車検が切れた車を廃車にする際には、特別な手続きや費用が必要です。
本記事では、その具体的な方法や必要な書類、費用に関する情報を詳しく解説します。
廃車手続きをスムーズに進めるためのポイントや注意点も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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車検が切れた車の廃車手続き方法
廃車手続きを始める前に知るべき基本
車検切れの車を廃車にするには、いくつかの重要なステップがあります。
まずは、それぞれのステップを確認し、必要な書類を準備しましょう。
必要な書類の一覧と取得方法
廃車手続きには、特定の書類が必要です。
ここでは、具体的な書類の種類とそれをどこで入手できるかを説明します。
廃車手続きに必要な書類は、以下の7点です。
1.自動車検査証(車検証)
- 車両の所有者や登録情報、車体の仕様などが記載された重要な書類です。
- 車両の所有者が保管しているはずです。
2.自動車登録番号標(ナンバープレート)
- 車両の識別番号として使用されるプレートです。
- 車両の所有者が保管しているはずです。
3.委任状
- 廃車手続きを代理人に依頼する場合に必要です。
- 委任状には、委任者の氏名、住所、署名、押印が必要です。
-委任状の様式は、自動車検査登録事務所や運輸支局で入手できます。
4. 自動車リサイクル料金預託証明書
-車両のリサイクル費用を支払ったことを証明する書類です。
- 新車購入時に発行されます。
- 廃車手続き時に提出する必要があります。
5.印鑑証明書
- 車両の所有者の印鑑が登録されていることを証明する書類です。
- 市区町村役場で発行してもらえます。
6. 住民票
-車両の所有者の住所を証明する書類です。
- 市区町村役場で発行してもらえます。
7. 廃車証明書
-廃車手続きが完了したことを証明する書類です。
-廃車手続きを行う自動車検査登録事務所や運輸支局で発行してもらえます。
これらの書類を揃えて、廃車手続きを進めていきましょう。
廃車手続きの具体的な方法
書類が揃ったら、実際の廃車手続きに進みます。
手続きの流れや各ステップ詳細を解説します。
廃車手続きは、下記手順で行います。
1. 廃車手続きを行う場所の確認
– 廃車手続きは、自動車検査登録事務所や運輸支局で行います。
– 住所や管轄区域は、運輸省のウェブサイトなどで確認できます。
2.廃車手続きに必要な書類の提出
– 上記で説明した書類をすべて揃えて、自動車検査登録事務所や運輸支局に提出します。
– 提出書類は、窓口で確認できます。
3. 廃車手続きの完了
– 提出書類が確認されると、廃車手続きが完了します。
– 廃車証明書が発行されます。
4. ナンバープレートの返納
– 廃車手続きが完了したら、ナンバープレートを自動車検査登録事務所や運輸支局に返納します。
5. 自動車税の返還
– 廃車手続きが完了すると、自動車税が返還されます。
– 返還手続きは、市区町村役場で手続きを行います。
手続きは、自動車検査登録事務所や運輸支局によって異なる場合がありますので、事前に確認しておきましょう。
車検が切れた車の廃車にかかる費用
廃車にかかる費用の内訳と相場
車検切れの車を廃車にする際の費用はどうなっているのでしょうか。
解体費用や行政手数料などの内訳と相場を確認しましょう。
廃車にかかる費用は、以下のとおりです。
1.解体費用
– 車両を解体する費用
– 車両の大きさや材質によって異なる
– 相場:5,000円~30,000円程度
2. 行政手数料
– 廃車手続きを行う際に発生する手数料
– 自動車検査登録事務所や運輸支局によって異なる
– 相場:1,000円~2,000円程度
3. リサイクル料金
– 車両のリサイクル費用
– 新車購入時に支払ったリサイクル料金が返還される
– 相場:車種によって異なる
4.レッカー費用
– 車両を廃車業者に搬送する場合に発生する費用
– 車両の大きさや搬送距離によって異なる
– 相場:5,000円~20,000円程度
