- 2024.10.06
ドアミラーの修理にかかる費用は?修理法と交換目安について解説
車のドアミラーは、安全運転を支える非常に重要なパーツです。車の運転中に周囲の状況を正確に確認するためには、後方視界をしっかりと確保する必要があり、そのためにはドアミラーの正常な機能が不可欠です。
特に近年の車には、電動ドアミラーや自動折りたたみ機能、さらにはウィンカー内蔵型ミラーなど、さまざまな機能が搭載されており、壊れた場合の修理費用や対処法もそれに伴って多様化しています。
ドアミラーが破損したり、動作不良が発生した場合は、放置せずに早めの修理や交換を検討することが望ましいです。本記事では、ドアミラーに関する修理方法や交換目安、修理にかかる具体的な費用について詳しく解説していきます。また、修理費用を抑えるためのポイントや保険の適用範囲についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ドアミラーの修理について
ドアミラーが故障したり破損した場合、すぐに修理を検討する必要があります。しかし、どのような状況で修理が必要なのか、交換が適切か判断することが大切です。まずは、走行に影響を与えるかどうかを確認し、それに応じて修理の緊急度を判断します。
走行に問題がないケース
ドアミラーが破損している場合でも、走行に直接的な影響がないこともあります。例えば、ドアミラーのフレームに軽微な傷がついている場合や、ミラーの動きが少し鈍くなっているだけの場合です。このような軽微な損傷であれば、修理を急ぐ必要はなく、見た目の問題として放置しても走行には大きな影響を与えません。
しかし、これらの軽い損傷も、時間が経つと徐々に悪化する可能性があるため、できるだけ早めに修理や対処を行うことが望ましいです。特に電動ミラーの場合、機能が一部でも正常に作動していない場合には、内部の電気系統の不具合につながるリスクがあるため、注意が必要です。
走行に問題があるケース
一方で、ドアミラーが完全に破損している、または正常に機能していない場合は、運転に大きな支障をきたします。例えば、ミラーが折れてしまったり、ミラーが正常な位置に戻らず、視界が遮られている場合です。
このようなケースでは、後方確認が困難になるため、事故のリスクが高まります。特に、高速道路や交通量の多い道路では、ドアミラーの機能不全が重大な安全リスクとなります。ドアミラーが壊れている状態での運転は、法的にも問題な場合があり、交通違反の対象となることもあるため、早急な修理や交換が必要です。
ドアミラーの修理にかかる費用
アミラーの修理費用は、故障や破損の内容によって大きく異なります。以下では、主な修理の種類とその費用目安について解説します。
ドアミラーが動作しない場合
ドアミラーが動作しなくなる原因は、主に電気系統やモーターの不具合に起因します。特に、電動ミラーの場合、モーターや配線の劣化や断線が原因で動作不良が発生することが多いです。
こうした場合、内部の部品交換が必要となり、修理費用は部品代や作業費を含めて10,000円~30,000円程度かかることが一般的です。電動ミラーの修理は車種やミラーの種類によっても費用が異なるため、事前に見積もりを取ると良いでしょう。
ドアミラーが破損している場合
ドアミラーが物理的に破損している場合、外装部分や内部の機械部品の交換が必要です。例えば、駐車時に他の車や壁にミラーをぶつけてしまい、ミラーの外装が破損してしまった場合、交換が必要になります。
このような物理的な損傷に対する修理費用は、ドアミラーの種類や車種によって異なりますが、一般的には30,000円~50,000円程度が相場となります。純正部品を使用する場合は費用がやや高くなることがありますが、その分、品質や耐久性に優れているため、長期間にわたって使用できるメリットがあります。
ドアミラーに傷がある場合
ドアミラーに軽い傷がついている場合、特に走行に支障がなければ研磨や部分的な補修で対応することが可能です。例えば、駐車場での接触や擦れにより表面にできた擦り傷であれば、部分的な補修や塗装で簡単に修復できます。
このような軽微な修理の費用は、3,000円から10,000円程度と比較的低額で済むことが多いです。特に、自分で研磨剤を使って表面を磨くなど、DIYでの修理も可能です。
鏡の部分が割れている場合
ドアミラーの鏡部分が割れてしまった場合、早急に交換が必要です。割れた状態で使用すると、後方の視認性が著しく低下し、事故のリスクが高まります。
ミラーの鏡部分のみの交換であれば、部品代や工賃を含めて5,000円~20,000円程度が一般的な費用です。また、ミラーに防眩機能やヒーターが内蔵されている場合は、部品代が高くなる傾向がありますので、これも考慮して修理費用を見積もる必要があります。
ドアミラーにかかる修理期間
ドアミラーの修理期間は、損傷の程度や修理方法、さらに修理を行う業者の対応速度によって異なります。一般的に、軽微な傷や調整のみであれば、即日修理が可能な場合もありますが、部品交換が必要な場合は、数日〜一週間程度かかることが多いです。特に輸入車や特殊なドアミラーの場合、部品の取り寄せに時間がかかり、修理期間が延びることがあります。
また、修理を行う工場の混雑状況も影響します。繁忙期には、修理の順番待ちが発生し、通常よりも長い時間が必要になることも考えられます。ドアミラーの修理は、安全性に直結するため、業者に早めに依頼し、具体的な修理期間の見積もりを確認することが大切です。
ドアミラーの修理が必要か確認する方法
ドアミラーの不具合が生じた場合でも、簡単な点検で修理が必要かどうかを確認できる場合があります。以下では、自分で確認できるポイントを紹介します。
隙間に挟まっているものがないか確認する
