不動車を移動させる方法とは

自動車は、故障や放置によってキーを持っているのにも関わらずその場から動かせなくなってしまう場合があります。動けなくなってしまった自動車を放置していても、何もメリットはありません。
今回は、不動車を移動させる方法について紹介します。
目次
不動車を移動させる方法
自動車は大変重くて大きく、軽自動車でも600kg前後ほどあります。そのため、不動車を移動させるのは、そう簡単なことではありません。必然的に大掛かりな作業となってしまいますが、そのまま放置してもよいことはないので、早急に移動させましょう。
レッカー車を利用する方法
不動車を移動させる方法としてもっともメジャーなのが、レッカー車です。故障してしまった自動車の前輪あるいは後輪を吊り上げて、牽引してくれます。レッカー車による移動をするためには、専門業者に依頼するのが一般的です。
自動車の任意保険に入っていれば、牽引する距離が一定範囲内であれば無料で対応してもらえる場合もあるため、万が一のときに備えて保険内容を確認することをおすすめします。
積載車を利用する方法
積載車とは、自動車を乗せられるように作られた大型のトラックで、車のエンジンが動かなくても運搬が可能です。レッカー車と同様で専門の業者を呼ぶことになりますが、車を積むためにより広めのスペースが必要な点には注意が必要です。
ユニック車を利用する方法
ユニック車とは、クレーンが取り付けられたトラックです。クレーンによって引き上げるため、移動する過程で自動車のボディが傷つく恐れがあります。廃車を前提としている自動車を動かす際に使われることが多いです。
料金は、車種や移動時間によって左右されます。1時間程度であれば、ユニック車を利用したほうがコストを抑えられる場合があります。ただし、廃車を前提としている点には注意しましょう。
ほかの自動車で牽引する方法
不動車を牽引する場合、牽引免許の必要はありません。そのため、ほかの自動車を用いて牽引して移動させるのも十分可能です。牽引するために用いられるロープは、1万円するものもあれば数千円で購入できるものもあります。
専門の業者に依頼しないため、比較的安価での移動が可能です。しかし、自動車を牽引するには、相応のテクニックが求められます。そのため、あまり自信がない場合は専門の業者に依頼したほうがよいでしょう。
車検切れで動かすと違法になる
不動車といっても、故障による場合もあれば、ほかの原因が想定されることもあります。そのひとつが、車検切れです。車検切れの自動車は、仮に動ける状態であったとしても、ルールを守らずに動かせば違法となってしまいます。車検切れの自動車を移動させる際は、慎重に方法を検討しなければなりません。
車検切れの自動車を公道で自走させるのは違法
車検切れの自動車で公道に出てしまうと、法律違反となります。加えて、自賠責保険が切れてしまっていると、さらに違反を重ねることになります。必ず専門業者に依頼してレッカー車や積載車、ユニック車を利用するか、仮ナンバーを取得しましょう。
車検切れの自動車を自走で移動させたいなら仮ナンバーの取得が必要
レッカー車や積載車、ユニック車を利用せず、自走によって移動させるためには、仮ナンバーの取得が必要です。仮ナンバーは、区役所や市役所などに申請することで取得できます。運転免許証、認印、自賠責保険証の原本、車検証、手数料が必要となります。なお、仮ナンバーには有効期限が定められています。そのため、期限になったら早急に返却しましょう。定められたとおりに返却できなければ、罰則の対象となります。
費用だけを懸念せず最適な方法で移動させるのが大事
不動車を放置してしまうと、駐車場代や車検切れ、自賠責保険切れなどによって、デメリットばかりが大きくなっていきます。そのため、放置せずに適切な方法で移動させましょう。
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