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軽油とガソリンの違いとは

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1998年の消防法改正により、ドライバー自身が車の給油を行えるようになりました。以来、セルフ式のガソリンスタンドが増加し、多くのドライバーが利用しています。一方で、セルフ式の給油によって、軽油とガソリンの入れ間違いが多発。2015年に行われたJAFの調査によると、1ヵ月間に発生した誤給油のトラブルは全国で269件ありました。[注1]

軽油とガソリンは同じ原油から採取されますが、蒸留抽出するときの温度が異なります。軽油はディーゼルエンジンに、ガソリンはガソリンエンジンに使用され、それぞれ全く違う特性を持っています。

今回は、軽油とガソリンの違いを詳しく解説するとともに、誤給油によるトラブルについても記述いたします。

[注1]JAF:「軽自動車には軽油?」「セルフスタンドでうっかり」油種間違いによるトラブルが1カ月で269件も

https://jaf.or.jp/common/news/2016/20160322-02

軽油とガソリンは原油から留出される温度が異なる

軽油やガソリンをはじめとした石油製品は、原油を加熱し、蒸留抽出したものを精製して作られます。

原油タンクから加熱炉で350℃以上になるまで加熱され、蒸気となった原油は、常圧蒸留装置のなかで蒸留されます。

軽油の留出温度は沸点240~350℃

沸点240~350℃で蒸留抽出される軽油は、高温高圧縮でよく燃える性質を持っています。色は無色透明、または淡黄色に着色され、95%以上はディーゼルエンジンとして使用されます。

低温に弱く、一定の温度まで下がると凝固してしまう特徴があります。そのため、軽油は「目詰まり点」や「流動点」などが異なる「特1号」「1号」「2号」「3号」「特3号」の5種類に分けられており、季節や地域によって適した種類が供給されます。

ガソリンの留出温度は沸点35~180℃

ガソリンは35〜180℃で蒸留抽出されたものです。低い温度でも蒸発しやすく、常温常圧でもよく燃えるのが特徴です。元は無色透明ですが、灯油との見分けが付きやすいよう、オレンジ系に着色されます。

ガソリンにはレギュラーとハイオクの2つに分類され(ドイツでは3種類)、そのほとんどはガソリン車に使用されます。

軽油とガソリンの誤給油はエンジントラブルのもと

軽油とガソリンはそれぞれ異なる特性を持ち、エンジンはそれぞれの特性に合わせた構造に作られています。燃料の入れ間違いはエンジントラブルの原因になるため、セルフサービス式のガソリンスタンドでの給油には十分注意しましょう。

ガソリン車に軽油を入れるとエンジン停止・故障の恐れがある

ガソリン車に軽油を給油し、残っているガソリンと軽油が混ざり合った場合、エンジン出力が低下したり、アイドリングの不調を引き起こしたりします。

ガソリンがほとんど残っていない状態で給油してしまった場合は、軽油を完全に燃焼させることができず、ノッキングや黒い排気ガスが発生します。放置しているとエンジンが停止し、最悪の場合故障してしまいます。

ディーゼル車にガソリンを入れると構造パーツの交換になる場合も

ディーゼルエンジンにガソリンを入れてしまうと、エンジンがかかりますがやがて力がなくなり、アイドリングが不安定になります。さらに白煙が発生してしまうと、エンジン停止や故障をだけでなく、燃料ポンプ・噴射ポンプといった構造パーツの交換が必要になる場合もあります。

誤給油をした場合はエンジンをかけずに業者へ相談

走行前に誤給油に気づいた場合は、エンジンをかけず、ガソリンスタンドのスタッフなど専門業者に相談しましょう。

誤給油に気づかずに走行し、走行不良などのトラブルが起きたときは、速やかにレッカー手配を行い、整備工場などで検査してもらいましょう。

軽油とガソリンの違いを理解して誤給油には細心の注意を

同じ原油から作られる軽油とガソリンは、蒸留採取の際の温度の違いから、それぞれ異なった特性を持っています。

入れ間違いはエンジン故障の原因になるため、セルフ式ガソリンスタンドで給油する際は注意が必要です。

この記事を書いた人

広報部として、日々車に関するあらゆるノウハウを学ぶ。 おもに、車に起きるトラブルの対処法やお役だち成功など、車の豆知識に関するコラムを執筆。

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