2024.05.16

【初心者必見】ユーザー車検のやり方は?ユーザー車検を行うメリット・デメリット

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車検は車を所有する全ての方が一定期間において必ず実施しなければいけない点検です。

しかし、車検代はオイル交換や12ヶ月点検などのように数万円の負担で収まる点検作業ではありません。

どのような車も作業代と保険代を含めて5万円以上は覚悟しないといけないでしょう。

そんな中でも最近は「ユーザー車検」を利用する方がたくさんいます。

この記事では、ユーザー車検の特徴やユーザー車検を利用するメリット・デメリット、利用手順について詳しく解説します。

ユーザー車検が気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

ユーザー車検とは?

ユーザー車検とは、一言で説明すると「業者に車検作業を代行せず、自分で車検整備を行う方法」です。

ユーザー車検は陸運局に車を持って行き、ご自身だけで車検を通過させることができます。

実際に整備業者に依頼した場合と自分でユーザー車検を通す場合の費用は、およそ半分程度の差額が発生します。

つまり、なるべく車検代を安くしたい方にとって、ユーザー車検を利用することは、お金の節約に繋がります。

ユーザー車検を行う3つのメリット

ユーザー車検を行うメリットを3つ紹介します。

  • メリット1.車検費用を安く抑えられる
  • メリット2.自動車整備の知識が身に付く
  • メリット3.自動車に関係する税金や保険知識が学べる

それぞれのメリットを詳しく解説します。

メリット1.車検費用を安く抑えられる

ユーザー車検を利用する最大のメリットは、車検費用を安く抑えられることです。

ユーザー車検を利用せず、業者に車検を代行依頼する場合、車の点検や整備はしっかり行ってくれますが、費用が高額になりやすくなるデメリットがあります。

車検を代行業者に依頼する場合、整備スタッフが車の点検や整備を行う代行手数料が発生します。

ユーザー車検を利用することで、代行手数料を余計に支払うことなく、最小限の費用で車検を通せます。

メリット2.自動車整備の知識が身に付く

ユーザー車検を行う場合、愛車を陸運局に持って行き、専用の検査レーンで各検査項目を状態確認する作業が必要になります。

また、検査レーンを通る前には、車の点検や整備を行う必要があります。

つまり、ユーザー車検を行うことで、車に関しての専門的な知識や具体的な検査手順を学ぶことにつながるでしょう。

ユーザー車検は慣れるまでに時間がかかりますが、車に関する幅広い知識を身につけられることは間違いありません。

メリット3.自動車に関係する税金や保険知識が学べる

ユーザー車検を利用する際には、車に関係する知識以外に自賠責保険や車検証、整備手帳など幅広い知識が必要になります。

特に自賠責保険は、車を所有する全ての方が加入を義務付けられる強制保険であり、知識を身につけて損はありません。

車に関する税金や保険の知識が深まれば、技術や手際も今以上に良くなっていくでしょう。

ユーザー車検を行う3つのデメリット

ユーザー車検は何も車検費用を節約できるメリットだけではありません。

ユーザー車検を行うデメリットを3つ紹介します。

  • デメリット1.運輸局に自分で足を運ぶ必要がある
  • デメリット2.整備不良になると再度整備のやり直しが必要
  • デメリット3.整備や税金についてある程度の専門知識が必要

