- 2025.01.31
車買取でへこみがある場合の査定額は?減額の実態と対策
「車のへこみが査定額にどれほど影響するのだろう…」そんな不安を抱えていませんか?修理するべきか、そのまま売却するべきか迷う方も多いでしょう。しかし、へこみの大きさや位置、車種によって査定額への影響は大きく変わります。
本記事では、へこみがある車でも賢く高く売却する方法を具体的に解説します。無駄な出費を抑え、納得のいく買取価格を実現するためのポイントをぜひ参考にしてください。

へこみがある車は買取価格にどれほど影響する?
車のへこみは査定額に直接影響しますが、その影響度はへこみの大きさや位置によって異なります。小さなへこみであれば減額は最小限に抑えられることが多いですが、大きなへこみや目立つ位置にある場合は、査定額が大幅に下がる可能性が高いです。
査定の際は、修理費用と査定額のバランスを考えた最適な判断が大切です。小さなへこみは修理せずに売却する方がコストパフォーマンスが良い場合があります。逆に大きなへこみは簡易修理を行うことで減額幅を抑えられることもあります。以下では、へこみの大きさ別に査定額への影響を詳しく解説していきます。
1cm未満のへこみの場合
1cm未満の小さなへこみは、査定額への影響が比較的少ないとされています。多くの買取業者は、この程度のへこみであれば通常の使用による劣化と見なし、大きな減額対象としないことが多いです。ただし、へこみが目立つ場所(ドアやボンネットなど)にある場合は、多少の減額が発生する可能性もあります。
査定前に簡単な清掃やワックスがけを行うことで、へこみの印象を和らげることができ、査定額の減額を最小限に抑えることができます。
A4サイズ未満へこみの場合
A4サイズ未満の中程度のへこみは、査定額にある程度の影響を与える可能性があります。特にボンネットやドア、フェンダーなど目立つ部分にある場合は、査定の際に注意が必要です。修理費用が高額になる場合は、修理せずに売却した方がトータルの利益が高くなることもあります。
複数の業者に査定を依頼して比較することで、最も高く買い取ってくれる業者を見つけることができます。無料査定サービスを利用するのも効果的です。
A4サイズ以上のへこみの場合
A4サイズ以上の大きなへこみは、査定額に大きく影響します。特にフレーム部分や構造に関わる箇所の損傷は、安全性の問題から大幅な減額対象となることが多いです。このような場合は、修理費用と査定額のバランスを考えることが大切です。簡易修理をして見た目を改善するか、廃車買取業者に依頼してパーツとしての価値を最大限に引き出す方法もあります。
大きなへこみがある場合でも、需要の高い車種であればある程度の価格で売却できる可能性が考えられるため、慎重に業者選びを行いましょう。
減額される基準とは?査定のポイント
車を売却する際、へこみやキズがあると査定額にどの程度影響するのかについて気になる方も多いでしょう。査定は車の価値を評価する大切なプロセスであり、へこみやキズの大きさや位置によって査定額が大きく変動します。査定基準を理解することで、減額を最小限に抑える対策が可能になります。
査定は、ボディの損傷や修復歴が減点方式で評価され、減額の対象となります。特に、修復歴がある車は査定額に大きな影響を与えるため、売却前に基準を理解しておくことが大切です。以下で、査定時に重視されるポイントを詳しく解説します。
車買取の査定は減点方式でおこなう
車の査定は一般的に減点方式で行われます。これは、車の標準的な評価額から、傷やへこみなどのマイナス要素を引き算して最終的な買取価格が決まる方法です。外装の損傷はドアやバンパー、ボンネットなどの目立つ部分のへこみやキズが査定額に大きく影響します。内装の汚れや破損、タイヤやバッテリーなどの消耗品の状態も査定に反映されます。
減点方式を理解しておくことで、査定前にどこを修理・清掃すべきかの判断がしやすくなります。
修復歴がある車は査定額に大きな影響を与える
修復歴がある車は査定額が大幅に下がる可能性があります。修復歴とは、事故などで車の骨格部分に損傷があり修理された履歴のことです。フレーム修正や交換、エンジンやサスペンションの修理など、走行性能に関わる修理は特に減額が大きくなります。修復歴がある場合は、無理に隠すのではなく、正直に申告し、信頼できる業者で査定を受けることが大切です。
