2024.09.18

エンジン焼き付き、何が原因で起きる?確認方法と対処法を解説

エンジン焼き付き 確認方法

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「エンジンから変な音がする」
「加速が鈍くなった」

上記のような車の異変に気づいたとき、不安な気持ちになる人は少なくないでしょう。もしかしたら、それがエンジン焼き付きの前兆かもしれません。

エンジン焼き付きは車にとって深刻な故障の一つで、修理には高額な費用がかかります。この記事では、エンジン焼き付きが起こる原因と対処法について詳しく解説します。自動車のパフォーマンスを維持するための参考にしてみてください。

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エンジン焼き付きとはどんな状態?発生する原因とは

エンジン焼き付きは、適切に対処しなければ修理費用が高額になるだけではなく、最悪の場合、エンジン全体の交換が必要になります。以下では、エンジン焼き付きの定義や原因を紹介します。

  • エンジン焼き付きとは
  • エンジン焼き付きの原因

それぞれ見ていきましょう。

エンジン焼き付きとは

エンジン焼き付きとは、エンジン内部の部品が異常に高温になり、金属部品同士が直接摩擦する状態のことです。この結果、部品が溶けたり変形したりして、エンジンの機能が低下します。最悪の場合、車が使用不能になるリスクもあります。

エンジン焼き付きの原因

エンジン焼き付きの原因はさまざまですが、主に以下の点が挙げられます。

  • エンジンオイルの不足または劣化
  • 冷却システムの不良
  • 過度な負荷や高回転運転

エンジンオイルは、エンジン内部の部品間の摩擦を減らし、スムーズな動作を保つ役割を果たしていますが、オイルが不足したり、長期間交換されずに劣化すると、潤滑が不十分になり焼き付きやすくなります。

また、エンジンを適切な温度に保つためには、冷却システムが正常に機能することも必要です。冷却水の不足やラジエーターの詰まり、冷却ファンの故障などによりエンジンが過熱すると、部品が焼き付く原因となります。

急加速や急ブレーキを繰り返したり、エンジンを長時間高回転で回し続けるなど、エンジンに過度の負荷をかけることも焼き付きの原因として挙げられます。安全運転を心がけ、定期的なメンテナンスでエンジンの状態を確認するようにしましょう。

異音、異臭の発生

エンジン焼き付きが発生すると、最初に気づく兆候の一つが異音や異臭です。エンジン内部での摩擦が過度に進行することで、金属部品がこすれ合い「カンカン」「ガラガラ」といった異常な音が発生します。これらの音は通常のエンジン運転音とは明らかに異なり、聞き慣れない鋭い音や振動が伴うことが多くあります。

また、エンジンオイルが燃焼したり、冷却不足によるエンジンの過熱が起こると、焦げたような臭いが漂うことがあります。異音や異臭を感じた場合は速やかに運転を停止し、専門家に点検してもらいましょう。

パワーの減少

エンジン内部の部品が摩擦によって焼き付くと、エンジンの動作が妨げられ、出力が大幅に低下します。具体的には、アクセルを踏んでも車が思うように加速せず、特に登り坂や高速走行時にパワー不足を感じることが多くなります
このようなパワーの減少は、エンジン内部で部品が正しく動作していないことを示しており、放置するとエンジンが完全に停止する危険性もあります。加速が遅くなったなどの異常を感じた場合は、できるだけ早めに専門家による診断を受けることが重要です。

エンジン焼き付きを放置するとどうなる?