5. その他費用
– 廃車手続きを代行業者に依頼する場合には、代行手数料が発生
– 相場:5,000円~10,000円程度です。
廃車にかかる費用は、車種や廃車方法によって異なります。
事前に業者に問い合わせて、費用を確認しておきましょう。
費用を抑えるためのポイント
廃車手続きを安く済ませるためのコツや業者選びのポイントについても触れていきます。
廃車手続きは、費用を抑える方法がいくつかあり、下記を参考に、費用を抑える方法を検討しましょう。
1.廃車業者を比較検討する
– 廃車業者は、数多く存在します。
– 複数の業者から見積もりを取り、費用を比較検討しましょう。
– 費用だけでなく、サービス内容や評判なども考慮して、信頼できる業者を選びましょう。
2. 自分で廃車手続きを行う
– 廃車手続きは、自分で行うことも可能です。
– 自分で手続きを行うことで、代行手数料を節約できます。
– ただし、手続きが複雑で、時間と手間がかかります。
3. 廃車買取業者に依頼する
– 車検が切れた車でも、買取してもらえる場合があります。
– 買取業者に依頼することで、廃車費用を負担せずに済む場合があります。
– ただし、買取価格は、車の状態や年式によって異なります。
4.不要な部品を売却する
– 車両から取り外せる部品は、売却することで収入を得ることができます。
– 不要な部品を売却することで、廃車費用を削減できます。
5. 自動車税の返還を受ける
– 廃車手続きが完了すると、自動車税が返還されます。
– 返還手続きは、市区町村役場で手続きを行います。
車検が切れた車を買取できる業者
廃車買取業者を活用するメリット
車検が切れた車でも買取してもらえることがあります。
この場合のメリットや業者の選び方について紹介していきます。
車検が切れた車を廃車買取業者に売却するメリットは、主に以下の4点です。
1.廃車費用が無料になる
– 廃車買取業者に車を売却すると、廃車費用が無料になる場合があります。
– 廃車費用は、解体費用や行政手数料など、さまざまな費用がかかります。
– 廃車買取業者に売却することで、これらの費用を負担せずに済む場合があります。
2. 手間が省ける
– 廃車手続きは、自分で行うと、時間と手間がかかります。
– 廃車買取業者に依頼することで、手続きを代行してもらえます。
– 廃車手続きの手間を省くことができます。
3. 収入を得られる
– 車検が切れた車でも、買取価格がつく場合があります。
– 車の年式や状態によって、買取価格は異なります。
– 廃車買取業者に売却することで、収入を得ることができます。
4. 車を処分できる
– 車検が切れた車は、放置しておくと、盗難や事故のリスクがあります。
– 廃車買取業者に売却することで、車を安全に処分できます。
廃車費用を無料にしたい、手続きの手間を省きたい、収入を得たい、車を安全に処分したいと考えている方は、廃車買取業者に相談してみましょう。
買取業者と廃車業者の違い
買取業者と廃車業者の違い、各々の利点や注意点について詳しく解説します。
廃車買取業者と廃車業者の違いは、以下のとおりです。
【廃車買取業者】
- 業務内容: 車検が切れた車など、価値のある車を買い取り、再販または解体する。
- 費用: 買取り価格が発生する。
- 手続き: 買取りと廃車手続きを代行する。
- 利点: 車を売却することで収入を得られる。
- 注意点: 買取り価格が低い場合がある。
【廃車業者】
- 業務内容:車検が切れた車など、価値のない車を解体する。
- 費用:解体費用が発生する。
- 手続き:廃車手続きのみを代行する。
- 利点:廃車手続きを代行してもらえる。
- 注意点:解体費用がかかる。
廃車買取業者は、車を買い取ってくれるため、収入を得ることができます。
一方、廃車業者は、車を解体するだけなので、収入は得られません。
廃車買取業者を選ぶ場合は、買取価格が低い場合があることに注意が必要です。
また、廃車業者を選ぶ場合は、解体費用がかかることに注意が必要です。
どちらの業者に依頼するかは、車の状態や自分の状況によって判断しましょう。
