2025.12.19

車のパーツの名称一覧を図解で解説! 外装・内装の役割までわかる

車の購入やメンテナンスの際、専門用語がわからず戸惑った経験はありませんか。
この記事では、車のパーツの名称について、初心者にもわかりやすく解説します。
外装から内装、エンジンルームの内部まで、主要な部位の名称を網羅した一覧と、それぞれの役割を紹介します。
基本的な知識を身につけることで、愛車への理解が深まり、カーライフがより豊かなものになるでしょう。 愛車 カーライフ

この記事のポイント

  • 外装パーツの名称と安全・走行への役割を解説
  • 運転席周りの操作系や内装装備の機能を紹介
  • エンジンやバッテリーなど内部構造も網羅

Table of Contents

【外装】車の外から見える部分の名称と役割

車の外装は、デザイン性だけでなく、走行性能や安全性を高めるための重要な役割を担っています。
外部の衝撃から車体や乗員を保護し、空気抵抗を減らして燃費を向上させる機能があります。
近年では衝突時に歩行者へのダメージを軽減する構造も重視されています。
ここでは、車の外装を構成する各パーツの名称と、それぞれの役割について詳しく見ていきましょう。

車の前方(フロント)にある各パーツの名称

車パーツ 車のフロント部分は、その車の顔とも言える重要なエリアです。 デザインの印象を決定づけるだけでなく、安全性や機能性に関わる多くのパーツが集まっています。
夜間の視界を確保するヘッドライト、エンジンを冷却するためのフロントグリル、そして衝突時の衝撃を吸収するバンパーなど、どれもが安全な走行に不可欠です。
これらのパーツは、それぞれが連携し合うことで、ドライバーや同乗者、さらには歩行者の安全を守る役割を果たしています。

ヘッドライト:夜間走行時に前方を照らすライト

ヘッドライトは夜間やトンネル内、悪天候時など視界が悪い状況で前方を照らし安全な走行を確保するためのライトです。
単に道を照らすだけでなく対向車や歩行者に自車の存在を知らせる重要な役割も担っています。
一般的に手前を照らす「ロービーム(すれ違い用前照灯)」と遠くまで照らす「ハイビーム(走行用前照灯)」の2種類を切り替えて使用します。
近年ではハロゲンランプに代わりより明るく長寿命なHIDやLEDのライトが主流となり視認性の向上に貢献しています。

ボンネット:エンジンルームを保護するカバー

ボンネットは、車体前方にあるエンジンルームを覆うカバーです。 雨水、埃、走行中に飛んでくる小石などから、車の心臓部であるエンジンや精密な機器類を保護する重要な役割を持っています。
材質は一般的に鋼板が用いられますが、軽量化のためにアルミニウム合金やカーボンファイバーが採用される車種もあります。
また、近年の車両では、万が一の歩行者との衝突時に衝撃を吸収し、ダメージを軽減するための構造を備えているものも増えています。

フロントグリル:走行風でエンジンを冷却する網目部分

フロントグリルは、ヘッドライトの間に位置する網目状や格子状のパーツです。 主な役割は、走行中に前方からの風(走行風)を効率的に取り込み、内部にあるラジエーターに当てることで、高温になるエンジンを冷却することです。
この冷却機能は、エンジンの性能を維持し、オーバーヒートを防ぐために不可欠です。
また、フロントグリルは車の「顔」の中心部としてデザイン上の重要な要素でもあり、メーカーや車種によって特徴的なデザインが採用され、ブランドの個性を象徴しています。

参考:オーバーヒートの警告サインとは?原因・対処法・修理費用を徹底解説!