特に危険なのは、焼き付きが進行してエンジンが突然停止することです。例えば、高速道路でエンジンが焼き付いて急停止すると、後続車との衝突事故を引き起こすリスクが想定されます。また、渋滞時や交差点などでエンジンが止まってしまうと、他の車両の妨げとなり交通事故を引き起こす原因にもなりかねません。
エンジン焼き付きは、車の寿命を縮め、思わぬ事故を引き起こす可能性のある深刻な故障です。異変を感じたらすぐに専門家へ相談しましょう。

エンジンの焼き付きのチェック項目

エンジン焼き付きは、放置すると高額な修理費用につながるだけでなく、走行中のトラブルにもつながる可能性があるため早期発見が重要です。ここでは、エンジン焼き付きの症状として挙げられるチェック項目を紹介します。

  • 普段聞いたことのない音がする
  • 普段なじみのない臭いがする
  • 燃費
  • エンジンオイルおよびオイル圧
  • 水温計
  • 振動
  • 警告灯

それぞれ見ていきましょう。

普段聞いたことのない音がする

エンジン部分から金属同士が擦れるような音や、何かが引っかかっているような「カタカタ」という音がするなど、普段とは異なる音が聞こえる場合は焼き付きが起きている可能性があります。

これらの異音は、エンジン内部の部品が摩耗したり、破損したりすることで発生します。特に、金属同士が直接接触することで発生するキーンという音は、エンジン焼き付きが進行している可能性が高いサインです。

普段なじみのない臭いがする

エンジン焼き付きの初期段階で、普段とは異なる不快な臭いがすることがあります。特に、焦げたような臭い、または燃焼されていないガソリンのような強い臭いが感じられる場合は注意が必要です。放置するとエンジンが完全に焼き付き、走行中に突然停止するリスクが高まります。

運転中にこのような臭いを感じた場合は、すぐに安全な場所に車を停めてエンジンを再起動させないようにしましょう。

燃費

普段と比べて燃費が悪くなった場合、エンジン焼き付きが起きている可能性があります。エンジンは、さまざまな部品が精密に組み合わさって動作しています。このバランスが崩れると、エンジン内部でのエネルギー効率が低下し、結果として燃費が悪化するのです。

ちなみに、タイヤの空気圧が低くなっていたり、エンジンオイルが劣化していたりする場合も燃費が悪くなる原因です。いずれにせよ早めの対処が肝心なので、燃費が悪くなったら早急に点検を受けましょう。

エンジンオイルおよびオイル圧

エンジンオイルが古くなったり、汚れたりしている場合、潤滑性能が低下してエンジンの焼き付きの原因になります。定期的にオイルの色や粘度を確認し、交換時期を見極めることが大切です。

また、オイル圧もエンジンの健康状態を示す重要な指標です。オイル圧が低下していると、エンジン内部の潤滑が不十分になり、焼き付きのリスクが高まります。オイル圧の異常を示す警告灯が点灯した場合や、オイル圧計が低い数値を示す場合は点検を受け、オイルポンプやオイルラインに問題がないか確認してもらいましょう。

水温計

水温計は、エンジンの健康状態を把握する上で非常に重要な役割を果たします。水温が異常に上昇している場合は、サーモスタットの故障、冷却水の不足、ラジエーターの詰まりなどのトラブルが発生している可能性が考えられます。放置しているとエンジンが過熱し、焼き付きのリスクが増すため、必ず専門家に相談しましょう。

なお、夏場の渋滞などで長時間エンジンを回し続けると、冷却水が十分に循環せず水温が上昇するケースもあります。水温が異常に上昇するとエンジンに大きな負荷がかかるため、水温計の表示がおかしいと感じたらすぐに安全な場所に車を停め、エンジンを停止させましょう。

振動

エンジンの振動も、エンジン焼き付きの重要なチェックポイントです。正常な状態のエンジンでは、振動は比較的少なくスムーズな運転が可能ですが、焼き付きが発生するとその振動が増加します。
振動が起こる原因としては、エンジン内部の摩耗や部品の変形が挙げられます。特に、アイドリング時や低速時に普段とは異なる振動を感じる場合は、エンジンの異常を疑いましょう。

警告灯

エンジンの焼き付きは、警告灯の点灯によって早期に発見できる場合があります。

  • エンジンチェックランプ:エンジンに異常が発生していることを示す最も一般的な警告灯です。
  • オイル警告灯:エンジンオイルの圧力が低いことを示します。
  • 水温警告灯:冷却水の温度が高いことを示します。