車検が切れた車を安全に廃車するための注意点
車検切れの車の運行時に必要なこと
車検が切れている場合、公道を走行するには特別な許可が必要です。
どのような手続きが必要かを確認しましょう。
車検が切れた車を公道を走行させることは、道路交通法違反となります。
そのため、車検が切れた車を公道を走行させる場合は、以下のいずれかの手続きを行う必要があります。
1.臨時運行許可
– 車検が切れた車を、一時的に公道を走行させるための許可です。
– 自動車検査登録事務所や運輸支局で申請できます。
– 許可を得るためには、車両の状態が良好であること、走行目的が正当であることなどが求められます。
2. ナンバープレートの返納
– 車検が切れた車を公道を走行させない場合は、ナンバープレートを返納する必要があります。
– ナンバープレートを返納すると、自動車税が返還されます。
車検が切れた車を公道を走行させる場合は、臨時運行許可を取得するか、ナンバープレートを返納する必要があります。
どちらの手続きを行うかは、自分の状況に合わせて判断しましょう。
車検が切れた車の廃車手続き時の注意点
手続きの際に気をつけるべき重要なポイントや、よくあるトラブルについて紹介します。
車検が切れた車の廃車手続きを行う際には、以下の点に注意しましょう。
1.廃車手続きを行う場所の確認
– 廃車手続きは、自動車検査登録事務所や運輸支局で行います。
– 住所や管轄区域は、運輸省のウェブサイトなどで確認できます。
2. 必要な書類を揃える
– 廃車手続きには、特定の書類が必要です。
– 必要な書類は、自動車検査登録事務所や運輸支局で確認できます。
3. 廃車手続きの費用を確認する
– 廃車手続きには、解体費用や行政手数料など、さまざまな費用がかかります。
– 費用は、廃車業者によって異なります。
– 複数の業者から見積もりを取り、費用を比較検討しましょう。
4. 廃車業者の評判を確認する
– 廃車業者は、数多く存在します。
– 廃車業者の評判は、インターネットなどで確認できます。
– 評判の良い業者を選びましょう。
5. 廃車手続きの完了を確認する
– 廃車手続きが完了したら、廃車証明書が発行されます。
– 廃車証明書は、大切に保管しましょう。
車検が切れた車の廃車手続きは、複雑な手続きです。上記を参考に、慎重に進めましょう。
まとめ
車検切れの車の廃車手続きは一見大変に思えるかもしれませんが、正しい情報と準備があればスムーズに進めることができます。
必要な手続きや費用について理解し、事前に準備を整えることが大切です。
廃車手続きを行う際には、以下の点を意識しましょう。
1.必要な書類を揃える
– 廃車手続きには、特定の書類が必要です。
– 必要な書類は、自動車検査登録事務所や運輸支局で確認できます。
2.廃車業者を比較検討する
– 廃車業者は、数多く存在します。
– 複数の業者から見積もりを取り、費用を比較検討しましょう。
3.廃車手続きの費用を確認する
– 廃車手続きには、解体費用や行政手数料など、さまざまな費用がかかります。
– 費用は、廃車業者によって異なります。
4. 廃車手続きの完了を確認する
– 廃車手続きが完了したら、廃車証明書が発行されます。
– 廃車証明書は、大切に保管しましょう。
車検切れの車の廃車手続きは、正しい情報と準備があれば、スムーズに進めることができます。
安心して手続きを進められるように、事前にしっかりと準備をしておきましょう。
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この記事の監修者
澤井 勝樹
「株式会社はなまる」監査役。1975年生まれ。10年近く会計事務所で経理総務全般の経験を積みながら、税理士、行政書士登録。その後、IT系ベンチャー企業のIPOの準備に携わるなど活動。現在はインターネットとクルマの可能性を世の中に伝えたいとソコカラコラムを執筆中。家族・食べること・愛車のセレナが大好き。おもに廃車の手続きや税金に関するコラムを執筆している。
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