2024.12.19

カーリース満了後の買取ガイド|買い取るメリットや注意点を徹底解説

カーリース満了後の買取ガイド

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カーリースの契約満了が近づき、車を買い取るか返却するか悩んでいませんか?このガイドでは、カーリース満了後の買取に関する情報を網羅的に解説。相場や手続き、注意点などを分かりやすく説明し、あなたにとって最適な選択肢選びをサポートします。
※社用車・リースアップ車両の買取ならソコカラへ

車のリースとは

車のリースとは

     

そもそも、車のリースとは一体どのようなサービスなのでしょうか。まずは、リースに関する基礎知識について解説していきます。

リースとは?レンタルとの違いは?

項目レンタカーカーリース
契約期間数時間から数日など短期間半年から5年の長期間
車の選び方用意された車の中から選ぶ希望条件を伝え、リース会社が車両を用意する
保守・メンテナンスレンタル会社が責任を負う契約者自身が責任を負う
料金体系短期利用のため割高な場合が多い長期利用による割安感がある

車を手に入れる方法は、大きく分けてレンタカーとカーリースの2種類があります。どちらも車を借りるサービスですが、その実態は大きく異なります。まず、契約期間の長さです。レンタカーは数時間から数日といった短期の利用が一般的です。一方、カーリースは半年から5年といった長期契約が基本となります。利用方法も異なります。レンタカーは、用意された車の中から好きなものを選びます。一方、カーリースでは、お客様のご希望に合った車両をリース会社が購入し、貸し出します。

さらに、保守・メンテナンスについても大きな違いがあります。レンタカーは、レンタル会社が責任を持って行います。しかし、カーリースでは、お客様自身が車両の保守・メンテナンスを行う責任を負います。そのため、カーリースでは、より車を大切に扱う必要があります。料金体系も異なり、カーリースはレンタカーよりも長期利用による割安感が魅力です。それぞれの特性を理解した上で、最適な方法を選択することが大切です。

企業向けカーリースの契約期間

企業向けのカーリースは、通常3~5年の長期契約が主流です。もちろん、企業のニーズに合わせて1年から7年といった幅広い期間のプランを用意している会社もありますので、ご自身の会社の状況をよく検討の上、最適な期間を選びましょう。

短期間でも長期でも、まずは各社のウェブサイトでサービス内容を比較検討することをお勧めします。納得のいくリースプランを見つけるために、じっくりと時間をかけて調べてみてください。

カーリースの契約満了後の選択肢は?

カーリースの契約満了後の選択肢は?

       

カーリースは、原則として契約満了時に車を返却するため、車は自分のものになりません。しかし、買取りなどの選択肢も契約プランによって存在します。詳しく見ていきましょう。

車を返却して契約を終了させる

まずはリース契約を終了し、車両を返却する方法です。今後車を使用する予定がない場合は、これが最もシンプルな選択肢となります。ただし、返却時の車の状態によっては、修復費用や追加費用が発生する可能性があります。特に、追加費用に関してはリース契約の種類によって大きく異なります。具体的には、クローズドエンド方式とオープンエンド方式の2種類があり、それぞれの違いについては後ほど詳しく解説いたします。

2台目をリースする

2つ目の選択肢は、車を返却し、同時に新しい車をリースすることです。最新モデルへの乗り換えも可能です。通常、車の買い替えには、実店舗での書類の準備など、手間のかかる手続きがつきものです。しかし、カーリースなら、リース会社担当者の丁寧なご案内のもと、オンライン手続きだけでスムーズに契約変更が完了するサービスが充実しています。この手軽さも、カーリースの人気の理由と言えるでしょう。

リース契約を継続する

3つ目の選択肢は、車を手放さずに契約を更新することです。今の車に満足していて、乗り換えの必要性を感じない方には、うってつけの方法でしょう。新しい車を探す煩わしさや、初めての車への戸惑いを避けられるため、継続契約を選ぶ人が少なくありません。

とはいえ、契約更新は費用負担の増加を意味します。さらに、カーローンと異なり、リース契約では契約終了後も車は自分のものにはなりません。そのため、車の耐用年数、走行距離、そしてリース期間を綿密に検討し、契約することが重要です。将来的なコストや、車の状態をしっかり見極めて、賢い選択をしましょう。

