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走行距離から見る車の寿命って?いつまで乗れるのかを徹底解説!

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いったい車って何年乗れば限界なの?乗り換えの時期の目安ってあるの?という疑問を持ったことはありませんか?
そろそろ愛車の買い替えを考えているけれど、どこかに不調があるわけでもなく、なかなか踏ん切りがつかないという方もいらっしゃるかもしれませんね。

車の寿命を判断する際の指標のひとつに「走行距離」があります。
本記事では、走行距離についての基礎知識から車の寿命についてまで解説します。
車の買い替えはもちろん、このまま乗りつぶそうかな?売却して手放そうかな?など、愛車の今後についてお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

走行距離ってなに?

そもそも走行距離がどのようなものなのかご存知でしょうか。
走行距離とは、その名の通りその車の走った距離のことを指します。
走行距離が短ければあまり走っていない車、走行距離が長ければたくさん走っている車と単純に判断することができます。

走行距離には種類がある!

走行距離は大きく分けて2種類あります。
1つ目は、新車で購入したときから現在までの走った距離を示す「総走行距離」。2つ目は任意の始発点から任意の終着点までの距離を示す「区間走行距離」です。

本記事で解説する走行距離は、「総走行距離」のことを指しますが、それぞれの走行距離を調べたい方のために、まずは総走行距離だけでなく区間走行距離の調べ方をご紹介しましょう。

1. 総走行距離の調べ方

まず、総走行距離を調べる方法ですが、オドメーターの数値を確認しましょう。オドメーターとは走行距離計とも呼ばれ、運転席前面のパネルに表示されています。
そこで表示されている数値がそのまま総走行距離になり、ユーザーによってリセットすることはできません。
ただし、過去にオドメーターの故障により新しいものに取り替えた場合などは、取り替えた時点で総走行距離がゼロに巻き戻されてしまうため、表示されている数値と実際の総走行距離に相違が生じます。そのため、中古車を購入する際には注意が必要です。

2. 区間走行距離の調べ方

区間走行距離は総走行距離と異なり、ユーザーが手動でリセットすることができます。
オドメーター同様に運転席前面のパネルに表示されている、トリップメーターという数値が区間走行距離です。
区間走行距離は、単純に移動した距離の計算や燃費の計算をしたいときに調べるものであり、調べたい地点でトリップメーターをリセットし、目的地についたときに走行距離を確認すると、その区間の走行距離が分かります。

一般的な走行距離の目安

一般的に、走行距離の目安は「1年に1万km」と言われています。つまり、5年経てば5万km、10年経てば10万kmが一般的な走行距離と言えるでしょう。
そのため、5年で2~3万kmだったり10年で6~7万kmだったりする場合は、走行距離が短いと判断されることが多いです。

走行距離で車の寿命が判断できるの?

「走行距離が10~15万kmの車は要注意!」と耳にしたことはありませんか。
10年間使用していて10万kmも走っている車と聞くと、1年に1万㎞という基準で考えると問題はないにも関わらず、だいぶ走っている感じがして、もう寿命なのではないかと思ってしまいますよね。

そのように考えられる理由には、実はエンジンのトラブルが関係しています。
車は10~15万km走ると、エンジンに何かしらのトラブルが起きやすくなったり、その修理に費用がかかったりすることが増えるため、もうこの車は寿命だ!と感じ、買い替えを検討する方が多いようです。

しかし本来、車はエンジンを含め各部の定期的なメンテナンスや部品の交換を行うことで、20万km以上問題なく走り続けることができます。
ギネスには、同じ車を50年間使用し、480万kmも走行することができたという記録もあります。

つまり、10~15万km走っている車だからと言って、一概に寿命だと判断することはできないのです。

車を買い替える?乗りつぶす?

走行距離についての知識を深めていただいたところで、現在ご自身が乗っている車を買い替えるか乗りつぶすかを考えていきましょう。

車の耐用年数は昔より伸びている

昔の車は、5年も乗れば錆や腐食によりボディに穴や傷ができることが多く、処分するしか選択肢はないという考えが一般的でした。

しかし近頃の車は、きちんとメンテナンスを行えば10年経っても内部や塗装をいい状態で保つことができ、そもそもエンジン等の部品の技術が向上しているため長く乗ることができるようになっています。

ご自身では、もうだいぶ乗っていてボロボロだから価値がないと感じていても、売却のために査定に出してみると思わぬ金額が提示されることや、どこか不具合があっても大きな故障ではなくメンテナンスを行えばすぐに改善することがあります。

価値のない車と木間付けてしまわずに、きちんとプロに確認してもらうことで高額で売却できたり、定期的なメンテナンスを行うことでまだまだ乗ることができるということも覚えておきましょう。

海外では過走行な車でも需要がある!

車の寿命について先述したように、日本では走行距離が10~15万kmの車は古くて価値がないと思う方が多いですが、海外では乗りつぶした車でも需要があります。

なぜなら、日本車の品質が非常に高いからです。
走破性が高い四輪駆動の車であれば、あまり整備がされていない悪路の多い地域で重宝されますし、たくさんの人や荷物をのせることができる積載量の多い車であれば、公共交通機関や運送が発達していない地域で大変喜ばれます。

また海外では、車本体をそのまま使用するだけでなく、パーツ(中古部品)の需要も非常に高く、フロンやエアバックなどを許可された業者が解体したあと、ドアやボンネット、エンジンなどさまざまなパーツが海外へ輸出されているのです。

日本の車買取専門業者も、海外への販売ルートを持っている業者は多いため、日本では売れない車だから…と諦めるのではなく、乗りつぶした車でも必要とする人がいるということを知っておきましょう。

まとめ

車の走行距離についての基本的な情報から車の寿命についてを解説しました。

自分が乗っている車は走行距離が長いからもう寿命だ!とすぐに決めつけてしまうのではなく、まずはきちんとメンテナンスを行って安全に乗り続けたり、どれくらいの価値があるのかを判断してもらったりと、選択肢を広げてから買い替えに乗り切りましょう。

株式会社はなまるでは、中古車だけでなく、事故車や水害車、故障車などどんな車でも買い取りを行っています。
また、海外の販路も充実しているので、走行距離が長くかなり乗りつぶした車でもご自身が想像している以上の金額で買い取ってもらえる可能性があります。
大切に使用していた愛車を安全かつ信頼できる業者に売却されたい方は、ぜひ無料査定フォームよりお問い合わせください。

https://www.hanamaru870.net/

この記事を書いた人

「株式会社はなまる」小売事業部 事業部長。1987年東京都生まれ。小学生から大学生までの間レーシングドライバーを目指し数多くの大会に出場。20代で飲食店経営に携わったのち、野菜配達の仕事に就くも、幼少期からの車への魅力を忘れられず自動車業界へ。中古車査定士の資格を取得し、自動車に関する豊富な知識をもとに、おもに車に起きるトラブルの対処法や車の豆知識に関するコラムを執筆。

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