フロントバンパー:前方からの衝撃を吸収する緩衝装置

フロントバンパーは、車体の最前部に装着されているパーツで、前方からの衝突時に衝撃を吸収・緩和する緩衝装置としての役割を持ちます。
この働きにより、衝突時の車体フレームへのダメージを軽減し、乗員やエンジンなどを保護します。
また、歩行者と接触した際のダメージを低減する役割も担っています。
かつては鋼鉄製が主流でしたが、現在は軽量でデザインの自由度が高い樹脂製がほとんどです。
軽自動車から高級車まで、近年ではデザイン性を高めるエアロパーツと一体化した形状も多く見られます。

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フロントガラス:運転席からの視界を確保する窓

フロントガラスは、運転席からの前方視界を確保するための最も重要な窓です。 雨や風、飛来物から乗員を守るだけでなく、車体の骨格の一部として剛性を高める役割も担っています。 安全のため、多くの車両では「合わせガラス」が採用されており、これは2枚のガラスの間に特殊な中間膜を挟んだ構造です。
この構造により、強い衝撃を受けてもガラスが粉々に飛び散るのを防ぎ、視界の確保と乗員の安全を守ります。
この窓は、常にクリアな視界を保つために、ワイパーや曇り止め機能と連携して機能します。

ワイパー:雨や汚れを拭き取る装置

ワイパーは、雨や雪、泥水などがフロントガラスやリアガラスに付着した際に、それらを拭き取ってクリアな視界を確保するための装置です。
安全運転に直結する非常に重要なパーツであり、左右のワイパーアームの先端に取り付けられたゴム製のワイパーブレードがガラス面を往復して水滴や汚れを取り除きます。
このゴム部分は紫外線や経年劣化により性能が低下するため、拭きムラやビビリ音が発生したら交換が必要です。
セダンやSUVなど、ほとんどの車種に標準装備されており、定期的なメンテナンスが欠かせません。

車の側面(サイド)にある各パーツの名称

車パーツ タイヤ 車の側面は、デザインの流麗さや力強さを表現するエリアであると同時に、機能的にも重要なパーツが多く配置されています。
乗降に使うドアや後方確認のためのドアミラーはもちろん、車体の骨格となるピラーや、タイヤを覆うフェンダーなどが含まれます。
また、ドアの下部にあるサイドシルは、車体全体の強度を保つうえで重要な役割を担っています。
これらのパーツは、デザイン性、利便性、そして側面衝突時の安全性を確保するために、車の横で機能しています。

ドア:乗り降りのために開閉する扉

ドアは、ドライバーや同乗者が車に乗り降りするために開閉する扉です。
基本的な機能に加えて、外部からの騒音や雨風の侵入を防ぐ役割も果たします。 また、安全性においても非常に重要で、多くの車のドアの内部には、側面衝突の際に衝撃を吸収し、乗員を保護するためのサイドインパクトビームと呼ばれる補強材が組み込まれています。
一般的な前ヒンジのドアのほか、狭い場所での乗降に便利なスライドドアや、スポーツカーに見られるガルウィングドアなど、車種によって様々な形式が存在します。

ドアミラー:車両の左右後方を確認するための鏡

ドアミラーは、運転席から車両の左右後方を確認するために、フロントドアの外側に設置された鏡です。
車線変更や駐車、左折時の巻き込み確認など、安全運転に不可欠なパーツであり、死角をできるだけ少なくするよう設計されています。
正式名称は「サイドミラー」や「アウターリアビューミラー」です。 近年では、鏡の角度を電動で調整できる機能や、駐車時に自動で格納される機能が一般的になりました。
さらに、方向指示器であるウインカーや、後方の死角に車両がいることを知らせるブラインドスポットモニターが内蔵された高機能なミラーも増えています。

ピラー:ルーフ(屋根)を支えている柱

ピラーとは、車のボディとルーフをつなぎ、支えている柱のことです。
車の骨格の一部として、車体全体の剛性を確保し、衝突時の乗員保護空間を維持する重要な役割を担っています。
車両の前方から順に「Aピラー」「Bピラー」「Cピラー」と呼ばれ、ステーションワゴンやミニバンなどでは荷室部分に「Dピラー」が存在することもあります。
特に、前席と後席の間にあるBピラーは、側面衝突時の安全性を大きく左右する部分です。
近年では、視界確保と高剛性を両立するために、材質や形状に工夫が凝らされたピラーが増えています。 ピラー