カーリースは大きく分けて2種類ある

カーリースには、大きく分けてオープンエンドリースとクローズドエンドリースの2種類があります。契約内容の違いから、リース満了後の処理も異なります。それぞれの特徴を比較してみましょう。

項目オープンエンドリースクローズドエンドリース
契約内容残価を支払うことで車を自分のものにできるリース契約。車をリース会社に返却する契約。
残価設定残価額は契約時に決められ、走行距離や車の状態に関係なく支払えば所有可能。残価設定なし。契約で決められた走行距離超過や車体の損傷には追加料金が発生する場合あり。
所有権契約満了時に車を自分のものにできる。リース期間中はリース会社が所有権を持ち、契約満了時には車を買い取ることはできない。
注意点残価設定が高額だと買い取り費用が大きくなる可能性がある。走行距離や車体の状態に応じて追加料金が発生する場合がある。
買い取りオプション可能基本的には不可能。ただし、リース会社によっては条件付きで認められる場合もある。

オープンエンドリースとは

オープンエンドリースは、リース期間満了時に車両の残価を支払うことで、車を自分のものにすることができるリース契約です。契約時に残価額は決められているので安心です。走行距離や車の状態に関係なく、その残価を支払えば車を所有できます。ただ、残価設定が高額だと、買い取り費用が大きくなる可能性もあるため、契約前にじっくり検討することが大切です。

クローズドエンドリースとは

車をリース会社に返却する契約がクローズドエンドリースです。リース期間終了後、契約で決められた走行距離を超過したり、車体に傷や故障が見つかった場合は、追加料金が発生する可能性があります。基本的に、リース期間中は車の所有権はリース会社にあり、契約満了時には車を買い取ることはできません。ただし、リース会社によっては、条件付きで買い取りを認めるケースもあるので、契約書面をよく読んで内容をしっかり確認しましょう。

カーリースの車を買い取るメリット

カーリースの車を買い取るメリット

        

カーリースの車を買い取るメリットは、次の通りです。

  1. 綺麗な状態の中古車に乗れる
  2. 慣れた車を運転できる
  3. 原状回復や追加料金の負担がない
  4. 自由にカスタマイズできる
  5. 車を売却できる

①綺麗な状態の中古車に乗れる

 中古車選びは、前オーナーの利用状況が不透明なため、状態の良し悪しが分かりにくいのが難点です。一方、カーリースの買取車は、自分が新車から乗り続けており、メンテナンスも行き届いているため、内外装ともに良好な状態を保っているケースがほとんど。綺麗な中古車に乗り換えたいなら、買取可能なカーリースがおすすめです。

②慣れた車に乗れる

カーリースは長期間にわたる契約が一般的であるため、気に入った車を長く愛用できるメリットがあります。普段から慣れ親しんでいる車であれば、運転操作にも安心感が生まれ、安全運転にも繋がります。そして、もし愛着が湧いて手放したくないと思われた場合は、リース期間終了後にその車を買い取ることも可能です。

③原状回復や追加料金の負担がない

4つ目のメリットは、契約終了時の余計な費用が発生しない点です。カーリースの場合、返却時に車体に傷やへこみがあれば修理費用が発生するだけでなく、走行距離の制限を超えると追加料金を請求されることがあります。一方、車を購入する場合は、契約者は所有者となるため、このような追加費用は基本的に発生しません。リース期間終了後の精算を心配する必要がないのも、カーリース車買取の魅力です。

④自由にカスタマイズできる

カーリースの契約期間が終了し、車を返却する場合、通常は原状回復が求められます。そのため、社外品の取り付けや改造といったカスタマイズはできません。装着した機器類もすべて取り外す必要があります。ところが、リース期間終了後にリース車を買い取ることを選択すれば、自由にカスタマイズしたり、好きな機器を取り付けたりできます。車を自分好みにアレンジしたいという方には、買取可能なカーリースが最適な選択肢です。

⑤車を売却できる

5つ目のメリットとして、カーリース契約終了後に売却ができることです。契約者は車の所有者となるため、自由に売却することが可能です。リース期間中に支払った費用や買取費用を回収できる可能性もあるため、経済的なメリットも期待できます。ただし、売却価格は車両の人気度、状態、走行距離などに左右されます。

