- 2022.03.11
廃車は英語で何と言う?
海外で生活している方や普段英語で会話をする機会がある方は、廃車を英語でなんというかご存じでしょうか。日常生活で廃車の話をする機会は少ないかもしれませんが、いざというときのために廃車の英語表現も知っておきたいところです。
そこで今回は、廃車の英語表現や廃車に関わる用語を英語で解説します。また、アメリカの廃車事情についても紹介するので、アメリカで生活されている方、これから生活される方も必見です。

廃車は英語でscrapped car
廃車は英語でscrapped carといいます。日本でももう乗れなくなって解体されてつぶした車のことをスクラップと呼ぶことがありますが、scrapはそもそも廃棄する・解体するという意味の言葉です。そして、scrapped carは直訳すると廃棄した車・解体した車という意味です。廃車にすると表現したい時は、scrap a carです。自分の車を廃車にするのであれば、scrap my carです。
ただ事故などで車が全損して廃車になったと伝えたい時は、got totaledと表現をします。totaledは合計という意味のtotalの過去形で、このように使うときには全損を意味します。
廃車にまつわる用語の英語表現
廃車という言葉だけを知っていても、英語での会話は難しいかもしれません。廃車にまつわる英語表現を紹介するので、一緒に覚えておくと便利です。
解体:dismantlement
解体する:scrap
行政書士:administrative scrivener
陸運局:Land Transport Bureau
車検:car inspection
解体業者:dismantling operators
買取:purchase
査定:assesment
手続き:procedure
代行申請:application by a representative
アメリカの廃車事情
アメリカの廃車事情を紹介します。アメリカに住んでいる方、これから住む予定のある方は必見です。
廃車になるまでの流れ
日本では一昔前は、100,000km以上走行、最近では200,000km以上走行すると廃車にするのが一般的でしたが、広大な土地があるアメリカでは300,000km以上走っている車もたくさんあります。州ごとに決まった自動車のテストがあるのですが、日本の車検ほど厳しい内容ではないため、古くなった車に乗り続ける人は多いです。
アメリカでも自動車を所有する際は保険に入ります。万が一事故で自走ができなくなった場合、廃車手続きは保険会社が行ってくれるのが一般的です。ただ保険会社に廃車手続きをしてもらうためには、車の所有権を保険会社に移さなくてはなりません。
事故で自走できなくなった場合は、保険会社がレッカーの手配をして工場まで運んでくれます。所有権を移すまで車を保管してくれるのですが、所有権を移すためにはナンバープレートが必要です。事故の際、破損したり紛失したりすることもありますので、有無を確認しておきましょう。
その後、保険会社から所有権を移すために必要な書類が送られてきます。内容を確認して書類を送り返すと所有権が移せるので、あとは廃車手続きを保険会社に任せて大丈夫です。
廃車にする基準
事故をした場合、保険会社が修理費用を負担してくれますが、修理費用がどれくらいかかるかが廃車にするかどうかの一つの基準です。
保険会社によって異なるものの、修理にかかる費用と車の中古査定価格、補償される金額を比較して廃車にするかどうかを決めるケースが多いようです。ただ、いくら修理費用が中古査定価格より安かったとしても、走行に影響が出るような破損があった場合は廃車にされます。
廃車放置問題が深刻化
自動車大国のアメリカ。どんどん新しい車が売れる一方で、廃車になる車もたくさんあります。ただ、廃車を正規ルートで処分するとお金がかかってしまうため、道にそのまま放置する人も多いです。
1988年にシカゴで放置車両問題が大きくなった時は、車両を処分場に運べば25ドルプレゼントするという、日本では考えられないような市による政策がとられたこともありました。それでも運ぶ手間がかかるので、政策が失敗してしまった歴史もあります。
アメリカに実際に行くと、街中にボロボロになった車が放置されていることを見る機会があるでしょう。放置されているのはただ自走しないような状態の車ではなく、部品が持ち去られているような解体された状態の車です。アメリカではメンテナンスすれば走れそうな車は持ち去られますし、使えそうな部品や金属だけを取って行く人も多くいます。
故障で動かなくなった車はカードネーションがおすすめ
日本には廃車買取業者があり、多くの業者が動かなくなった車をレッカーサービスで運んでくれます。しかしアメリカでは、動かなくなった車は買い取ってくれないこともあります。
そこでおすすめなのがカードネーションです。寄付文化が根付いているアメリカには、使えなくなった車を寄付するカードネーションという制度があります。カードネーションを募集している団体をネットで探せば、どのような車でも引き取ってくれるのでおすすめです。
寄付した後の車は修理の練習に使われたり、修理して使える状態に戻して貧困者が使用したりします。日本人の感覚では乗れないだろうと思うようなボロボロの車でも、実際に走っているのがアメリカです。
カードネーションならお金がかからずに車を処分できますから、廃車にしたいと考えている人はぜひ近くにある団体を探してみましょう。
廃車の英語を覚えておけばいざというときに便利
普段の生活で廃車という言葉を使う機会はなかなかないかもしれません。しかし、いざというときに備えて覚えておけば、場面に応じて適切なやり取りができるかもしれません。英語圏以外でも英語が通じる国は多いので、廃車にまつわる用語の英語表現とともに覚えておきましょう。

この記事の監修者
浅野 悠
「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。
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