フェンダー:タイヤを覆っている泥除け

フェンダーは、タイヤの上部から側面を覆っている車体パネルのことです。
主な役割は、回転するタイヤが巻き上げる泥、水、小石などが車体本体や他の車両、歩行者に飛散するのを防ぐことです。
この泥除け機能により、車体の汚れや傷を防ぎ、周囲の安全を確保します。
前方にあるものをフロントフェンダー、後方にあるものをリアフェンダーと呼びます。
多くの場合、リアフェンダーは車体と一体化していますが、フロントフェンダーはボンネットやドアとは独立したパーツとなっています。
デザイン面でも、車のサイドビューの印象を大きく左右するパーツです。

ホイール:タイヤが装着されている車輪

ホイールは、タイヤがはめ込まれている金属製の車輪部分で、車軸(ハブ)に取り付けられています。
エンジンやモーターからの動力を受け、それをタイヤを通じて路面に伝えるという、車が走行するための根幹をなす役割を持っています。
また、ブレーキから発生する熱を効率良く逃がす放熱性の役割も担います。
主な素材には、スチールとアルミニウム合金があり、スチール製はコストが低く、アルミ製は軽量でデザインが豊富な点が特徴です。 この車輪は、軽量であるほど燃費や運動性能の向上に繋がり、車の外観イメージを大きく変えるカスタムパーツとしても人気があります。

タイヤ:車の走行を支えるゴム製の部品

タイヤは、車の重量を支え、エンジンの駆動力やブレーキの制動力を路面に伝える唯一の部品です。
また、路面からの衝撃を吸収して乗り心地を向上させるクッションの役割も果たします。
表面に刻まれた溝(トレッドパターン)は、雨天時に路面とタイヤの間の水を排出し、スリップを防ぐために非常に重要です。
ゴム製品であるため、走行による摩耗や経年劣化は避けられず、安全な走行のためには定期的な空気圧の点検や、溝の深さを確認して適切な時期に交換する必要があります。

参考:タイヤの機能性を知って正しく使おう

車の後方(リア)にある各パーツの名称

車 内装 車の後方(リア)には、安全性と利便性に関わる重要なパーツが配置されています。
荷物を収納するトランク、後方からの衝撃を緩和するリアバンパー、そして後続車に自車の存在や動きを知らせるための各種ランプ類が集まっています。
特にテールランプやブレーキランプは、追突事故を防ぐうえで欠かせません。 これらの後部のパーツは、車の後ろ姿のデザインを決定づけるとともに、ドライバーと同乗者、そして周囲の交通の安全を守るために機能しています。

トランク:荷物を収納するためのスペース

トランクは、主にセダンタイプの車の後部に設けられた、荷物を収納するための専用スペースです。
居住空間と荷室が完全に仕切られているため、走行中に荷物が崩れて乗員に影響を与える心配がなく、また荷室の臭いが車内に入り込みにくいという利点があります。
ハッチバックやSUVでは、リアゲートを開けた空間全体をラゲッジスペース(荷室)と呼びますが、独立した荷室を持つ構造を特にトランクと呼びます。
車種によっては、後部座席の背もたれを倒すことで、トランクと車内をつなげて長尺物を積載できる「トランクスルー」機能を備えたものもあります。

リアバンパー:後方からの衝撃を和らげるパーツ

リアバンパーは、車体の最後部に装着されたパーツで、後方からの軽微な衝突や、駐車時の接触などによる衝撃を吸収・緩和する役割を持ちます。
これにより、車体フレームへのダメージを軽減し、トランクやテールランプなどの部品を保護します。
フロントバンパーと同様に、現在はデザインの自由度が高く、軽量な樹脂製が主流です。 車種によっては、後方の障害物を検知するセンサー(バックソナー)や、マフラーの出口部分(マフラーカッター)がデザインの一部として組み込まれていることもあります。
バンなどの商用車では、荷物の積み下ろしがしやすいように、ステップが一体化した形状のものも見られます。

