん車の買取と同時に、バッテリーの回収も行っています。バッテリーの買取価格も込みで査定をするため、より高い買取金額を実現できます。この機会に「ソコカラ」での簡単Web査定から、買取についてぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
使えなくなった自動車のバッテリーは、所定のルールに基づいて回収を依頼する必要があります。多数のサービスがバッテリーの回収を請け負っているため、特別な苦労をすることなく処分が可能です。しかし、自動車のバッテリーは取り扱いが難しく、下手をするとけがの恐れもあります。
そこでバッテリーを交換する際には、自動車と一緒に買取を依頼する方法もおすすめです。「ソコカラ」ならバッテリーの価格も含めて、車の高価買取を実現できます。Webからの簡単査定で手間をかけずに査定価格が分かるため、買取をスムーズに進められます。まずはこの機会に、「ソコカラ」での買取査定をぜひお試しください。
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こちらもおススメ:神奈川県の不用品回収口コミランキング


この記事の監修者
浅野 悠
「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。
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