修理するべき?そのまま売るべき?状況別の最適解
車のへこみやキズを修理するか、そのまま売却するかは状況に応じて判断することが大切です。修理にかかる費用と、修理後の査定額の差を比較することで、最適な判断ができます。状況に応じた選択をすることで、無駄な出費を抑えつつ、より高く車を売却できる可能性があります。以下で、具体的な状況別の最適解を詳しく解説します。
修理した場合とそのまま売却した場合の買取額比較
修理後に査定額がどれだけ上がるかを考慮しないと、修理費用が無駄になる可能性があります。小さなへこみ(1cm未満)は修理費用が高くつく割に、査定額の上昇が少ないため、そのまま売却した方がコストパフォーマンスが良いです。
大きなへこみ(A4サイズ以上)は査定額の減額が大きいため、簡易修理で見た目を改善することで、減額幅を抑えられる可能性があります。査定前に複数の業者に見積もりを取り、修理後とそのままの査定額を比較することが大切です。
修理費用の相場とコストパフォーマンス
修理費用が査定額の上昇分を上回る場合は、無理に修理をしない方が得策です。デントリペアは1万円〜3万円(小さなへこみに適用)、板金塗装は3万円〜10万円(中〜大きなへこみに適用)、パーツ交換は10万円以上(大きな損傷に適用)と、修理費用はへこみの大きさや修理方法によって異なります。
修理が必要なケースと不要なケースの見極め方
査定額と修理費用のバランスを見極め、最適な選択をすることが、車を高く売却するためのポイントです。目立つ場所の大きなへこみや、人気の高い車種で外観が重視される場合は修理が必要です。反対に、走行性能に影響がない小さなへこみや、年式や走行距離が多い車は、修理をせずそのまま売却する方が効率的です。
へこみがある車を高く買取るための業者選びのコツ
車にへこみがあると、査定額が下がるのではと不安に感じる方も多いでしょう。しかし、業者選びを工夫することで、へこみがある車でも高額で買取してもらえる可能性があります。業者の特徴や査定方法を理解し、最適な選択をすることで買取額を最大限に引き上げることが可能です。
適切な業者を選ぶことで、へこみの程度に関わらず、納得のいく価格で車を売却できます。以下で詳しく解説していきます。
へこみ車の買取に強い業者の特徴
へこみ車の買取に強い業者は、自社修理工場や海外輸出ルート、事故車・故障車専門の対応力がある業者です。自社修理工場を持つ業者は、修理費用を抑えることができるため、へこみがあっても高額買取が期待できます。海外輸出ルートを持つ業者は、国内よりも需要が高い市場での販売を見越して、多少のへこみを気にせず高値で買取ることがあります。
また、事故車や故障車専門の業者は、へこみや損傷車の取り扱いに慣れており、適正な査定をしてくれる可能性が高いです。
関連記事:傷がある車は下取りしてもらえない?査定に与える影響について詳しく解説!
オンライン査定と実店舗査定の違いと活用法
オンライン査定は手軽さが魅力で、実店舗査定は詳細な評価が可能です。両方を組み合わせて利用するのが最も効果的です。オンライン査定は、スマホやパソコンから簡単に複数業者の見積もりを取得できるため、忙しい方でも手軽に査定依頼ができます。ただし、実物を確認しないため、実際の査定時に減額される可能性もあるため注意が必要です。
一方、実店舗査定は、車の状態を直接確認することで、より正確な査定額を提示してもらえます。交渉次第で査定額が上がることもあるため、オンライン査定と併用することで、より高値での売却が期待できます。
へこみが大きい場合は廃車買取業者も一つの手
大きなへこみがある場合は、廃車買取業者に依頼することで、修理費用をかけずに売却が可能です。廃車買取業者は、車のパーツや金属資源としての価値を見出して買取を行います。そのため、走行不能や大きな損傷がある車でも値段がつくことがあります。
また、引き取り費用が無料だったり、廃車手続きを代行してくれたりする業者も多いため、手間やコストをかけずにスムーズに売却できます。へこみが大きく修理が困難な場合は、無理に修理して売却するよりも、廃車買取業者への依頼が賢明です。
自分でできる!査定前に試したい簡単メンテナンス