テールランプ:後続車に自車の存在を知らせるライト

テールランプは車の後部に左右一対で設置されているライトで夜間や悪天候時に点灯させることで後続車に自車の存在を知らせる役割があります。
一般的にヘッドライトと連動するスモールランプを指しこのランプの点灯により車幅を示す役割も兼ねています。
近年のテールランプはデザイン性が非常に高く特にミニバンなどでは横一線につながるデザインや立体的な造形などその車の個性を象徴する重要なパーツとなっています。
光源には長寿命で消費電力が少なく点灯応答速度が速いLEDが広く採用されるようになりました。

ブレーキランプ:ブレーキをかけたことを後続車に伝えるライト

ブレーキランプは、ドライバーがブレーキペダルを踏んだ際に点灯し、後続車に対して減速または停止することを知らせるための重要な灯火類です。
このランプによって、後続車のドライバーは車間距離を調整し、追突事故を防ぐことができます。
テールランプよりも強く赤く光るように設計されており、左右のテールランプユニットに内蔵されています。
さらに、法律により、後方の中央、より高い位置にも「ハイマウントストップランプ」の設置が義務付けられています。 球切れは整備不良となり危険なため、定期的な点検が必要です。

車 ランプ

マフラー:排気ガスを排出し、騒音を低減する装置

マフラーは、エンジン内で発生した排気ガスを車外へ排出するための装置です。 正式名称は「サイレンサー」または「消音器」といい、その名の通り、エンジンから排出される高温高圧のガスが引き起こす爆発的な排気音を、内部の複雑な構造を通して大幅に低減する役割を担っています。
また、排気ガスに含まれる有害物質を浄化する触媒装置も、排気システムの一部として機能します。
通常は車体の下、後方から見える金属製のパイプ部分を指すことが多いですが、実際にはエンジンから続く長い排気システム全体の最終部分をマフラーと呼びます。

フューエルリッド:給油口を保護するフタ

フューエルリッドは、燃料を補給するための給油口を覆うフタのことです。
車体の側面、後輪の近くに設置されているのが一般的です。
主な役割は、給油口に雨水やゴミ、ホコリなどが侵入するのを防ぎ、燃料タンク内を清浄に保つことです。
また、走行中に誤って給油口が開かないように保護し、燃料の盗難を防ぐ役割も果たします。
多くの車では、運転席にあるレバーやスイッチを操作することで開けることができます。
ボディパネルの一部として、車体と一体感のあるデザインになっており、給油時以外は目立たないように作られています。

【内装】車内にある各パーツの名称と役割

車 パーツ

車の内装は、ドライバーや同乗者が走行中に常に触れ、目にする空間であり、快適性や運転のしやすさに直結します。
運転に必要な操作を行う運転席周りから、収納スペース、快適装備まで、車内の各パーツにはそれぞれ明確な役割があります。
ここでは、安全運転と快適な移動を支える、車の内装を構成する主要な部位の名称と、それぞれの機能について詳しく解説していきます。

運転席周りの名称とそれぞれの機能

運転席周りは、車の運転操作に直接関わる重要な装置が集中しているエリアで、「コックピット」とも呼ばれます。
車の進行方向を決めるハンドル、速度や燃料残量などを表示するメーターパネル、加減速をコントロールするペダル類、ギアを切り替えるシフトレバーなど、安全な運転に不可欠なパーツが機能的に配置されています。
これらの装置を正しく理解し、スムーズに操作できることが、安全運転の第一歩となります。 ここでは、運転席にある各パーツの基本的な名称と機能を解説します。