それぞれのデメリットを詳しく解説します。

デメリット1.運輸局に自分で足を運ぶ必要がある

ユーザー車検は愛車を陸運局に直接持っていき、必要な検査手続きを行う必要があります。

陸運局の営業時間は平日9時〜17時までがほとんどであり、土日祝は定休日になっています。

つまり、土日祝日がお休みの会社員の方であれば、わざわざ平日に休みをとり、陸運局まで車を持っていく手間が発生するでしょう。

仕事の多忙期と車検有効期限が重なると、スケジュール調整が難しくなります。

デメリット2.整備不良になると再度整備のやり直しが必要

ユーザー車検は必ず一度で車検が完了する訳ではありません。

具体的には、スモールライトやブレーキランプが切れているなどの整備不良があると再検査が必要になります。

一度で検査を通過できることに越したことはありませんが、1日に車検を受けられる回数は3回までと決められています。

つまり、合格できない場合は後日再検査の流れになってしまうでしょう。

人によっては、ユーザー車検ではなく、認定工場に車検を代行する方が楽と感じる方もいます。

デメリット3.整備や税金についてある程度の専門知識が必要

ユーザー車検を行う場合、自賠責保険や検査手数料、重量税、印紙代などの車に関係する専門知識がある程度必要です。

一般的な車に関する知識がなければ、自賠責保険の再発行や検査やり直しなど、手間と余計な時間がかかってしまいます。

スムーズな検査手続きを実現させるためにも、整備や税金についてある程度の専門知識を身につけておくことをおすすめします。

ユーザー車検で確認される9つの検査内容

ユーザー車検で確認される検査項目を9つ紹介します。

  • 検査内容1.外回り検査
  • 検査内容2.サイドスリップ検査
  • 検査内容3.ブレーキ検査
  • 検査内容4.スピードメーター検査
  • 検査内容5.ヘッドライト検査
  • 検査内容6,排気ガス検査
  • 検査内容7.下回り検査
  • 検査内容8.総合検査
  • 検査内容9.同一性の検査

それぞれの検査項目について詳しく解説します。

検査内容1.外回り検査

外回り検査では、検査レーンにいる作業員の指示の元、車両の外観に異常がないのかを確認します。

特にボディの凹みやライトの点灯、タイヤの溝などを検査員が確認し、異常がなければ次の検査項目に進む流れです。

確認時間はおよそ1分〜2分程度で済むでしょう。

検査内容2.サイドスリップ検査

サイドスリップ検査では、前輪タイヤの横滑り量を専用機械の上を4km以内で走行することで測定します。

コース上にタイヤを合わせ、鉄板上のラインを真っ直ぐ車で進みますが、4km以上のスピードで走行してしまうと、再検査になるため注意しましょう。

前方に設置されている電光表示板に「◯」の表示が出るとOKのサインです。

検査内容3.ブレーキ検査

ブレーキ検査では、前方に設置されている電光表示板の指示の元、前輪、後輪、駐車ブレーキの効き具合を確認します。

実際にコース上のラインでは、自分が想像している以上に強くブレーキを踏み込む必要があります。

4輪をテスターの上に乗せた後、エンジンを切らずにギアをNに入れつつ、落ち着いてブレーキ操作を行いましょう。

検査内容4.スピードメーター検査

スピードメーター検査では、スピードメーターの表示速度の誤差を確認する検査です。

電光表示板の指示に基づき、スピードメーターを40kmまで上げましょう。

スピードメーターを40kmまで上げた後は、パッシングを行い、誤差が検査合格ライン内にあれば、電光表示板に「◯」の表示が出ます。

検査内容5.ヘッドライト検査

外回り検査の際、外観検査と同じく、ヘッドライト検査も行います。

ヘッドライト検査では、ライトの光量や光軸が車検を通過する合格ライン内を超えているのかを確認する作業です。

電光表示板の指示に従い、ヘッドライトをロービームで点灯させましょう。

光量や光軸が基準範囲内に入っていれば、電光表示板に「◯」の表示が出ます。

検査内容6,排気ガス検査

排気ガス検査では、車から排出されるガス(一酸化炭素および炭化水素)の濃度を確認します。

排出ガスの濃度を確認する際には、検査用測定器をマフラーの中に入れ確認します。

排気ガスの濃度に異常がなければ、前方の電光表示板に「◯」の表示が出ます。

検査内容7.下回り検査

下回り検査では、車両の下回りにオイル漏れその他の不具合がないのかを検査員が目視とハンマを叩きつつ確認します。

下回りを確認する際には、検査機器の停止位置に車を停止させ、エンジンを切る作業を行います。

作業する際、ギアはNに入れ、ハンドルを前方画面に従い動かします。

電光表示板に「◯」の表示が出ると問題なく、次の検査に進めます。

検査内容8.総合検査

総合検査では、全ての検査完了後、検査コースの出口にある総合判定ボックスに書類を提出します。

最終判断後、問題がなければ自動車検査証に合格の押印がされて新しい車検証が交付されます。

検査内容9.同一性の検査

同一性の検査では車検コースの入口で車検証と申請書類の記載内容に間違いがないのかを確認します。

作業手順はまず検査員に書類を渡し、車のボンネットを開けましょう。

ボンネットを開けた後は、検査員が車に打刻された車体番号と型式に間違いがないかを確認してくれます。

【ユーザー車検担当整備士が解説】ユーザー車検を受ける5つの手順

ユーザー車検を行う手順は想像以上に簡単です。

具体的には、以下の手順で作業を進めて行きます。

  • 手順1.ユーザー車検の予約
  • 手順2.ヘッドライト調整
  • 手順3.車検に必要な書類の提出
  • 手順4.ユーザー車検の専門レーンで検査
  • 手順5.新しい車検ステッカーと車検証を窓口でもらう

