2024.10.06

エンジンが故障したらどうしたら良い?原因と費用について

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車のエンジンは、車の走行を可能にする最も重要な部品の一つです。エンジンが正常に作動することで、車はスムーズに走行し、目的地までの移動が可能になります。しかし、エンジンが故障すると、車は動かなくなり、深刻な問題を引き起こす可能性があります。故障の原因は多岐にわたり、その影響はエンジン内部の部品の摩耗から、燃料やオイルの問題、冷却システムのトラブルなど多様です

エンジンの故障を未然に防ぐためには、故障の予兆や原因を理解し、迅速に対処することが大切です。また、万が一エンジンが故障してしまった場合の対処法や修理費用についても事前に知っておくことで、冷静に対応できるようになります。

本記事では、車のエンジンに関する基本的な知識から、故障の予兆、主な原因、具体的な対処法、そして修理費用の相場について詳しく解説します。また、エンジンが故障した場合に修理するか、それとも車を売却するかといった判断をするためのポイントについても紹介します。

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車のエンジンとは?

車のエンジンは、ガソリンやディーゼルなどの燃料を燃焼させ、そのエネルギーを回転運動に変換して車を動かすための装置です。内燃機関と呼ばれるこのエンジンは、燃料を爆発的に燃焼させ、その膨張したガスがピストンを押し、その力を使ってクランクシャフトを回転させます。

クランクシャフトの回転運動がトランスミッションを通じてタイヤに伝わり、車が走行する仕組みです。エンジンは多くの部品で構成されており、非常に精密な設計がされています。

シリンダー、ピストン、クランクシャフト、バルブ、点火プラグなどの各パーツが連携して動作しているため、どれか一つでも不具合が生じると、エンジン全体に悪影響を及ぼすことがあります。燃料やオイルの管理も重要で、これらが不適切であるとエンジンのパフォーマンスが低下し、最終的には故障に至ることがあります。

エンジンが故障する予兆

エンジンの故障は突然発生するわけではなく、必ずと言っていいほど何らかの予兆が現れます。これらの予兆を早期に察知し、適切に対応することで、大きな故障を未然に防ぐことができます。ここでは、エンジンが故障する前に見られる主な予兆を紹介します。

異音がする

エンジンから普段聞こえない異音が発生する場合、それはエンジンの内部に問題が発生している可能性があります。例えば、金属が擦れるような音や、カタカタとした異音は、エンジン内部の部品が摩耗している兆候です。

また、エンジンのタイミングベルトやチェーンが緩んでいる場合、エンジンの動作に合わせて異音が発生することがあります。このような異常音が聞こえた場合は、早めに整備工場で点検を受けなければなりません。

異臭がする

車内やエンジンルームから異臭がする場合も、エンジンの異常を示す兆候です。焦げた臭いやガソリンの強い臭いがする場合、燃料漏れやオーバーヒートが疑われます。エンジン内部で燃料が適切に燃焼していない場合や、電気系統に問題がある場合も異臭が発生することがあります。これらの異常が見られた場合は、すぐに車を停め、専門家に診てもらうことが大切です。

加速が鈍くなる

アクセルを踏んでも加速が鈍くなったり、エンジンの反応が遅れたりする場合、エンジンの出力が低下している可能性があります。これは、燃料供給系統や点火系統に問題があることが原因で、エンジンに必要な燃料や空気が適切に供給されていない状態です。

こうした症状は、エンジン内部での燃焼効率の低下や部品の摩耗が原因となっていることが多くなっています。加速が鈍くなったと感じた場合は、早めの点検が必要です。

煙が出る

排気管から白や青い煙が出る場合、エンジン内部に深刻な問題が発生している可能性があります。白い煙は冷却水が燃焼室に漏れ込んでいることを示し、青い煙はエンジンオイルが燃焼しているサインです。これらはオイル漏れやガスケットの劣化が原因で、放置するとエンジンの損傷が広がり、修理費用が高額になる可能性があります。

