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日産リーフを廃車にした時の蓄電池はどうすればよいか?

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日産リーフをはじめとした電気自動車(EV)は、エンジンの代わりにリチウムイオンバッテリーという蓄電池を搭載し、電力によって走行します。日産リーフの蓄電池は一般的なリチウムイオンバッテリーよりも性能が高く、車用としての性能が低下しても、ほかの用途として十分使用できます。廃車になった日産リーフの蓄電池は、再利用が可能なものは再製品化専用工場に回収され、主に交換用のバッテリーとして再製品化されます。

今回は、日産リーフを廃車にしたときの蓄電池について、再利用方法などを解説します。

日産リーフに使用されている蓄電池は高性能なリチウムイオンバッテリー

日産リーフは日産自動車から販売している世界初の量産電気自動車(EV)です。EV最大の特徴は、従来のエンジン付車のようにガソリンを使用せず、「リチウムイオンバッテリー」という高電圧・高密度エネルギーの蓄電池に電力を蓄え、その力だけを利用して走行します。

日産リーフのメリットは、走行音がほとんどなく静かである、二酸化炭素を排出しないなど、環境性能に優れている点です。また、夜間電力を利用して上手に充電することで、燃料代のコストを抑えられます。

2019年にはEV初の累計販売台数40万台を突破している、人気の高い車です。

廃車にした日産リーフの蓄電池は回収して再利用される

中古車を廃車にする際、使用できる内部パーツを取り外して再利用することがあります。では、日産リーフを廃車にした場合、蓄電池はどう扱われるのでしょうか。

EVの誕生以来、環境問題などの背景から、世界中でEVの利用が増加している昨今、使用済みの蓄電池の活用は大きな課題です。

使用済みのリチウムイオンバッテリーの活用方法としては、再利用(リユース)とリサイクルがあります。これまでの使用済み蓄電池は溶融処理によってリサイクルするのが主流でしたが、リサイクルの前に再利用するため、日産ではバッテリーのリユース事業を行っています。

初代日産リーフのバッテリーリユース事業

日産リーフをはじめとしたEVに搭載されているリチウムイオンバッテリーは、一般的なリチウムイオンバッテリーと比べ高性能です。車用としては性能が落ちてしまったものでも、それ以外の用途で活用できるといわれています。蓄電残存容量が走行可能距離に直結するEVの場合、容量が70%を切るのは大きな性能低下ですが、災害時の蓄電用など、ほかの用途で十分再利用できる容量です。

日産では、初代日産リーフ販売開始の1ヵ月前から、蓄電池を再利用するための事業として、フォーアールエナジー(4R ENERGY)株式会社を設立。残存容量のある蓄電池の再利用・再製品化・再販売・リサイクルを行っています。

回収対象となる蓄電池は、購入後5年間または10万kmを走行した電気自動車で、充電を満タンにしても12段階のインジケーター(蓄電池の充電残量を表示するもの)が8以下になるもののほか、廃車にした車両の蓄電池で、再利用が可能なものも含まれます。

回収した蓄電池の利用方法

日産リーフで使用済みの蓄電池は再製品化専用工場で再製品化され、交換用バッテリーとしてリユースされています。

リユースというのは、再活用すること。日産では、初代リーフで使用済みのリチウムイオンバッテリーを再製品化し、交換用バッテリーとして供給も始めています。再製品化されたものであれば、新品の交換用バッテリーよりも半額以下で購入可能です。
このほか、定置型蓄電池としての活用、災害時の非常用蓄電池システムや太陽光発電システムなど、幅広い用途での可能性を探っています。

リユースによって活用された蓄電池も、最終的には廃棄されます。しかし、リチウムイオンバッテリーに使用されているレアメタルや金属を取り外し、貴重な原料を無駄なく再資源化しています。

乗らなくなった日産リーフは正しい手順で廃車しよう

日産リーフで使用されている蓄電池、リチウムイオンバッテリーは、交換用バッテリーとして再製品化されるなど、リユースして活用されています。

車として使用しなくなった場合は、専門の解体業者・廃車業者に依頼し、正しい手順で処分しましょう。

日産リーフの蓄電池は交換用バッテリーなどに再利用されている

日産リーフをはじめとしたEVで使用されている蓄電池は、高性能なリチウムイオンバッテリーです。車用として性能が低下してしまっても、ほかの用途で十分使用可能です。廃車になった車両の蓄電池も、使用できるものは再利用化されます。乗らなくなった日産リーフは正しい手順で廃車し、EV普及の課題と1つである廃棄蓄電池の減少に役立てましょう。

この記事を書いた人

「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。

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