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ハンドル(ステアリング):車の進行方向を操作する装置

ハンドルは、ドライバーが握って操作することで、前輪の向きを変え、車の進行方向をコントロールするための装置です。
正式名称は「ステアリング・ホイール」と言います。
円形の形状が一般的で、回す量に応じてタイヤが切れ、車が曲がります。
現代の車では、軽い力で操作できるよう、パワーステアリング機構が備わっているのが標準です。
また、安全装備として、衝突時に膨らんでドライバーを保護するエアバッグが中央部に内蔵されています。
近年では、オーディオやクルーズコントロールなどを手元で操作できるスイッチが付いた多機能なハンドルも増えています。

メーターパネル:速度やガソリン残量を表示する計器類

メーターパネルは運転席の正面、ハンドルの奥に配置されており、車の走行状態に関する様々な情報を表示する計器類が集まっています。
最も重要なものとして、現在の速度を示すスピードメーター、エンジンの回転数を示すタコメーター、燃料の残量を示すフューエルメーターなどがあります。 その他にも、エンジンの水温計や各種警告灯が表示されます。
マニュアル車ではタコメーターを見ながら適切なタイミングでギアチェンジを行います。 近年では従来の針式のアナログメーターに代わり、液晶ディスプレイを用いたデジタルメーターが増え、より多くの情報をグラフィカルに表示できるようになりました。
参考:あなたはいくつ知っている?様々な警告灯の意味

シフトレバー:トランスミッションのギアを切り替えるレバー

シフトレバーは、エンジンの力をタイヤに伝えるための変速機(トランスミッション)のギアを切り替える操作レバーです。
オートマチック車(AT車)では、「P(パーキング)」、「R(リバース)」、「N(ニュートラル)」、「D(ドライブ)」などの走行モードを選択します。
一方、マニュアル車(MT車)では、1速から5速または6速といったギアを、速度に応じて手動で選択します。
設置場所は、運転席と助手席の間のフロア部分が一般的ですが、ハンドルの近く(コラムシフト)や、インパネに配置されるタイプもあります。
最近では、物理的なレバーではなく、ボタン式やダイヤル式も登場しています。

アクセルペダル:踏み込むと車が加速するペダル

アクセルペダルは、運転席の足元にある3つ(AT車は2つ)のペダルのうち、最も右側に配置されています。
このペダルを踏み込むことで、エンジンに送り込む燃料の量や空気の量を調整し、エンジンの回転数を上げて車を加速させます。
踏み込む深さに応じて加速力が変化するため、ドライバーは繊細な操作で速度をコントロールします。
現在の車では、ペダルの踏み込み量を電気信号に変換してエンジンを制御する「電子制御スロットル」が主流です。 急に床下まで踏み込むのではなく、じわりと踏み込むことで、スムーズで燃費の良い運転が可能になります。

ブレーキペダル:踏み込むと車が減速・停止するペダル

ブレーキペダルは、運転席の足元、アクセルペダルの左隣に配置されており、車を減速させたり停止させたりするための最も重要なペダルです。
このペダルを踏むと、油圧などを介して四輪すべてのブレーキが作動し、摩擦力によってタイヤの回転を止めて制動力を発生させます。 現代の車には、踏み込む力を補助する「ブレーキブースター」が備わっているため、比較的軽い力でも強力な制動が得られます。
万が一、ペダルを床の底まで踏んでも効きが悪い場合は、ブレーキ系統に異常がある可能性が高いため、直ちに点検が必要です。

パーキングブレーキ:駐車時に車を固定するためのブレーキ

パーキングブレーキは、主に駐車中に車が勝手に動き出さないように車両を固定しておくためのブレーキです。
一般的に「サイドブレーキ」とも呼ばれます。 作動させると、主に後輪にブレーキがかかり、坂道などでも車体を地面にしっかりと固定します。
操作方法にはいくつかのタイプがあり、運転席の横にあるレバーを引く「レバー式」、足元にあるペダルを踏み込む「フット式」、そしてスイッチ操作で行う「電動式」が主流です。 オートマチック車で「P」レンジに入れるだけでなく、パーキングブレーキを併用することが、安全な駐車の基本となります。