これらの警告灯は、エンジンの焼き付きだけでなくさまざまなトラブルを知らせるサインです。点灯した場合はすぐに専門家に相談し、適切に対処しましょう。

エンジン焼き付きの対処法

愛車を突然動かなくしてしまう可能性のあるエンジン焼き付き。しかし、早期に気づき適切に対処することで、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。ここでは、エンジン焼き付きを早期発見するための対処法について確認していきましょう。

  • エンジンオイルのチェック
  • メンテナンスを怠らない

以下で詳しく解説します。

エンジンオイルのチェック

定期的なオイル交換や点検は、エンジンを長く使い続けるために欠かせない要素です。エンジンオイルの状態をしっかりチェックすることで、エンジン焼き付きを早期に発見し、大きなトラブルを防ぐことにつながります。なお、オイルが濁っていたり、黒ずんでいたりする場合はエンジン内部の摩耗が進行している可能性があります。

エンジンオイルの基本的な交換時期は取扱説明書に記載されていますが、最適なタイミングは運転状況や環境によってさまざまです。オイルレベル、色、におい、粘度などを定期的に確認し、異常が見られた場合は早めに専門家に点検してもらいましょう。

メンテナンスを怠らない

エンジン焼き付きの早期発見・予防策として、定期的なメンテナンスが不可欠です。エンジンオイルの点検はもちろんのこと、冷却システムの点検も重要です。冷却水やラジエーターの状態を確認し、必要に応じて冷却水を補充または交換することでエンジンの過熱を防ぐことができます。

冷却システムの不具合が焼き付きの原因になるケースもあるため、これらの部品も定期的にチェックしましょう。さらに、エンジンの異音や振動などの変化に気を付けることも大切です。普段から車両の状態に注意を払い、異常を感じた場合はすぐに専門家に相談し、早期に問題を発見し対処することができます。

エンジン焼き付きに気づいた時の対応

もしエンジン焼き付きの兆候に気づいた場合、迅速で適切な対応が求められます。ここでは、エンジン焼き付きに気づいた時の対処法について確認していきましょう。

  • 停車してエンジンを起動させない
  • 専門店に連絡

それぞれ解説します。

停車してエンジンを起動させない

エンジン焼き付きに気付いた場合、最初に取るべき対応は安全な場所に停車し、エンジンを再起動しないことです。エンジンの焼き付きが進行している場合、エンジン内部の部品が過度に摩耗していて、再起動することでさらなるダメージを引き起こす恐れがあります。

停車したあとは、修理工場などに連絡して判断を仰ぐのが賢明です。エンジンの状態を確認し、必要な修理やメンテナンスを提案してくれるでしょう。自己判断での修理やエンジンの再起動は避け、プロの判断に従うことが安全で効率的な対応となります。

専門店に連絡

エンジンの焼き付きが疑われる場合は、できるだけ早く自動車整備工場やディーラーといった専門店に連絡し、診断を受けることが重要です。エンジンの修理費用は高くなる傾向にあるため、診断後は必ず見積もりを出してもらいましょう。また、加入している保険で費用をカバーできる場合もあるので、保険会社に問い合わせて保険適用となるか確認することをおすすめします。
なお、修理を依頼する店舗や車種によって相場は異なりますが、エンジン交換の場合は数十万円〜百万円単位の費用がかかります。車を買い替えたほうが費用を抑えられることもあるため、修理して乗り続けるのか検討してみるのもよいでしょう。

まとめ

エンジン焼き付きは、車両にとって深刻な問題であり、放置すると重大なトラブルに繋がります。この記事では、エンジン焼き付きの状態やその原因、発生時の兆候や適切な対処法について詳しく解説しました。

最も重要なのは、エンジンの健康を維持するために定期的なメンテナンスを欠かさないことです。もしエンジン焼き付きの兆候に気づいた場合は、すぐに停車してエンジンを起動させないようにし、専門店に連絡を取りましょう。早期の対処が、愛車に長く乗り続けることと安全を確保するための鍵となります。

日頃からの注意とケアを心がけ、安心して車の運転を楽しみましょう。

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この記事の監修者

浅野 悠

「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。

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