エンジンの回転が不安定

アイドリング中にエンジンの回転数が不安定になる場合、エアフローセンサーや燃料噴射装置に問題があることが考えられます。エンジンの回転が不規則になったり、停止しそうになる場合は、燃料の供給が適切に行われていない可能性が高いです。このような症状は早めに整備工場でチェックしてもらうことが大切です。

エンジン警告灯が点灯

車のダッシュボードにあるエンジン警告灯は、エンジンに何らかの異常が発生した場合に点灯します。この警告灯が点灯した場合は、エンジン内部に深刻なトラブルが発生している可能性があるため、できるだけ早めに点検を受ける必要があります。

エンジン警告灯は、エンジン内部の電子制御システムが異常を検知した際に点灯するため、点灯している間は運転を続けずに整備工場に持ち込むことが大切です。

エンジンが故障する原因

エンジンが故障する原因は多岐にわたります。エンジンの各部品が連携して動作しているため、一つの部品の不具合が全体に影響を及ぼすことがあります。ここでは、エンジンの故障の代表的な原因について説明します。

バッテリーのトラブル

エンジンがかからない主な原因の一つが、バッテリーのトラブルです。バッテリーが劣化したり、電力が不足していると、エンジンを始動させるセルモーターが動作しなくなります。また、バッテリーの端子が腐食していたり、接続が不十分な場合もエンジンがかからない原因となります。バッテリーは定期的に点検し、必要に応じて交換しなければなりません。

ガス欠

シンプルな問題ですが、燃料がなくなるとエンジンは作動しなくなります。ガソリンメーターが示す残量を確認せずに運転を続けると、ガス欠により突然エンジンが停止する可能性があります。特に長距離運転を行う場合は、燃料の残量をしっかりと確認し、ガソリンスタンドを計画的に利用することが重要です。

オイル漏れ

エンジンオイルはエンジン内部の部品を潤滑し、摩擦による摩耗を防ぐ役割を果たしています。オイル漏れが発生すると、潤滑が不十分になり、エンジン内部の部品が摩耗しやすくなります。最悪の場合、オイルが完全に失われると、エンジンが焼き付いて動作不能になることもあります。オイル漏れが疑われる場合は、すぐに修理を行うことが大切です。

セルモーターの故障

セルモーターは、エンジンを始動させるための重要な部品です。このモーターが故障すると、エンジンがかからなくなります。バッテリーや配線の不具合もセルモーターに影響を与えることが多いです。セルモーターのトラブルは専門的な修理が必要な場合が多いので、早めに点検を受けるようにしましょう。

冷却装置の不具合

エンジンは非常に高温になるため、適切な冷却が必要です。冷却水の漏れやラジエーターの故障により、エンジンが適切に冷却されないと、エンジンがオーバーヒートすることがあります。オーバーヒートはエンジンに大きな負担をかけ、最終的にはエンジンブロー(エンジンの内部破損)に至ることもあります。冷却装置の異常が疑われる場合は、直ちに対処することが必要です。

エンジン以外の故障

エンジンそのものが正常であっても、燃料供給系統や点火システム、排気系統などのトラブルがエンジンの動作不良を引き起こすことがあります。例えば、燃料ポンプが故障すると、エンジンに十分な燃料が供給されず、エンジンがかからなくなります。

また、点火プラグの劣化によってもエンジンの始動が難しくなることがあります。これらのシステムが正常に動作しているかどうかの確認も大切です。

走行中にエンジンが故障した場合の対処法

走行中にエンジンが故障した場合、冷静に対処することが大切です。以下に、走行中にエンジンが故障した際の対処法を示します。

安全な場所に移動

エンジンが突然停止した場合、まずは落ち着いてハザードランプを点灯し、周囲の車両に注意を促します。その後、可能であれば車を路肩や安全な場所に移動させ、他の車に迷惑をかけないようにします。高速道路などでの故障の場合は、特に速やかに車を避難させることが大切です。

