車の擦り傷・かすり傷の直し方、修理の値段について

車の擦り傷やかすり傷は、DIYで直すこともできます。
ごく軽微な擦り傷なら、コンパウンドで磨くだけでも傷が目立たなくなるものです。
こちらの記事では、コンパウンドでは直しきれない、車の擦り傷の修理についてご紹介します。
業者に依頼した場合の修理費用の目安もお伝えするので、参考になさってください。
目次
DIYによる車の擦り傷の直し方と注意点
DIYで車の擦り傷を直す場合、大切なのは3点です。
*必要なものを用意する
*作業手順を確認する
*落ち着いて作業する
慣れによって仕上がり具合に違いが生じますが、興味のある方は、チャレンジしてみてください。
修理に必要な道具
車の擦り傷の修理に必要なものを挙げます。
*サンドペーパー
*パテ
*塗料
塗装をするとき、付近に塗料が付いては困る場合は、マスキング材も用意しておきましょう。
車のボディ部分の傷の修理で、表面に凹凸がない場合は、サンドペーパーとパテを省いても大丈夫です。
線状の引っかき傷のような状態なら、タッチペンで目立たなくするだけでも十分です。
バンパー全体を塗装したい場合は、バンパーを固定する為の作業台があると便利です。
次にご紹介する修理の手順を確認して、必要に応じて揃えるようにしましょう。
DIYで擦り傷修理:基本的な流れ
車の擦り傷の修理は次の3つのステップで行います。
*傷がある箇所をサンドペーパーで平らにならす
*パテを当てて表面の凹凸をなくす
*缶スプレーで塗装をする
表面の凹凸をどの程度までなくすかは、お好みによります。
しっかり補修したい方は、別の物で下地処理と塗装のテストを行い、そのうえで車の擦り傷を直すのがよいでしょう。
また、缶スプレーが足りないと、仕上がりが非常に悪くなります。
もったいないと思うかもしれませんが、本気で補修したいと思う場合は、多めに缶スプレーを用意しておくと安心です。
風向きや埃に注意
塗装を伴う擦り傷の修理をする場合は、風向きや埃に気を付ける必要があります。
風向きが悪いときに塗装をすると、誰かの車に塗料を付けてしまったり、洗濯物に臭いが付着してしまったりと、ご近所トラブルの原因になります。
風が強く、埃が舞うようなときに擦り傷の修理をすると、表面がザラついてしまうこともあります。
できれば天候の影響を受けにくいガレージなどで作業をしたいものですが、屋内作業の場合には、換気などに十分気を付けてください。
修理を依頼:期間や費用の目安
仕上がりよく車の擦り傷を直したい場合は、プロに依頼するのが確実です。
設備と環境が整っているため、希望する仕上がりを期待できます。
期間は1日以内
安さを売りにしているカー用品店やガソリンスタンドに擦り傷の修理を頼むと、ほぼ当日中に修理が完了します。混雑具合により、事前に予約が必要な場合が多いですが、当日中に修理が完了するのは、大きなメリットです。
ただし、個人経営の板金屋やディーラ-などに依頼すると、混雑具合により、修理に数日かかる事もあります。
自分で擦り傷の修理をする場合は、1日で完了しない事も多いです。業者に依頼する場合、作業スピードの速さが魅力です。
車の擦り傷の修理費用の目安:5千円~5万円程度
車の擦り傷の修理費用は、傷の状況により大きく異なります。
こちらでは、一般的な目安をご紹介いたします。
ドアノブ付近の細かい傷なら数千円で直してくれる所もあります。車のバンパーの擦り傷も10cm四方に収まる程度なら、2万円~3万円の見積もりになることが多いでしょう。
修理費用が高額になる可能性があるのは、ボディ部分の傷です。
特殊な塗料が使用されている外車の場合は、塗料の配合が非常に難しいため、高額になりやすいです。
高額修理になるのを避けたい場合は、事前に見積もりを出してもらいましょう。
ディーラーとカー用品店やガソリンスタンドの擦り傷修理の違い
車の擦り傷の修理をする際、ディーラーと、カー用品店やガソリンスタンドのどちらに依頼するかで迷うかもしれません。
ディーラーの擦り傷修理の特徴は、非常に完成度が高い点です。
カー用品店の仕上がりに問題があるわけではありませんが、ディーラーは色の配合なども完璧に近い印象があります。
これに対して、カー用品店の擦り傷修理は、価格が手頃であるのが特徴です。ディーラーと比べて、2~3割程度は安くできます。修理完了までの期間が短いのも、カー用品店の特徴です。
修理費用について知りたい場合は、事前にディーラーとカー用品店で見積もりを出してもらいましょう。
修理をする場合は慎重に。難しい時は業者に相談しましょう
DIYによる擦り傷の修理に不安がある場合は、缶スプレーを購入してきて、事前に練習をしておくのもよいでしょう。
DIYに少しでも不安があるなら、やはり業者に相談しましょう。
車に傷が付いたまま放置しておくと、状態が悪化してしまう場合もあります。
どう対処するかを早めに決めて擦り傷を修理しましょう。
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