それぞれの手順を実体験を元に解説します。

手順1.ユーザー車検の予約

まずはユーザー車検の予約を行います。

ユーザー車検の予約は電話でも可能ですが、国土交通省の公式ホームページ内「自動車検査インターネット予約システム」からも予約できます。

自動車検査インターネット予約システムを利用する際には、システムを利用するためのIDとパスワードが必要です。

初めて利用する方は、新規アカウントを登録後、IDとパスワードを忘れないように管理してください。

手順2.ヘッドライト調整

ユーザー車検の予約後、車検当日はまずヘッドライトの調整を陸運局内で行います。

ヘッドライト調整では、ライトの角度や光量を検査員が調整し、車検レーンを通過する合格ラインにできるよう調整してくれます。

1月〜3月までの時期は多忙期になるため、ヘッドライト調整の順番が回ってくるまでに時間がかかります。

手順3.車検に必要な書類の提出

ヘッドライト調整完了後、車検に必要な書類を陸運局の窓口にて申し込みしましょう。

申請時には重量税や検査手数料などをあらかじめ支払う必要があります。

重量税は車種ごとに必要な印紙を窓口でもらえるため、必要書類に印紙を貼り付け手続きを進めます。

手順4.ユーザー車検の専門レーンで検査

車検の窓口にて申し込み手続きを済ませた後は、ユーザー車検の専門レーンを車で進みます。

専門レーンでは、外回り検査やサイドスリップ検査、ブレーキ検査などを行います。

それぞれの検査項目に異常がなければ、再検査を行う必要はありません。

手順5.新しい車検ステッカーと車検証を窓口でもらう

検査ラインを通過後、車に異常がなければ検査窓口で新しい車検ステッカーをもらい、作業終了です。

書類に不備があれば、窓口で案内されるため、書類完成まで待ちましょう。

また、新しい車検ステッカーは必ず運転席側の窓ガラス(右側)に貼ることを忘れずにしてください。

ユーザー車検を受ける際の3つの注意点

ユーザー車検を受ける際の注意点を3つ紹介します。

  • 注意点1.重量税や検査手数料を把握しておく
  • 注意点2.整備手帳を忘れない
  • 注意点3.必ず一度で全ての検査項目を通過できる訳ではない

ユーザー車検を利用する際の注意点を詳しく解説します。

注意点1.重量税や検査手数料を把握しておく

車検を受ける際には、車種ごとに必要な重量税や検査手数料を把握することが重要です。

重量税は車両総重量によって金額が異なります。

重量税を確認する際には、国土交通省「次回自動車重量税照会サービス」を検索し、車の車体番号を入力すれば、正確な重量税が把握できます。

注意点2.整備手帳を忘れない

ユーザー車検では、車検以前に車の点検を行った整備手帳が必要になります。

車検で必要な整備手帳の裏面は緑もしくはオレンジ色になっています。

実際に整備手帳がなければ、車検レーンを通過することができないため注意してください。

注意点3.必ず一度で全ての検査項目を通過できる訳ではない

ユーザー車検は車検費用を節約できるメリットがありますが、必ず検査ラインを一度で通過できる訳ではありません。

ヘッドライト光量が足りない場合やブレーキランプの球が切れているなどの異常が見つかれば、再検査が必要になります。

1日に再検査できる回数は、最大3回までと決まっているため注意しましょう。

まとめ

ユーザー車検は、車検を整備工場に代行するより費用を大幅に節約できます。

ただし、ユーザー車検を受ける際には、車の整備や税金などの専門知識を身に付けることが重要です。

ユーザー車検を利用するメリット・デメリット、利用手順を理解し、車検費用を節約できるよう手続きを慎重に進めていきましょう。

この記事の内容を参考にして、ぜひユーザー車検の手続きの知識を身につけてください。

なお、車検費用がもったいないと感じるならば、思い切って車を買取に出してしまうというのも一つの手段です。

ソコカラでは、海外へのダイレクト販路により、どんな車も高価買取できます。

一度、詳細を確認してみてくださいね。

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この記事の監修者

澤井 勝樹

「株式会社はなまる」監査役。1975年生まれ。10年近く会計事務所で経理総務全般の経験を積みながら、税理士、行政書士登録。その後、IT系ベンチャー企業のIPOの準備に携わるなど活動。現在はインターネットとクルマの可能性を世の中に伝えたいとソコカラコラムを執筆中。家族・食べること・愛車のセレナが大好き。おもに廃車の手続きや税金に関するコラムを執筆している。

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