助手席や後部座席など車内の装備名称

座席シート

運転席以外の車内空間には、同乗者の快適性や利便性を高めるための様々な装備が備わっています。
助手席の正面にあるダッシュボードや収納スペースであるグローブボックス、運転席と助手席の間にあるセンターコンソールなどが代表的です。
また、後方確認のためのルームミラーや日差しを遮るサンバイザーは、ドライバーだけでなく同乗者にも関わりのある装備です。
これらのパーツは、快適な移動空間を演出し、ドライブをより楽しいものにする役割を担っています。
もちろん、座席であるシートも乗り心地を左右する重要な要素です。

ダッシュボード:運転席の正面に広がる内装パネル

ダッシュボードは、フロントガラスの下、運転席から助手席にかけて広がる内装パネル全体の総称です。
このエリアには、メーターパネルやカーナビゲーションシステム、エアコンの吹き出し口や操作パネル、ハザードランプのスイッチなどが機能的に配置されています。
また、助手席の正面部分には、衝突時に乗員を保護するためのエアバッグが内蔵されています。
素材やデザインは車の質感を大きく左右する要素であり、ソフトパッドや木目調パネルなどを用いて高級感を演出している車種も多くあります。
かつてはインストルメントパネル(インパネ)とも呼ばれていましたが、現在ではダッシュボードという呼び方が一般的です。

参考:車のダッシュボードとは?インパネとの違いや名称と掃除方法について解説

グローブボックス:助手席の前にある収納スペース

グローブボックスは、助手席の前、ダッシュボードの下部に設けられた、フタ付きの収納スペースです。
主に車検証や自賠責保険証、車両の取扱説明書といった重要書類を保管する場所として利用されます。
その名称は、かつての自動車で運転する際に使われていたグローブ(手袋)を入れていたことに由来します。
車種によっては、ボックスの中に照明が付いていたり、エアコンの冷風を送り込んで飲み物を冷やせる保冷機能が付いているものもあります。
ETC車載器がこの中に設置されているケースも少なくありません。

センターコンソール:運転席と助手席の間にある小物入れや操作パネル

センターコンソールは運転席と助手席の間、前方に位置する部分の総称です。 この部位にはシフトレバーやパーキングブレーキ、ドリンクホルダー、アームレストを兼ねた小物入れ(コンソールボックス)などが配置されています。
車種によってはカーナビやエアコンの操作パネル、走行モードの切り替えスイッチなどが集約されている場合もあります。
ドライバーや助手席の乗員が頻繁に操作したり、利用したりする機能が集まっているため、使いやすさや収納力は車の利便性に大きく影響します。
この部位の名前を知っておくと車内の機能説明などを理解しやすくなります。

ルームミラー:車内から後方の交通状況を確認する鏡

ルームミラーは、フロントガラスの中央上部に取り付けられており、ドライバーが運転席に座ったまま、リアガラスを通して後方の交通状況や車内の様子を確認するための鏡です。
正式名称は「インナーリアビューミラー」です。 後続車のヘッドライトが眩しい夜間には、ミラー下部のレバーを操作することで光の反射を和らげる防眩機能が役立ちます。
近年では、鏡面が液晶ディスプレイになっており、車体後部に取り付けたカメラの映像を常時映し出す「デジタルインナーミラー」も登場しています。
これにより、乗員や荷物で後方視界が遮られる状況でも、クリアな後方確認が可能です。

サンバイザー:前方からの日差しを遮る日除け

サンバイザーは運転席と助手席の前方上部、天井部分に設置されている板状の日除けです。
運転中に前方からの太陽光が眩しく視界が妨げられる際に、これを手前に倒すことで日差しを遮り安全な視界を確保します。
多くのサンバイザーは付け根の部分を外して側面に向けることもでき、横からの日差しにも対応可能です。
裏側にはチケットやカード類を挟めるホルダーや、女性に便利なバニティミラーが装備されていることが一般的です。
使用しない時は天井に沿ってすっきりと収納できます。