車の状態を確認する

車を安全な場所に停車させたら、エンジンルームを確認して異常がないかを確認します。エンジンオイルの量や冷却水の漏れがないか、また異臭や異音が発生していないかをチェックします。これらの状態を確認することで、故障の原因を特定する手がかりとなります。状況に応じて、車から離れて救急を呼ばなければなりません。

状態に応じてJAFや保険会社に連絡する

エンジンが完全に動かなくなり、自力での修理が困難な場合は、JAF(日本自動車連盟)や自動車保険会社のロードサービスに連絡して助けを求めます。ロードサービスを利用することで、レッカー移動や修理工場への輸送を手配してもらうことができます。事前にロードサービスの連絡先を把握しておくと、迅速に対応できるでしょう。

エンジンが故障した場合の費用相場

エンジンの故障による修理費用は、その原因や修理内容によって異なります。ここでは、一般的な修理費用の相場について説明します。

オイル漏れの修理費用

オイル漏れの修理費用は、軽微なものであれば数万円程度で済むことが多いですが、部品交換が必要な場合はさらに高額になることがあります。例えば、オイルパンやガスケットの交換が必要な場合は、10万円以上かかることもあります。

オーバーヒートやエンジンブローなどの修理費用

エンジンのオーバーヒートやエンジンブローは、エンジン自体の交換が必要になる場合が多く、修理費用は数十万円〜百万円以上に達することもあります。特にエンジンブローの場合、エンジン内部の部品が破損しているため、新しいエンジンを購入するか、リビルトエンジン(再生されたエンジン)を使用することが一般的です。

その他の故障

エンジン以外の部品が原因で故障した場合、比較的安価な修理費用で済むことが多いです。例えば、バッテリーの交換やセルモーターの修理は数万円程度、冷却装置の修理も数万円〜数十万円程度で済むことが一般的です。

エンジンが故障した場合の対処法

エンジンが故障した場合、修理するか売却するかの判断が求められます。以下に、それぞれの選択肢について説明します。

修理をする

エンジンの故障が比較的軽度であり、修理費用が車の価値に見合う場合は、修理を選択することが一般的です。特に、エンジン以外の部分が正常に動作している場合は、修理を行うことで車を再び使用できるようになります。定期的なメンテナンスを行うことで、エンジンの寿命を延ばすことも可能です。

売却する

一方で、エンジンの修理費用が高額になる場合や、車の寿命が近づいている場合は、車を売却する選択肢もあります。エンジンが故障した車でも、買取業者によっては価値があるため、早めに売却を検討することで、次の車の購入資金に充てることができます。

関連記事:車が壊れた時に優先するのは修理?乗り換え?

エンジンが故障したら古い車は修理よりも買い替えがお得

エンジンが故障した場合、特に古い車では修理よりも買い替えが経済的に有利な場合が多いです。エンジンの修理や交換は非常に高額で、車の年式や走行距離が進んでいる場合、その費用が車自体の価値を上回ることが少なくありません古い車は他の部品も同様に劣化している可能性が高く、修理を繰り返すことで費用がかさむリスクも考えられます。

 

また、古い車の燃費性能や安全性は現代の車に比べて劣ることが多く、長期的には維持費や燃料費の増加が負担になることがあります。そのため、エンジン故障をきっかけに、買い替えを検討することが賢明な選択となることがあります。新しい車に買い替えることで、燃費や安全性能の向上、保証の適用など、長期的なコスト削減も期待できます。

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エンジンの故障は車の使用に大きな影響を与えますが、早期の対応と適切な選択を行うことで、リスクを最小限に抑えることができます。エンジンが故障した場合は、まず予兆を確認し、原因を特定した上で、修理するか売却するかを判断しましょう。

特に、エンジンの修理費用が高額になる場合は、車の売却を検討することで、負担を軽減できます。

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この記事の監修者

浅野 悠

「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。

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