車の査定額は、見た目の印象によって大きく左右されます。特に簡単なメンテナンスを行うことで、査定士に好印象を与え、査定額アップにつながることがあります。手間をかけずに実践できるメンテナンス方法を知ることで、賢く車を高く売却する準備ができます。以下では、簡単にできる具体的なメンテナンス方法を紹介します。
見た目を改善する簡単なケア方法
洗車やワックスがけで車の外観を整えることが査定額アップのポイントです。ボディに付いた汚れや水垢は査定時にマイナス評価となりがちです。洗車後にワックスをかけることでツヤが出て、全体の印象が大きく改善されます。手軽にできる範囲でのボディケアは、査定士に良い印象を与える効果的な方法です。
内装や清掃で査定額アップを狙う
車内の清潔感は査定額に直結します。ホコリやゴミが残っているとマイナス評価になる可能性があります。掃除機でシートやフロアマットをしっかり掃除し、車内用消臭スプレーで気になる臭いも除去しましょう。内装の小さな汚れやシミも、ウェットシートなどで拭き取ることで印象が良くなります。
小さなキズの応急処置で印象アップ
目立たない小さなキズはタッチアップペンで補修するのが効果的です。小さな擦りキズや塗装の剥がれは、タッチアップペンで簡単に隠せます。これにより、査定士が受ける印象が改善され、減額のリスクを抑えられます。無理に大がかりな修理をするよりも、簡単な補修で十分なことも多いため、ぜひ試してみてください。
へこみ車でも高価買取が狙える人気車種とは?
車のへこみが気になる方でも、人気車種であれば高価買取が期待できます。需要の高い車種は、多少のへこみがあっても査定額への影響が少ない傾向があります。特に、中古市場での人気が高い車種は、流通量や需要の高さから査定額が下がりにくいです。ここでは、どのような車種が高価買取につながるのか詳しく解説していきます。
需要が高い車種は多少のへこみも影響しない?
人気車種は市場の需要が高いため、多少のへこみがあっても査定額への影響が限定的です。たとえば、トヨタのプリウスやホンダのフィットのように、燃費性能や耐久性が評価されている車種は、中古市場で常に需要があります。こうした車種は、多少の外装のキズやへこみがあっても「走行性能に問題がない」と判断され、査定額が大きく下がることはありません。
買い手が多いため、業者側も修理して再販する前提で買取を行うことが多いです。そのため、需要の高い車種はへこみがあっても高値がつきやすいです。
人気車種別の買取相場と特徴
人気車種は買取相場が安定しており、特にSUVやハイブリッド車は高値で取引されています。トヨタのランドクルーザーやハリアーは、国内外での需要が高く、年式が古くても高額査定が期待できます。また、ホンダのヴェゼルや日産のエクストレイルも、中古市場で人気があり、状態が多少悪くても安定した価格で取引されます。
特に、ハイブリッド車や燃費性能の高い車種は、エコ志向の高まりから買取価格が維持されやすいのが特徴です。
関連記事:廃車買取の人気車種ランキング できるだけ高値で売る方法とは?
年式・走行距離とへこみの影響度
年式や走行距離が新しければ、へこみの影響はさらに少なくなります。たとえば、購入から3年以内の比較的新しい車であれば、多少のへこみがあっても全体の評価に大きな影響はありません。特に、走行距離が短い場合は「内部の状態が良い」と見なされ、査定額が下がりにくいです。
一方で、年式が古く走行距離が多い車は、外装のダメージが査定額に与える影響が大きくなります。つまり、新しさと走行距離の少なさがへこみの影響を和らげる大切な要素と言えます。
車の買取ならソコカラ!
車のへこみや傷があっても、売却の方法や業者選びを工夫することで、想像以上に高価買取が実現します。修理するか、そのまま売るかの判断や、査定前の簡単なメンテナンスが買取額アップのポイントです。「ソコカラ」なら、査定から引き取りまでスマホで簡単に完結できます。忙しい方でも手間なく売却が進められます。
査定・引き取り・廃車手続きもすべて無料で対応しているので、面倒な手続きは一切不要です。中古車・事故車・廃車の買取に誠心誠意ご対応いたします。あなたの大切な車を、納得の価格で買い取ります。ぜひお気軽にソコカラへご相談ください。

この記事の監修者
浅野 悠
「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。
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