- 2020.07.28
車の年式の調べ方ってどうしたらいいの?初心向けにわかりやすく解説!
自動車にとって年式は非常に重要な情報です。
*自動車を売買するとき
*自動車税を計算して納めるとき
*自動車保険を契約するとき
など様々な場面で自動車の年式の確認が必要です。
もし年式を覚えていなくても、調べ方さえ把握しておけば何も困ることはありません。
この記事では自動車の年式の調べ方をご紹介します。
年式に関して注意しておきたいポイントも一緒に説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。
車の年式は車検証の初度登録年月を見ればわかる!
自動車の年式は車検証の「初度登録年月」の欄に記載されています。そのため、もし年式がわからなくなった場合は車検証を見れば簡単に確認が可能です。
軽自動車の場合は、「初年度検査年月」の欄に記載されているのが年式になります。
「登録年月/交付年月日」は名義変更などで車検証の情報が変更される度に更新されているため注意しましょう。
車検証がない場合は新車保証書やシートベルトを確認!
車検証は基本的には自動車に携帯することが決められていますが、何らかの理由で紛失してしまうことも考えられます。
車検証がない場合は新車保証書やシートベルトからでも年式を確認することが可能です。
新車保証書の登録日をチェック!
年式は「新車保証書」の「登録日」からも判断ができます。
新車保証書とは自動車を新車で購入した際に渡される書類で、一般的には車検証を入れておく整備手帳の中に保管されています。
ただ、あくまで車検証に記されている初度登録年月が正式な年式になるので、新車保証書に記されている情報は参考程度に留めておきましょう。
また、中古車を購入した場合は中古車保証書を渡されます。
中古車保証書の登録日は中古車を購入した日付であり、年式ではありません。
勘違いしてしまいがちな部分なので、注意しましょう。
シートベルトのタグからも判断可能!
シートベルトの根元に付いているタグからも年式を確認することができます。
英語表記の中に4桁の数字が確認でき、西暦で製造年を表しています。
一般的に製造年は年式と考えてほぼ問題ありません。
書類をわざわざ探さなくても製造年を確認でき、だいたいの年式を把握できるので非常に便利です。
ただ、シートベルトに記されているのは製造年であり正確な年式とは少し意味が異なるので注意が必要です。
初度登録年月と製造年月は意味が違う!ずれるパターンとは?
年式と聞くと製造年月だと思いがちですが、実は違います。
年式は一般的には陸運局に自動車の登録をした初度登録年月のことです。
例えば、製造されたのが平成29年であっても、陸運局に自動車を登録したのが平成30年であれば年式は平成30年となります。
そのため年式と製造年月が必ずしも一致するわけではないことを覚えておきましょう。
初度登録年月と年式がずれる可能性があるパターンを例としてご紹介します。
並行輸入車は間違いなく初度登録年月と製造年月が違う!
外国から日本に入ってくる並行輸入車はほとんどの場合、初度登録年月と製造年月が異なります。
日本の陸運局で初めて登録した年月が初度登録年月です。
例えば外国で5年や10年走っていた車でも、日本に運ばれて登録した年が初度登録年月となるため、初度登録年月と製造年月が異なります。
並行輸入車を購入する際は、大体の製造年月を表すモデルイヤーを参考にすると良いでしょう。
車の年式で税金や保険料が変わることも!
自動車の年式は自動車の維持費にも大きく影響しています。
自動車の年式によっては納める税金や自動車保険の保険料が変わってくる可能性もあるのです。
ここでは自動車の年式と税金や保険料の関係について説明します。
年式が古くなると負担する税金が増加する
自動車の年式が古くなると税金の負担が大きくなります。
自動車を陸運局で登録してから13年が経過すると、自動車税は普通車が15%増加、軽自動車も20%増加します。
また、重量税も同様に登録してから13年・18年が経過すると段階的に納税額がさらに増加します。
年式が古くなれば納税額が増えてしまうので注意しましょう。
年式が古すぎると保険料も増加してしまう
年式が古いと自動車保険の保険料も増加する可能性があります。
自動車保険は事故を起こすリスクと自動車の年式や種類によって保険料を決定しているため、年式が古いと車体の評価が下がるのです。
年式が古いとそもそも保険の加入を断られるケースもあるため、事前に保険会社への確認をしておきましょう。
車の年式を調べるのなら車検証をチェック!
自動車の非常に重要な情報である年式。
自動車の年式は車検証を見れば一目瞭然です。
必要なときにすぐに確認できるように、車検証を見る以外で車の年式の調べ方も覚えておくと便利です。
浅野 悠
「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。
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