カーリースの車を買い取るデメリット

カーリースの車を買い取るデメリットは、次の通りです。

  1. 手続きを自身で行う必要がある
  2. 購入時には一度に多額の費用が必要
  3. 各種税金やメンテナンス費用は自己負担

①手続きを自身で行う必要がある

まず、購入後の諸手続きは全て自身で行う必要がある点です。カーリース期間中は、リース会社が車の所有者となるため、名義変更やナンバープレート取得、車庫証明取得、自動車検査証の発行といった煩雑な手続き、さらには自動車税(軽自動車税を含む)の納付も全て代行してくれます。しかし、リース車を購入した場合、所有権が契約者に移転するため、これらの手続きは全て自分で済ませる必要があります。こうした面倒な手続きを避けたいとお考えの方には、リース車の購入はあまりおすすめできません。

②購入時には多額の費用が必要

2つ目の課題は、車の購入にはまとまった資金が必要となる点です。リース契約満了時に、残存価格を一括で支払わなければなりません。リース料の中に車両代金が含まれ、最終的に買い取れるプランもありますが、大半は契約終了時にまとまった金額が必要となります。

さらに、リース料だけで車両を購入できるプランは、毎月の支払額も高額になる傾向があります。そのため、まとまった資金の用意が難しい場合は、購入せずにリース契約の継続あるいは返却を検討するのが賢明でしょう。

③各種税金やメンテナンス費用は自己負担

中古車の購入には、維持費用の負担増加という側面があることを理解しておきましょう。リース契約中は、月々の支払いに税金やメンテナンス費用が含まれているため、費用管理が容易です。しかし、車両を購入後は、自動車税、車検費用、オイル交換などのメンテナンス費用を別途支払う必要が生じます。これらは、予期せぬ出費につながる可能性があり、毎月の予算管理に手間がかかることも考えられます。

さらに、自動車税の納期を忘れてしまうと、延滞金が発生したり、車検を受けられなくなったりするリスクも伴います。予算管理の簡素化を重視するなら、リース契約を継続する方が賢明かもしれません。

リース車を買い取りにかかる費用

リース車を買い取りにかかる費用

        

リース車の売却には、まずリース会社からの買取が不可欠です。しかし、費用は車両代金だけではありません。そこで、買取に必要な費用を解説します。まずは、残価精算について確認しましょう。

残価精算とは

リース車の買取には、残価精算という重要なステップがあります。これは、リース期間終了時に車両の価値を算出し、リース契約で事前に設定された残価との差額を精算することです。リース代金は、この残価を差し引いた金額を元に算出されるため、残価が高ければ毎月の支払いは低くなります。

しかし、契約時の残価はあくまで暫定的な金額です。実際の精算は、車の状態や走行距離などを考慮して行われます。例えば、オープンエンドリースでは、利用者が残価精算の責任を負います。そのため、車両の状態が良好で走行距離が契約上の制限内であれば、残価を下回る可能性があり、逆に、傷や過走行の場合は残価を上回り、その差額を支払う必要があります。

つまり、リース期間中の車両管理が、最終的な精算額に大きく影響するのです。走行距離や車両の状態を常に意識し、規定を守ることが、追加費用を抑えるための重要なポイントになります。契約前に残価精算の方法や条件をしっかりと理解し、計画的な車両管理を行うことが大切です。

名義変更について

リース車の買取り手続きには、名義変更登録料も含まれます。具体的には、車庫証明書発行料(約2,000円)、移転登録手数料(500円、軽自動車を除く)、ナンバープレート代(約1,500円)が必要です。さらに、手続きを代行業者に依頼する場合は、別途代行手数料が発生します。軽自動車の場合、移転登録手数料は不要ですが、地域によっては車庫証明書発行料が必要となる場合があるので、事前に確認することをおすすめします。

名義変更の手続きは、運輸支局(軽自動車の場合は軽自動車検査協会)にて行います。申請書と納付書を受け取り、必要書類を提出して手続きを進めます。必要書類は以下の通りです。

旧所有者側が準備する書類新所有者側が準備する書類
印鑑証明書印鑑証明書(実印)
譲渡証明書(実印)自動車保管場所証明書
委任状(実印)自動車税・自動車取得税申告書
車検証 
住民票 
※普通自動車の場合

窓口での手続きは、必要な書類さえ揃っていれば、その場で完了できます。ただし、一部の書類は発行に時間がかかる場合があるのでご注意ください。例えば、自動車保管場所証明書(車庫証明書)は警察署で発行してもらう必要があり、土日祝日や即日発行は不可のため、余裕を持ったスケジュールで申請しましょう。さらに、名義変更には期限があり、車の受け渡し日から15日以内と決められています。4月1日には自動車税が課税されますので、トラブルを避けるためにも、期限内に手続きを済ませることが大切です。

