- 2020.05.27
エンジンから異臭がする原因と故障している可能性がある場所
エンジンから異臭がしたら、車になんらかのトラブルがあることを疑ってください。
たとえば、ゴムの焼けるような臭いや金属的な臭いは、車の内部で摩擦が起こっている可能性があります。 放置しておくと車が壊れるばかりでなく、車両火災などの危険な事態を招くこともあるのです。
ここでは、エンジンから異臭がする原因と、チェックすべき項目についてご紹介します。 安全に車に乗り続けるためにも、エンジンからの臭いは早めに対策しましょう。

臭いごとに考えられる故障とは?臭いからトラブルが分かる!
車のエンジンやその周辺から異臭がする場合には、臭いによる診断法で故障を突き止めることができます。 さまざまな臭いの中から、自身の車に当てはまっているものをまずは探り出しましょう。
「ゴムの焼ける臭い」は摩擦が原因の可能性
エンジンから動力を伝えるのが、ベルトです。
しかし、そのベルトの張りが弱いとプーリーの間でスリップが起こり、ゴムが摩擦で焼けてしまいます。
結果、エンジン全体が壊れてしまうこともあり、非常に危険な状態です。 すぐに専門家へ点検を依頼しましょう。
オイルネーターの故障は「刺激臭」でわかる
オイルネーターは発電機の役割をしますが、そのオイルネーターが故障しバッテリーがオーバーチャージされると刺激臭がします。
まるで酢酸のような鼻をつく臭いなので、臭いとしては分かりやすいでしょう。 バッテリー液は希硫酸ですので、十分注意してください。もちろん、すぐに修理を依頼しましょう。
「ビニールの焦げる臭い」は配線トラブルも!
エンジン内部でビニールの焦げたような臭いがする場合は、配線にトラブルがある可能性があります。
配線の発火、過電流などを考えてください。
ビニールが焦げる臭いがする場合は、そのまま走行せずに専門家に修理を依頼しましょう。 特に夏場など気温が暑い時期に起こりやすい現象です。
「ガソリンの臭い」は早期に点検を!
ガソリンをエンジンに送るパイプに異常があると、ガソリン臭が続きます。
ガソリン臭がする場合は車両火災などの恐れがあるのですぐに点検を依頼しましょう。 走行中臭いに気が付いた場合でも、走行を止めて専門家にチェックしてもらうことを優先してください。
修理や交換でダメなら廃車という選択も!
エンジンから異臭がする場合、そのトラブルを修理や交換でカバーできれば問題ありません。
しかし、修理や交換で高額な費用になれば、新車を購入したほうがベターなケースもあります。
その場合は廃車・事故車買取専門店に依頼するとスムーズです。
無料見積りをしている専門店なら、ダメージが残っている車でもきちんと査定してくれます。 異臭がする場合はすぐに点検をしてもらい、修理が難しい場合は廃車も検討してみましょう。
異臭の放置は危険!
エンジン周辺のトラブルから異臭がする場合には直ちに修理や交換が必要です。
特にガソリン臭がする場合は危険度が大なので、すぐに専門家を呼ぶようにしましょう。
また、修理や交換が高額になる場合には廃車の選択肢もあります。
安全な新車に乗り換えるサインとして、臭いは1つの目安になりますよ。 廃車の場合は廃車・事故車買取専門店に任せると安心でスムーズです。

この記事の監修者
浅野 悠
「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。
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