【内部構造】普段は見えないエンジンルームなどの名称

エンジンルーム 車のボンネットを開けると現れるエンジンルームや、車体の下部など、普段は目に触れる機会の少ない内部にも、車を機能させるための重要なパーツが数多く搭載されています。
車を動かす心臓部のエンジン、電気を供給するバッテリー、路面からの衝撃を吸収するサスペンションなど、これらが正常に働くことで、安全で快適な走行が実現します。
ここでは、車の内部構造を構成する代表的なパーツの名称と、その役割について解説します。

エンジン:車を動かすための動力源

エンジンは、燃料を燃焼させて発生する熱エネルギーを、車を動かすための動力(運動エネルギー)に変換する装置であり、車の「心臓部」と称される最も重要な部品です。
ガソリンエンジンやディーゼルエンジンが一般的で、内部でピストンの上下運動を回転運動に変え、トランスミッションを介してタイヤに力を伝えます。
エンジンの性能は、排気量や気筒数、構造(直列、V型など)によって異なり、車の走行性能や燃費に大きく影響します。
この部位名は、車のメカニズムを理解する上で基本中の基本であり、様々な種類が存在します。

バッテリー:電力を蓄え、エンジン始動や電装品に供給する装置

バッテリーは、自動車用の蓄電池であり、エンジンを始動させるためのスターターモーターに大電流を供給する役割を担っています。
また、エンジンが停止している状態でも、ヘッドライトやカーオーディオ、ナビゲーションシステム、エアコンといった各電装品に電力を供給します。
エンジン作動中は、オルタネーター(発電機)によって常に充電されていますが、充放電を繰り返すうちに性能が低下する消耗品です。
バッテリーが上がってしまうとエンジンを始動できなくなるため、定期的な点検や、数年ごとの交換が必要になります。

参考:オルタネーターからキュルキュル異音がする!故障の原因と対処法は?

ラジエーター:エンジンのオーバーヒートを防ぐ冷却装置

ラジエーターは、自動車のエンジンを冷却するための重要な装置です。
エンジンは作動中に非常に高温になるため、そのままではオーバーヒートを起こして故障してしまいます。
ラジエーターは、エンジン内部を循環して高温になった冷却水(クーラント)を、多数の細い管(フィン)に通すことで、走行中に前方から受ける風や電動ファンによって放熱し、冷却します。
冷やされた冷却水は再びエンジンへと送られ、循環することでエンジンを適正な温度に保ちます。
この働きにより、車両は安定した性能を発揮できるため、ラジエーターは不可欠な部品です。

参考:ラジエーターが故障した場合の症状と対処法

サスペンション:地面からの振動や衝撃を吸収する装置

サスペンションは、車体とタイヤの間に取り付けられ、路面の凹凸などから伝わる振動や衝撃を吸収する装置です。
主に、衝撃を吸収するスプリングと、そのスプリングの揺れを素早く収束させるショックアブソーバーから構成されています。
この働きにより、車体の揺れを抑えて乗り心地を快適に保つとともに、タイヤが常に路面を捉え続けるようにすることで、走行安定性や操縦性を高める役割も担っています。
車の「足回り」と呼ばれる部分の中心的な部品であり、車の性格を決定づける重要な要素の一つです。

まとめ

この記事では、車の外装から内装、そして普段は見えない内部構造に至るまで、主要な部位の名称とその役割を解説しました。
ヘッドライトやバンパーといった外装部品は、デザインだけでなく安全性にも大きく関わっています。
内装のハンドルやメーター類は、直接的な運転操作を担い、快適なドライブを支えます。
これらの基本的な知識は、愛車の状態を把握したり、メンテナンスや修理の際に整備士と円滑にコミュニケーションを取ったりする上で役立ちます。
一般的な乗用車は数多くの部品で構成されていますが、まずは基本的な部位の名称を覚えることで、カーライフがより身近で分かりやすいものになるでしょう。

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この記事の監修者

浅野 悠

「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。

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