参考:『登録ガイド(移転登録)|国土交通省』

参考:『名義変更(売買・譲渡)|軽自動車検査協会』

税金について

消費税に加え、自動車税や自賠責保険料などが含まれます。自動車税は車の排気量によって金額が変わり、軽自動車は例外的に定額です。一方、自賠責保険は法律で加入が義務付けられている保険で、人身事故に対する補償のみです。建物や車などの損害はカバーされません。

さらに、リサイクル料金も必要です。これは、車両一台につき一回の支払い義務があり、中古車でも同様です。所有者全員が負担する必要がある点に注意しましょう。

関連記事:自動車税は13年経過で高くなる!?廃車にすべき?税額早見表や安くする方法を解説

リース車を高く売るためのポイント5選

リース車を高値で売却するための5つのポイントをご紹介します。

  • 売却のタイミング
  • 走行距離が査定額に与える影響
  • 車検の期限に注意する
  • 清掃やメンテナンスの実施

これらについて、詳しく解説いたします。

売却のタイミング

車の売却を検討されているなら、2~3月と8~9月がおすすめです。実はこの2つの時期は、中古車販売会社の決算期にあたり、売上目標達成のため、積極的に在庫を増やそうとします。そのため、通常よりも高い価格で買い取ってもらえる可能性がグッと高まるのです。

さらに、3月と9月は、就職や進学シーズンということもあり、車の需要が一気に高まります。つまり、販売会社は買い取った車をすぐに売却できる見込みが立つため、積極的に買取価格を引き上げてくれる傾向があるのです。リース車の売却を考えている方は、ぜひこの需要の高まる時期を狙ってみてください。2~3月、8~9月が、車を最高値で売却するためのベストタイミングと言えるでしょう。

走行距離が査定額に与える影響

車の走行距離は、査定額に大きく影響する重要な要素です。走行距離が多くなればなるほど、エンジンや各パーツの磨耗が進み、車の価値が下がる傾向にあります。そのため、5万kmや10万kmといった走行距離の節目では、査定額の減少幅が大きくなることも。

逆に、走行距離が少ない車は、それだけ状態が良いと判断され、査定額アップの可能性も高まります。売却を検討する際は、走行距離をしっかりと意識し、最適なタイミングを見極めることが大切です。

車検の期限に注意する

車を売却予定なら、車検満了前に売却手続きを進めましょう。車検切れ後の売却は可能ですが、公道走行ができなくなるため、買取業者への搬送にレッカーが必要となり、追加費用が発生する可能性があります。慌てて車検整備を行うと、費用が無駄になるケースも考えられます。賢く売却し、費用を抑えるためにも、車検満了日には十分注意しましょう。

清掃やメンテナンスの実施

査定前にしっかりと清掃し、小さな傷や汚れも丁寧にケアすることで、査定額が上がる可能性があります。大きなへこみや傷は、修理費用を差し引かれた価格で査定される可能性があるので注意が必要です。日ごろからこまめなメンテナンスを心がけ、いつ査定に出しても恥ずかしくない状態をキープしましょう。

参考:【社用車買取完全ガイド】高く売るための方法や手続き方法は?

まとめ

カーリース終了後は、車を返却、乗り換え、契約継続のいずれかを選択できます。買取を希望するなら、リース契約の種類(オープンエンド、クローズドエンド)を確認しましょう。買取のメリットは、車に乗り続けられること、自由にカスタマイズできること、綺麗な状態の中古車に乗れること、そして売却も可能です。一方、デメリットは、手続きや費用、維持費の自己負担です。買取費用は、残価精算や諸費用を含みます。高額売却には、売却時期、走行距離、車体状態、車検状況に注意し、最適なプランを選びましょう。

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この記事の監修者

澤井 勝樹

「株式会社はなまる」監査役。1975年生まれ。10年近く会計事務所で経理総務全般の経験を積みながら、税理士、行政書士登録。その後、IT系ベンチャー企業のIPOの準備に携わるなど活動。現在はインターネットとクルマの可能性を世の中に伝えたいとソコカラコラムを執筆中。家族・食べること・愛車のセレナが大好き。おもに廃車の手続きや税金に関するコラムを執筆している。

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