ミラーが正常に動作しない場合、まずはミラーと車体の隙間に異物が挟まっていないか確認することが大切です。小さな枝やゴミなどが挟まっていると、ミラーの動きを妨げることがあります。このような場合、異物を取り除くことで問題が解消されることが多いため、簡単なチェックを行いましょう。
手で押して開いてみる
ドアミラーが自動で開かない場合、手動で軽く押して動かすことで、動作不良の原因を確認できます。特に、寒冷地ではミラーが凍結して動かないことがあり、手動で動かすことで凍結が解消される場合もあります。
エンジンを再度かける
電動ミラーが動作しない場合、電気系統に一時的な不具合が生じていることがあります。この場合、エンジンを再起動することで、ミラーが正常に動作することがあります。特に電動ミラーが突然動かなくなった場合は、まずエンジンの再起動を試してみるのがおすすめです。
ドアミラーの修理先
ドアミラーの修理を依頼する際、いくつかの選択肢があります。それぞれの修理先によってサービス内容や費用が異なるため、ニーズに合わせて選ぶことが大切です。
ディーラー
ディーラーでの修理は、純正部品を使用するため、品質や保証の面で信頼性があります。また、ディーラーはその車種に特化した修理技術を持っているため、安心して修理を任せることができます。費用はやや高めですが、車両保証を利用できる場合があるため、特に新車や保証期間内の車の場合は、まずディーラーでの修理を検討するのが良いでしょう。
整備工場
整備工場は、ディーラーに比べて修理費用が抑えられることが多く、手軽に修理を依頼できる場所です。純正部品の使用を希望しない場合や、費用を抑えたい場合に適しています。特に、軽微な修理や一般的な部品交換であれば、整備工場での修理でも十分な対応が期待できます。
カー用品店
カー用品店では、簡単な修理や部品の交換が可能です。特に、ミラー部分の交換や表面の傷修理など、軽度なトラブルであれば、カー用品店での対応が費用を抑えるために適しているでしょう。また、カー用品店では多くの車種に対応した汎用部品も取り扱っているため、自分で修理したい場合にも利用価値があります。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドでも、簡単な点検や修理を依頼できます。ただし、ガソリンスタンドでは専門的な部品交換や大規模な修理は行っていない場合が多いです。ミラーの位置調整や軽微な点検のみが必要な場合には、ガソリンスタンドのサービスを利用することが便利です。
ドアミラーの修理費用を安く抑える方法
ドアミラーの修理にはさまざまな費用がかかりますが、少し工夫することでその費用を抑えることができます。以下では、修理費用を抑えるためのポイントを紹介します。
中古部品を検討する
修理費用を抑えるための方法として、中古部品の使用が考えられます。特に、ドアミラーの外装部分やミラー自体が破損している場合、中古部品を使うことで新品に比べて大幅に費用を節約することが可能です。中古部品はカー用品店やオンラインで入手できることが多く、特に古い車種や生産が終了したモデルの場合には、コストパフォーマンスが良い選択肢となります。
見積もりをとる
修理を依頼する前に、複数の業者から見積もりを取ることが非常に大切です。見積もりを比較することで、過剰な料金を請求されることを防ぐことができ、最もリーズナブルな価格で修理を依頼できます。特に、大規模な修理や交換が必要な場合には、必ず事前に複数の見積もりを取りましょう。
保証の有無を確認する
新車購入時や修理後に保証が付いている場合、保証期間内であれば無償で修理を受けることができます。特に、ドアミラーの不具合が製品の欠陥や初期不良によるものであれば、メーカー保証を利用して費用を節約できます。保証内容の事前確認は、無駄な出費を防ぐために非常に重要です。
ドアミラーの修理は保険適用内?
ドアミラーの修理が保険でカバーされるかどうかは、契約している自動車保険の内容によって異なります。一般的に、車両保険に加入している場合は、事故による損傷や盗難、破損などが保険の適用範囲内となることが多いです。
しかし、保険の適用には免責額や修理費用の一部負担が発生する場合もあります。また、日常的な使用による経年劣化や自己責任による損傷に対しては保険が適用されないことがあるため、契約内容を事前に確認することが大切です。
ドアミラーの修理費用が高額なら売却も一つの手
ドアミラーの修理が必要な場合でも、修理費用が高額になるケースがあります。特に、電動ミラーや特殊な機能が搭載されている場合、その修理費用は大幅に高くなることも少なくありません。このような場合、特に古い車両であれば、修理よりも車両の売却を検討することも一つの選択肢です。車両の状態や走行距離によっては、高価買取が期待できることもあります。
また、頻繁に修理が必要な車両であれば、修理費用がかさむよりも新しい車両に買い替えることで、長期的にはコストを抑えることができる可能性もあります。
車の買取ならソコカラ!
ドアミラーの修理費用が高額であり、他の部品のメンテナンスコストも増加している場合、車の買取を検討することは合理的な選択肢です。
ソコカラのような車両買取サービスを利用すれば、簡単かつスムーズに車を売却でき、査定や手続きもサポートしてもらえるため、手間がかかりません。車の買取を検討する際には、査定を行い、修理費用と買取価格を比較して最も経済的な選択をすることが大切です。

この記事の監修者
澤井 勝樹
「株式会社はなまる」監査役。1975年生まれ。10年近く会計事務所で経理総務全般の経験を積みながら、税理士、行政書士登録。その後、IT系ベンチャー企業のIPOの準備に携わるなど活動。現在はインターネットとクルマの可能性を世の中に伝えたいとソコカラコラムを執筆中。家族・食べること・愛車のセレナが大好き。おもに廃車の手続きや税金に関するコラムを執筆している。
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