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新車で事故を起こしてしまった場合の対処法

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自動車事故はいつどんなときに起こってもおかしくありません。
納車されたばかりの新車で事故を起こしてしまうこともあります。特に相手の不注意で新車が傷ついてしまった場合、代わりの新車を購入できるくらい補償されるのかどうか気になるところです。そこで今回は、新車で事故に遭ってしまった場合の正しい対処法について説明します。

意外に特別扱いされない!新車の定義と事故を起こしたときの注意点

まずは「新車」の定義と、事故を起こしたときの注意点について確認しておきましょう。一般的に、納車されたばかりの新車は使い古した中古車よりも価値が高いので、事故に遭った場合、受け取れる保険金も多くなると思われがちです。しかし、損害賠償上における「新車」とは、納車される前の車のことで、買い主に引き渡されてしまうと、その時点で「中古車」扱いになります。

もちろん保険金によって修理代はカバーされますが、同じ新車を購入できるほどの資金が支払われる可能性は低いということを理解しておく必要があります。

慰謝料や示談金の増額も不可

事故によって新車を壊されたり、傷付けられたりしたら誰でもひどく落ち込むでしょう。しかし、被害を受けたのが自動車のみだった場合、精神的苦痛などを理由とした慰謝料を請求することはできません。

慰謝料はもともと対人トラブルの際に請求されるものなので、物損事故の場合は請求の対象外となります。また、示談金についても新車だから増額できるという決まりはなく、中古車としての相場や再調達価格を基準に請求することになります。

納車1年以内なら評価損の交渉・請求を検討する

新車で事故を起こしてしまっても特別扱いはされないと説明しましたが、新車だからこそできる対処法もあります。それが「評価損」の請求です。評価損とは、保有している資産(車)の時価が値下がりしたことで生じる損失額で、いわゆる「格落ち」を指します。

事故に遭った新車は修理することが可能ですが、修理歴のある車は未修理車に比べて価値が下がってしまいます。事故前の車の価値が高いほど評価損も大きくなりますので、賠償請求をすれば損失をいくらか埋めることも可能です。

ただ、評価損の算定方法は明確な基準がなく、どのくらい補償されるかは未知数です。また、評価損の請求は必ず通るわけではなく、却下されてしまうケースもあります。

そのため、評価損の請求をするべき基準は断定できませんが、一般的には以下のような条件に該当する場合、請求が認められる可能性があります。

①新車登録から1年以内である

②総走行距離が10,000km以内である

③フレームに損害を受けている

④高級車、プレミアムカーである

評価損の交渉・請求は冷静に対処するのがポイント

評価損の請求は相手方の保険会社にとって喜ばしいことではなく、交渉・請求するのは容易ではありません。保険会社によっては評価損の社内基準を盾に「納車から6ヵ月以内または走行距離3,000km以内の車でなければ評価損の請求はできない」と主張してきたり、裁判で認められる可能性は低いと諭してきたりするところもあるようです。

そうした場合は、社内基準を書面で提示してもらったり、過去に評価損が認められた例を提示したりして、うまく交渉しましょう。相手はプロですのであの手この手で諦めさせようとしますが、冷静に対処すれば評価損の請求に持ち込める確率が高くなります。

新車で事故を起こしたときに困らないための対策

新車で事故を起こしても特別な措置や補償を受けられるわけではありませんので、万一の場合に備え、事前に対策を取っておくことが大切です。新車で事故を起こしたときに役立つ対策は主に2つあります。

新車特約に加入する

新車特約とは、事故によって新車が全損または半損した場合、新たに車を買うための費用を補填してくれる特約のことです。通常の車両保険よりも補償は充実していますが、半損以上でないと適用されないので要注意です。

弁護士特約に加入する

弁護士特約とは、事故時の示談交渉を弁護士に依頼した場合、その費用を一定額負担してくれる特約です。プロの弁護士に依頼すれば示談金や評価損の請求などにおいて、有利な条件で交渉することができます。

事故を起こした新車は専門業者に買い取ってもらう

新車は買い主に引き渡された時点で中古車扱いになってしまうため、例え全損事故であっても新しい車が買えるほどの補償を受けることはできません。納車されて間もない新車の場合、評価損の請求を行う価値はありますが、相手方の保険会社が難色を示す可能性が高いので、冷静に対処しましょう。

あらかじめ新車特約や弁護士特約に加入していれば、事故時の補償やサポートが充実し、負担を軽減することができます。

なお、事故によって新車が全損してしまった場合は、そのまま廃車にせず、事故車の買取を行っている業者に査定を依頼するのがおすすめです。廃車時のコストを節約できるうえ、査定によっては思わぬ収入を得られる可能性があり、事故時の損失のカバーに役立ちます。

この記事を書いた人

広報部として、日々車に関するあらゆるノウハウを学ぶ。 おもに、車に起きるトラブルの対処法やお役だち成功など、車の豆知識に関するコラムを執筆。

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